なんとも云えない試合でした。
アウェイとはいえ、あんなにたびたびディフェンスの裏を取られるアーセナルのチームはひさしぶりに観た。それも、あまりにイージーに。
試合後には、アーセナルがあのパフォーマンスでドロウだったのはラッキーだったと感じたひとが多いようだ。わしもそう思う。実際アーセナルが追いついたのは、相手のOGだった。
正直、早く忘れたほうがいいような内容だったが、ざっと試合を振り返っておこう。
Arsenal draw with Sporting in first-leg thriller
※試合をまだ観てないというひとは、ちょっと長めのハイライトをどこかで観れば十分な試合かも。
アルテタの試合後コメント「(セットピースを)劇的に改善しなければならない」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。
アルテタ:自分たちがかなりコントロールした時間もあったものの、われわれはファイナルサードでちょっとした強みを欠いた。もちろん、今日は不在の選手のために適応せねばならなかったところもある。
わたしは、ふたつとてもプアな失点があったと思う。もっとうまくやるべきだし、そうしたときはボックスを守る覚悟をもっと示すべきだ。
あのレヴェルのアウェイでは、非常に難しい勝負になる。だが、われわれはなんとか反応した。セカンドハーフにはよくなった時間もあった。
非常にタフな相手だった。われわれにあったような望みを彼らに与えてしまった。とくにオウンハーフでたくさんボールを渡してしまって、それはとてもリスキーなものだった。とくにプレスしたがっている相手に対して、ああいうプレイをする価値はない。エミレーツステディアムでは改善できる部分について学んだ。
われわれはプレイする権利を獲る必要がある。もちろん、雰囲気はこちらに味方するだろうし、それはかなり助かる。だから、われわれは試合を観て、レヴューし、来週はもっとマシなパフォーマンスをしなければならない。
(キヴィオールについて)彼はよかったと思う。彼の初戦であり、異なるパートナーシップだった。
チームに6人の変更を加えれば、まとまりはあまりなくなる。それはファーストハーフの数分にとくに観られた。その後は、チームどんどんよくなっていった。全体的に彼はいい試合をやったと思う。
試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。
(大味な試合になった……)
アルテタ:ヨーロッパのアウェイであんなふうにプアに2失点したら、期待したよい結果を得るのはとても難しい。
わたしは試合にはいろいろなフェイズがあったと思う。とくに相手にあまりにもたくさんボールを渡してしまった。あまりにもシンプルなボールをオウンハーフで。それが相手に望みを与え、彼らの得意なトランジションで可能性を与えてしまった。
われわれがコントロールしていた時間、とくにフロントラインにフロントの選手が何人かおらず、すこしばかり脅威を欠いていた。いくらかのポジティヴもあるのは、われわれは試合に戻るためにかなりのレジリエンスを観せたから。しかし、われわれはボックスをもっとうまく守る必要があるし、リターンレグでは彼らを倒さねばならない。
(スポルティングの最初のゴールはコミュニケイションの欠如が原因?……)
わからない。数秒で起きるのだからかなり難しい。しかし確かなのは、あのスペイスで、誰かにフリーヘッダーをさせてはいけないということ。あまりにもシンプルなのだから失点してはいけない。
(ELを真剣にとらえている?……)
われわれはそれをあきらめていないし、今日はいくつか不利もあった。ここ数日で、何人かの選手を失っている。ストライカーが3-4人いない。
しかし、このコンペティションを勝ち進みたいなら、困難なときも乗り越えねばならない。われわれはそのことを理解しているし、まだ生きている。エミレーツでのプレイが残っている。試合に勝つために、もっといいプレイができると願う。
(またしてもセットピースから失点……)
それがとても上手な対戦相手もいる。彼らの配球が正しく、正しい場所なら、ヘッダーがボックスからそれるか入るかは、たった半センチメーターだ。
それについて、もしわれわれが試合に勝ちつづけたいのなら、われわれがこの数試合のあいだにそこを劇的に進歩しなければならないのは事実だ。
(ファビオ・ヴィエラの成長……)
われわれは、彼には非常に満足している。この2ヶ月間はとくに、彼はもっと時間を得るにふさわしかったと思う。もちろん、彼はクラブに加入してすぐにケガがあり、難しいスタートになった。だから、彼はわれわれが望むレヴェルに戻るために時間が必要だった。
今夜の彼は、ことを起こし、危険な選手のひとりだっただろう。完全にわたし好みの選手だ。
(Ruben Amorimについて)※スポルティングのマネジャー
わたしが試合の前に述べたのは、わたしは彼がとても好きだということ。彼とコーチたちがこの数年にやってきたことは際立っているし、彼らはとてもいいチームだ。だから、彼を称賛する。彼が明快なアイディアを持っていることがわかっただろう。
(ここ数週間のチームのパフォーマンスをまとめると?……)
われわれはあまりにもシンプルなゴールを許しすぎている。とくに伸るか反るかのコンペティションにおいて、両ボックスの重要性については話している。
今日われわれは十分に守っていなかった。相手よりもっとよくならなければならない。
われわれは最近の試合は非常にエモウショナルなものが多かった。そして、今日はたくさんの変更を行った。つまりときにまとまりが必要になるということ。われわれが適応してクリックするために、10-15分かかったことは感じられたはず。しかし、もしわれわれが相手をさらさないのなら、それが起きることはないのだ。
以上
グラニト・ジャカの試合後コメント「1-0からイージーに2失点はあってはいけない」
OGにカウントされた重要なショットあり。キャプテンの試合後インタヴュー。AFCオフィシャルサイトより。
ジャカ:ぼくらが試合前に話していたのは、ぼくらは賢くならなければならないということ。2試合あることはわかっているし、そしてこのレヴェルだ。このコンペティション。ぼくらは賢くならないと。もし、オープンにしてしまえばすぐに3-1や4-1で敗けるうる。それをひっくり返すのはかなり難しい。
今日ぼくらは勝てたとも思うし、敗けたとも思う。だから、ドロウはお互いにOKだろう。2試合めにどうなるかだ。
1-0で勝っているとき、ふたつイージーに失点するというのは、このレヴェルではあってはいけない。ぼくらは2-2にカムバックしてそれをロンドンに持ち帰れる。そこで試合を終わらせるつもり。
彼らはいいチームだね。いい選手が何人もいる。バックはとてもディシプリンがあった。だが、ぼくらも今日よりもっとうまくやれる。試合は2レグスがある。
今シーズンのサポートは信じられないものだ。ぼくらも彼らにお返しをしたい。だから、ベストを尽くす。
右のウイングにエドワーズ欲しいと思いませんでした?