好調のリヴァプール相手に敗けなかったとはいえ、これは複雑な気分ですなあ。
サカとティンバーの予想外のスタートに前半のベストパフォーマンス。後半のケガ人と勢いの失速。そしてまたしても議論な判定……。アーセナルは二度のリードを二度とも追いつかれて、せっかくの大勝利を逃したものの、今回もまた状況を考えれば、敗けなくてよかったと思えるような試合になってしまった。
今シーズン、リーグタイトルを争うライバルとの直接対戦で土壇場でわれらが追いつかれるのは、シティにつづいて二回めであるが、今回は前回と違いホームだった。残り10分で失点したときのショックったらなかったよ。まさしく絶句。
試合を振り返ろう。
Arsenal 2-2 Liverpool: Mohamed Salah rescues late point against injury-stricken hosts
アルテタの試合後コメント「勝っているべきだった」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。
アルテタ:すべての状況を考慮すれば、全体的にパフォーマンスは非常にポジティヴだったと思う。たくさんのよい点があった。だが、勝てなかったことが残念だ。われわれのほうがいいチームだと思ったから。
われわれが概ね支配し、最大のチャンスもあり、まったくやられもしなかった。そして2点を献上してしまった。ふたつの大きな判定もあった。
この数週間でわれわれにあったすべてのこと、ケガ人や困難な状況からすれば、チームは際立っていた。つくりだしたエナジー、現時点でのリーグのトップチームを支配した。それが、われわれがどれだけ渇望しているかを物語る。クオリティもあった。
(メリーノのゴール)彼はとてもよかったと思う。彼はリズムをつかみ、理解し、このようなビッグゲイムで立ち向かっていった。今日のチームにはいくつかビッグパフォーマンスがあった。
試合後の記者会見。AFC公式サイトより。
(2回先行しながらドロウ……)
アルテタ:わたしはチームをとても誇らしく思っている。とくにいまのわれわれの状況からしても、おそらく想像もできないものだった。
しかし、全体的に、とくに前半は、完全な支配があった。われわれは、とてもとてもよかった。とてもシャープで効率的で支配的で、もっと大きな結果にしているべきだった。
われわれはなにもやられていなかったので、ふたつのゴールを献上してしまったのが残念な部分だ。そして、試合を終わらせられなかったという事実。とくに自分たち自身を観て、ふたつのことでとくにうまくやらなかったし、もちろんそれは別の側面である。
(ゴールが不正に取り消された……)
わたしはコメントしないほうがよい。
(バックラインの変更があたえた影響について……)
わからない。それが現実だ。われわれはバックラインに5人のケガ人がいて、それに適応せねばならなかった。これからも適応をつづけていく。
この状況で、彼らをサポートし、選手たちを褒めていく。なぜなら、今日の彼らが勇敢にプレイしたことは信じられないほどだったから。つづけていこう。
(ケガ人が出ているなかでの結果に対する気持ち……)
そうだね、とてもがっかりしているし、今日試合には勝てなかった。わたしは、こちらのほうがよかったと思うが、とくにもっとうまくやるべきふたつのことがあったから。それとほかのいくつかのことも。
(サカの一貫性……)
あれが彼の一貫性であり、彼がまだ非常に若いという事実もあり、ケガ(からの復帰)についてはとても幸運だった。だから、彼には元気でいつづけてもらいたい。
しかし、数週間のオフのあと、彼のプレイと競いかたは際立っていた。わたしは、チームのなかに大きな大きな個人パフォーマンスがいくつかあったと思う。
(ティンバーをスタートさせたのはリスキーだった?……)
われわれは、プロセスを加速させられるようすべてのこと行ってきたし、彼もまたとてもやる気だった。チームとメディカルスタッフが素晴らしい仕事をし、彼が競えるチャンスをつくった。
わたしも、もしケガだったとしてもその程度はわからない。ビッグガビも同じ。
(ハヴァーツとvan Dijkの事案について……)
わたしはリプレイを観ていない。
(なぜガブリエルは交代させねばならなかった?……)
わからないが、彼は走れなかった。それが彼が直後に云っていたことだ。わたしは何が起きたのかわからない。ヒザの関節なのか、足首なのか。いま彼の状態を診ているところだ。
(今日のオフィシャルの判定について……)
コメントしないほうがいい。
(アーセナルは不運に見舞われている?……)
ノー。これがフットボール。状況はわれわれをよくするし、それらがわれわれをもっとよくしてくれる。だから、仮にいま自分たちがいる場所にいることができているのならば、そしてわれわれがやっているようなマナーで競えるならば、わたしはチームにまったく疑いを持たない。
3日前にわたしが述べたのは、日曜には飛んでいるということ。そして、われわれはスタートでは飛んでいたし、はるかにいいチームだった。
しかし、今日のわれわれは、自分たちがいる場所、いきたい場所を反映するために、ポインツをつかんでいる必要があった。われわれは、それはできなかったが、たしかにそこにはいる。
(後半のチームはガス欠になった?……)
わたしがもっとがっかりでフラストレイションだったのは、チームがやらなかったひとつのことだ。後半にはそれをやらねばならなかった。
すべてのスタッツを見れば、われわれがフィジカルな部分が落ちることはわかっている。われわれは、多くの試合で後半にもっといいスタッツでいるべき。とくに個人で。
たとえばミケルのようないくつかのポジティヴもあった。彼は、Euro以降5ヶ月も90分プレイしていなかった。それはともかく、よかったこともたくさんある。つづけていこう。
(テーブルのトップから5ポインツ離された……)
そのポジションにいたくないし、5ポインツ先行したい。しかし、それがわれわれがいまいるところだ。チームはまだ生きているし、まだ欲している。
わたしはそれを毎日欠かさず感じている。試合でプレイできず不満な選手たち、ケガをしたもの、いい調子のもの、いろいろいるが、ものごとは変わる。きっとわれわれはもっといい場所へ行く。だが、いまはそこにいる。
(なぜあのゴールが認められなかったのかは聞いている?……)
ノー。なにも。あとではっきりしてもらえるのか、あるいは通知があるのか。わからない。
(今日チームがやらなかったひとつのこととは?……)
それは秘密にしておく。
ブカヨ・サカの試合後コメント「試合全体でベストじゃなかった」
なんというゴール。PLで50コめの節目となるゴールは度肝を抜くやつだった。まさにスター☆ボーイ。試合後のインタビュー。AFC公式サイトより。
サカ:がっかりしている。90分間ベストの自分たちを見せられなかったような気がして、それが最後に高くついた。ぼくらは、自分たちが勝っているべきだったと信じている。
いくつかのポジティヴなことがあるのも間違いない。リヴァプールはトップチームだから。でも、全体的なフィーリングは試合全体で自分たちのベストを見せなかったこと。とくに後半。それが高くついた。
(50ゴール)それでトロフィに向けてプッシュできるといんだけど。ぼくは試合に出られないのが大嫌いだから、戻れたことは興奮した。ぼく自身はこの試合を復帰試合にしようと思って、フィーリングもよかった。だから、早くにゴールできたのはうれしかった。
Bukayo Saka has now scored 50 goals in the Premier League!@Oracle pic.twitter.com/VYGRbcdEvx
— Premier League (@premierleague) October 27, 2024
Bukayo Saka’s Premier League record vs. the ‘Big Six’:
⚽⚽⚽🅰️🅰️🅰️ vs. Tottenham
⚽⚽⚽🅰️🅰️ vs. Man Utd
⚽⚽🅰️🅰️🅰️ vs. Chelsea
⚽⚽⚽⚽ vs. Liverpool
⚽⚽🅰️ vs. Man CityBig. Game. Player.#ARSLIV pic.twitter.com/qgdaw32aOo
— Squawka Live (@Squawka_Live) October 27, 2024
これも大きくはアルテタのターンオーバー不足が招いたことかなぁとも思います。
主力を絶対的な主力として、控えは絶対的な控えとして扱っていたら、それはこうなりますって!って感じます…
守備はよく頑張ってますがマルティネッリがイマイチかなと思います。左のクォリティが上がれば怖いチームになれそうですが右のサカがスゴすぎるのを割り引いても左は少し弱いです