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【2018年1月移籍ニュース】サンチェス続続報とオバメヤンのこと

サンチェスの去就は48時間以内に決まるとか大嘘だったな。ボスの大嘘つき。獲得間近かと大騒ぎだったマルコムまで決まる気配が遠のいて、さらにリヴァプールのハイジャックまで噂される始末。い っ た い あ な た 方 は な に を や っ て る ん で す か と。

何もやってないのか。



ところで今日「アーセナルがサンチェスと引き換えにミキタリアンの獲得を望んでいる」と書いてる日本のメディアを目にしたんだけど、それは逆なんじゃないのか。そういう内容の現地記事も見たことないし。

まずマンUが戦力外のミキタリアンを持て余してるというのが大前提。それはこの騒動が起きるだいぶ前からあった。だからちょうどいいタイミングで、以前にミキタリアンに関心を持っていたといわれるアーセナルにサンチェスとのスワップオファーを持ちかけたと。どっちかというと、ミキタリアンをサンチェスの取引に加えたいのは、彼を放出したいマンUのほうだろう?

アーセナルははっきりいって今ならミキタリアンより現金がほしいに決まってる。

しかしこの突如降って湧いたような一連の獲得騒動、イアン・ライトも「パニックバイ乙」と冷ややかにコメントしている。たしかに、ミキタリアンもオバメヤンも、以前ならともかく、いまのアーセナルがそもそも自発的に獲得を希望していたかというとそんな感じもないし、棚ぼたに乗ったようなところもあって見ている方は若干のモヤモヤはある。

48時間後のサンチェス

さて、ミキタリアンがアーセナル行きに納得しなければサンチェスもマンU移籍ができないということで、イライラした時を過ごしているに違いない。もう今頃はオールド・トラフォードで赤いシャツ着て満面の笑みを振りまいていたかもしれないのだから。犬に八つ当たりしてなきゃいいね。

そして早急にサンチェス問題を解決したいアーセナルはマンUとは取引条件で合意したにも関わらず、肝心の選手本人との合意ができておらずこっちもイライラ。代理人のライオラはもちろん顧客のギャラが下がるなんてことはまず受け入れないだろう。タフネゴシエーターだもの。最後まで粘るはず。ここは商売ベタといわれるアーセナルがどう舵を取るのか。見ものである。

でも、ここでスタックしているということは他のクラブに新たなチャンスが生まれつつあるという見方もできるよな。ロナウドを放出するとかいってるマドリーあたりが参戦したらおもしろいのに。それかシティが一転、アーセナルの希望の金額を出すとか。サンチェスの目が回っちゃう。

ついにウィルシャーに新契約の条件を提示。だが……

各所で報じられているところによると、なんとアーセナルはジャックに新契約では基本サラリーの減額を提示したという。

Arsenal Wilshere new contract ‘with less money’ but with ‘more incentives’

この記事によると彼の現在の週給は110kポンドらしいので(90kじゃなかった?)、それ以下となる。ただし、出場ボーナス等の大きなインセンティブが追加であるようで、それで基本給の埋め合わせがされるという内容らしい。要するにアーセナルはいまだジャックのフィットネス維持については完全に信頼したわけではないということだ。契約更新後に怪我をして長期離脱をしても、この契約内容ならある程度リスクをヘッジできると。

しかしそれってアーセナルには都合いいけど、ジャックにとってはどうなのか。クラブの事情はわかるけどアーセナルへのロイヤルティMAXのNo.10シャツに対して、あまりリスペクトを感じない待遇ではある。エジルに280k提示とかいってる一方でこの低評価はアリなのか? ジャックはこの条件を受け入れるのかな。

このスキを突いてビッグクラブがもっと好条件をオファーしたりな。そしたらまたアーセナルはもっとジャックに有利な条件提示を余儀なくされると。このグダグダのどさくさで。あると思います。

マルコムその後

ボルドーの監督が誰にも聞かれてないのに「リヴァプールからオファーが来たらマルコムは行っちゃうかもね」と意味不明なコメント。なぜそこでリヴァプール。またしてもリヴァプール。トマレマもいつの間にかリヴァプールが本命になってるし。どうなってんのか。滅びろ。

Arsenal target Malcom to be disciplined by Bordeaux for post-match antics following Caen defeat

そしてマルコム自身は、先日のカーン戦の敗北のあとに「大人気なく、リスペクトのない」ビデオをインスタに投稿したとかで、ボルドーから怒られちゃってるらしい。彼はいま20才の若さでビッグクラブから引く手あまたで有頂天なんだろうな。行動が軽率になってしまうのも無理はない(無理はない?)。

オバメヤンはサンチェスの代わりではない件

マルコムは純粋なウインガーということで、サンチェスのリプレイスメントとしては非常にわかりやすいが、アーセナルと個人条件で合意したというオバメヤンはサンチェスの替わりになるのか。だいたい、名前はもちろん知っているけど彼のことをよく知らなさすぎる。そういう人もいますかね。

そんなおれのために、いつもの7amkickoff氏がスタッツデータを交えてオバメヤンがどういう選手かわかりやすく説明をしてくれた。アーセナルだけでなくBVBも追っているような人(けっこういそう)には釈迦に説法かもしれない。

Aubameyang: not your average Arsenal striker

ざっくりいえば、オバメヤンという選手はボックス内に張っている点取り屋であり、ビルドアップにも参加しないし、パスもアシストも全然しない。だから、明らかに彼はサンチェスの代わりにはならないということ。サンチェスは今季はとくにシュートよりもチャンスメイクで目立っていたくらいだ。

だから、アーセナルはオバメヤンを追いつつ同時にマルコムも追っていると。彼らは違うポジションの選手であると。

このエントリでは、オバメヤンタイプの選手として、ケインやバーディ、そしてサンチェスとスタッツを比較していて、たしかにゴールが多いのはもちろん(1位)、ボックス内からのシュート数やゴールも1位。逆にキーパスやアシストは彼らに比べて極端に少ないというデータになっている。詳しくは元エントリを参照しよう。

しかし、このエントリで不思議なのはラカゼットについてまったく言及していないこと。こういう論調でオバメヤンを語るなら当然現在のファーストチョイスであるCFのラカゼットとの比較もしてほしかったなと。フィニッシャーという意味ではまったく同じカテゴリの選手なのだから。

オバメヤンを獲ったらラカゼットはベンチ、あるいはサイドに回るだろう。うーん、どうなのかねこれは。アーセナル移籍のときにはPSGからのオファーは断ったというラカゼットは出場機会を優先したはずだから、騙されたような気になるかも。またいらぬトラブルが起こりそうでいやだなあ。

以上

あ、ウォルコットのエヴァートン移籍決定を忘れてた。おめでとうだなこれは。



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