現在15戦無敗ながら、ここ4試合ではW1 D3と勝ちきれずにいるアーセナル。前回のELスポルティング戦の無得点は今季2度目(PLシティ以来)のことだったらしい。なんとほぼ3ヶ月ぶり。いわれてみれば、ゴールのないアーセナルはひさびさに観た気がする。
今週は、ポルトガル化による発展が著しいウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズをエミレイツに迎えるPLWeek12。上位チームに食らいついていくためにも勝って、ふたたび上昇気流をつかまえたいところである。
基本的にホームではめっぽう強いアーセナルながら、今季ウォルヴズはシティ(H)やユナイテッド(A)相手に引き分け、アーセナルが苦労したCPとのアウェイでも勝利、とくに先週はToTを迎えたホームで2-3と善戦するなど、昇格チームといえどまったく油断ができない。
Arsenal v Wolverhampton Wanderers
予想スターティング
当ブログの予想ファースト11。
4-2-3-1
ラカゼット
オバメヤン、エジル、ミキタリアン
ジャカ、トレイラ
コラシナツ、ホールディング、ムスタフィ、ベレリン
レノ
なんか、ラムジーを中心にチームがつくられるともっぱら信じられてたシーズン最初のころと比べると感慨深いな。。契約更新がされないとわかったあたりからすっかりベンチになってしまった。
今回はウェルベックのために勝とうというモチヴェイションがかなりあると見ている。
バメヤンがゴール後にシャツをめくると「Get well soon Danny」のメッセージが。そこまで読めた。
けが人情報
公式Team Newsによると。
あたらしいけが人はもちろん、ウェルベックとリヒトシュタイナー。
ウェルベックはやべえ右足首のけが。まだ病院で検査がつづいている。詳しいことがわかるまで3日(火曜あたり?)。早くよくなれよダニー。
リヒトシュタイナーは右ハム。ウォルヴズ戦の前に要チェック。
モンレアルも試合前にチェック。このひといつまで試合前チェックがつづくんだろ。やっぱり年齢を重ねると治りにくいのかな。
エルネニー、コシエルニ、マヴロパノスがアウト。
試合前のボスのみことば
今回は試合前会見なしかな? 公式サイトのボスインタヴュー(短)。たぶんELの試合後のインタヴュー。グイブニン。
エメリ:彼(ヌーノ)は経験あるいいコーチだよ。わたしが知っているかぎり、ポルトガルのコーチはみんな競争力があって、オーガナイズされている。
規律があるだけじゃなく、タレントのある選手もいる。ウォルヴズみたいにね。
ここでの試合はどれも難しいということはわかっている。どんな日だってビッグパフォーマンスを出すために準備する必要がある。
ELの試合が終わったあとはつぎの試合を考えるときだ。それがプレミアリーグでとても重要なことだし、プロセスをつづけてベストポジションに行けるよう進化をつづける。
ウォルヴズのボスのヌーノ・エスピリート・サントは、エメリがセヴィーヤのボスをしてたときのヴァレンシアのボスだったそう。2試合戦ったことがあるということで、それなりに知らない間柄でもないと。
エメリはウェルベックの代替選手についても語っている。
われわれにはU23でとてもよくやっているストライカーがいる。エディ・エンケティアだ。
彼にはチャンスがある。1月の可能性について語るのは早すぎる。
アーセナルはウェルベックの代替にリールのウインガー、ニコラ・ペペへの興味を再燃させているという噂はあるが、もしこれを機会にエンケティアがファーストチームでブレイクするならそれは美しい。
誰かの離脱はいつも誰かのチャンスなんだよなあ。とくにいまヤングガナーズにはとてもいい選手が揃っていて、経験こそ浅いものの彼らが起用されても大幅な戦力ダウンにならないというのがすごい。
最近のアーセナルニュース
ラムジーとオバメヤンがPLオフィシャルのマンスリー・アウォードをダブル受賞
“We’ve been renowned for scoring some really good goals as a team”@aaronramsey on THAT spectacular @Arsenal finish: https://t.co/vtCks2ayd5#PLAwards pic.twitter.com/9VdffB6hQU
— Premier League (@premierleague) November 9, 2018
⚽️ @Aubameyang7 eyes #PL top four after winning award
The @Arsenal forward on his @EASPORTSFIFA Player of the Month accolade
➡️➡️➡️ https://t.co/GsERjojmjM pic.twitter.com/732dj2hZdy
— Premier League (@premierleague) November 9, 2018
それぞれプレミアリーグ公式が選出する10月の「ゴール・オブ・ザ・マンス」と「プレイヤー・オブ・ザ・マンス」。なんかこれアーセナル的にはめちゃくちゃひさしぶりだったとか。。
ラムジーのゴールは、たぶん「ゴール・オブ・ザ・シーズン」の候補にもなるだろうね。素晴らしいゴールは数あれど、あんなチーム・ゴールはめったに見られない。
アンドレイ・アルシャヴィンがリタイヤ
Andrey Arshavin has announced his retirement from football. In 145 games for Arsenal, he scored 31 goals and made 46 assists. pic.twitter.com/3T1lIbcWqB
— Throwback Arsenal (@ThrowbackAFC) November 8, 2018
Time for Andrey Arshavin to finally put his feet up and relax. Happy retirement Little Russian. pic.twitter.com/Cpk6hS5lKh
— Stuart MacFarlane (@Stuart_PhotoAFC) November 9, 2018
いい選手だったよね。守備全然しなかったけど。
アンフィールドでの4得点とバルサのカウンターのアレが2大ハイライトですかね。。
リース・ネルソンがまたゴール
なんか毎回ネルソンのゴールについて言及している。
今季51分ごとに1ゴールだとか。
ちょっと神がかってる。
ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズについて
個人的にもいろいろ興味深いチーム。
2016年にチャイナの投資家グループに買収されて以降、スーパーエイジェントのジョルジュ・メンデスが関わるようになってから、一気にコーチ、選手ともにポルトガル化が進行。現在のチームとなっているそうな。
ちなみにウォルヴズのオーナーが「友情」と表現するメンデスとの関係については、メンデスの会社が子会社を使って投資したりと何やら複雑なことをやっているそうだ。きっと後ろ暗いところがあるんだな。さすがスーパーエイジェント。逮捕されろ。
くわしいことがちょっと前のFootballistaに載ってたような。
選手については、いまフースコを確認したところ主力17人のうち、じつに7人がポルトガル人という徹底ぶり。
注目選手はCMでコンビを組む若いルーベン・ネヴェスにベテランのジョアン・モウチーニョあたりか。
今季のウォルヴズは、得点力に問題ありということで、たしかに得点が11とアーセナルの半分以下。
逆に守備が非常に固い(失点12/アーセナルは失点14)ので、試合は、アーセナルがどう攻めるか、ウォルヴズがどう守るかというわかりやすい構図になるのかもしれない。
アダマ・トラオレに注目している
なんだかこのブログの読者さまにはしつこいようですまない。
おれはウォルヴズのウインガー、アダマ・トラオレに注目している。ドリブルばっかりするドリキチ。ただし、彼はファースト11には入らない予想である。
もし万が一、ウォルヴズに先行されるような展開になって、終盤あたりに彼がカウンター要員で投入されたりするとアーセナルにとってはかなりいやな展開になる。
One of the great things about football is when you play against an old friend. See you tomorrow, @HectorBellerin. But this time with @WolvesEspanol. pic.twitter.com/xFlIoClJRX
— Adama Traoré Diarra (@AdamaTrd37) November 10, 2018
トラオレはバルセロナ出身ということで、年齢が近い(同じ年齢か?)ベレリンとは一緒にプレイしていたみたいだ。
ヌーノ(コーチ)のコメント
ヌーノ:いまは最高とはいえないが、それにリアクトしないと。いつだってチャレンジだよ。改善しなければならないしね。自分たち自身にチャレンジしないとね。
うまくプレイしないなら結果は出ない。それがわたしの考えていることだ。ワトフォードのバッドパフォーマンスから立ち直った。ブライトンとToTでは結果が出なかったが、パフォーマンスは良かった。
まず自分たちのパフォーマンスをよくすることだ。そうしたら結果を望める。最初に結果を求めるのは間違いだ。まずいいパフォーマンス。仕事をきっちりこなし、そして勝つために戦う。
英語はこっちの勝ちかも。。
マッチファクト
- アーセナルは1979年以降ウォルヴズとのすべての19試合で無敗(W16 D3 L0)
- ウォルヴズはPLアーセナル戦8試合で1試合を除き敗戦(W0 D1 L7)
- アーセナルは昇格チームに対してホームのPLで59/63ポインツ
- アーセナルはPLウォルヴズ戦で先行されたことがない
- ウォルヴズのPLアーセナル戦の過去3得点はすべてコーナーから
- ウォルヴズはPL6試合無敗のあと3連敗
- ラカゼットはPLでスタートした18試合で16点に絡む(G12 A4)
- PEAは昇格チームとの5試合で5得点と2アシスト
過去の相性はかなりいいほうだが、前述のようにウォルヴズはかなり生まれ変わったチーム。これまでの実績は参考にしすぎるべきではないだろう。
試合結果予想
BBC Sports (Lawro’s prediction) 2-0
SKY Sports (Paul Merson) 3-1
WhoScored.com 2-1
BBC以外はウォルヴズは攻撃に難ありの評価を覆して失点予想。どうにかならんのか。
マーク・ロウレンソン(BBC):アーセナルはリヴァプールでとても印象的だった。わたしはこの試合ではもっと期待できると思っている。
ウォルヴズは3連敗だが、ここでどういう試合になろうとも、これ以上順位が下がるようにも思えない。彼らのクオリティはかなりある。
ポール・マーソン(SKY):この試合は絶対おもしろいものになる。ウォルヴズはToTで力を見せた。ウォルヴズにしてみればこれ以上の失点が心配だろうが、彼らはたくさん得点できなくても失点もそんなにしていない。
今回ウォルヴズは2得点はしないと試合には勝てないだろう。それは彼らが一度しかやっていない。大きなハードルだ。相手はいま無敗をつづけているアーセナルだし。おもしろい試合になるだろう。
以上。
この試合の見どころ
この試合は、戦術的な観点で楽しみにしているひとが多いようだ。どちらもボールを持つことが好きで、攻撃が好きなチーム。
アーセナルにはリヴァプールで見せたような攻守のバランスを保ちつつ、多くの得点を期待したい。
キックオフは今日11/11(日)、日本時間11/12(月)1:30。眠い時間。
ちなみに今晩同じ時間にマンチェスター・ダービーがあるので、一般的にはこの試合の注目度は低い。なんとかうまいこと両方負けてくれないかな?
COYG
EPLで勝ってもらわないと、ELで勝ち点2を落としてまで主力メンバーの多くを休ませた意味が無くなるので是非とも勝ってほしいですねw
もちろんダニーのためにも!!
今のベスメンなら負ける気がしないね。
新しい選手獲得っていつだってワクワクだけど、俺たちにはブランニューブリティッシュコアがあるじゃないか。
なぁ、スミス、エンケティア、そしてネルソン。
国外のビッグネームもそりゃあ魅力だけど、お前たちが躍動してくれたほうが、俺たちにとっては何よりもすげぇことなんだぜ。
一生応援するぜ。
COYG
後半から出てくるトラオレはヤバすぎますね…
ToT戦で2人に囲まれててもドリブルで抜いてファール貰ってましたし
そして何よりシャツインしてる所にアルシャビン魂を感じる
更新ご苦労様です。2トップみたいな