19-20UELグループステイジの初戦、フランクファート(A)のレヴューはコメント集に引き続き、マッチスタッツと論点を。
試合について
アーセナルのファースト11
4-2-3-1
オバメヤン
サカ、ウィロック、スミス・ロウ
ジャカ、トレイラ
コラシナツ、ルイス、ムスタフィ、チェンバース
マルティネス
ぶっ外しましたわ。サカやスミス・ロウをスタートで使ってくるとは完全に予想外、そしてジャカはやっぱり外さない!
公式のチームシートはこのフォーメイションかもしれないけれど、実際はウィロック、ジャカ、トレイラは3CMで4-3-3のシェイプになっていた時間も多かったように思う。
交替はぺぺ(59 ESR)、セバーヨス(72ウィロック)、AMN(80コラシナツ)。
ぺぺが交替で出てくるときはときめいた。1点先行して余裕のある状態でさらに出てくるのがクラブレコードのアタッカーなのだから贅沢なものである。
マッチスタッツ
BBC Sportsより。
ワトフォードの被シュート31本につづき、今回も24本。アーセナルのシュート数も16本と多いことから、この試合がいかにオープンだったかがわかる。
xG map for Frankfurt – Arsenal
this was an exceptionally fun match and Arsenal played really well with no game control pic.twitter.com/aNEdzsQVoU
— Caley Graphics (@Caley_graphics) September 19, 2019
たくさんのシュートを打たれながらもxGは、1.5 v 3.9(Optaでは1.6 v 3.6)。チャンスのクオリティで圧倒した。1点くらいは失点していてもおかしくはなかったが、アーセナルの3点は妥当かあるいは4点くらいは取れていたと。
ムスタフィ、良かった。てか今までで一番。
PLはフィジカル(というかラフプレー)の問題があるので別かもしれないが、ELでの戦力だけでも貴重だ。
しかし依然として中盤はゲームを作る能力が低く、カウンター中心の不器用なチームという印象は拭えない。
セスクのいた頃と比べちゃいかんなと再認識した。
ただそれだけに、ハードワーカーでボールを運べてキープもできるウィロックの価値は大きい。
正確に速いカウンターを仕掛けるサカの特徴も生きる。
当面はハードワーク→ショートカウンターの方向で良いんじゃないかと思う。
ワトフォードの敗戦から(※敗けてません)はずっと滑ってますねー
「細かく繋がずにシンプルにやる事と、敵がホームで気持ち良くやりたい事をやろうが
決めさせずに前掛かりの敵の裏を使ってカウンターで少ないチャンスで決める」
それがアウェーでの勝ち方。
格下ならどこ相手でも、または格下ならアウェーでも
「スタッツの量で圧倒出来る」時代は終わっていますね。
シュートを多く打たれても「枠内シュート」と「得点」が上回ればそれで良いし、
アウェーでは「枠内」の数字でも上回れるとは限らない。
特にこの試合でのポイントは
「DFに本職でない選手を使うと決定機の対応が緩く(悪く)なり、逆に本職を使うと良くなる。」
という好例があった。
長谷部のシュートブロックは全て緩かったし、チェンバースのコスティッチへの対応は
最後の最後で自由を奪っていた。ナイルズコラシナツは最後淡泊で緩い。」
結局スコアに直結するのはスタッツではなく「最後の質」かミスで、
それが勝敗を決めますよね。
サカはもっと内に切り込む(持ちたがる)タイプかと思っていたけど、周りを生かしたり守備の貢献もあり、今後もかなりプレー時間は割いてあげたいですね(成長しかない)。ESRはピークの時みているとドリブルの切れ味が無双だったのが、やはり怪我明けという部分もあるのかな、と。あと中で使ったほうがいい印象ですよね。
何より結果がチームを明るくする、という点では、あともう数試合みて問題点を分析したほうがいいかもしれません。エミマルは自分的にはベストプレイヤー。チェンバースもとてもよかったです。何気にブンデス経験者が多数(ムスタヒ、コラシナツ、ジャカ、オーバ)いたことは、ホーム無双の難敵を破るのに大事だったような気がします。COYG!
3CMで二人のラムジーのくだりで爆笑です。そのあとに控えるのが孤立したジャカ、ルイスとムスタフィ氏とかすごい。
プレミアでやったらどうなってしまうのか。