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【ブレイキング】EPL含む英国での全フットボール試合が無観客での開催に

『The Times』がブレイキングしているところによれば(※記事は要課金)、UK政府はCOVID-19の蔓延を防ぐため、イングランド国内で行われるすべてのフットボール試合を無観客で行うことを計画している。 実施の要件はコロナヴァイラスの感染者数が「500」に達したときということであるが、すでに英国では460人出ているそうで。早ければもう今日から実施と。 おそらくは週末のPLも影響を受けることだろう。この件についてPLからは、明日(※現地)正式に発表される見込みという。 EXCLUSIVE: All football matches in England will be played behind closed doors under government plans to combat #coronavirus that could be triggered as early as today. Full details from @mhardysport https://t.co/RrI9c7Aqqw — Times Sport (@TimesSport) March 12, 2020 TIMES SPORT: Revealed: Football’s crisis plan #TomorrowsPapersToday ⚽️⚽️⚽️ pic.twitter.com/wlhlv8s8gz — Helen Miller (@MsHelicat) March 11, 2020 ほかにいまわかっていることは、シーズンチケットホルダーファンズの皆さんには、その試合のライヴストリームがもれなく提供される予定だとか(払い戻しはないのかな?)。 詳しいことがわかればまた。 イタリアがあんなことになっていて、ついに有名選手(ダニエレ・ルガーニ)にまで感染者が出てしまったので、いずれこうなることも予想できてはいたが。。 アーセナルFCへの影響。痛い収入減 さて、われらアーセナルFCも当然この影響を受けるが、なかでも痛いのは見込んでいた収入が入ってこなくなることだろう。エミレーツステディアムが無観客になればそれだけ収入が減ることになる。 現在(18/19)アーセナルはマッチデイ収入が年間で£100M程度(正確には£109M)となっているが、シーズンの残りが10試合ということはまだおよそ1/4を残しているので、その部分がごっそりなくなると、だいたい£25~27Mくらいの収入減が予想される。 ほかのクラブもホーム試合の収入が減るのは同じだが、われらが全体収益の少なくない部分をキャパ6万人のマッチデイ収入に頼っていることは知られているとおり(全体のおよそ25% ※ソース)。 早すぎるステイジでのEL敗退も大きなショックだったが、COVID-19による収入減もクラブ財政にとってはさらなる打撃になりそうだ。 もし来シーズンのCLがなければ、夏には補強はおろか、いまのラグジュアリなチームを維持することも難しいかもしれない。 ファンは最悪の事態も想定しておいたほうがいいかも。今後起きるシナリオとしてはそれがもっともありそうなのだし。。 なんてこった。   おわり

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アルテタがエインズリー・メイトランド・ナイルズを使わない理由

本日予定されていたマンシティ戦が、COVID-19のおかげで延期になってしまった。 オリンピアコス(とノッティンガム・フォレスト)のオーナー氏が昨日コロナヴァイラスに感染していたということがわかり、13日前にオリンピアコスと対戦していたアーセナル関係者に感染者が出ている可能性があるとして急遽この試合の延期を決定。クラブは政府の決められた手続きに則り、選手もスタッフも金曜まで自宅待機だとか。 いまのところ、週末のBHA戦は行われる予定のようだが、突然すぎて混乱による心理的影響のほうも心配だ。 さて、そのプレヴューエントリのなかで触れようと思っていた、AMNことエインズリー・メイトランド・ナイルズの現在状況について、この話題が旬なうちにこれだけでも先に書いておこうと思う。 アルテタが来てから、AMNはペッキングオーダーが落ちているどころかベンチにも入らなくなっていることはご存知のとおり。 彼がプレイできるポジション(RB)のコマ不足や、FBやCM、ウインガーでプレイ可能という彼のヴァーサティリティを考えれば、むしろチャンスは増えていいくらいで、彼をまったく起用しないというアルテタの判断はとてもおかしなことのように思えたものだったが、昨日のデイヴィッド・オーンステインのポッドキャストで、その理由が示唆されていたのだった。 Could Liverpool clinch the title in an empty stadium? https://theathletic.com/podcast/144-the-ornstein-and-chapman-podcast/?episode=55

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【延期決定】【マッチプレビュー】19/20 EPL マンチェスター・シティ vs アーセナル(11/Mar/2020)【COVID-19】

※この試合は急遽延期が決定(オリンピアコスめ)。。このエントリは途中まで書いたのでせっかくだからアップするよ。 The Premier League have postponed our match with Manchester City on Wednesday night as a precautionary measure.https://t.co/qTX1QiXjZv — Arsenal (@Arsenal) March 11, 2020 =====ここから===== シティとのアウェイマッチは、シーズン38試合のなかでももっともタフな試合のひとつだ。それゆえに、なんらかの結果を出せれば得るものは大きい。 来シーズンのCLをまだ完全にあきらめていないわれら。今後を占ううえでは、結果はもちろんながら、パフォーマンスと内容が問われる試合になるはず。極論すれば、ここでは「敗け方」も重要になりうる。必ずつぎにつながる試合にしなければならない。 自身のメンターが率いるビッグチーム相手に、彼らを知り尽くした元片腕、新米マネージャーのアルテタがどう挑むか。 チームのセットアップ、局面での読み合い、試合中の調整と、ヘッドコーチ同士の戦術でもみどころの多い、興味深い試合になりそうである。 Manchester City vs Arsenal preview

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【試合前記者会見】19/20EPL マンチェスター・シティ vs アーセナル(11/Mar/2020)シティと初対戦、トレイラ、セドリック、COVID-19の影響……

来るビッグマッチ。 ペップ&ミケルの師弟対決ということで、こんな忙しないミッドウィークのタイミングでなければ、世間的にも試合前はもっともっと注目されていただろう一戦である。ちょっちもったいない。 今回は昨日行われた、われらがボス、ミケル・アルテタのプリマッチプレスカンファレンスの様子をお伝えしよう。 Arteta on facing City and picking Lacazette

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【マッチレビュー】19/20EPL アーセナル vs ウェスト・ハム(7/Mar/2020)ホームで辛勝。だが重要な3ポインツ【マッチスタッツと論点】

コメント集につづき、スタッツと試合内容について。

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【マッチレビュー】19/20EPL アーセナル vs ウェスト・ハム(7/Mar/2020)ホームで辛勝。だが重要な3ポインツ【コメント集】

ホームでのロンドンダービー、CL出場をかけた厳しい競争のなかでポインツを落とせば心理的大打撃は避けられなかった。重要な3ポインツ。しかし思いの外、苦戦。 マストウィンな試合でちゃんと結果を出した勝負強さはポジティヴながら、またしてもGKに救われるような、残り10試合が心配になるようなパフォーマンスを披露してしまった。 アーセナルにとっては珍しくVARに救われた試合ということで、そこは記憶に残ることになったが、内容は凡戦そのもの。そして、アルテタが来てからもこのレヴェルの相手に苦戦するのはこれが初めてではない。 この3ポインツ&クリンシート&PL3連勝は、たしかにチームの自信を深めるきっかけにはなりうるだろう。しかし、ひとつ間違えれば簡単に崩れ去る危うさも同時に感じているに違いない。 いまこそ自分たち自身を信じる力が試されている。だが、同時にこのチームは何かがうまくいっていないというちぐはぐさ。そんなことをあらためて感じさせる試合であった。 Arsenal 1-0 West Ham: Alexandre Lacazette gives Gunners victory まずはコメント集から。追ってマッチスタッツと論点を。

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【マッチプレビュー】19/20 EPL アーセナル vs ウェスト・ハム(7/Mar/2020)奇跡を起こすための第一歩

19/20シーズン終了まで、残り11試合。 先日も検討してみたように、今シーズンのPLでトップ5フィニッシュできるポインツの最低ラインを「60ポインツ」と、例年よりもかなり低めに仮定しても、今後アーセナルに必要なポインツは23ポインツ。11試合のなかで最低でも6勝が必要というタフすぎる戦いに(しかも敗けなしという条件)。 相変わらずライヴァルチームも不安定なため、毎週順位が入れ替わるような目が離せない状況がしばらくつづくだろうが、いまはとにかく、われわれのこれまでのフォームを劇的に改善させることに集中しなければならない。 まずは勝ちが見込める試合では確実に3ポインツ取ること。ホームでのウェスト・ハムは、この11試合のなかでも明らかにそのような試合に分類される。マストウィンである。 Arsenal vs West Ham LIVE!

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アーセナルのキャプテンをあらためて請われたら再考するとジャカ。今後の彼はどうなるだろう?

この件で何かを書こう書こうと思いながらもう10日もたってしまった。2月のジャカのインタヴュー。 去年10月のクリスタル・パレスでの事案から4ヶ月(もうそんなにか!)。マネージャー交替など大きな変化をへて、いつの間にかまたMFの中心にすっかり落ち着いているグラニト・ジャカ。キャプテンの剥奪が彼のアーセナルでのキャリアにおける最低のときだったとすると、いまは以前に戻ったというよりは、これまでのどんなときよりも充実した時間を過ごしているようにも感じる。 遅ればせながら、彼が『Evening Standard』にいまの心境を語ったインタヴューを紹介しよう。 Xhaka: I would have to think twice if offered Arsenal captaincy again 短いコメントだが、なかなか重要なことを語っている。 それと後半は今後のジャカについて少し考えたことを書いてみた。

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ヘンリク・ミキタリアンのインタヴュー。ウクライナ時代、BVB、マンU、アーセナルのこと

おととい公表された、ASローマの情報サイト(ガゼッタ・デロ・スポルト系)による、ミキタリアンのインタヴュー。 Mkhitaryan: “L’Arsenal un sogno, lo United un rimpianto. Ho scelto la Roma per tornare a divertirmi” ざっと読んでもスルーするのがもったいないくらいおもしろかったので、ちゃんと読むついでにシェアしたい。彼のこれまでのキャリアを網羅的に語っている。 ミキタリアンと云えば、もうアーセナルの選手だということを忘れているファンもいるかもしれない(いないか)。 それは彼がどうというよりは、われわれが自分たちのことで精一杯だからなのだが、彼もまた最近はローマで大活躍をしているようだ(※ここまでリーグ13試合でG6 A3)。 先日「このままいけばローマは€20M出しても買うのではないか」というファンのツイートにはたくさんのLikeが集まっていた。 そんなイタリアンカルチョを満喫するミッキー。 現時点では来シーズンにアーセナルでプレイするとは考えにくいし、ノースロンドンでとてもいい時間を過ごしたわけでもないので恨み節もあるかと思いきや、いまもアーセナルのことを好意的に話しているということもポイントが高いインタヴュー。そしてマンU、というかモウリーニョについては…… ではHere we go!

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【マッチレビュー】19/20 FAカップ ポーツマス vs アーセナル(2/Mar/2020)キッズが大人なアーセナル

子どもなのに大人とは(これいかに)。 19-20FAカップの5thラウンド、ポーツマス v アーセナルは、アーセナルがややスロウスタートだったものの、90分で落ち着いた大人のフットボールを見せ、アウェイでクリンシート勝利。 順当につぎのラウンドに進出した。 Portsmouth 0-2 Arsenal: Gunners ease into FA Cup quarter-finals これでELオリンピアコスを少しは忘れることができたか。 試合を振り返ろう。

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【マッチプレビュー】19/20 FAカップ ポーツマス vs アーセナル(2/Mar/2020)パブロ・マリー初披露?

衝撃的なELからの敗退。アーセナルWomenのカップファイナル敗退。われらアーセナルファンにとっては阿鼻叫喚の2月末ながら、リヴァプールの無敗が44でストップし「インヴィンシブルズ49」が守られるという、うれしいできごともあった(でかすぎるアレを持った漢のなかの漢、トロイ・ディーニーに敬礼!)。 これからは一縷の望みをかけて挑むべくPLの厳しい戦いも待っているが、ひとまずはFAカップ。5thラウンド。ここを勝ち抜ければつぎはクウォーターファイナル。 アルテタが先日話していた「ヨーロッパへの3つの道」のひとつが、このFAカップタイトルからのEL出場だったということで(コメントで教えてくれたひとありがとう。ぼくはTwitterで知った)、いまあらためてこのコンペティションが重要な意味を持つことになっただろう。 リーグ1クラブ(※英3部)を相手にどういったチームで臨むのか。また痛い敗戦からチームとしてどう立ち直るのか。とくと拝見。 Portsmouth v Arsenal: Kenny Jackett ‘excited’ as Mikel Arteta forced to shuffle defence

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「CL絶望」の補足。PLでの4・5フィニッシュの可能性をまじめに検討してみよう

昨日ELショックを書いたエントリにもらったコメントを読むと「悲観的すぎワロタ」という意見が散見された。 まあたしかにそうかもしれない。PLも数字のうえでは、あとちょっとうまくいけばなんとか行けるのではないかと思えなくもない差ではある。 まあぼくが悲観的になっている理由はテーブル上の数字だけでなく、ほかにもいくつかあるのでそれを説明しようかとも思った。 だけど、そういった意見に反駁したいがために「アーセナルの絶望」をここでぼくが力説するのも、よく考えればおかしな話だなと(笑い)。だってぼくはアーセナルFCの成功を誰よりも願っているファンのひとりなのだから。なぜに鼻息を荒くして、わざわざ自分たちの悪い将来の確からしさをここで説かねばならぬ。ぼかあ性格はネガティヴ(昔で云う根暗)ではあるが、そこまでではない。と思う。 ということで、EL敗退のショックだとか、ネガティヴ感情を一旦置いておいて、ニュートラルな視点で今シーズンここから、アーセナルのPLからのCL出場の目はあるのか。ざっくりと考察してみたい。 昨日リヴァプールがスリップしてくれたおかげでだいぶ気持ちが癒やされたってのはあるっちゃあるよね!(それと地味にチェルシーがボーンマスにポインツを落としているとか) One Invincibles Forever!