コメント集に引き続いて、19-20EPLアーセナル v エヴァートン。試合の内容について。
【マッチレビュー】19/20 EPL アーセナル vs エヴァートン(23/Feb/2020)【コメント集】熱闘エミレーツ
すっかり遅くなってしまい。。 アウェイだからとまったく遠慮のないエヴァートン。そんな好調な彼らに対し見せた、チームのキャラクターとスピリット。 過密日程で披露の色もあったアーセナルの勝利に、試合後には多くのメディアでも“hard-fought”の見出しが。とくに最終盤はまさに薄氷を踏む思いながらも、みごとに逃げ切ったというファイティングスピリットの勝利。まったく簡単な試合ではなかったが、それでも最良の結果を出したことが大きい。 これで今年に入ってから敗けなしをひとつ伸ばし10試合unbeaten(W6 D4 L0)で、シーズン2度目の3連勝(※どちらも全コンペティション)。勝てない試合がつづくなかで、アルテタが「ドロウを勝利に変えていこう」とチームに話していたそのとおりの流れが来ている。 長いシーズンではいいときも悪いときもあるのは当然なのだから、悪いときこそしがみついてでも結果を求める。ミケル・アルテタの新アーセナルは、そういう勝負強さも身につけつつあるようだ。よきかな。 Arsenal 3-2 Everton: Aubameyang nets twice as Arsenal beat Everton in thriller 試合を振り返ろう。まずはコメント集から。
【マッチプレビュー】19/20 EPL アーセナル vs エヴァートン(23/Feb/2020)アルテタとアンチェロッティ
PLマッチデイ27、アーセナルはエミレーツにエヴァートンを迎える。 アーセナルはELでのアウェイ勝利から中二日。フィットネスではとてもいいコンディションとは云えないものの、アーセナルにとってエヴァートンは、PLホームで5連勝中&PL最多33勝利&通算107ゴール(最多得点)と最大の「お得意さま」のひとつ。 奇しくもミケル・アルテタとカルロ・アンチェロッティというふたりの引き継ぎマネージャー、そして早くもチームのフォームを大いに改善しているという共通点もある。 また、両クラブの「EX」たちにも注目が。フィオ・ウォルコットはこの試合でのプレイはダウトということだが、スタートが予想されるアレックス・イウォビは、これがエヴァートンの選手として初めてのプレイ@エミレーツになる。 もちろんアルテタはエヴァートンOB。実質マネージャーとして初めて古巣と戦うことに。 現在10位と11位の2ポインツ差(※暫定)。勝てば順位が入れ替わる6ポインター。 何かとトピックに事欠かないこの試合。どんなパフォーマンスを見せてくれるか、今回もまた大変に楽しみである。 Arsenal vs Everton preview
【マッチレビュー】19/20UEL R32 1stレグ オリンピアコス vs アーセナル(20/Feb/2020)おつとめ完了の巻
コンサヴァというか、省エネというか。慎重になりすぎたのか、全然いつもどおりじゃなかった。 ホームチームはずっと積極的だったし、アーセナルのファンとしてはまあ最後までハラハラしながら観たけれど、シーズンのなかでも退屈であまりみどころのないタイプの試合だったのかも。もし中立のファンがこの試合を観ていたら、多少苦痛に感じても仕方ないくらいには。 しかし内容はともかく、アーセナルはELラウンド32のファーストレグを1-0という理想的な結果で終えることができた。クリンシートはもちろん、このキツい状況でアウェイゴールというお土産まで持って帰れれば御の字。Got the job doneである。そしてアルテタにとってはうれしいマネージャーとしてヨーロッパでの初勝利。幸先がよい。 Olympiakos 0-1 Arsenal: Alexandre Lacazette helped by team-mates’ support, says Mikel Arteta 試合を振り返ろう。
【マッチプレビュー】19/20UEL R32 1stレグ オリンピアコス vs アーセナル(20/Feb/2020)厳しい日程&タフなステディアム
EL is back! ほぼ2ヶ月ぶり。 ウーナイ・エムリ(とFL)がわれらをネクストラウンドに進めてくれたおかげで、今回のオリンピアコス戦と相成った。グループステイジを脱落せずにいてくれてありがとうウーナイ(とフレディ)。 さて19-20UELラウンド32のファーストレグは、いざグリースのアーセンズへ(どこかわからねえ笑)。ミケル・アーセナルの初めてのヨーロピアンマッチになる。 来年のCLに出る気マンマンのわれらはELこそ本気度マックスで臨む……はずだったが、シティのアレでPLにもわずかな光明が。このあと中二日でPLエヴァートンを控えるアーセナルが、「マストウィン」ではないアウェイでのファーストレグにどういうチーム・アプローチで臨むか。注目である。 Olympiakos vs Arsenal preview
マテオ・ゲンドゥージのアティチュード問題と将来。アルテタのマンマネジメント
昨日のCLすごかったですね。BVB、PSG、アトレチ、リヴァプール。。 ぼくはハイライトでしか観ていないが、われらが「ようやくノーマルに戻りつつある」ことを喜んでいるあいだにも、世界のトップトップレヴェルのフットボールはどんどんと先に行っているなあと。われわれもいずれ彼らと伍して戦えるようにならねばならないが、その差はまだそうとうに大きい。彼らのハイクオリティなプレイを観ていてあらためて実感したものである。 さて。4-0大勝したNUFC戦でベンチからも漏れたマテオ・ゲンドゥージ。今回は試合後に発覚した彼の問題について、もろもろを少し書いてみたい。
【マッチレビュー】19/20 EPL アーセナル vs ニューカッスル(16/Feb/2020)【マッチスタッツと論点】おれたちみんなラカゼット
コメント集にひきつづき、19-20EPLニューカッスル(H)のマッチスタッツと論点を。
【マッチレビュー】19/20 EPL アーセナル vs ニューカッスル(16/Feb/2020)【コメント集】おれたちみんなラカゼット
アーセナルのPLでの勝利は元日のマンU(2-0)以来でなんと4試合ぶり。長かった。 去年末にアルテタが来て以来、さすがにそこまでの即効性は求められないことは認めながらも、満足できる結果がなかなか得られず、ファンのストレスはだいぶたまっていた。 今回は冬のウィンターブレイクを挟んでの試合だったので、この淀んだ「流れ」をリセットするにはちょうどいい機会だった。ドゥバイで準備したことをテストする機会でもあったろう。 序盤はNUFCのカウンター&個人技に苦しみながらも、徐々に流れを引き戻していき、終わってみれば結果は望外の大勝。アーセナルが4得点+クリンシート、しかも、エジル、ペペ、ラカゼットといったここまで低フォームが懸念されていた面々が揃って躍動したのだからたまらない。 Arsenal 4-0 Newcastle: Gunners beat Magpies to end run of draws r/Gunnersのとあるサブでは、とあるユーザがラカゼットの得点後のエモーショナルなリアクションについて「あの瞬間、みんながラカゼットだった」とコメント。多くのUp voteを集めていた。 そう、おれたちはラカゼットだったのだよ。チーム、スタッフ、クラブ、そしてクラブを愛するファンベイス全体が。もがき苦しんでいた。だからこそあの喜びが爆発したゴールセレブレイションは感動的だった。これぞ“togetherness”。おれは悟りました。 (だからDAZNコメンタリの淡白な反応には少々がっかりした。あそこはめちゃくちゃ語りどころだっただろう。あの勝敗と無関係のゴールがラカ本人にどんな意味があるか。チームやファンにとってどれだけのカタルシスか。別にファンじゃないのだからアツく語ってほしいわけじゃないが、ラカがあのときどういう状況にいたかとか、そこにどういうコンテキストがあったかとか、曲がりなりにもPLを担当するコメンタリなら最低限の知識としては知っていてほしかった。「さすがの決定力」とかそういうことじゃないんだよ。あの尋常じゃないチームのリアクションに何の反応もないなんて) さて、この試合について振り返ってゆこう。まずはコメント集から。追ってスタッツと論点を。
ミケル・アルテタのロングインタヴュー「アイデンティティはすべての礎」
19-20EPLニューカッスル(H)の試合前、Sky Sportsが独占でミケル・アルテタにインタヴューを行っていた。 これはヘッドコーチ就任以来で初めてとなるメイジャーなインタヴューということ。たしかに長いインタヴューで、カルチャーやアイデンティティといったよりジェネラルな内容となっている。彼の発言部分のみをざっくり訳してみよう。 Mikel Arteta exclusive interview: Restoring Arsenal’s identity and building for the future 記事はNick Wrightによるもの。※小見出しの一部は訳者による。
【マッチプレビュー】19/20 EPL アーセナル vs ニューカッスル(16/Feb/2020)見せたいキャンプの成果
2週間のウィンターブレイクが終了し、PLがリスタート。 Week26、シーズンの2/3を経過する今週、アーセナルはホームにニューカッスル・ユナイテッドを迎える。ニューカッスルは現在31ポインツでアーセナルと並んでいる。 マンシティのCLバン(※2シーズン)で、消えかけていたトップ4ホープにまたわずかながらも小さな火が灯った。 これからのシーズン終盤をブーストするためにもアーセナルはホームで確実に3ポインツを取らねばならない試合だ。 Arsenal vs Newcastle preview
【試合前記者会見】19/20EPL アーセナル vs ニューカッスル(16/Feb/2020)ウィンターブレイクはミニプリシーズン。ぺぺの適応……
PL is back! 2週間ぶり。 やあ、ひさびさのPLながら朝っぱらから何が驚いたかって、マンチェスター・シティですよね。CLを2シーズンのバンてどんだけの損失なんだよ。やつら優勝するつもりなのだからざっと£200Mくらい? 移籍市場を2回バンとかそういうレヴェルじゃない。世界に冠たるシティグループが。阿鼻叫喚とはこのこった。ひとこといいですかね? m9(^Д^)プギャー まあ、クラブステイトメントなんかを見ると「驚きはない」なんつって、シティの皆さんはまだひっくり返す気マンマンみたいだけど。謹んで失敗をお祈り申し上げたいですね。 だってシティが4位以内をキープするなら、PL5位までCLのお鉢がまわってくるというのだから。シェフィールド地方から万歳三唱が聞こえてきた。。 今シーズンはとにかくトップ4争いはケイオスになってきているけれど、そこにさらなる燃料投下とは恐れ入った。なかなか諦めさせてくれませんなあ! さて、2週間ぶりでアルテタのプレスコンファレンスが昨日行われた。試合プレヴューエントリの前にそちらをお届けしよう。 この件でもぜひ彼の感想を聞いてみたかったが、タイミング的にこれが発覚するちょうど前だったのでそれにまつわる話題はなし。ちっ。 でも彼はこの件に一枚噛んでいるのではともっぱらの評判で。 アーセン・ヴェンゲル「いいかいミケル。キミはマンシティに行って直近のクラブ財政について調べるんだ。わたしのほうはFIFAに就職して処罰を問題化させる。4年後にまたここで会おう」 クソワロw
ミケル・アルテタの「フロント5」4つの論点
ウィンターブレイクのドゥバイキャンプも終わり、ロンドンに戻ったチームはもう日曜の試合に備えている。長い休みがようやく終わるとはありがてえ。。 さて今回は一昨日のエントリと対になるエントリ。 ミケル・アルテタが来て1.5ヶ月、アーセナルで採用しているシステムを特徴づける「フロント5」について、考えてみたい。 アルテタ以降のアーセナルでは守備面では一定の進歩を見せながらも、いまだチャンスクリエイトやシュートといった攻撃面で苦しんでいることは、一昨日のエントリでも書いたとおり。そのおかげでアーセナルは試合で勝てておらず、アルテタが来て以来PL7試合でW1 D5 L1と成績が低迷している。 そんななかで、最近はラカゼットやエジルといった選手個人のプアなパフォーマンスがますます注目されるようになっているが、このチームの攻撃の停滞という問題は個人のフォームや能力だけに帰結すべきものではなく、チームセットアップや戦術的・構造的な影響を受けていることも見逃すべきではない。そこには、おそらくは両方の側面がある。それがこのエントリの趣旨になる。 現在までに見えている、アルテタの「フロント5システム」における論点をおさらいしたい。
