Arsenal, Arteta, Data

ヘッドコーチ就任から1.5ヶ月。アルテタ・アーセナルの残した数字。今後の課題

ミケル・アルテタのAFCヘッドコーチ就任が発表されたのが去年の12月20日。そのおよそ一週間後、12月26日にPLボーンマス(H)でデビュー。 そこから一ヶ月と半分ほどたった。 混迷を極めたかのようなウナイ・エメリ末期から比べて、チームは目に見えてチームワークの改善を見せるようになり、アーセナルがアイデンティティを取り戻したとファンからは大いに歓迎されている。しかし、その一方でPLでは依然10位とミッドテーブルに沈んでおり、見た目のチームパフォーマンスの改善に比べ、期待したほど結果は出ていないというのが現状である。 PLでは先週から2週間という長期のウィンター・ブレイクに入っており、AFC御一行はスポンサーコネクションでUAEのドゥバイへ。アルテタが、戦術トレイニングやフィットネス向上だけでなく、チームの絆を深めるといったキャンプの意義について語っているように、シーズンでもっとも多忙な期間に仕事を引き継いで以来、一息つく暇もなく駆け抜けてきたヘッドコーチとチームにとり、今回は絶好の充電機会となっている。 2週間もの休みで、ファンとしてはまったく味気のない日常を送っているが、せっかくのこの機会、ミケル・アーセナルの45日間を振り返り、その数字をざっくりまとめてみたいと思う。 ※なお、先に云っておくと「アルテタ時代の数字」とひとくちに云ってもたったの7試合=1.5ヶ月分である。傾向を読み取りたいという意図はあるが、確固な判断をするサンプル数としては非常に少ない。

Arsenal, Controversy, Emery

ウナイ・エメリ氏いらんことを語ってしまう

ついこないだエメリ氏のエントリを書いて彼は人格者だなんて云ったのに。。 ウーナイが『France Football』のインタヴューに応えて語ったという、アーセナルについてのコメントにファンは非難轟々。別のエントリを書いていたのだけど中断してこちらを紹介しよう。

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英プレミアリーグが“Netflixスタイル”のストリーミングサーヴィス開始を認める

今朝知って驚いたのがPLが独自に「Netflixスタイル」のストリーミングサーヴィスを検討しているというニュース。 The Premier League will launch a Netflix-style streaming… 数年前、日本で『DAZN』が始まったときは、スカパーのような既存のペイTVを駆逐する「黒船来航」と騒がれたものだが、もしPLが既存のサーヴィスに競争できるリーゾナブルな価格設定で市場に参入すれば、DAZNのようなサーヴィスすらマイナープレイヤーにしかねない、それ以上の破壊者になるかもしれない。 まさにContent is king。。

Arsenal, Emery, Wenger

アーセナルを退団後、休暇を満喫するウナイ・エメリ。競争の世界に戻るエナジー

(※写真は“Marca”より。エメリ氏がマドリッドで経営するレストランの前だそうで) ラウル・サンレヒへの批判についてブログエントリを書こうと思っていて、そのなかの批判ポイントのひとつに「エメリに固執し解任タイミングを間違えた」というのがあって、そういえば最近エメリのインタヴューがあったなと。参考までにと思って、さかのぼって読み始めたら予想外におもしろかったので、読むついてで訳してシェアするので読んでください。 Emery: “Ya superé el duelo del Arsenal, hicimos cosas buenas” 1/31の『Marca』に掲載されたもので、いまからおよそ1週間前のもの。 エメリがアーセナルでマネージャー解任について「ファンに追い出された」と語ったというのが、たくさんのメディアで見出しになっていた。もしかしたら日本でも紹介されていたかもしれないので、いまさらだったらすまないね。 スペイン語記事をGoogleで英語にしてそれを訳しているので、いつもどおり二重の意味でクオリティはお察しください。あしからず。

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補強はふたつのローン。慎重な動きは過去に学んだ結果か。アーセナル2020冬の移籍市場まとめ

さて1月末にヨーロッパの移籍ウィンドウがクローズして、2020冬の移籍市場が終わった。EPLは2週間のウィンターブレイクに突入し、毎日の話題も少なくすっかり落ち着いたアーセナル界隈となっている。 いつもどおりアーセナルは地球上のありとあらゆる選手とリンクされながら(笑い)、結局補強はふたつのローン。これはクラブレコードでニコラス・ペペを取った昨夏のようにファンが熱狂するようなものではなかったものの、ひとまずは最大の懸案であったポジションの穴を補うことに成功した。 いくつか本命らしいターゲットにチャレンジしていたとも伝えられているが、シーズン中ということもあり冬の補強が難しいのはわかっていたことでもある。今年の夏にはまた大きな動きがあると期待したい。 このブログでもそれぞれは伝えてきたが、ここで2020アーセナルの冬の移籍についてまとめておこう。

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【マッチレビュー】19/20EPL バーンリー vs アーセナル(2/Feb/2020)敗けないが勝てない。アルテタのジレンマ

なんともストレスの貯まる0-0ドロウ。まああの内容なら敗けなかっただけマシというべきか。 それにしても今シーズンはなんとこれで13コめの引き分けである。PL25試合のうちもう半分以上は引き分けなのだから、それだけファンのフラストレイションはたまっている。今回は、ライヴァルチームのフィクスチャの厳しさをもって、あらためて捕らぬ狸の皮算用をやるくらいには期待していたのだからなおさらだ。 アルテタが来て以来のアーセナルではずっとポジティヴなフィーリングがありながら、依然として改善されていない部分を残し続けている。そして、どうもそこが試合を重ねるごとにますますクロースアップされてくる印象がある。 この試合の結果はすべてがアルテタの責任ではないが、今回ばかりはファンのあいだでもアルテタの選択に疑問の声もちらほら出ている。 ぼくも個人的にはこの試合はアルテタがアーセナルに来てから7試合目にして、初めてワーストゲイムをやったと思った。 これまで結果が出なくても、今後この方向でチームが進歩していけば必ずよくなるというきざしのようなものを見ていたが、今回のチームパフォーマンスからは未来を感じることができなかった。 Burnley 0-0 Arsenal: Clarets miss chance to punish Gunners この残念な試合を振り返ろう。これから2週間もブレイクがあるというのに、なんという景気の悪い試合を見せてくれたのか。

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【マッチプレビュー】19/20EPL バーンリー vs アーセナル(2/Feb/2020)フィジカルバトルを挑む相手とタフなアウェイ試合

イングランドがついにEUを離脱、そして19-20冬の移籍ウィンドウがクローズした。。 アーセナルはCBとRBという、ヘッドコーチが求めるポジションの選手を、ローンで財政的リスクを犯さずに、的確に補強したとメディアやファンからまずまずの評価を得ている。 今回の移籍市場での動きについてはいろいろ語るべきことがあるので、来週・再来週の2週間のウィンターブレイクのときにまとめて書こう。 これからの関心は当然シーズン後半になる。アーセナルはリーグテーブルで10位というまったくもって不本意な成績ながら、ここからシーズンをどう盛り返していくか。新しい戦力をどう活かしていくか。アルテタの手腕が問われる。 そして移籍市場のドタバタで追いやられている部分もあったが、明日はもうPLバーンリーである。しかもアウェイのタフな試合。 Live on Sky: Burnley vs Arsenal

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18才のブラジリアン・センセイション。ブラジルメディアによるガブリエル・マルティネリのインタヴュー「夢を生きている」

スタンフォード・ブリッジでの衝撃ゴールで、もはやアーセナルだけでなくワールドフットボールでも旬の存在となりつつあるガビ・マルティネリ。 Catch him if you can 🏃‍♂️ Anyone else still watching Gabi’s goal? 🤩 pic.twitter.com/K1P3toMJ4o — Arsenal (@Arsenal) January 22, 2020 イングランドでのファースト・シーズンでもう二桁得点。しかも18才というのだからニュースヴァリュも上がろうというものだ。 今回は先日このブログでも少し触れたが、チェルシー戦後のブラジルメディアによるガビ・マルティネリのインタヴューを紹介したい。 4部リーグからいきなりヨーロッパのトップチームへ。そしてまさかの大活躍。これにはさすがのブラジル人もびっくり。外国で成功しつつある少年についてブラジルメディアも興味津々という感じで、なかなかおもしろいインタヴューとなっている。 ではHere we go。

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【獲得】サウサンプトンのRBセドリック・ソアレス獲得の影響について【秒読み?】

もう明日で移籍ウィンドウがクローズするということで、移籍ニュースがさすがに慌ただしくなってきた。ざわざわしている。 さて現地時間で昨日、フラメンゴのCBパブロ・マリの獲得(ローン)が発表されたばかりながら、アーセナルではつづけてもう一件ローン案件が成立しそうだという。 それは、PLサウサンプトンのポルトガル人RB、セドリック・ソアレス(28)。RBだけでなくLBもカヴァーできるフルバックで、両サイドでフルバックが不安定なアーセナルにすればほしい人材だった。 彼はEURO2016でタイトルを取ったポルトガルNTのメンバーでもあったので、一時の評価はかなり高かったようだ。 昨日のオーンステインのTweetによれば、アーセナルへの移籍は24時間以内にダンというのだから、きっと明日を待たず今日には決まるのだろう。 Expectation is Arsenal will complete signing of 28yo Portugal full-back Cedric Soares from Southampton within 24hrs. Loan until end of season will earn #SaintsFC £5m inc full salary cover + put #AFC in pole position if they want permanent when free agent in summer @TheAthleticUK — David Ornstein (@David_Ornstein) January …

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【Welcome】アーセナルがパブロ・マリの獲得を発表【to Arsenal】

♫A loan again, naturally~(またローンなのか~やっぱり~) どこからともなく聴こえてくるギルバート・オサリバンの調べ。。名曲よね。。 さて、既報どおりアーセナルFCがブラジルのフラメンゴからCB、パブロ・マリ(26)の獲得を正式に発表。デイヴィッド・オーンステインがTwitterでブレイキングしてから数時間後のことだった。 Pablo Mari to join the club on loan フラメンゴが希望していたパーマネントではなく、シーズン終了までのローンということ。そして驚きの条件は買取義務なし。という噂。 先週末には本人がメディカル+契約のためにロンドンを訪れながらサインせずに一時帰国するなど、交渉には両クラブ間で紆余曲折があったようだが、ひとまずはアーセナルが求めるほうの条件(ローン+買取Op)で着地した模様である。 ミケル・アルテタの記念すべき最初のサインとなったスパニッシュ・ディフェンダー。 ひとまずはWelcome to The Arsenal!だっ。

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【マッチレビュー】19/20 FAカップ ボーンマス vs アーセナル(27/Jan/2020)ヤングガンズでつぎのラウンドへ

FAカップ4thラウンドは、アウェイのアーセナルが2-1勝利。やった。だが惜しくもクリンシートならず。 終盤は追い込まれ薄氷を踏む感はあったものの、90分(※100分)を通してみれば、アーセナルのいいプレイばかりが思い出される試合になった。 何人かの選手がベストゲイムをやり、若い選手たちが躍動。ホームチームを圧倒する時間も短くなかった。 Bournemouth 1-2 Arsenal: Arteta pleased with ‘courageous’ Gunners in FA Cup win 試合を振り返ろう。

Arsenal, Arteta, FA Cup, Match

【マッチプレビュー】19/20 FAカップ ボーンマス vs アーセナル(27/Jan/2020)ファイナルサードでどん

19-20FAカップフォースラウンドは、ボーンマス(A)。 去年末、アルテタがアーセナルFCにやって来てから最初の試合がボーンマスだったということは、彼のマネージャーキャリアの初試合がボーンマスだったということ。そのデビュー戦はホロ苦ドロウだった。 アルテタはアーセナルにとってのFAカップの重要さ(※アーセナルはFAカップの最多優勝クラブ)もよく理解している。勝つ気マンマンで試合に臨むはずだ。 しかしながらオバメヤンがサスペンデッド(3試合バンの最後)、そしてルイスもチェルシーのレッドカードで同じくサスペンデッド(1試合バン)。ふたりのレギュラーを欠く。 Bournemouth vs Arsenal preview

Arsenal, Arteta, Player

ムスタフィのキャリアを救うのはアルテタ

19-20FAカップのボーンマス戦を前に、ボスがチェルシーでミスをやったムスタフィについて語っていた。 試合のなかで、彼がああいったミスをやるのはもはや見慣れた光景といってよく、立場は悪くなる一方に思えたが、どうもアルテタはまた別の考えを持っているようだ。 Mikel Arteta backs himself to rescue Shkodran Mustafi’s Arsenal career

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【試合前記者会見】19/20FAカップ ボーンマス vs アーセナル(27/Jan/2020)セバーヨスはポジションを競う必要がある……

FAカップ。 リーズに辛勝しフォースラウンドへ。マンデイナイトでボーンマスとのアウェイマッチだ。彼らとはやはり12月末にも戦っており、チェルシーのように時期をあけずしての再戦となる。 アルテタの試合前プレス会見をお伝えしよう。 Arteta on Bournemouth, Ceballos, Auba: transcript

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【ブレイキング】元シティのCB、パブロ・マリがアーセナルへ

いきなり来た。ブレイキングしたのが日本時間の今朝だから、ロンドンもいい時間だったが。。 フラメンゴのCB、パブロ・マリ(Pablo Marí)がアーセナルへの移籍がまとまったという噂。。 Edu Gaspar, dirigente do Arsenal, e Pablo Marí no Galeão. pic.twitter.com/wcKhlL9D9r — Victor Gammaro (@vgammaross) January 25, 2020 選手とエドゥがいる現場も目撃されているということでこれはどうもマジっぽい。 この案件が明らかになってから、たった数時間で決定した?まで話が進むという。なんてこった。