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Arsenalにおける言語勢力図

アーセナルのチーム内において話される言語勢力について考えてみた

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図A アーセナル16/17 言語勢力図(ローンで出ていった選手も含めてある)

イングランドのクラブで英語が使われて当たり前じゃないかと思われるが、ヴェンゲル監督以降フランス人プレイヤーを重用した歴史もあり、ロッカールーム等の選手間コミュニケーションにおいて必ずしも英語がメインの言語でないと思われるのがアーセナルである。(※とくにアーセナルに限った話しでもないだろうが)

図Aは、16/17スコッドの選手の出身地域を言語別におおまかに分けて整理したものである。

英国人

センターエリアに英国人(ネイティブ・イングリッシュ・スピーカー)がおり、英国出身の若手選手を中心にすえたチームづくりを目指した「ブリティッシュ・コア」から数年、現在も多くの英国人選手が在籍している。全員が期待どおりの活躍をしているとはいえないのは、ファンなら知っているとおりである。なんだかんだでいまだに最大勢力でもある。

ドイツ人・ヨーロッパ

左上エリアがドイツ人とその他ヨーロッパ地域の国々。メスト・エジル、ペア・メルテザッカーにシュコドラン・ムスタフィ、さらにドイツ語話者のグラニト・ジャカが加わり、ジャーマン・コネクションが厚くなってきている。

このなかで英語が心もとないのが、エジルとジャカであり、エジルに至ってはインタビュー等でも英語で話す姿を見かけることはほとんどない。あまり自信がないのであろう。ジャカは目下、英語学習をがんばっているところだが、ドイツ語でコミュニケーションを取れるチームメイトの存在を頼もしく思っていることが先日のインタビューで明かされたばかりだ。

なお、ムスタフィに関してはアルバニア系ドイツ人ということで、同じくアルバニア系スイス人のジャカとは同期に加えて同郷。お互いCBとDMFという密接なポジションであり、プレイにおいてもさらなる意思疎通が期待されるところである。

↓珍しいエジルの英語。


Mesut Ozil & Santi Cazorla | UnClassic Commentary

フランス人・アフリカ

右上エリアがかつてのフランス人とアフリカの国々。もともとアフリカにはフランスがかつての宗主国であった国が少なくなく、フランス語が公用語の国も多い。またフランス自体もアフリカからの移民が多いのはいうまでもない。

このかたまりのなかで英語に困っている選手は見当たらない。唯一、エジプト出身のモハメド・エルネニーに関しては、英語がかなり不自由であるようで彼もがんばって勉強をしている最中だと思われる(エジプトの公用語はアラビア語)。ただスイスのFCバーゼルで3年のプレイ経験があることから、ドイツ語あるいはフランス語なら話せるのかもしれない。現在のArsenalでドイツ語かフランス語を解せば、最低限のコミュニケーションは可能であろう。



スペイン人・南米

左下エリアがスペイン人と南米の国々。スペイン語とポルトガル語の話者がここに含まれる。ここではブラジル人であるガブリエル・パウリスタが英語に苦労していることが知られていて、CBというコーチングが重要なポジションでレギュラーを取れていない理由もそこにあるのかもしれない。

ところでアレクシス・サンチェズの英語もほとんど聞いたことがない。エジルのレベルの英語力かもしれない。日常会話はできても正式な受け答えが必要とされるようなインタビューでは母国語で答えるというのはよくある。

またここで心配なのは新加入のスペイン人、ルーカス・ペレスである。ここまでで見たところ性格的にあまり我が強い印象はなく、また年齢も若くはないので、英語ができないことはチームに馴染むには苦労をしそうである。サンチャゴの兄貴にがんばってもらうしかない。

日本

最後が右下エリア、その他の国と地域=日本である。浅野拓磨のことを詳しくは知らないが、おそらく日本語しかできないことを考えると現時点でArsenalのチームに馴染むには、5ヶ国語を話すというペトル・チェク、笑顔で解決のサンティ・カソルラに面倒を見てもらうよりない。とくに一大勢力である英国系やフランス系が、がんばってタクマ・アサノが馴染めるようにサポートするといった姿はほとんど想像できない。アサノには長友並のコミュニケーション能力が求められる。現在ローン中のシュツットガルトで、ドイツ語と英語をどれだけ習得できるかがカギになる。

そういえば、コクランは日本語を習いたいとArsenalTVでかつて答えていたことがある。日本人のフィットネスコーチがいて興味を持ったらしい。日本人スタッフ、それとヴェンゲル監督も日本語を少し理解するというのは、アサノにとってはとても心強いはずだ。

 

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