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【マッチレビュー】17/18EPL バーンリー vs アーセナル (26/11/2017) 薄氷の連続クリンシート

後半ストッペイジタイムでラムジーがペナルティを獲得。サンチェスが決めて0-1の勝利。90分まで絶対ドローだと思ってた。アウェイで勝ててよかった。

これでEPLのリーグテーブルではまさかの4位浮上。あんなに強いToTやリヴァプールよりも上というのはちょっと申し訳ない気がしてきた。あとバーンリーごめん。

Burnley 0-1 Arsenal: Alexis Sanchez scores late winner from penalty spot



スターティングイレブン

エジルが病気でこの試合と次の水曜の試合(EPLハダースフィールド・タウン戦)も欠場の見込み。代役にはイウォビが入った。結果的にエジルの不在を感じさせる試合ではあった。

バーンリー vs アーセナルの論点

バーンリー強すぎワロタ

さすがEPLで7位(アーセナルと同じ22ポイント)と好調のチームという感じで、試合が始まってみれば自信満々のプレイでアーセナルにも負ける気はまったくないという様子。まさにチームが一体感をもって躍動していた。アーセナルの選手たちは逆に彼らの動きが思ったよりかなりいいので、ちょっと驚いたんじゃないだろうか。

ボスは戦前にefficient(効率的)ということばでこの戦いで目指すところを表現していたが、はっきりいってとくに前半はバーンリーのほうがよほどefficientに見えた。

攻め上がったときは少ない人数でもちゃんとアーセナルの守備陣を脅かしていたし、守ってはしっかりと守備陣系をつくって数的優位を保ちプレッシャーを受けても落ち着いていなせるほどパスがスムース。この辺はかなりの彼らの自信が垣間見れた部分だ。ファンも観ていて楽しかろう。

アーセナルが個々の才能でプレイしていたとすると、バーンリーはちゃんとチームとして動いていた。そんなふうにも見えた。しかし、アーセナルもさすがにそこまで弱いということもなく、次第に戦況は拮抗していって、後半はかなりアーセナルが押し込んだ。そして最後のペナルティに至る。結果は順当にも思えるが、ポイントを目前で失ったバーンリーの監督が激おこなのも理解できるし、選手たちにも気の毒な気がしたほどだ。

ぼくはバーンリーの選手は誰も知らなかったし、試合が終わったあとでもひとりの名前すら覚えていないが、スタジアムにはイングランド監督のサウスゲイトが来ていたから、チェックしておきたい有望な選手がいたんだろう。バーンリーのスコッドはほとんど英国系で占められていてもちろんイングランド人も多い。アーセナルのスターティンにはイングランド人がひとりもおらず(よくあること)、バーンリーの選手を観に来たのは明らか。ジャックのこともちゃんと観てくれただろうか。

ペナルティのシーン、ビッガークラブへの忖度はあるのか?

この試合、ぼくからすると若干バーンリー寄りのジャッジが多いような気がしていたけど、ハイライトを見返したらそうでもなかったかもしれない。

ただ、最後のペナルティはさすがにちょっとアーセナルに優しかった。あのプレイがファールじゃないとはいわないが、あれが勝敗を決める場面であることも考慮するとそう簡単に吹ける笛ではない。あの程度のプッシングなら見逃されてしまってもヴェンゲル監督がプンスカ怒る以外、さほど話題にもならない。

試合後には“Same old Arsenal always cheating”とバーンリーサポーターのチャントがこだましたらしいが、昨シーズンもほとんどまったく同じ状況で0-0からコシエルニの決勝ゴールのハンドが見逃されてアーセナルが3ポイントを奪い取ったという試合があって、文句のひとつもいいたくなる気持ちはまあわからないでもない。

 

それで思ったのは、ビッグクラブに対する優遇、あるいは忖度(そんたく)みたいなものは、どの程度レフェリーの心のなかにあるのだろうかということ。より大きなクラブを勝たせることに対する心理的なインセンティブというのか。たしかにバーンリーとアーセナルではクラブの規模や人気は比べ物にならないはずで、アーセナルが勝ったほうが幸せの総量は多いに違いない。

しかしこういうジャッジで試合結果が変わってしまうというのは、やっぱり健全ではない。人間がやってる限りはもうしょうがないんだけど。

 

それと、ペナルティのシーンといえば、サンチェスはきっちり決めたけれど、GKは反応して正しい位置に飛びボールをグローブに当てていたので止められていた可能性も十分あった。GKは相当悔しがっていた。

ペナルティって、ペナルティを取ったプレイの疑わしさに比例して決定率が低くなるように思うのはぼくだけだろうか。ペナルティを外すようなときってだいたいファール自体が疑わしいということが多いような気がするんだよなあ。そんなシーンをかなりよく見る。そういう研究はないかな。それが真だとすると、ペナルティキッカーも心の底で申し訳ないような気になるということか。フットボールは本当にメンタルのスポーツだなあと思う。

ペナルティの笛で揉めた選手をなだめるコラシナツ。恫喝しているようにしか見えない。

アーセナルに金玉はあるのか

金玉って。ワトフォードのトロイ・ディーニー「アーセナルは玉なし」発言は記憶に新しいが、おれたちのヘクターが華麗にアンサーしたぞ。

何この写真かっこいい。ラムジーの顔だけが惜しい。

この件、Metroからなんだけど、Metroはニュース記事の後ろにアンケート(ヴォート)コーナーがある。

「アーセナルに金玉ついてると思いますか? Yes / Nope」っておい(笑い)。結果が気になる方はこちらから

 

以上。次回はミッドウィーク水曜日のハダースフィールド・タウン戦。日本時間木曜の夜中/早朝。COYG

 



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