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Arsenal, Arteta, Transfer, Wenger

アーセナル次期監督候補としてのミケル・アルテタ

4. アルテタはアーセナルでしっかりサポートされる

クラブはもうヴェンゲルがやっていたような全権をマネージャーに与えることはしない。試合への準備に集中できるような体制をつくるはずだ。

ミズリンタットは選手リクルートで、サンレヒはフットボール・リレイションとして、彼らが新しいマネージャーの負担を軽減することになる。

5. その他

  • 彼はマルチリンガルである。スペイン語、英語、フランス語、イタリア語にポルトガル語。
  • 彼は若い。モダンゲームに適応できる。
  • 彼はチームに慣れている。彼がクラブを去ってからこの数年でたくさんの混乱があった。でも彼ならチームを再生する方法がどのほかの候補よりもわかっている。
  • PLではマネージャーはせいぜい3-5年やればいいほうだろう。アルテタを20年雇う義務はない。リスクを取るのもその価値があればこそだ。アーセナルみたいな経済的な安定があるクラブであればなおさらである。

まとめ

アルテタは、将来有望な監督のひとりだ。そしてクラブともいい関係を保っている。われわれは彼が獲得できるチャンスを逃すべきではない。

以上。引用終わり。

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このスレッドへの反応

まともな指摘であると好意的な意見もあるものの、このタイミングでヴェンゲルのあとにアルテタを据えるのはギャンブルであると捉える向きが多い。確かに、いくらアルテタがマネージャーとして優れた素質を持っていたとしても、まだまともなマネージャー経験がない彼にいきなりアーセナルレベルのクラブを任せるのはリスキーすぎる。彼が経験を積んだうえでなら、将来的にアーセナルのマネージャーとして検討してもいいだろうという意見には説得力がある。

ただ、いまヨーロッパでは若いマネージャーがどんどん台頭しているのも事実で、現在せっせとグアルディオラのもとで学んでいるアルテタが魅力的に見える素地はなくはない。そういう意味ではアンチェロッティの招聘に賛成するという意見はやや保守的に見えてしまう。

アーセナルは若いマネージャーに大きな変革を託すのか。あるいはアンチェロッティのような老練なマネージャーで、20年ぶりという大きな変化のリスクを最小限に抑えようとするのか。しばらく目が離せそうにない。

ミケル・アルテタのプロファイル

めちゃくちゃ前後してすまない。ここで改めてアルテタの基本情報をおさらいしておこう。情報はすべてWikipedia(英語版)によるもの。

1982年生まれの35才。スペインのサン・セバスティアン出身。キャリアは以下のとおり。

奥様は元ミス・スペイン。やるう。

なお、彼の35才という年齢はまだ現役でも全然おかしくないくらいであり、例えばグアルディオラ(47)、ジダン(45)、ポッチェティーノ(45)、ジャルディム(43)あたりの40代監督たちと比べてもまだ一回り若い。一時期アーセナルの次期監督としきりに噂されていたボーンマスのエディ・ハウですらいま40才。彼が30代でアーセナルのマネージャーに就任したらわりと衝撃的である。



次期アーセナル監督、SKY BETのオッズ(2018.2.28現在)

トップ10は以下の顔ぶれ。やはりアンチェロッティが本命と見られている。アルテタは堂々4位。ファンが望んでいる、シメオネやジャルディム、エンリケやトゥヘルといった面々よりも可能性があるという見立てだ。

https://m.skybet.com/football/manager-specials/event/10835258

果たして、ほんとうにミケル・アルテタがアーセナルの指揮を執る日がくるのだろうか。

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5 Comments on “アーセナル次期監督候補としてのミケル・アルテタ

  1. いつも楽しく拝見しています。
    アルテタが監督になるべき理由について、大いに納得する記事でしたのでコメントさせていただきます。
    特に、選手としてトップレベルの監督と仕事をしているという視点は自分にとって新鮮なものでした。
    選手としてほとんど実績がない監督も少数いますが、なぜここまで元有名選手の監督が多いのかという点には、これまで、コネの問題だとか、選手に対して自分の選手としての実績に基づく説得力があるから、位しか納得できる材料が無かったですが、選手として名監督から学んできたという経験は選手として実績のない監督には得難いものだからという観点は非常に納得できるものでした。

    アルテタの実直さや真面目さ(髪型を変えないところにも表れていますね笑)は監督として好感がもてますし、あの外見でアーセナルの指揮をとっている姿はシンプルにカリスマ性があると思います。
    個人的な思い入れも含めて、実現してほしいシナリオですね。

    1. こんばんは。コメントありがとうございます。
      ぼくは仮にそれが現実的になったとしても、ほんとにアルテタでいいのかどうか、悩んでしまう派ですね。
      たぶんアーセナルはヴェンゲルが退任したあと、ユナイテッドのようにしばらく低迷期に入る気がしていて。ファンは覚悟が必要に思うのです。
      そしてそうなると、新しい監督も勝てなかったりチームを掌握できなかったりと壁に当たるはずなんですよね。
      そういう思い通りにいかないときにどうするのか。そのとき問われるのはやはり経験なのかなあと。

      アンチェロッティは反対で(ワクワクしないから)、ある程度トップレベルの経験があって若いトゥヘルやジャルディムなんかが理想的かなあと思います。
      若くないけど、いますごく騒がれているナポリのサリなんかもワクワクしますよねー。
      いずれにせよ、驚きの人事というのがアーセナルらしい。

  2. いつも楽しく拝見させてもらっています。
    アルテタが監督やるくらいのサプライズ人事がきて欲しいです。
    それくらい何か大きな変化が欲しい、刺激が欲しい。
    でも正直、現実問題ないだろうなと思いますね。そんな冒険はしないだろうし。
    ジダンのようなカリスマ性?スター性があれば掌握できるのかもしれないけど。

    先のコメントにあるように低迷期ですけど、誰が来ても一旦は来ると思います。
    ユナイテッド、リバプールとかは今思えば、よく盛り返しましたね。アーセナルにそのメンタリティがあるのかは疑問です。
    いつかの「青田買いのアーセナル」、「育成のアーセナル」が今は見る影もなくなったのは悲しいです。
    今は若い力みたいなのが無いように思います。

    いつもの4位フィニッシュ、CL16止まりが懐かしい。

    なにか長々書いてしまいましたが、なぜアーセナルは頑なにDFを獲得しないのか。
    DFを改善すればまだ見れるような気がします。
    スタジアム建設が終わったからまた新たな枷を自分にかけているのか。

    1. コメントありがとうございます。
      たしかにDFを獲得するのはマストだと思いますよね。でも、きっとそれでもダメなんですよ。
      組織的な(それと個人的な)守り方を教える人がいなければやっぱり同じことの繰り返しなんじゃないかなあと。思います。
      ヴェンゲル監督はDFにお金をかけることに抵抗があるみたいですよ。
      一方でグアルディオラやクロップはDFに莫大な投資。それがモダンゲームってことなんですかね。

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