そうとしかいえないじゃないか。チェフがペナルティをストップした瞬間、スタジアムだけじゃない、全世界1000000億万ビリオンのグーナーがテレビの前で雄叫びを上げたはずだ。おれのなかではもう国民栄誉賞レベルの肝っ玉だった。久々に立派なモノを観させてもらった。エミレーツがガラガラでほんとうに残念だ。レーマン氏の笑顔を見てよ。
もっともこのドラマチックなシーンをお膳立てしたのは、大部分トロイ・ディーニーのおかげである。わざわざ睾丸だなんだと挑発してくれてありがとうよ。名脇役だなキミは。
Arsenal 3-0 Watford: Gunners end Premier League drought as Troy Deeney misses penalty
アーセナルのスターティングイレヴン
まさかのAMNのRB。ファーストチームでは初の試み。チェンバースよりもAMN。厳しいがそれも現実だ。そしてコシエルニがお休みで久しぶりのホールディンとムスタフィのCB。これもローテーションなんだろうか。ラムジーもジャックもいないというやや予想外なスターティンとなった。
17/18EPL アーセナル vs ワトフォードの論点
さあ、どこから入ろうか。語るべきポイントが多すぎる。しかしまずは冒頭にも書いたペトル・チェフだろう。
ペトル・チェフがEPL200クリンシートの偉業を達成&ペナルティストップ連続失敗記録をストップ
ペナルティストップは2011年ぶりとのこと。アーセナルではもちろん初めて。長かったなあ。
アーセナルはチェフに教えられたよね。自らのバッドフォームを改善できるのは結局自分しかいないんだと。まさに背中でチームを引っ張ってるよ(GKだけど)。
ペナルティストップ自体は試合の趨勢に大きく影響していないが、いくつか重要なセーブも見せておりこの試合のMOMも当然だろう。
✅ Penalty save
✅ @premierleague Man of the MatchWhat a way to bring up your double century, @PetrCech 👏 pic.twitter.com/krwTC75cvl
— Arsenal FC (@Arsenal) 2018年3月11日
まあチェルシーでの記録がほとんどなんだけど、かたいこというなよ。
RECORD: Petr Cech is now the first player to keep 200 clean sheets in the Premier League doing it in 431 games:
Chelsea (162)
Arsenal (38)Legend of the game. pic.twitter.com/DFVBqfKz5I
— Squawka Football (@Squawka) 2018年3月11日
わりとダントツ。しばらく記録は破られないかもしれない。まさに偉業。
Most clean sheets in Premier League history:
Petr Cech (200)
David James (169)
Mark Schwarzer (151)
David Seaman (140)
Nigel Martyn (137)
Pepe Reina (134)
Edwin van der Sar (133)Saves for days. pic.twitter.com/cHLF14anKf
— Squawka Football (@Squawka) 2018年3月11日
これで気持ちよく、来シーズンは新GKに道を譲っていただければそれでハッピーエンドである。チェフはほんと、いつかメルテザッカーのようにアーセナルでGKコーチをやればいいのにな。メンタリティは指導者に向いているよ。
Thank you for all the messages !!! Really appreciated!!! pic.twitter.com/mJKQah2If4
— Petr Cech (@PetrCech) 2018年3月11日
真面目というか律儀というか。
メスト・エジルがEPL史上最速で50アシストを記録
おれたちのマエストロがキーオン氏を黙らせる記録を樹立。カンフーキックで有名なエリック・カントナの記録を抜いたとのこと。
Keep it up, @MesutOzil1088 🙌#WeveGotOzil 〽 pic.twitter.com/RSQfDsTvB6
— Arsenal FC (@Arsenal) 2018年3月11日
141試合で50アシストってことは3試合に1点以上アシストしてるってことだな。このしょぼいアーセナルでこの記録はすごいよ。ケインとかアグエロがいたらもっとすごかったわけで。
そしてアーセナル公式もノリノリである。
Be it on the pitch or at the training ground, @MesutOzil1088 just loves to assist
🤣 pic.twitter.com/Ua649ktbSX— Arsenal FC (@Arsenal) 2018年3月11日
メストがアシスト。メストが締まらないコートのジッパーも上げてくれるゾ☆
アーセナルの1000ゴールめはムスタフィ
A perfect start – @MustafiOfficial heads @MesutOzil1088‘s free-kick into the far corner to give us the lead#AFCvWFC 1-0 (8) pic.twitter.com/TdJya9R8xs
— Arsenal FC (@Arsenal) 2018年3月11日
そして。
アーセナルで1000ゴール決めたのはちょうど100人
But who were our top 3️⃣ scorers in home @premierleague games? 🤔#AFCvWFC pic.twitter.com/ceYr3QNllp
— Arsenal FC (@Arsenal) 2018年3月11日
アーセナルは得点者が偏らない(多くの得点者がいる)チームである。それにしても。1000ゴールを100人でって、なんか九蓮宝燈とかホールインワンみたいで怖い。
その他
選手については、まずオバメヤンとミキタリアンのコンビネーションに触れないわけにはいかない。3得点のうち2得点はこのふたりが交互にゴール&アシストで決めたものだ。やっぱりお互いの動きを把握しているからこそのコンビネーションなんだろう。今後にも大いに期待しようじゃないか。
ちなみにミキタリアンは、OptaJoeによるとアーセナルに来てから6試合で5得点に絡んでいるとのこと(1G4A)。マンUでは6得点に絡むのに15試合かかっているということで、早くもアーセナルとの相性の良さを示している。
5 – Henrikh Mkhitaryan has been directly involved in five goals in his first six @premierleague appearances for Arsenal (one goal, four assists); just one fewer than in his 15 games for Man United this season (one goal, five assists). Rejuvenated. pic.twitter.com/v0IjxJWWUY
— OptaJoe (@OptaJoe) 2018年3月11日
まあでもこの前のマンUとリヴァプールの試合を観てしまったけど、ゴール前に6人並べるような監督で点を獲りまくれというのは無理があるよな。マンUの看板しょってあそこまで守備的に戦えるってのは逆に尊敬するけど。ミッキーはアーセナルに来れてほんとよかったよ。
それと、この試合でぼくがとくに言及したいのは、エルネニーだ。彼はわりとスーパーだったように思う。いつもの無難なパスに終始するような感じじゃなくて、とにかくチャンレジングなパスをたくさん出していて、しかもそれをちゃんと成功させていた。こういうプレイができるなら、称賛を惜しまない。
What a performance, @elnenny 👏#AFCvWFC pic.twitter.com/8FDIcWtkD9
— Arsenal FC (@Arsenal) 2018年3月11日
スタッツを見るとじつは無双状態だった。92%パスに7リカバリーって。
以上。とにかく記録づくめで久しぶりにいうことなし。いやペナルティ与えたAMNとか、ビッグチャンスを外したエジルとかいいたいことはあるんだ。でも目をつぶろう。だって勝ったんだから。
つぎはもちろん、木曜(日本時間金曜朝)のELミラン戦だ。ミランはイタリアでジェノア相手に劇的勝利を収めていたようだけど、われわれの自信レベルはいまかなり上がってきている。自信満々のときのアーセナルは強い。負けないだろう。
アーセナルに気の毒だとか余裕ぶっこいていたミランのスポーツディレクター氏にドコモ2.0ばりの赤っ恥をかかせるのだ。COYG
おまけ
コシエルニ家の娘かわいすぎだろう。こんなお嬢ちゃんに「パパのチームはなんでうんこみたいに弱いの?」なんて訊かれたらそりゃ泣きたくもなる。