今回のウクライナでの試合に招集されている遠征20名のうち、半分以上の12名もの選手がユース選手ということで。
1️⃣2️⃣ of the 2️⃣0️⃣ players included in our @EuropaLeague squad are products of the academy 🙌 pic.twitter.com/0ZSNz69OvT
— Arsenal Academy (@ArsenalAcademy) November 28, 2018
ここまで大胆に若い選手たちを使ってくるとは驚いた。
日曜にはエメリの初めてのノースロンドンダービーが控えているのだから仕方がない。逆に思い切り温存してくれてよかったと思うくらいだ。
さて、アーセナルの熱心なファンでも、ユースの選手までしっかりチェックしているひとも少ないだろうということで、今回招集されたアカデミーの選手たちについて、redditの有志がまとめて紹介してくれていた。ありがてえ。
今回はこのEL遠征をより楽しめるよう、それをざっくり訳してシェアしよう。※全訳じゃないのでもっと詳しくというひとはオリジナルを見てね。
最初に断っておくと、主コメントはわりと手厳しい。しかし褒めるところは褒めているのでバランスが取れていないこともない。実際に自分の目で見た印象を語っているのだろうと信じられる。
本人はアーセナルユースの事情通Jeorge Birdほどじゃないなんていってるがなかなかどうして。
ヴォルスクラに帯同しているアーセナル若手選手の紹介
Deyan Iliev(デヤン・イリエフ)GK
正直彼はかなり悪い。フットワークはまるでフレッド・アステアみたいに見えるルカク。ショット・ストップもひどい。ひとつもポジティヴなところが見当たらない。
Zech Medley(ゼック・メドリー)CB
UEFAのウェブサイトによると彼はELでプレイする資格がない(登録外)のにおかしなことだ。18人には入らないだろう。※出場資格アリという説もアリ。エメリも試合前会見で出場の可能性があることを示唆している。
ボール扱いがうまくファーストチームに入っていける選手。ただしときに守備には疑問が残る。後ろに走られたとき集中を途切れさせがち。
Jordi Osei-Tutu(ジョルディ・オセイ・チュチュ)RB
個人的なフェイヴァリットプレイヤー。ヴィリャレアルとの試合で120分右サイドを走りつづけた疲れ知らずのスタミナ。攻撃ではとてもデンジャラス。ただしシーズンのほとんどをけがで逃した。
Dominic Thompson(ドミニク・トンプソン)LB
トンプソンを連れて行ったのも少し変。彼はユースレヴェルでもそれほど活躍しておらずU23にやっと入れるかどうか。いいかえればU23のLBはそれだけ層が薄いということ。U18でもとくに目立っていたわけでもない。Vontae Daley-CampbellがRBで印象的だったのとは好対照(彼はオセイ・チュチュがけがしたのにU23に上がれていないが)。
Charlie Gilmour(チャーリー・ギルモア)CM
ギルモアは今季のU23ではずっとレギュラーでプレイしている。ブラックバーンで一発レッドなんかもあったりしたけど。彼は完全にDMでとてもいいタックルがある。しかしボールを持ってからのパスする能力はまだ欠けている。
また彼のコンヴァージョンの記録はペナルティでのハットトリックがあったせいだと思う。彼がシニアレヴェルで成功できる何かを持っているかどうかは議論の余地があるが、今季はその可能性を見せている。
Tyreece John-Jules(タイリース・ジョン・ジュールス)CF
ジョン・ジュールスはU23レヴェルでもしっかりとしたストライカー。でもエンケティアの劣化ヴァージョンともいえる。エンケティアと似ているがすべてにおいてエンケティアが優れいている。まだ17才になったばかりだから厳しい評価かもしれない。
Bukayo Saka(ブカヨ・サカ)FW/Winger
サカはすでにU23のベストプレイヤー。2ヶ月前に17才になったばかりだというのに。ウインガーにほしいほとんどすべての能力を持っている。
去年まではLBでプレイしていて、ディフェンシヴのワークレイトもとてもいい。
彼は電撃的に速く、すでに何点か取っているしアシストもできる。ただひとつ彼に問題があるとすれば、彼のダイレクトネス。ユースレヴェルでは効いているが、ファーストチームレヴェルではどうか。
※アーセナル公式でもAcademyのリストに入っていないのでポートレイト写真なし。
のっけからばっさりのGKイリエフについては、コメントでショットストップについてはそれほど悪くないとフォローも入っているが、キックの性能が著しく悪いともいわれていた。
サカは、オーンステインも「彼は別格」といっていたくらいだから、相当にいい選手らしいな。早く観たいや。
今回招集されていない、われわれがよく知る選手、たとえばゼラレムやブラモールなどは、コシエルニとともに月曜のU23ダービー戦に出ていた。ちなみにこの試合はU23スクワッドには珍しく5-0と惨敗をしているが、今回のELのためにESRやエンケティア、ウィロックなどの主力がごっそり抜けていたせいだといわれている。
このダービーの試合ハイライトなんかを観ると、ブラモールなんかもわりといいプレイをしていたが、残念ながら彼らはこの遠征に加わるレヴェルにない(フィットネスも含めて)ということだろう。
それと、ブカヨ・サカやジョン・ジュールスなどとともに大いに将来を嘱望されている、ザビア・アメイチ(Xavier Amaechi)という17才のFW/ウインガーもけがで長期離脱中。プレゲズエーロも今回けがで招集外で、せっかくチャンスが回ってきたところでけがが理由でプレイできないというのも気の毒なことだ。