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【マッチプレビュー】18/19UEL LAST32 BATEボリソフ vs アーセナル(14/Feb/2019)エジルをなぜ使わない……

弱ったもんだ。アーセナルはまたエジルを連れて行かないことに決めた。いったい何がどうなってんのかな?

18/19UELのノックアウトステイジ・ラスト32、アーセナルの相手はBATEボリソフ、ファーストレグはアウェイマッチとなる。

BATEボリソフとは去年グループステイジでもホーム+アウェイで戦っており、この短期間でベラルーシチームと2度も戦うことになった。不思議な縁である。

BATE vs Arsenal preview: Mesut Ozil and Aaron Ramsey left out of squad



ボスの試合前コメント

プレスカンファレンスより。会見にはスタートが予想されるペトル・チェフも同席した。

(スクワッドセレクションについて……)

エメリ:グッドイーブニン。ここにはプレイする準備ができている選手を連れてきた。スクワッドに選ばなかった選手はアーロン・ラムジー、かれはまだチームとトレイニングができていないから。それとソクラティス。彼は昨日と今日トレイニングしているが、まだ十分フィットしてないと考えた。メストも同じで、彼は病気から戻ったばかり。オバメヤンは月曜からトレイニングを始めていて、昨日と今日もやっていて彼はこの試合に使える。

(BATEの脅威について……)

まず彼らをリスペクトしている。彼らについてはふたつの異なった状況について話せる。

ひとつは去年、ここで戦ってアーセナルが4-2で勝った。もうひとつは、彼らが戦ったグループについて。たとえば、チェルシーに1-0で負けたが、彼らは得点チャンスもあったしドローに持ち込めたかもしれなかった。

彼らは競争のあるリーグにはいないが、プリシーズンから準備していた。彼らがとてもよく組織されたチームだとわかっているよ。わたしはむしろ彼らが明日わたしたちを相手にベストパフォーマンスを出してくることについて考える。いい選手もいるしモチヴェイションも高い。このコンペティションでラスト32だ。彼らもわたしたちと同じように相手をリスペクトしてうまくやりたいはずだ。われわれも重要なことを成し遂げようという大きなモチヴェイションとアンビションをもって、このラスト32の試合に向けて準備してきた。

(夏にリタイヤを控えているいま、このときをどんなふうに味わってますか……)

チェフ:そのとおり、これが最後の大会になるかもしれない。しかしぼくも毎日チームと準備してきた。これが自分のラストゲイムだとか、最後のコンペティション、最後のラウンドかどうかなんて考えないよ。ぼくは自分の全人生について、全キャリアについて準備するし、もちろんベストパフォーマンスを出したい。このチームとともに勝ちたい。わたしのたったひとつ集中していることはこの試合への準備だけ。

(グループステイジとノックアウトステイジのトランジション……)

うまくプレイする必要があったし、プレイオフステイジに向けてグループを勝ち抜く必要があった。そしてチームはまとまっていったんだ。どの試合でも準備万端でなければならなかった。難しいコンディションのなかでもスポルティングやヴォルスクラのようなチーム相手にいいパフォーマンスを出すため。その経験がつぎのラウンドに行くことを助けたんだと思う。

この試合で有利なのはぼくらだと思われているけど、ピッチで力を見せなければならないし、前へ進みたいならホームでもアウェイでも集中しないと。BATEはヨーロッパの大会に毎年出ていて、ヨーロッパでの戦い方を知っている。彼らと戦うのは簡単じゃないだろう。

(デニス・スアレスはスタートする……)

エメリ:まずは明日ベストパフォーマンスを出すことを考えている。ベストプレイヤーでね。彼の適応はいいが、時間も必要だ。ファースト11のなかに入ることも問題ないだろう。しかしあとから試合に出るためにベンチの可能性もある。彼の適応はチームにとっても重要なので、彼はちょっとづつ時間をかけて馴染んでいく必要がある。チームでプレイする自信とリズムを得るんだ。(スタートするかベンチか)ふたつの可能性があるよ。

(ピッチとコンディション……)

キエフで寒さと雪のなかヴォルスクラとプレイした。ここではもっとかもしれない。でも天候やピッチはいい訳にはならないんだ。真っ白なピッチでもOKだ。90分プレイするのはこちらもあちらも同じだから。

(ELのトロフィで締めくくり……)

チェフ:もちろん。ぼくのキャリアの最後に理想的なシナリオだね。ぼくらは毎日どのコンペティションでも準備してきたし、それはまさにぼくらが目指しているものだと思うよ。どの試合でも勝利を目指し、着実に進歩していく。もちろんクラブとしても、可能な限り先に進むということはとても重要なことだ。もしELのタイトルを取れるなら選手全員にとってグレイトな思い出になるし、それがCLへ出場にもなる。まだ道は長いけどね。

(これが来シーズンにCLに出るベストチャンスなのでしょうか……)

エメリ:わたしはどの試合もビッグチャレンジだと思っている。PL、カラバオカップ、FAカップ、そしてELだ。わたしたちの目標は明確だ。来年CLでプレイすること。

しかしそれは簡単ではないことはわかっている。それを達成するためにいまはふたつの道がある。ひとつはEL。しかしELで優勝することはとても難しい。ラスト32でBATEボリソフと戦うことだってビッグチャレンジで、ほかの試合だってそうだ。PLでCL出場権を得る道もある。しかしわたしたちのチャレンジはまずつぎの試合のことを考えること。つぎの試合は明日だ。チームでも個人でも進歩するための取り組みを続けていかねばならない。

ふたつのコンペティションでベストを出すために、ハードワークが必要だということはみんなわかっている。

ELでファイナルまで行ってもチェフが守るのかね。それはそれで感動的かも。

チームニュース

公式TeamNewsより。

PEA、エジル、ソクラティス、ジャカがフルトレイニングに復帰。

ラムジーは右膝でダウト。

ベレリン、ホールディン、ウェルベックはアウト。

で、昨日発表されたトラヴェリング・スクワッドがこちら。ラムジー、ソクラティスはまあいい。メストがいねえ。。

エジルの仲間はずれについて

エメリはエジルがいないのは戦術的な理由じゃなく病気明けだからと説明しているが、これが病気から回復してない選手のツイートに見えますかね? 翌日の試合でプレイしない選手のツイートに。むしろプレイする気マンマンでは。

トレイニング風景の写真も見たけれど、エジルがなんか穏やかというか仏のように悟った顔をしていて。

なんかこれものすごく気持ち悪い。

いまファンのあいだでも、事実上彼がチームから干されている理由についていろんな憶測が飛び交っている。

エメリがプレイスタイルに合わないエジルをピックしないだけとか、じつはラウル・サンレヒの意向で起用を止められてるとか、そもそもエジルのトレイニングでのハードワークが足らないだとか態度が悪いからだとか。

でもいまのところは、どれもみんなただの想像に過ぎない。

でも真実は必ずあるんだよ。けど、なんらかの理由でそれが隠されようとしている。それがぼくは大変に気持ちが悪いと思う。

なかでもやっぱりエジルのツイートやトレイニングでの表情から見える「平気そうな部分」がぼくは一番気持ち悪いかな。それだけ見てると、とても渦中の人には見えない。

エジルはこれまでにもDFBの件や「批判はやめてサポートして」の件とか、SNSで直接ファンに呼びかけるような発信をしている。もしいまリスペクトのない不当な扱いをクラブから受けているのであれば、それを公にしてもいいんじゃないか。それとも事実はそうじゃない、何か後ろ暗いところがあるってことなのか。

ぼくはエメリがプレイスタイルやインテンシティを理由に彼を試合にスタートさせないのは問題ないと思っている。まあかなり贅沢な選択だが、そういった判断もヘッドコーチの権限でできるべきだと思う。でも、エジルをベンチにも置かないなんてことはさすがにやりすぎだし間違えている。これではまるで罰とか見せしめみたいじゃないか。

クラブ史上最高給をもらい世界でも10指の長者フットボーラーが、フィットしているのにベンチにも入らないなんて事態はちょっと異常だ。彼がウィロックやエンケティアよりもチームに貢献できないなんて思えない。

しかもいつも金がない金がないと騒いでいるアーセナルFCでこんなことが起きているなんて、ジョークもいいところである。

予想ファースト11

当ブログの予想スターティング。

4-2-3-1

ラカゼット

イウォビ、ミキタリアン、オバメヤン

ジャカ、トレイラ

コラシナツ、コシエルニ、ムスタフィ、AMN

チェフ

基本的にはこの試合は最強チームで挑むはずだと思う。

理由はこの週末に試合がないこと(つぎの試合は来週のBATE(H))。それと、今回アウェイでそれなりに差をつけて勝ってしまえば、来週のホームでのセカンドレグでレギュラーをたくさん休ませられること。

来週のミッドウィークのセカンドレグのあとは中二日でPLセインツ(H)なのだから、大事なPLのためにもちろん選手を温存したい。

逆に云えば、この試合で満足できる結果を得られないようだと、来週はサウサンプトン相手に疲労したスクワッドで中二日で戦うことになり、大変にキツい。

現在の数ポインツ差で4位を争っている状況で、ホームでPLの試合を落とせばトップ4フィニッシュに大打撃となる。

その週はセインツ戦の裏ではチェルシーがToTと、マンUがLFCとそれぞれ戦うのだから、そこでまたアーセナルが4位に返り咲く可能性は高いのだ。

BATEボリソフについて

フレブがいるよ。ベラルーシのスポーツ新聞に答えた。

フレブ:アーセナルは準備万端みたいだね。これはとても大きいよ。

ぼくらには難しい試合になるだろう。ああ、すごくね。でもぼくたちは全力以上のフィジカルを絞り出してぶつかっていくつもりだ。

え、マヂやめてほしいんですけど。。

前回対戦について

アウェイでのファーストレグ。2-4。
【マッチレビュー】17/18UEL BATEボリソフ vs アーセナル(28/09/2017)

ホームでのセカンドレグ。6-0。
【マッチレビュー】17/18UEL アーセナル vs BATEボリソフ (07/12/2017) 快勝でGS終了。UEL決勝トーナメント出場クラブ決定

アグリゲイトスコア10-2はまあ悪くないけど、アウェイで2失点もしてんだよ。今年も悲惨なアウェイフォームを考えるとどうなるかわからんよ。

試合結果予想

BBC Sports (Lawro’s prediction)  N/A

SKY Sports (Charlie Nicholas)  1-3

WhoScored.com 0-2

まあそんなとこでしょうな。いまのフォームなら実力差のわりに大量得点は期待できないし、なんなら失点の可能性すらある。負けはしないだろうけど。

チャーリー・ニコラス(Sky Sports):BATEはヨーロピアン・フットボールでもしばらく一定の評価を築いてきた。アーセナルの脆弱なディフェンスは愚かなことをやらかしてしまうが、ここでは仕事をやり遂げる必要がある。ウナイ・エメリこそ誰よりもそれに苦しめられている。彼はチームの守備がカークラッシュみたいだとわかっている。しかしそれについて彼ができることはあまりない。ローラン・コシエルニはそれができないし、シュコドラン・ムスタフィは教えられたことがわからない。両フルバックもだ。ムスタフィはいくつもミスをやらかすが、逆にやらかさない選手がいるか?

ラカゼットはみんなが望むスーパースターストライカーというわけではない。しかし期待どおりのことをしてくれる。ハードワークするし得点もする。ラカゼットはプレイさせなければならない。エメリがリスクを取るとは思えない。だからわたしは最強チームで勝ちにいくと見る。そうすれば、リターンレグで若手選手たちを使うことができる。ジョー・ウィロックやバカヨ・サカといった選手たちだ。この漢はこのコンペティションに本気で、それは以前にも見たことがある。

試合のみどころ

前述のように、今後のフィクスチャを見据えて絶対に勝つ必要がある。勝たなくも死にはしないがそのあとがきつくなるというだけだ。低燃費で賢い試合運びを期待したい。数試合ぶりに戻るジャカのプレイに期待だ。

それとケガだけはしてはいけない。エメリはだいぶトレイラを心配しているようなので、今回もしかしたらスタートさせない可能性もあるかと思う。

またエジルの不在を嘆くような試合にだけはしてはならない。

キックオフは日本時間明日2/15(金)2:55。めちゃくちゃ中途半端な時間である。COYG



※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

3 Comments on “【マッチプレビュー】18/19UEL LAST32 BATEボリソフ vs アーセナル(14/Feb/2019)エジルをなぜ使わない……

  1. 全力以上のフィジカルを搾り出して←こわいこわいこわいよ~。
    怪我だけは避けて欲しいです…。

  2. ツイッターを見て、私はチェンさんがエジルを使ったり使わなかったりすればいいと言った意味わかりますよ!
    エジルに厳しい〜と思うもこともあるけど、エジルが活躍して喜ばないグーナーいないよ(言い回し別かもしれんけど)発言だってある。この状況でエジルを使わないなんてフェアじゃないと言えるのはすごいことだ。頑張って。

    1. ありがとう。。

      こうしてちゃんと見ていてくれるひとがいるってのはブログの励みになりますよ。ほんとに。

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