「アーセナルの選手たちは、エメリの繰り返しのトレイニングに飽き始めている」
ところで、昨日にはアーセナルの選手たちがエメリのコーチっぷりにフラストレイションを見せ始めたという報道も出てきていた。
Arsenal squad growing frustrated with Unai Emery’s repetitive training sessions
報じているのは『Metro』だが、元ネタは『The Athletic』。世界中のスポーツジャーナリストをぶっこ抜いて怪気炎を上げる、例の気鋭サブスクメディアである。ぼくは結局課金してないので元記事にアクセスできないごめんね。
以下Metroより。
The Athleticによれば、エメリがアーセナルに来て以来いくつかのドリルを除けば、エメリがアーセナルを進歩させたり、プレッシングを磨き上げるようなワークをやったのはわずかだという。プレッシングについては彼のメインの戦術プランのひとつだとされているにも関わらずだ。
アーセナルではいまもエメリの元でワークを楽しんでいる選手たちもいる一方、彼のメソッドについて代わり映えのなさやトレイニングにおいて繰り返し同じドリルにこだわる部分には、フラストレイションも見られる。
このスペイン人はヴィデオ分析をやることでも知られているが(たしかにそれはアーセン・ヴェンゲルのあとでは新鮮な空気を吸うようなものだった)、何人かの選手たちは2時間以上にも及ぶことも珍しくないそのセッションに居眠りしてしまうこともあるという。
The Athleticでは、試合の前には、つぎの試合相手のスタイルを真似させたU-23チームと模擬戦をやるという驚きのリポートもあった。それについてはスクワッドは気に入っているけれど。
エメリはプレッシングのトレイニングをやっていなかった……だ…と…、目を疑うようなことが書かれている。
でもそれなら納得がいく部分もある。エメリが来て以来アーセナルの基本戦術となったインテンスなプレッシングは当初からずっと注目されていたが、いつの間にか気づけば、相手に関わらず、それを毎回いつでもトライするような感じでもなくなっていた。ワトフォードで見せたプレッシングは人数をかけても簡単にかわされたのが印象に残っている。まさに練度の低さを露呈していた。
また、ヴィデオ分析セッションのくだりについては、おそらくいまに始まったことでもない。以前から指摘されていることは、このブログの過去エントリのなかでも言及されているし、エメリがアーセナルのヘッドコーチに就任したときには、真っ先にホアキン・サンチェスの「(渡されたヴィデオが大量すぎて)ポップコーンが足りなくなった」発言が注目を浴びたくらいである。
エメリに関する13のコメントからひもとく、エメリのフットボール哲学 | ARSENAL CHANGE EVERYTHING
アーセナルはもはやプレッシングチームではない?
アーセナルのプレッシングについて。昨日見かけた驚きのツイート。
With a pressing rate of 8.30 no “Big 6” team has pressed more than Man Utd so far this season in the Premier League.
Data:
8.30 – Manchester United (3rd)
8.38 – Liverpool (4th)
8.72 – Manchester City (5th)
10.20 – Tottenham (9th)
10.39 – Chelsea (10th)
14.71 – Arsenal (19th) pic.twitter.com/CODIiZ2DVA— UtdArena. (@utdarena) September 16, 2019
あまり見かけない「プレッシング率(pressing rate)」が、どういったスタットかわからないが、これによれば今シーズンここまでのプレッシング率は、ビッグ6のなかではマンUがトップでアーセナルは最下位、なんとリーグでも19位だという。
ついこの間まで、アーセナルはプレッシングチーム、もっともアグレッシヴな守備をやるチームに生まれ変わったと云われていたのに。いったいどうなってしまったのか。
AFC次期マネージャーオッズ
世間の動向に敏感なベット企業(Ladbrokes)が早くもアーセナルの次期マネージャーが誰かオッズを発表していた模様。『Mirror』が報じていたオッズはこちら。
5/1 – Mikel Arteta
6/1 – Patrick Vieira
6/1 – Freddie Ljungberg
8/1 – Max Allegri
10/1 – Brendan Rodgers
20/1 – Thierry Henry
50/1 – Arsene Wenger
さあ、誰がいいかな?
以上
監督がこういうネガティブなイメージを持たれて批判されてる時に建て直した例をほとんど見たことがない気がするんですよね。あと数試合は見るでしょうけど改善されなかったら解任しそう
少なくともサンレヒはリクルートはじめてるでしょうね。
まさか現代サッカーで戦術派と言われながらプレス練習しない監督がいるとは驚いたなあ
アレグリ来て欲しいですけどね、サンレヒの剛腕で呼べないもんでしょうか
今シーズンのCL圏は必須ですので、フロントも早ければ10月冬までには動く可能性が高い気がします
現実的にはリュングベリでしょうな
個人的にはアッレグリに来てほしいです。
彼がやっていた今いる選手に合わせて最適解を見つける采配をアーセナルでも見てみたいところです。
建て直した例はすくないでしょうが、小康状態のまま契約満了はけっこうあると思います。
ヴェンゲル末期(ラスト3年くらい)はこれくらいの不信論がずっと出ていた印象なので、自分は今シーズン終わりまでなら余裕で待てますね。
エジル「攻撃に約束ごとがほしい」
ヴェンゲル「それはもっともだが創造性を縛りたくない」
みたいなやりとりのあった時代でした。
うーん。これだけネガティブな情報があるとは。
アップされた写真ですけど、ペナルティエリアの対角にあたるエリアはいつもプレッシャーがゆるいと思います。SBかMFのどちらが行くか約束事がないのでは?と思うレベル。いつもあのエリアから簡単にクロス入れられてヒヤヒヤしてます。
個人的には攻撃も約束事というか、ある程度システマチックにする必要があると思いますけどね。シティやリバポはSBとCBの間にサラーとかデブライネ置いてギャップ突いてますし、相手間のスペースを活かして、相手が食いついたら別の選手が飛び込むとか、逆サイドの選手が飛び込むとか、複数人が連動するのは形には出来るはず。選手の才能が効いてくるのは、それを実現するときに現れると思いますけどね。
ペップのドリルはそのへんがすごく考えられてるって聞いたことありますね。
ということで、新監督候補はアルテタで。順当にいけばユングベリでしょうけどね。次のホーム戦で、「エメリアウト、ベンゲルイン」の横断幕あったらさすがに笑ってしまいそう。
まあ不安にもなりますね。シーズン前に狂喜乱舞していた自分たちが本当に恥ずかしい。。。。
ペペはしばらく時間がいるでしょうが、守備は相変わらずですし、
CLもし今期でれなくなるとどうなりますかね。。。ペペの移籍金支払いがやってくるので、
OUT:オーバ&ラカ(売却)
セバジョス(レンタルバック)
ルイス
IN:サリバ、新CB、新FW(A・グレイ、A・バーンズとか)
震えてしまう。。。。
今のアーセナルには戦術はあってもプレー原則がない(あるいは、複雑すぎる)のだなと思います。その結果、原則無きまま部分的に理解した戦術通りにそれぞれの選手が動くため、プレスは嵌らないし、引いたときの守備もできないし、ビルドアップもできない状態になっているのではないでしょうか。サンレヒはエメリと心中することはしないと思うので、結果を出せなければシーズン半ばで解任になると思います。
後任は私もアレグリを推します。最近、鳥の眼という戦術分析サイトをよく見ているのですが、昨季のアッレグリ・ユベントスが如何にしてロナウドをチームに組み込みつつ、堅守を築いたのかを細かく分析していて大変面白かったです。そのユベントスを見るにつけ、彼ならエジルをチームに組み込むことも、ジャカをヒーローにすることも、ディフェンスを安定させることもできるのではないかと感じました。
プレッシングのデータは分母次第なのでよくわからないですね。今シーズンの後方ビルドアップ失敗からカウンター浴びている時間が長いのでプレスをかけている時間という点では間違いなく下がっているとは思います。掛けに行く回数としては前方からの場合は印象が昨シーズンと変わりませんので。
昨シーズン感じたエメリの力は相手に対して良い点を消すという点で、決まれば強豪も抑えきれる感じでした。そして失点に関しては改善しなかった。
それが今季は相手に対してハーフタイムに修正も効かず、失点に関する組織は未だそのまま。
ヴェンゲルから変更した理由は前線には選手のクリエイティビティに戦術の助けを、守備に関しては抜本的な整備をと言うはずなのに前線は複雑すぎて混乱、守備は変わらずというので悪化していますね。
割とモウさんに一回頼むのはアリではないですかなぁ
これでエメリがシーズン途中に解任となると、なんかアーセナルも普通のフットボールクラブなんだなと思ってしまうだろうなと感じて現状を見守ってます。でもサンレヒならやりそう。
エメリを擁護する訳じゃないですがミーティングで居眠りしちゃう根本的にプロ意識と脳ミソが足りない選手達が諸悪のような。20年前ならまだしも現代においてそんな選手はCLを争うクラブに居るべきじゃないですよ。僕も後任ならアレッグリが良いですがアレッグリも戦術家なんで結局選手がついていけず腐るでしょう。セビージャの選手達は出来たのにアーセナルの選手達には無理だった、通用しなかったじゃなく選手側が理解出来なかったは相当恥ずかしい。チェルシーは選手と監督の対立がありつつも何だかんだコンテ、サッリのサッカー会得してましたからね。
複雑さの前に単純に通訳どうしてんのかって話ですよね。
試合中の指示をスペイン語で喚いたところで伝わらない。
今はモンレアルもベジェリンもいない。
エメリの英語は我々日本人にはむしろ分かり易い、ゆっくりで簡単な表現が多いけど、選手に対する専門的な指示での英語は十分なの?
特に右腕のカルセドって英語を話せるの?
複雑な説明や指示なら母国語でないと説明しにくいだろうし。
因みにマタの思い出話は10年も前の話ですね
おお。ちょうどどっかで書こうと思っていたのだけど、今回エメリの英語がそもそも問題じゃねっていう指摘はあるのだよね。
エメリの英語はいろんなところで褒められることが多いと思うのだけど、それはあくまでよく短期間で上達したねって話しであって、高レヴェルのコミュニケイションで使い物になるかどうかというのはまた別の話しで。
アレグリはカルチョ出身だからゾーンディフェンスの基本からしっかりたたきこむだろうし(画像のような守備見せられたら発狂死するかもしれない)、もともとプロビンチャの指揮官からビッククラブまで渡り歩いていますからね。適応力と言う意味ではエメリよりも断然あると思います。
まぁ現実的なところでアルテタでも十分です。少なくとも、アレグリなら勝てるチームになるし、アルテタなら美しいチームになります。エメリは一年経ってもどちらにもならないので失敗でしょう。幸い選手のやりくりなどのマネジメントは健全だし、一貫しているので、解任してもマンUみたいにならなそうなのが唯一の救いです。
個人的にはもう数試合、様子を見たい。
ここ数試合は間違いなくエメリが原因でひどい試合が続いたが、監督も人間である以上見込み違いや錯誤はある。
自身の見込み違いに気がついて修正できるのも良い監督に必要な能力だと思う。エスパーじゃないんだからね。
ただ勿論、エメリがあくまでも自説に固執して、ずっとこのまま最低の試合を続ける可能性もある。
ワトフォード戦から何も学ばずにずっとあのやり方を続けたら、降格の危険すらあると思う。
ディーニーがいたら8-2で負けてても全然おかしくない試合だったし、あれで勝てる相手はPLには1チームも存在しないだろうから。