hotいま読まれているエントリ

Arsenal, Arteta, EPL, Match

【マッチレビュー】19/20EPL アーセナル vs シェフィールド・ユナイテッド(18/Jan/2020)課題は守備から攻撃へ

期待してたんだけどなあ。ホームで1-1ドロウ。

PLテーブルで6位というシェフィールド・ユナイテッドのフォームを考えれば、いま10位のアーセナルがホームであっても苦戦することは予想できなくはなかったが、失点時のシーンを見れば大変に悔いの残る結果となった。

アルテタが来て以来、6試合でW2 D3 L1(※FAカップのW1含む)。PLではポッシボー15ポインツのうち取れたのは6ポインツ。5試合中4試合でポインツを落としている。

たしかに守備面ではエメリ時代にくらべて見違えたところがある。もう毎試合20本シュートを打たれるようなチームではなくなった。この6試合で敗けもひとつしかない(しかもチェルシーのアレ)。

守備は進歩のきざしがある一方で、今シーズンの攻撃の物足りなさは依然として課題でありつづけている。

ポインツを落としているこの4試合でのアーセナルの得点はすべて「1」。現在PLではかつてないほどに上下格差がなくなっているためか(リヴァプールを除く)毎週のようにトップチームがポインツを落としまくっている現実を見るに、PLで勝つにはもう得点1では十分ではないのだろう。

現時点におけるアーセナルの問題が浮き彫りになった試合であった。

Arsenal 1-1 Sheff Utd: John Fleck cancels out Gabriel Martinelli goal for draw

試合をざっと振り返ろう。



アルテタの試合後コメント「はっきりペナルティだった」

ボスの試合後プレスカンファレンスより。要約(箇条書き)にて。

  • (フラストレイション)今日はとても失望している。3ポインツに値するパフォーマンスだったので2ポインツ失った気分だ。PLでロングボール、セカンドボール、セットピースをやってくるこの手のチーム相手に最後の10-15分で試合を殺さなければ、ポインツを手放すことになる。以上だ
  • (もはや1点先行では十分ではない)そう。より神経質にさせられる。PLで最後の10-15分で注意しなければ何でも起きる
  • (これはまだやり残した仕事がたくさんあることを示している)これまでやってきたことについてわからない。もっとも重要なことをやろうとしてきたとは思う。わたしは困難なときにチームを引き継いだ。できるだけ進歩しようとしている。わからない
  • 2Hはシェフィールド・ユナイテッドはゴールに対して淡白で、ひとつのロングボールとセカンドボールからのシュートが信じがたいアングルから入った。どうすることもできない
  • (フィットネスの問題もある?)ガスは満タンでみんなとてもハードにトライしていたと思う。いつも相手にプレッシャーをかけていたし、やりたいことをやらせなかった。ワイドエリアでのオーヴァーロードやセカンドフェイズでのコントロール、あるいはボックスにボールを入れるなど。そういったことはなかった。もしかしたら最初の5分か10分は試合の流れを掴んでいなかったが、おおむねよくやった。そして1-0にして、最後の10分で変わった
  • 彼らはバック4に変えてより多くを前に上げ、ボールの前に6人がいた。そんな彼らがロングボール、セカンドボールを使うようになれば難しくなる。簡単ではない
  • (ペナルティはあった?)とてもはっきりしていたと思う
  • (レフェリーとは話したので?)ノー
  • (ガブリエル・マルティネリのステップアップ)そのとおり。彼は18才の熱心なキッドだが、勇気ある決断ができ、いつも相手の脅威になれる。彼はいつもゴールの真ん中にいて、チャンスが来るのを待っている。彼がはケガ以来90分はプレイしていなかったが、それでも彼の毎度のアクションは印象的。得点記録もそう
  • (試合中にエインズリーを呼んでいたのは、イコライザーは彼のせいだったから?)もちろん相手のことやピッチで起きうるシナリオを分析するとき、できるだけ選手を助けて正す必要がある。しかしわれわれはエインズリーにたくさんのことを頼めるが、彼はフルバックではない。ブカヨもそう。彼らはできるだけ早く適応しようとしているし、チームを助けようとしている。しかしああいったことは起きうる
  • (リース・ネルソンのケガ)いいや、彼はトレイニングでのアクシデント。ドクターがどれだけかかるか診ているが、良さそうには見えない
  • (アフリカ・カップ・オブ・ネイションズが冬から夏に変更)見てみよう。クラブと話してどういうシナリオがあるか見ていかねばならない。われわれだけではなく、ほかの多くのクラブにも関係すること。彼ら(※アフリカンFA)はわれわれにお伺いなどたてないので、われわれは何が起きても受け入れるよりない
  • (アフリカンの補強に影響を与える?)現時点ではそれはない

500試合のマイク・ディーンがやってくれたよなあ。ペペへのチャレンジでペナルティを取っていたら、2点差をつけておそらくアーセナルが勝っていただろう。ビッグデシジョンだった。

後述するようにアーセナルはPLのトップチームのなかでもなぜかペナルティを取ってもらえない(逆に取られる)傾向のあるチームだが、アルテタが来てからはレフェリーの判定による不利を被ることがより増えているように思う。今回のペペで勝っていたかもしれないし、チェルシーではジョルジーニョがセントオフになっていれば勝っていた可能性が高い。

ただ、今回それはおそらく結果論で、アーセナルはそれがなくても2点目を取っていなければならなかった。なぜなら相手のロングボール&セカンドボール&セットピースはずっと脅威になっていたことは間違いなく、試合のなかで流れも何もないところからゴールを生み出せるやり方を彼らは持っていた。セットピースで完全にマークを外してシュートを打たれたシーンもあった(オフサイドになった)。

アルテタの試合直後インタヴューでは「2点目が必要だった」と話している

ホームサポーターの熱烈サポートに感謝するアルテタ

アルテタ:ファンはすごかった。彼らはチームのすぐ後ろにいて、チームのどのアクションにも声援を送り彼らをプッシュしてくれた。

わたしは彼らに感謝したい。一ヶ月前と比べてまったく違うから。

われわれは彼を納得させられるようつづけていかねばならない。彼らにそれをやりつづけてもらえるよう鼓舞していかねばならない。願わくばふさわしい結果を得られて楽しんでもらえるといい。

まあ以前と比べれば、応援しがいはあるよね。

ラカゼットのコメント「無慈悲である必要がある」

試合後にRMC Sportsに応えた。via GFFN

ラカゼット:相手はそれほど危険ではなかった。でも、この試合はぼくらのシーズンを表している。試合には勝っているが、一線を越えられない。ときにとてもナイーヴだ。

90分、93分のなかでもっと容赦なく、安定している必要がある。とくに、もっとよくできるときに。ちゃんと選手はいるのだから、恥ずべきことだ。

そう。キャプテンは自分を棚に上げないといけない。

ムスタフィのコメント「テーブルのことは忘れるべき」

パパの病欠でひさびさの登場となったムスティが試合後に語っている。長いので要約にて。

  • 1位か2位のチームならまだしも、現時点で自分たちがテーブル(※順位)を見ることは重要ではない
  • いま重要なのはワークだけ。ボスに云われたことをやる
  • みんなが彼(アルテタ)を信頼している。彼はフットボールをやりたがっている
  • いまは自分たちだけの問題ではない。上のチームがポインツを落とせばラッキー
  • アルテタがいることはチームに重要。アーセナルはいつもフットボールがプレイしたいチームだし、パーソナリティでプレイしたいチーム
  • ここ数試合は少し問題があるしストラクチャに苦しんできたが、彼が来て以来とてもストラクテッドされてきている
  • (うまくいかないこと)それもフットボール。テニスのようにになんでも自分の思い通りにはいかない。11人あるいは18人いい個人がいてもうまくいくとは限らない。ミケルのようなひとが選手を活かしてくれるのが重要
  • 誰が相手だろうと関係ない。自分たちの試合をやることが重要。自分たちがやるべきことを理解していることが重要
  • それがものごとを簡単にする

彼は試合が始まってからはナーヴァスに見えたけど、90分ではおおむね安定したプレイを見せた。

今回ホールディングに先んじてスターティング11に選ばれたことは、少しは自信回復になっただろうか。

9 Comments on “【マッチレビュー】19/20EPL アーセナル vs シェフィールド・ユナイテッド(18/Jan/2020)課題は守備から攻撃へ

  1. 試合をコロス2点目の重要性を痛感します。
    プレミアで4点以上とった試合がないのは悲しいですね、三点も2試合くらいとゆう。
    攻撃のバリエーションとゆうか、かつてのこれでもかとゆう連携でいくつものパスで相手を完全にくずすシーンってゆうのがもうしばらく見てない。なんか1本のキラーパスでなんとかしようとゆうのばかりな感じで、今のプレミアではどのチームにもそんなのは通用しないんですよね。
    しかしリーグのレベルが高いのか、ビッグ6と言われたチームのとりこぼしの多さはなんか情けないなと。あまりにも勝てなすぎて、ほかのリーグがうらやましいとすらおもえます。
    あのフリーキックはペペにけってほしかった。
    チェルシーに勝って連勝モード突入ってゆうのも夢があっていいですね。
    ティアニーベジェリンとゆうフルバックコンビは今シーズンは見れなそうなので、サカナイルズで二人がもどっても簡単に試合に出れないくらいの完成度を目指してほしい。

  2. これでもかって位に回して崩してはアーセナルの伝統芸ではあったけども、それも昔。
    ジャカのアレとか、エジルのアレとかも撃って欲しかったなぁ。
    1点目だってディフレクトあってのプチラッキーだと思うし、綺麗な形に拘ってる場合じゃないと思うんすよねぇ。
    ガンガン撃って、泥臭いゴール観たいです。
    COYG

  3. ペナ角でマルティネッリが持った時に裏に走り込んだエジルにパスが出なかった瞬間、シニアと若手でビジョンがまだ共有出来ていないのを感じましたね。

  4. 残念。非常に。しかし僕には何かが間違ってるようには全然見えない。選手はやれることをエンジン全開でやってて、前節よりさらに内容は良かったと思う。

    エメリ時代は個人任せの突破だけだったから、ある意味FWはやりやすかった(連携が全くないから)と思う。しかし今の前線は連携で崩そうとしていて、シーズン中にゼロから構築してる。個人的には、そこの結果は選手に負わせる部分じゃないと思う。

    サッカーって競技の性質上、最後のところはほんの少しの連携とかインスピレーションの違いが左右すると思う。あと偶然と。しかしそれがクローズアップされる所までは何とかたどり着いた。ギリッギリでチェルシー戦に間に合ったかも。(注;90%程度の願望を含みます。)

  5. アルテタになって良くなるといっても試合結果は1年はこんな感じに苦労すると予想してたんであれなんですが、
    相手との相対的ではなく絶対的なパフォーマンスレベルとして低く感じたのと、それでもこの試合は勝つことを期待してたというかで…(モヤモヤ)

    とりあえずエンケティアについて。そうエンケティア。使ってくれたアルテタ最高(笑)
    ただ個人的には彼はCFとして使うと魅力が半減すると思っています。(現時点では)
    彼の良さはスペースを見つける能力、作る能力、使う使わせる能力が高いことだと思っていて、
    CFに置いてしまうと「CFとしているべき場所」に囚われて彼特有のポジショニングを取る・使う機会・頻度が半減するように感じるんですよね。(そこがまだ若いところかもしれないし、チームで変わるかもしれない)
    トップ下に置くのが面白いと思ってますが、サイドでも(ドリブル突破が絶対的な特徴ではないと思いますが)やれると思います。
    マルティネッリやペペと同時に出るなら色々ポジション変えながらやって欲しいかも。(難しいけど守備役割も変えながら)

    それでもエンケティアの良さの片鱗みたいなのは見れた気がしますし、何よりも使われたということが嬉しかったです。
    次の出場機会が楽しみ。
    そしてCFとしてはまだちと時間かかるかもという自分の印象が間違いだったと思わせるような活躍を期待したい(笑)

    1. わかる。彼はやっぱりちょっとラシュフォードに似ていると思う。だからきっと救世主になってくれるだろう。

    2. そうですか?明らかにオンザボールよりもオフザボールのポジショニングを得意とするFWだと思うのでCFが適任だと思います。DFとのポジショニング争いの中で優位に立ってゴール前でワンタッチシュートを決める選手。投入後数秒で得点を決めたノリッジ戦を見れば一目瞭然。WGに求められるドリブルで自ら仕掛けて相手DFを剥がす役割は彼のプレーから見たことがないので、無理があると思いますが。

      1. 自分の意見は異質だと理解してるんで違う意見も当然かと。

        繰り返しになっちゃうけど、
        ・(ある意味突出してるとさえ思っている)彼のオフザボールの動きはPA付近のフィニッシュの場面だけでなく幅広いチャンスメイクにも使って欲しいと願っている。
        ・現状彼をCFに置くとPAの中央で留まる時間が割と多い。(そして彼がボールを触らずに攻撃が終わるのが割とあって突出した武器を使わないまま終わるのが勿体ない場面が多い)
        ・パスサッカーをやるなら彼のようなオフザボール能力が必要不可欠でその中心選手になると思っている
        ・もしサイドで使うと言ってもドリブル突破をメインに期待しているわけではないし、ドリブルで崩すだけがサイドにおいても崩す形ではないと思っている。WGではなくセカンドトップをサイドに置くというイメージで言うと伝わるんだろうか?
        ・たとえWGだとしてもオフザボール能力はめちゃくちゃ重要だと思っている
        ・パスの受け手だけでなく味方がスペースを使ったのを見逃さない能力もあると思っている
        ・この人の場合、CFより2列目の方が全体に与える影響が大きいと思っている
        ・CFに向いてないと言いたいわけではない

        言いたい事の繰り返しになっちゃったし、なんの答えにもなってない気もするけど…

  6. 疲労・試合コントロール、意思のズレは課題かなぁ。
    相手がシステム変えて守備の対応が難しくなり始めたけど同じ戦い方を続けてそれに後ろの選手がついていけなくなった感じというか。
    ペペがプレスをかけに行ったときに後ろのフォローの指示出してたんですが誰も反応せず。
    トレイラスタミナ切れ、もしくはペペ前ですぎを疑った瞬間。

    前線の選手は押せ押せで攻めたいが後ろがそれについていけない状態のような。
    ルイスがハイボール対処でジャンプ出来なくなったり、ムスタフィが守備サボる場面出始めたり、
    ジャカがサカがLBのポジションに戻っているのにそこに入ろうとしてサカが困惑したり。

    それくらい疲れてる中でトレイラのらしくないミス、サカの(疲労だろうけど)あまりに軽い守備が重なったのは痛かった。
    ナイルズがいたとは言え手前にいたムスタフィがクロスの対応何とかできんかったかとも…(遠かったけどさ)

    シェフィールドはフィジカルスピードはかなりだと思うので現状よくやったなとも思います。

    交代について、
    エンケティアを使う影響(早く使うリスク・効果見極め)で遅くなったか、
    それか普通に交代予定なかったけど、代えないといけない状況になったけど間に合わなかったとも。
    それくらい状況が変わってから失点までが短った。

    ゲンドゥージが用意してたけど、失点して取り消しになった。
    エジルと交代予定だったんじゃないかな。
    けど失点して得点取るにはゲンドゥージでなくエジルを置いておきたいと判断して止めたとか。
    あの交代が間に合ってれば失点はなかったかもしれない。
    あのスローインのタイミングで交代にならなかったのもなんか不運に感じてしまう。

Leave a Reply

Your email address will not be published.