オバメヤンがアーセナルとの契約交渉について語る「それはアーセナル次第」

おとといの『The Telegraph』。※要登録

Pierre-Emerick Aubameyang: ‘Arsenal hold the keys to my future’

元ネタはこっちか。フランスの『Telefoot』。

“Arsenal a les clés pour ma prolongation. Ça va sûrement être le choix le plus important de ma carrière, mais pour l’instant rien n’est décidé”

Sa situation, la reprise de la PL, sa relation avec Lacazette, ses souvenirs à l’ASSE : @Aubameyang7 s’est confié en exclu à @Yassin_YN pic.twitter.com/Xf0K0KyHxI

— Téléfoot (@telefoot_TF1) June 14, 2020

長いインタヴューでAWについてなども語っているようだが、各所で引用されていた契約交渉に関する部分のみ。

PEA：最近は（AFCから）延長のオファーは受けてないね。でももちろんクラブとは数ヶ月もやりとりはしているよ。

彼らはなぜこれまで何も起きていないのかはよく理解している。カギを握っているのは彼らさ。彼らの仕事をするかは彼ら次第で、そうなったらどうなるかわかるだろう。

これはぼくのキャリアのなかでのターニングポイントになる。ぼくは誰とでもフランクだ。これは間違いなくとてもむずかしい決断になるだろうね。

まだ決めていないんだ。ぼくのキャリアのなかでもっとも重要な決断になるかもしれない。

どんな選手だってコンペティターならタイトルがほしいものさ。

みんながぼくにアーセナルで勝ちたいのか、どこかほかのクラブでそうしたいのか訊いてくる。でもぼくはタイトルを勝ち取りたいんだ。

それははっきりしていて、みんなが知っていること。

「どんな選手でもタイトルはほしい」。トッププレイヤーなら至極当然の考え。

レギュラーでプレイしているうちにメイジャータイトルを取りたいとなれば、いまのアーセナルではタイトルを取る前に時間切れになってしまう可能性が極めて高い（※今月31才に）。将来性は期待できたとしても、あと1-2年でリヴァプールやシティと競っているとはさすがに考えにくい。

アーセナルの状況を誰よりもわかっていながらタイトルを取りたいというのだから、これはもう実質的に退団希望の表明ではないかとわしは思うがどうだろう？？

問題はこのメッシーな状況で、本気の買い手がいないということだろう。

オバメヤンが望むリーグタイトルやヨーロッパタイトルに現実味のあるクラブは、国内のライヴァル以外では、PSGはストライカーの補強済で、実質バルサ、RM、インテルくらいしか候補クラブがないが、オバメヤンを夏のトップターゲットにしているというクラブは伝えられていない。

唯一、バルセロナがアーセナルと同じく財政難が伝えられており、彼らの選手とスワップのような取引が成立するならば、オバメヤンの希望は叶えられるのかもしれないが、まあラカゼットとパーテイ同様、ビッグプレイヤー同士でそんなにうまくいくはずもなく。

アルテタのネゴシエイターぶり（選手の給与カットの説得やメディカルスタッフの慰留など）をもって、アルテタがオバメヤンとの交渉に重要な役割を果たしてくれるという楽観論もあるが。

タイトルを取りたいと云いつつ、もちろんアーセナルが提示するオファーが断れないレヴェルの好条件なら残留に傾くのかもしれないが、果たして財政健全化を図りたいアーセナルにそのような条件は提示できるのだろうか。そしてたとえオバメヤンとはいえ、30過ぎの選手にそのような条件を提示するリスクはかけられるのか。下手するとエジルの二の舞になりかねない。

何度も書くが、アーセナルは結局オバメヤンを説得できず、契約延長できずに彼をやむを得ず1年後のフリーエイジェント覚悟でクラブに残すという、わりと最悪シナリオに近づいているような気がしてならない。オバメヤンにとっては、アーセナルとの新契約は固辞して、来年に契約ボーナスがついたビッグクラブへのボスマン移籍のほうが魅力的になる可能性は十分にある。

まあ、ただこのおかしな状況ならどんなことも起こりうるというのも確かだろう。

オバメヤンが来年以降チームに残るかどうかは、アーセナルのこれからに大きな影響を及ぼすだけに、目が離せない状況である。

あ・サカについては楽観できるのでは？

Caption this 😃 pic.twitter.com/9hsX7XlIMZ

— Bukayo Saka (@BukayoSaka87) June 8, 2020

一週間前だけど、こんなTweetするなら大丈夫だろー。

プレヴュー後半につづく。

Related Posts