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【マッチプレビュー】19/20 EPL マンチェスター・シティ vs アーセナル(17/Jun/2020)3ヶ月ぶりのリスタート

PLリスタートで変わること

さて、英国でもコロナヴァイラスの蔓延がなかなか収まらないなかでのフットボール再開ということで、試合開催には平常時からいくつかの変更が加えられている。

無観客試合

behind closed doors。平常時との最大の違いはステイディアムに観客を一切入れず、無観客で試合が開催されることだろう。

もうすでにジャーマニーやスペインでも観客なしで再開しており、無観客でのフットボールにファンも慣れつつあるのかもしれないが、ぼくは全然観ていないのでまったく慣れていない。そこはちょっと楽しみである。

無観客がホームアドヴァンテッジに影響するかもという件は以前にもこのブログに書いた。

無観客試合でアーセナルは有利になる? | ARSENAL CHANGE EVERYTHING

この件について、6/11の『Sky Sports』によれば、ブンデスリーガではやはり無観客によりホームアドヴァンテッジが緩和傾向にあると指摘されていた(無観客でホームチームの勝率が平常時の43.3%から21.7%に落ちている)。

アルテタがそれについてこんなコメントをしていた。

アルテタ:いまブンデスリーガで起きていることはいいことだね。それが助けになることを願うよ。

フットボールというものは、要するにパッションとエナジーであり、それがなくなれば(両チームが)よりバランスすることになる。

しかしわたしは彼らがスイッチを入れれば、彼らがどれだけ強いか、何ができるかも知っている。よく準備していかねばならない。

アウェイが4試合もつづくのだから、アウェイでプレイすることがアドヴァンテッジになるといいね。

TV中継では「ヴァーチャル歓声」や「CG観客」のような演出があるとかないとかだが(どっち?)、個人的には興ざめしそうなのでやめていただきたい。

5人のサブスティチューション

Premier League: Five substitutes approved for rest of 2019-20 season

残り試合はすべて5人のサブが使えることに。ベンチも7人から9人に増やすことができる。

当然スクワッドデプスの厚いビッグチームが有利になり、強いチームがより強くなりやすい。シーズン中のルール変更について、反対意見も少なからずあったようだが、短期間(40日)で10試合以上を消化せねばならないため、選手たちの疲労によるケガのリスクなどを考えれば必要な措置だっただろう。

ただし、5人のサブを使えるといっても、サブを入れる機会はこれまでどおり3回に制限されるため、たとえば、2人、2人、1人、あるいは1人、3人、1人のような交代になるということ。

戦術的なサブを多く使えれば、試合のなかで幅広い戦術を臨機応変に使えるということで、見どころも増えるだろうと考えられる。

5人サブで広く指摘されているのは、プレイのインテンシティが高まるということと、普段プレイタイムの少ない選手、とくに若い選手のチャンスが増えるということ。

まずインテンシティについては、単純に90分を最大14人(11+3人)でプレイするより、最大16人(11+5人)でプレイするほうが、ひとりあたりの負担が軽くなる。よって、選手の運動量やプレイ強度が増す。

アルテタも話していたように、そもそも3ヶ月のブランクで、再開初期はインテンシティは中断前より下がると見られるが、40日間のあいだにフィットネスが整ってくると、通常よりももっとガツガツしたプレイが観られるかもしれない。それはそれで楽しみである。

また、若い選手にチャンスが与えられることについては、アーセナルのようなチームならさらに歓迎できることだろう。アルテタは彼らを使わざるを得ないという云い方をしていたが、ぼくはぜひ積極的に使ってほしいと思う。

AFCユースエキスパートのバード氏は、アルテタがピックアップするかもしれない5人のアカデミー選手の名前を挙げている。

このなかでも、ブレントフォードでファーストチームデビューしたばかりのトラエ・コイルは、『Tutto Sport』のGolden Boy 2020の100人リストのなかに、サリバ、マルチネーリ、サカとともにアーセナルから選出されており、今後の活躍が期待される(もっとも、バード氏はコイルよりむしろバロガンのほうが入っているべきリストだとTweetしていた)。

アカデミーから優秀な選手が輩出されてくるのを見るのはアーセナルを応援する楽しみのひとつである。それで若い選手が観られるのなら5人サブは大歓迎である。

#BLMについて

これはリスタートとは直接関係ないが。

いま世界中を揺るがせているBlack Lives Matter。

BLMはフットボーラーにとってもとても身近な問題で、多くの選手が高い関心を持っているのは、ソーシャルメディアなどで表明されているとおり。

PLでもチームキャプテンたち(ベレリン、トロイ・ディーニー、ウェス・モーガン)の働きかけもあり、リーグとして積極的にこの動きに賛同の意を示していくことを決めたようだ。

試合前に「take a knee」(ひざまずくポーズ)を行い、選手たちがNHS(National Health Service)とBLMのバッジをシャツにつけてプレイするとのこと。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

4 Comments on “【マッチプレビュー】19/20 EPL マンチェスター・シティ vs アーセナル(17/Jun/2020)3ヶ月ぶりのリスタート

  1. 前回はCBにフィード力が皆無・DMFにも展開力が皆無だったので、トランジションを早めのファウルで止められると何もできなかった。
    今回は長いパスが使えると思うけど、その分体力的にタフな試合になると思う。
    最後まで気持ちで負けちゃなるまい。DAZN経由で念を送ろう。

  2. 久々にアーセナルの試合が見られるのが楽しみです ずっと待ってましたからねぇ
    5人に増えた交代枠で、エディネルソンサカガブジョー辺りのプレイタイム増しを期待しております
    でもみんな怪我には本当に気を付けて欲しい この先ずっと休み無しみたいなものだろうから心配です

  3. 本当に久しぶりの高揚感ですね。スタメンはネルソン希望・・・ペペは後半から入れたほうがアクセントつくような気がするんですよね。それまではラカとネルソンで前プレしまくるという・・・。そして何より、両サイドバックにどんどん、マイナスのグラウンダークロスを入れてもらってほしい。殴り合って最後の10分で我らの闘志をみせる、あつい試合を希望。COYG

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