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【マッチレビュー】20/21EPL アーセナル vs アストン・ヴィラ(8/Nov/2020)リアリティチェック

試合の論点

アーセナル vs アストン・ヴィラのトーキングポインツ。

アルテタは変われるか?

アルテタが来て以来チームに浮き沈みはあれど、この試合でも露呈したのは、いまのアーセナルにはずっと改善できていない問題が依然として存在しつづけているということ。

それは云うまでもなく攻撃。

アルテタがアーセナルの積年の課題であった守備を改善させたのは見事と云うほかないが、今度は攻撃の脅威がなくなってしまった。PLのなかでも攻撃のスタッツはもはやボトムチーム、あるいはチャンピオンシップのそれである。これがアーセナルのようなクラブにとって、いかにシリアスなことか。

まず守備そして攻撃と、チームの進歩の順番(プロセス)としては正しいという見方も当然あるが、肝心の攻撃でなかなか改善のきざしが見えないことにわれわれファンは苛立っているわけだ。

ボール保持でも攻撃でも圧倒してくるトップチームが相手のときは問題が見えてこない(そもそも自分たちの攻撃の機会が少ないため)。だが、あきらかに守備ファーストでくる相手、あるいは今回のようにバランスよく攻めて守る相手で、自分たちが主導権を握る時間が少なくない試合のときは、より問題がはっきりしたものになる。

アーセナルの攻撃に関して、いまちまたでよく議論されているトピックスはいくつかある。今回のプレス会見でもその件についていくつか質問があったので、問題意識はひろく共有されているのだと思っている。

  • クリエイター不足
  • フロント3の人選(ラカゼットとウィリアンの不調)
  • オバメヤンのポジション(適正ポジション)
  • バック3を始めとしたフォーメイション

長くなるのでひとつひとつについてここで言及はしないが、クリエイター不足以外については、どれもやろうとさえ思えば、いまのスクワッドでも改善するためのトライはできる。

クリエイター不足については夏の移籍ウィンドウが終わってしまったし、ウィロックやESRのように内部に解決策がないではないのだろうが、ペッキングオーダーからしても彼らの起用を大いに期待できるとは云えそうもない。

なお、先日アーセナルが1月にRBザルツバーグのドミニク・ソボスライに動くというニュースもあった。まあ期待しないでおこう。1月にエジルをチームに戻すほうがよほど現実味がありそうだ。←これは冗談抜きにあるかもしれない。

で、ぼくが考えるここでの最大の問題は、ミケル・アルテタがこの課題を克服するために、これまでのプレイのやり方を劇的に変えることができるかどうか。選手セレクションを含め、ストラクチャやシステムを再考することができるか。これからのアーセナルの運命はそこにかかっていると云っても過言ではない。金で解決できないクラブだし。

劇的というのは、つまりものごとを大きく変えるということ。たとえば、ぼくを含めて多くのファンが望んでいるであろう以下のようなことだ。

  • オバメヤンをCFにする(フォルス9システムをやめる)
  • ラカゼットやウィリアンのような選手をスターティングから落とす(クオリティやフォーム以外の選考基準で選ばない)
  • No.10(4-2-3-1)、あるいはNo.10イッシュ(4-3-3)な選手を使う
  • バック3をやめてバック4にする

などなど。

選手にファイナルサードでの動きの自由を与えることをここに加えてもよい。

今回アーセナルの守備をズタズタにしてくれたジャック・グリーリッシュ。彼は一応は左ワイドが定位置だっただろうが、試合中は神出鬼没だったと云っていい。あれは選手にポジションの裁量が与えられていたからに違いなく。ぼくが彼のプレイを見るときはいつもだいたいそうだが、それがDFにとって彼をより捕まえにくくしている。

翻っていまのアーセナルを見ても、彼のようにピッチをダイナミックに動く自由を与えられた攻撃の選手はひとりとしていない。忠実に自分のエリア内で動いているように見える。それがアーセナルの守備の安定をもたらし、また攻撃の「予測可能」の大きな要因にもなっているはずだ。アーセナルの攻撃のプレイはいつだって相手DFの前で展開される。だから効果的になれない。今回も同じだった。

アルテタのチームを観ていると、選手にあまり自由を与えないストラクチャには、やはりそれはそれで問題があるように見える。あるいは少なくともいまのチームには合っていない(すごく合うチームもありそう)。

もしコーチが完全にチームをコントロールして効果を出したいのなら、選手に適合したストラクチャにすることは最低限必要で、さらに彼らにできるだけたくさんのパターンを習得させピッチでそれを実親させなければならない……。果たしてそのやり方は効率的なんだろうか? ヴェンゲルさんのようにファイナルサードではいっそ選手の自由に任せたほうがよほど簡単で効果があるかも?? 多くの選手だってそのほうがハッピーだろう。

いまのチームのストラクチャのなかなら、もし夏にアワーのような選手が来ていても期待はずれになっている可能性だってある。

云い方を変えれば、チームパフォーマンスを改善するために試せることは、まだこれだけたくさん残っているということだ。

アルテタは、試合後の会見でプレスに「システムを変更する可能性があるか?」と問われて「イエス」と回答。お、ついにか!と思ったら、それにつづけて「毎週やっていることだ」と。。や・そういうレヴェルの話じゃなくて……と思わずこころのなかでツッコんでしまった。

これまでのアルテタの口ぶりからすると、彼は自分(たち)が信じて取り組んでいることを変えることにはかなり消極的だと思う。

プレイの一貫性に疑問のあったウーナイ・エメリのようなコーチのことを思い出すに、それはコーチとしての美点でもあるが、一方で問題にぶつかったときにはそのこだわりが仇になる可能性もある。

たとえばフォルス9は、これまでアルテタの試合をずっと観ていてそこまでこだわって採用すべきシステムなのか、ぼくにはずっと疑問だったが、もう長らくこれに取り組んでいる。これまでのフォルス9の成果を考えれば、必要以上にこだわっているように見えるくらいである。場合によっては効果があるどころか、オバメヤンだけでなくラカゼットにも不利益になりうるシステムなのだから。

またこうも思う。

ヘッドコーチ/マネジャーとして経験の浅い彼にとっては、マンチェスター・シティでの成功体験が強烈で、自分のやること/やろうとしていることをいくらか過信してしまっているところがあるのではないかと。

だって彼がシティにいた4年?はヨーロッパでこそ結果は出なかったものの、PLで伝説的な記録をつくり、彼らが世界最強の一角であることになんの疑いもなかったのだから、そんなところでチームビルディングに中心的に携わっていたとなれば、コーチとしての自信もつくというものだ。

自分がやっていること/やろうとしていることは間違っていない。そう彼が強く信じる根拠はある。

だが、ミケルにはここで一度深呼吸をしてこれまでを振り返ってほしい。いまのうまくいっていないすべてのことは彼自身が当事者としてもっとも痛感しているはずだ。そしてフットボールで起きるものごとに必ず理由がある。シティとアーセナルは何が違うのか。直面している現実を理解をし、受け入れて、そしてこのクラブとしてあるべき理想といまの状況を適応させていかねばならない。

彼は自信と謙虚を同時に持てるタイプのひとだとぼくは信じている。ウーナイでもないし、ましてやモウリーニョでもない。

これまで目指してきた目標はもちろん変わらない。でもやり方を少し調整して、検討すらしていなかったことでも思い切ってトライしてみる。これまでもラカゼットを外してみたり、最近ではジャカを外してみたり、なんとか変えようとはしているのだから、これまで決してやらなかったことを含めて、今後ももっともっとやってみてもらいたい。

これまでやってきたことを少しでも方向転換するなら、一貫性に欠けると選手の信頼を損ねるかもしれない。またときには選手に対して無慈悲にならざるを得ないこともあるだろう。だからこそそれが彼のチャレンジになるはずである。選手の信頼は、試合の結果で得てほしい。

もしアルテタはアーセナルのマネジャーとして悩んでいることや迷っていることがあるなら、このブレイクを利用してアーセン・ヴェンゲル氏の教えを請うてみるのはどうだろう? アルテタのアーセナルにはアーセンズ・アーセナルにあったなにか大切な、素敵なサムシングが足りない気がしている。きっといまなら当時よりももっと深い話ができそうだ。

Papa Wengzならこう云うね

新しいなにかが見えるかもしれない。

その他試合について

  • ヴィラはすごく強い。トップ4に入れるくらい強い。アーセナルより強いし、マンUよりはるかに強い
  • 彼らは4-4-2のゾーン守備でハイプレッシングもやらなかった。レスターのように厚く守らなかったのは、アーセナルのパス回しをそこまで脅威だと思っていなかったんだろう
  • もしかしたらエミがいろいろ教えたのかもしれないですね
  • FWのWatkinsとかいう。ひとりでロングボールをキープできるしホールドアッププレイをことごとく成功。ラカゼットと取り替えたい
  • そしてワトキンスもグリーリッシュもグーナー

試合については以上。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

16 Comments on “【マッチレビュー】20/21EPL アーセナル vs アストン・ヴィラ(8/Nov/2020)リアリティチェック

  1. 読んでて納得しました。
    選手たちは、やってて
    か、勝てねぇ…
    と思ってしまったんでしょうな。諦めたらそこで試合終了ってあれだけゆってるのに。
    それだけビラは強かったッスね。完敗。
    見終わって、どっちがアーセナルだよと悲しくなりました。
    結果が出ないと批判されるのは仕方ないでしょうが、これだけうまくいかないとこれからどうするんだろうと思ってしまう。今のウィリアンをあと3年見ないといけないってけっこうヤバイ。エジル化待ったなしか。あの年齢の選手にあんな契約したらリスクしかないッスね。ベンゲルさんのときは30過ぎたら単年契約ってのもとても合理的でしたね。
    こんなにネガっても次の試合でウィリアンやラカゼットがハットトリックしたら手のひらクルーなんですけどね。攻撃はなんか窮屈なプレイに見えてしまうので、アルテタにはもうちょっと選手に自由を与えてあげてほしいですね。

  2. リバプールが7点取られる理由がよく分かる試合でしたナ。
    ただ、僕はchanさんとは少し違う感想を持ったけども。

    前線に4人並べるヴィラのハイプレスはものすごく密度が厚く見えた。
    何度もクリアに逃げるしかなく、リサイクルしたヴィラが攻撃を開始する位置は非常に高かった。
    彼らが強いのは、一つにはこの前提あってこそだと思う。

    試合を見直してみると、ヴィラのハイプレスは前が厚いぶんDMFの周辺にけっこうスペースがある。
    あそこまで持ち出せるかどうかが勝負だったんじゃないかと思う。
    仮に奪われても、あそこまで下がってからもう一度押し上げたらあんな楽な攻撃になるはずがなく、逆にアーセナルのハイプレスでヴィラが苦しむことになったと思う。

    しかしだからといって、僕は攻撃に偏れば問題解決するわけではないと思う。
    ヴィラの薄いエリアまで運んでも、奪われた時にヴィラに楽なビルドアップを許せばやっぱりヴィラのペースになってしまうから。
    彼らはビルドアップ・プレー精度・トランジション・ハイプレス、何一つ妥協してない。
    それに対処する実力もないのに、魔法の杖を求めてこれまでの取り組みを捨てる理由はないように僕は思う。
    まあホールディングが良いんで4バック寄りにすべきだとは思うけど。

  3. 選手起用の問題というより、アルテタアーセナルの強力な一手だった疑似カウンターを完全に攻略され、そこを封じられると単に間延びして前線孤立したサッカーになり、サポートがないからあの3人でも効果的な攻撃に結び付けられないのではないかと。
    実際、この試合でもトーマスやエルネニーと前線の距離は遠く、本ブログでも指摘の通り、ポジションを保ち過ぎていて流動性もなく、ダイレクトで小刻みにパスを回せる距離に選手たちがいない。
    結果、単調なリズムや崩しの形になりやすい。

    4231にしてトップ下にエジル置けば、守備は悪化するだろうが攻撃の機能性は格段に改善する気がします。
    勿論、数試合もすれば相手は攻略法を見つけてくるだろうけど、このままでは攻略されたままと言うのが現実ですからね。

  4. 完敗でしたね。弱点が全て出た試合だったと思います。
    3トップ問題ですが433や3421だったり可変してもトップ下を置かないフォーメーションの場合中央にパスコースがないので必然的にCFは1.5列目に下りる動きを結構な頻度でしないといけないのでオーバCFはそれこそ本末転倒になりかねないんですよね。この手の戦い方してるチームのトップスコアラーはWGが多くてCFが作った美味しいスペースをWGが使う流れですね。
    一番の問題はラカゼットへの縦パスを封じられると苦しくなる事。根本原因はサイド攻撃で点を取れない。ジルーが必要ですね。ポストの鬼、強烈なターゲットマン。アワールやソボスライじゃなくジルーですよ。とにかくジルーが足りない。
    あと守備ではティアニー、ベジェリンがハイボールの競り合いに負け続け楽に起点作られ明らかに相手は狙ってきてるので早く改善しないとヤバいです。前プレが全く無意味なものになってます。バーンリーとか下位にもボコられる未来が見えてます。

  5. 個人的に必要以上に悔しくないのは、Chanさんが今回書いてくれたような課題は前からあったのに、それを改善できてないことを、分かってたからだと思います。ほんとここに書いてる内容、アルテタさんは分かってるのかな。
    クリエイターがどうとか以前の問題で、そもそも攻撃のバリエーションが少なすぎると思います。
    ヴィラ、いいチームでしたねー。エミはいいところいったね。シーズンの最後には逆転してるんですけど!

  6. なんかサイド攻撃偏重の割にはターゲットいないですよね。今のフォーメーションは、攻撃に関しては選手の長所を悉く打ち消しちゃってる気がします。
    やっぱり中央とサイドのバランスだと思うんですよねー。攻撃がワンパターン化しちゃえば対策は容易い。

  7. ホームで0-3は痛いですね。
    攻撃に関してはもう質なんでしょうね。繋ぎのパス、クロスもシュートもビラが上回っていた感じです。これシステム変えてどうにかなるのか?と思ってしまいます。
    不満なのは守備ですよ、守備。
    点が取れないんだから堅守に磨きをかけて蜂の一刺しがアルテタのプランなんじゃ?そのためにエジルやペペを外して組織的に守る。
    なのにあんなにグリーリッシュに好き放題やらせていれば、そりゃ遅かれ早かれ失点しますよ。
    0-0だったらまあ後は攻撃の質だよねって時間かけるしかないと思えるんですがね。

  8. もうずっと言ってますけどオーバを左に張らせる意味がわからないです
    ラカの役割はジルーなら輝くけど、そういうタイプでもないですよね
    結局互いに良いところ消して、結果も出てない3トップシステムをいつまで使うのか
    オーバ真ん中にするだけでスーペルなゴールは個人技で見せてくれそうなのに

  9. そもそもアルテタが来た頃は、ラカ、オーバ、エジル、ぺぺ(ネルソン)の攻撃的なフロント4。それで安定しなくて、5バックにしたらFAとコミュニティとれたという流れがあるので、アルテタは今ある状況も改善してくれると信じたいです。まだ、トップと勝ち点6差ですし僕はまだギリギリ楽観的です笑

     攻撃の自由度の問題ですけど、今プレミアで一番攻撃を自由にやらせている=監督が指示してないのはユナイテッドだと思います。だから、超プレーとかカウンターじゃないと機能しないチームになってしまっている。アーセナルにはそうなって欲しくはないです。
     左は機能していると思います。オーバのCF起用説もあるけど、オーバ、サカ、ティアニーの器用な三人がいるからこそ、状況に合わせてポジションを入れ替えられる(材料を与えられた自由)。ラカの決定機も左からだし、シーズン序盤のオーバの似た2ゴールも左からだし、相手は嫌なはずです。
     問題は右で、多分アルテタはシテイのカンセロみたく、ハーフスペースに入ってくる偽サイドバックの役目をベジェリンにやらせようとしてるみたいですけど、ベジェリンは足元に安定感があるわけではないので、厳しそう。ウィリアンもぺぺもはってから仕掛けたい人たちなので、そうするしかないでしょうけど。
     エジルいれば解決しそうなんですけどね。
     

  10. 8試合消化で9得点ですか。この攻撃の低調さって、どれぐらいまで遡るんでしょうね。これで得失点では、守備は真ん中、攻撃は下から数えるチームになってしまいました・・・。アルテタは優勝に絡むためには、シーズン90点以上は、といっているわけです。このままだとシーズン40点強か。攻撃は結局、リスクを取るかということにもつながるかと思います。リバプールの前線のように3人でやすやすと局面打開もできないし、シティのようにワンタッチパスが紡がれていく感じもない。サイドから放り込むか、カウンター。中途半端なボールポゼッションが、グリーリッシュやワトキンスの強みを増幅させた感じ。4-2-3-1にして、オーバとトップ、右にネルソン、左にサカ、中央にウィロック(で後半からウィリアンに後退)はどうでしょう。あー、レスターとヴィラに次回は勝ちたい勝ちたい!いや勝たねば!

  11. 終盤はチームがバラバラでボールをいいように回されて最低最悪でしたけど、パーティのいた前半はエルネニーとパーティで中盤支配してたしサイド攻略してたしxGにも現れてるけど得点のチャンスあったと思うし、今後を悲観するような感じは受けなかったです。あと、パーティの攻撃に関与する能力は見ててワクワクするレベルで、エジルいた頃はエジルに注目してみてたけど、これからはパーティに注目しようと思うほどです

  12. ワトキンスはしっかり決めて、
    それより遥かに優しいヤツを、ラカは枠にも入れられなかった。
    難しいのは決めるが、ビッグチャンスは決められないハードワークするCF。
    CFなら、ごっちゃんです!って言って欲しいです。
    オバメヤンがCFで宜しいのでは?
    あと、パーティが重傷でありませんように。
    PLが暫く休みで良かった。

  13. もうちょっと本当によくわかんないんすけど

    ただただ、アーセナルが爆勝ちしてるところが見たいっす

    ただそれだけだす

    がんばれ

  14. リヴァプールにしてもバイエルンにしても、高精度の裏へのボール出しが基本としてあるが、
    ガナでできるのはセバージョスかジャカくらい。この試合でもセバージョスでてからビルドアップ問題は緩和された。
    ただ、右サイドではほとんど裏に抜け出そうとしないし、左もティアニーくらい。ハーフスペースに入れてからターンして云々ってのはさんざん研究されていて、そこがマークされると何もできなくなっちゃうけど、リヴァプールならそれを逆手にとって裏に置くような空中パスなどある気がする。
    ただ、今シーズンのヴィラは強いから、今シーズンのガナの問題が表面化しただけで、そんなに気にすることもなし。
    あと、個人的にサカの守備力の欠如(左ではティアニー頼みすぎ)、ホールディングのディエルをさけて前に出ての守備ができないことが、今回は要因だったかな。あと右でベジェリンとウィリアンの連携パターンが少ないかも。

  15. また時間空いたのでだいぶ抜けちゃいましたが、
    この試合もアルテタ以降の攻撃の課題とか色々要因あると思いますが、
    個人的に気になったのは試合開始直後から選手のパフォーマンスが悪く1人がミスしたりポジショニングがまずかったりすると途端に全体に悪影響を与えてパフォーマンスを落としてしまうというところ。これって前々からあったと思います。アルテタになってからも立ち上がりが悪かったり一貫性がなかったりという言葉でも表現されている部分ではありますが。
    この試合はティアニーすら悪かった。
    1人がミスするとそのミスに付き合わされた選手が次のプレイで集中力を欠いたりおおざっぱにプレイしたり。最初のミスをした選手が挽回しようとプレイを戻しても今度は周りが集中力を欠いて全体のパフォーマンスが下がる。毎試合ではないがそういうこともある。リズムを自分達で潰すような。
    攻撃でも守備でも決まった形、そしてある程度ビルドアップの形や進むルートというのが決まってて、でもそのバリエーションが少なく、1人の小さなズレですべてがストップしてしまうような。というのは大げさかもしれませんが。
    ビルドアップで進むルートの数少ない場所が相変わらずサイドの狭いところというところもきついですね。
    あとは普通に守備でまずい場面ズレている場面があって失点に繋がっていましたね。ベジェリンのところは多かった印象。
    個人のパフォーマンスで言えばオーバやウィリアンは開幕からずっと悪いですね。
    オーバはケガでも抱えているんじゃないかというくらい。そういう素振りを見せる試合もあったくらい。とにかく走れてない。
    ウィリアンも本来のパフォーマンスではない。もちろんチームの悪さが影響している部分もあるし、フィットしてないのか省エネ、要所以外での休む時間が少し多い。
    とまぁそんなパフォーマンスで今のヴィラならこの結果も普通にあり得るって印象の試合でした。

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