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【マッチレビュー】20/21EPL アーセナル vs アストン・ヴィラ(8/Nov/2020)リアリティチェック

ホームでアストン・ヴィラに3-0完敗ということで、試合後にはアーセナルの問題がさまざまに語られている。

が、それよりもまず第一に、アストン・ヴィラが単純にわれわれよりも強かったという事実を認めねばならない。たっぷりクリエイトし、きっちり守った。強いチームが勝つのはふつうのことである。われらはマンUより強いから勝ったし、ヴィラはわれらよりも強いから勝った。

ホームなのにひどい惨敗で、マンUでの勝利に浮かれていたわれわれに、PLの現実がどれだけ厳しいか彼らに思い知らされたわけだ。そういう意味では感謝すべきかもしれない。

自分たちの弱さや未熟さを認めたうえで、アーセナルはこれからどう進歩していけるか。

ここから2週間のインターナショナルブレイクで、試合がなくてはすぐに傷心を癒せないと嘆くファンもいるが、ぼくはアーセナルにとっては考える時間があることはいいことだと思う。もちろん勝って清々しい気分でいたかったが、これまでのプロセスを振り返って見れば、自分たちが目標を達成するためにこれまでやろうとしていたこと(手段)、それ自体を疑うことも、有意義じゃないなんてことは決してないはず。

進歩するためにわれわれがやるべきこと、やれることはまだまだたくさんあるはずだ。

ということで、中継を観ていてこんなに無力を感じた試合も久しぶりというくらいの惨敗。悲惨。ぼくは大いに傷ついた。

ちなみに現時点で消化試合が揃っていないので暫定ながら、PLテーブルではレスターが18ポインツでトップ。われら(12ポインツで11位)って、レスターとこのヴィラにホームで勝っていればいま単独トップだった。知りたくもない事実。

Arsenal win unbelievable – Watkins



アルテタの試合後コメント「チームのパフォーマンスはスタンダードを下回った。わたしの責任」

試合直後のインタヴュー。オフィシャルサイトより。

アルテタ:ビッグチームスじゃない。ビッグチームスというのはこんな試合はやってはいけない。われらはやってはいけない。ひとつ試合に勝ち、ふたつ勝ち、3つ勝つ。われわれはどの試合でも勝つことを考えている。それがセットしなければならないスタンダーズだ。だから、もし1-2試合に勝って満足だと思うものがいるならば、彼らは完全に間違えているし、わたしはそれを受け入れない。

わたしはそういうマインドセットを受け入れる気はまったくない。そしてもちろんこのクラブにもふさわしくない。これは完全にわたしの責任で、道を見つけなければならない。

わたしがここに来てから初めてのことだと思う。自分たちのスタンダーズを下回るパフォーマンスだと感じた。その基準はこのクラブでセットしようとしなければならないものだ。受け入れがたい。

明日の朝にシステムを変えて試合をしたい。しかし同時に、難しく困難なときでも多くを得ることができる。わたしはみんながどう反応するか観たい。お互いを非難し始めるのか、鏡で自分たちを見て、今夜よりももっとマシになろうとするのか。

そしてみんなが全員戻って、ファイティングスピリットを取り戻し、わたしがここに来て以来見ているコミットメントを、毎試合で見せていく。

試合後のプレス会見。オフィシャルサイトより。

(パフォーマンスについて……)

アルテタ:あるべきチームの姿になっていないと感じていた。スタンダーズ、能力以下のパフォーマンスだった。わたしが毎日トレイニングで見てきたスピリットを彼らが見せなかったのは初めてのことだ。これはすべて完全にわたしのせいだ。3日ごとにチームが最高レヴェルでパフォームし競うようなチームにすること。そのためにわたしがいるので、わたしの責任になる。今日わたしはそれをしていなかった。わたしの責任だ。

(原因は……)

理由を見つけるのはとても難しい。何か変更があったとか今週違うやりかたをしてみたとかはない。それを云ったら嘘になる。しかし明らかに今日はヴィラのほうがわれわれよりも欲していた。彼らはそれを見せた。

結局、どの判断でも遅くなれば、毎度のジュエルズに勝てなければ、セカンドボールが来なければ、ボールに対してクオリティを見せなければ、ボックスを守れなければ、チャンスがあってもターゲットに入れられなければ、試合に勝つのはとても難しくなる。

(クリエイティヴィティの欠如……)

そこは進歩しなければならないところだ。もっと容赦なしにならねばならないし、しかしわたしは誰か個人のことを云いたくはない。今日はそこではなく、われわれが仕事をするうえでどうだったかということであり、チームとしてどうだったかだ。わたしは最初のホイッスルから好きじゃなかった。ミステイクを突かれて失点し、それはVARで取り消されたが、十分ではなかった。

(オーバはゴールの近くにいる必要がある……)

チームの機能はコレクティヴなもので、もっと取り組まねばならないことだ。われわれはたしかに状況もあるが、しかしエンドプロダクトが進歩せねばならないところであり、ポジションと彼の動き、彼がどこにいるかだ。もちろん彼のポジションのどこが正しい、どこが正しくないと話すことはできる。しかしそれがうまくいっていて、得点もできているならば議論はない。たしかなことは、得点数であり、それではトップチームと戦うことは不可能で、だから守備でも数字を維持すべきであり、またもちろん攻撃面でも数字を進歩させていかねばならない。もしチャレンジングで、継続的に試合に勝っていきたいのなら。

(トーマス・パーティのケガ……)

わからない。明日かそのあとか検査することになる。ケガのマグニチュードがどうなるか見てみよう。

(ベストラインナップを再考する必要性……)

ボーイズたちの7日前のプレイを観たとき、70日前じゃなく、そして今日のプレイを観たとき、それがスポーツの美しさだろう。残念なことに、当たり前のことはなくなってしまい、ものごとはほんとうに急速に変わっていく。

わたしはとてもポジティヴな人間だから、こういうことが起きたときもたくさんのことを学ぶ。学んで、自分たちがどこにいるのかより深く知る。わたしはまず自分のリアクションが観たい。なぜなら、わたしがここに来てから初めてこうして自分の目でチームのパフォーマンスを観なければならないから。もちろんキツいが、同時に彼らがピッチでいつでもパフォームできるようにすることはわたしの仕事でもある。たしかにわたしはそれができていなかった。

(トーマス・パーティはインターナショナル義務を回避する?……)

わからない。云ったように、ドクターが診てみなければならない。そのあとわれわれが彼をどうするか決めることになる。

(この結果が今後のシステム変更を促す可能性がある……)

イエス。間違いなく。毎週やっていることだ。ファイナルサードでいかにいいポジションに入っていけるか、支配するポジションのなかでの数字。フィニッシュできなかったときのトランジションのコントロールも同じ。もちろん、キミが云うように、われわれはそれを再確認するだろうし、いつも自分たちがやっていることを取り戻すために、修正することもある。

(ラカとウィリアンは自信を失っているように見える件……)

繰り返す。それはわたしの仕事である。選手のベストを引き出し、可能なかぎり最高のシナリオに彼らをいさせること。もし彼らがパフォーミングしていなかったら、もっと彼らを助けなければならない。

(フロント3の計画を変える必要性……)

これまでのすべての試合を振り返れば、そういうことも検討することになるだろう。誰がいいフォームかに依るんだ。誰がいいスピリッツにあるか、そして敗けにどうリアクトするかも。正しい調整をするようトライする。

(ミドウィークにゴールしたぺぺを今夜スタートさせるか迷った?……)

イエス。しかしわたしは個人的に、スタッツよりももっともほかの多くのことを観ている。もしそれにフォーカスするならば、もちろんプレイしなければならない選手たちがいる。キミが云っていることも忘れずにほかのことも観ていたんだ。

(アストン・ヴィラについてどう思った?……)

(ディーン・スミスに)おめでとうと云ったよ。彼らのプレイの仕方は大いに称賛できる。ここ数日は彼らをよく観ていたが、いくつかのパフォーマンスはトップクラスだった。彼らにはクオリティある選手たちがいる。今夜の彼らはとてもよかったと思う。

以上。

今回プレスが総ツッコミを入れているのは、やはりチームとシステム。とくに攻撃の選手たちに質問が集中している。

攻撃では相変わらず改善のきざしが見えないので、質問されるのは当然だろう。

低パフォーマンスの原因?

この試合のパフォーマンスはあまりにもアレだったため、その理由についても問われているが、アルテタもよくわからないっぽい。ぼくもよくわからん。シーズンのなかではむしろ先週マンUに勝ってやる気マンマンで試合に臨むべきところで、ここでモチヴェイションを失う理由はないと思うのだけど。

スピリッツを失っていった理由としてひとつ考えられるのは、アストン・ヴィラが良すぎたことだ。

VARで取り消されたが、40秒でいきなりゴールを決められたのはかなりショッキングだったと思う。まさにsucker punch。サッカーだけに。油断も多少はあっただろうがアーセナルの守備は一応ちゃんと揃っていた。出し抜けの一発。

それと彼らの25分の得点も。サカのOGでカウントされているが、リーグでトップの守備が完全に崩された。彼らのクリエイティヴィティによって。あれは、ピッチ上の本人たちが、どっちのクオリティが上かはっきりわかるくらいのプレイだったんじゃなかろうか。

試合が進むにつれ、彼我の実力差を思い知ることになり、意気消沈していった。そんな感じかもしれない。相手はバイエンでもレアルでもリヴァプールでもなかったのだから、ショックも大きかったに違いない。なんなら勝つつもりだったのだし。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

16 Comments on “【マッチレビュー】20/21EPL アーセナル vs アストン・ヴィラ(8/Nov/2020)リアリティチェック

  1. 読んでて納得しました。
    選手たちは、やってて
    か、勝てねぇ…
    と思ってしまったんでしょうな。諦めたらそこで試合終了ってあれだけゆってるのに。
    それだけビラは強かったッスね。完敗。
    見終わって、どっちがアーセナルだよと悲しくなりました。
    結果が出ないと批判されるのは仕方ないでしょうが、これだけうまくいかないとこれからどうするんだろうと思ってしまう。今のウィリアンをあと3年見ないといけないってけっこうヤバイ。エジル化待ったなしか。あの年齢の選手にあんな契約したらリスクしかないッスね。ベンゲルさんのときは30過ぎたら単年契約ってのもとても合理的でしたね。
    こんなにネガっても次の試合でウィリアンやラカゼットがハットトリックしたら手のひらクルーなんですけどね。攻撃はなんか窮屈なプレイに見えてしまうので、アルテタにはもうちょっと選手に自由を与えてあげてほしいですね。

  2. リバプールが7点取られる理由がよく分かる試合でしたナ。
    ただ、僕はchanさんとは少し違う感想を持ったけども。

    前線に4人並べるヴィラのハイプレスはものすごく密度が厚く見えた。
    何度もクリアに逃げるしかなく、リサイクルしたヴィラが攻撃を開始する位置は非常に高かった。
    彼らが強いのは、一つにはこの前提あってこそだと思う。

    試合を見直してみると、ヴィラのハイプレスは前が厚いぶんDMFの周辺にけっこうスペースがある。
    あそこまで持ち出せるかどうかが勝負だったんじゃないかと思う。
    仮に奪われても、あそこまで下がってからもう一度押し上げたらあんな楽な攻撃になるはずがなく、逆にアーセナルのハイプレスでヴィラが苦しむことになったと思う。

    しかしだからといって、僕は攻撃に偏れば問題解決するわけではないと思う。
    ヴィラの薄いエリアまで運んでも、奪われた時にヴィラに楽なビルドアップを許せばやっぱりヴィラのペースになってしまうから。
    彼らはビルドアップ・プレー精度・トランジション・ハイプレス、何一つ妥協してない。
    それに対処する実力もないのに、魔法の杖を求めてこれまでの取り組みを捨てる理由はないように僕は思う。
    まあホールディングが良いんで4バック寄りにすべきだとは思うけど。

  3. 選手起用の問題というより、アルテタアーセナルの強力な一手だった疑似カウンターを完全に攻略され、そこを封じられると単に間延びして前線孤立したサッカーになり、サポートがないからあの3人でも効果的な攻撃に結び付けられないのではないかと。
    実際、この試合でもトーマスやエルネニーと前線の距離は遠く、本ブログでも指摘の通り、ポジションを保ち過ぎていて流動性もなく、ダイレクトで小刻みにパスを回せる距離に選手たちがいない。
    結果、単調なリズムや崩しの形になりやすい。

    4231にしてトップ下にエジル置けば、守備は悪化するだろうが攻撃の機能性は格段に改善する気がします。
    勿論、数試合もすれば相手は攻略法を見つけてくるだろうけど、このままでは攻略されたままと言うのが現実ですからね。

  4. 完敗でしたね。弱点が全て出た試合だったと思います。
    3トップ問題ですが433や3421だったり可変してもトップ下を置かないフォーメーションの場合中央にパスコースがないので必然的にCFは1.5列目に下りる動きを結構な頻度でしないといけないのでオーバCFはそれこそ本末転倒になりかねないんですよね。この手の戦い方してるチームのトップスコアラーはWGが多くてCFが作った美味しいスペースをWGが使う流れですね。
    一番の問題はラカゼットへの縦パスを封じられると苦しくなる事。根本原因はサイド攻撃で点を取れない。ジルーが必要ですね。ポストの鬼、強烈なターゲットマン。アワールやソボスライじゃなくジルーですよ。とにかくジルーが足りない。
    あと守備ではティアニー、ベジェリンがハイボールの競り合いに負け続け楽に起点作られ明らかに相手は狙ってきてるので早く改善しないとヤバいです。前プレが全く無意味なものになってます。バーンリーとか下位にもボコられる未来が見えてます。

  5. 個人的に必要以上に悔しくないのは、Chanさんが今回書いてくれたような課題は前からあったのに、それを改善できてないことを、分かってたからだと思います。ほんとここに書いてる内容、アルテタさんは分かってるのかな。
    クリエイターがどうとか以前の問題で、そもそも攻撃のバリエーションが少なすぎると思います。
    ヴィラ、いいチームでしたねー。エミはいいところいったね。シーズンの最後には逆転してるんですけど!

  6. なんかサイド攻撃偏重の割にはターゲットいないですよね。今のフォーメーションは、攻撃に関しては選手の長所を悉く打ち消しちゃってる気がします。
    やっぱり中央とサイドのバランスだと思うんですよねー。攻撃がワンパターン化しちゃえば対策は容易い。

  7. ホームで0-3は痛いですね。
    攻撃に関してはもう質なんでしょうね。繋ぎのパス、クロスもシュートもビラが上回っていた感じです。これシステム変えてどうにかなるのか?と思ってしまいます。
    不満なのは守備ですよ、守備。
    点が取れないんだから堅守に磨きをかけて蜂の一刺しがアルテタのプランなんじゃ?そのためにエジルやペペを外して組織的に守る。
    なのにあんなにグリーリッシュに好き放題やらせていれば、そりゃ遅かれ早かれ失点しますよ。
    0-0だったらまあ後は攻撃の質だよねって時間かけるしかないと思えるんですがね。

  8. もうずっと言ってますけどオーバを左に張らせる意味がわからないです
    ラカの役割はジルーなら輝くけど、そういうタイプでもないですよね
    結局互いに良いところ消して、結果も出てない3トップシステムをいつまで使うのか
    オーバ真ん中にするだけでスーペルなゴールは個人技で見せてくれそうなのに

  9. そもそもアルテタが来た頃は、ラカ、オーバ、エジル、ぺぺ(ネルソン)の攻撃的なフロント4。それで安定しなくて、5バックにしたらFAとコミュニティとれたという流れがあるので、アルテタは今ある状況も改善してくれると信じたいです。まだ、トップと勝ち点6差ですし僕はまだギリギリ楽観的です笑

     攻撃の自由度の問題ですけど、今プレミアで一番攻撃を自由にやらせている=監督が指示してないのはユナイテッドだと思います。だから、超プレーとかカウンターじゃないと機能しないチームになってしまっている。アーセナルにはそうなって欲しくはないです。
     左は機能していると思います。オーバのCF起用説もあるけど、オーバ、サカ、ティアニーの器用な三人がいるからこそ、状況に合わせてポジションを入れ替えられる(材料を与えられた自由)。ラカの決定機も左からだし、シーズン序盤のオーバの似た2ゴールも左からだし、相手は嫌なはずです。
     問題は右で、多分アルテタはシテイのカンセロみたく、ハーフスペースに入ってくる偽サイドバックの役目をベジェリンにやらせようとしてるみたいですけど、ベジェリンは足元に安定感があるわけではないので、厳しそう。ウィリアンもぺぺもはってから仕掛けたい人たちなので、そうするしかないでしょうけど。
     エジルいれば解決しそうなんですけどね。
     

  10. 8試合消化で9得点ですか。この攻撃の低調さって、どれぐらいまで遡るんでしょうね。これで得失点では、守備は真ん中、攻撃は下から数えるチームになってしまいました・・・。アルテタは優勝に絡むためには、シーズン90点以上は、といっているわけです。このままだとシーズン40点強か。攻撃は結局、リスクを取るかということにもつながるかと思います。リバプールの前線のように3人でやすやすと局面打開もできないし、シティのようにワンタッチパスが紡がれていく感じもない。サイドから放り込むか、カウンター。中途半端なボールポゼッションが、グリーリッシュやワトキンスの強みを増幅させた感じ。4-2-3-1にして、オーバとトップ、右にネルソン、左にサカ、中央にウィロック(で後半からウィリアンに後退)はどうでしょう。あー、レスターとヴィラに次回は勝ちたい勝ちたい!いや勝たねば!

  11. 終盤はチームがバラバラでボールをいいように回されて最低最悪でしたけど、パーティのいた前半はエルネニーとパーティで中盤支配してたしサイド攻略してたしxGにも現れてるけど得点のチャンスあったと思うし、今後を悲観するような感じは受けなかったです。あと、パーティの攻撃に関与する能力は見ててワクワクするレベルで、エジルいた頃はエジルに注目してみてたけど、これからはパーティに注目しようと思うほどです

  12. ワトキンスはしっかり決めて、
    それより遥かに優しいヤツを、ラカは枠にも入れられなかった。
    難しいのは決めるが、ビッグチャンスは決められないハードワークするCF。
    CFなら、ごっちゃんです!って言って欲しいです。
    オバメヤンがCFで宜しいのでは?
    あと、パーティが重傷でありませんように。
    PLが暫く休みで良かった。

  13. もうちょっと本当によくわかんないんすけど

    ただただ、アーセナルが爆勝ちしてるところが見たいっす

    ただそれだけだす

    がんばれ

  14. リヴァプールにしてもバイエルンにしても、高精度の裏へのボール出しが基本としてあるが、
    ガナでできるのはセバージョスかジャカくらい。この試合でもセバージョスでてからビルドアップ問題は緩和された。
    ただ、右サイドではほとんど裏に抜け出そうとしないし、左もティアニーくらい。ハーフスペースに入れてからターンして云々ってのはさんざん研究されていて、そこがマークされると何もできなくなっちゃうけど、リヴァプールならそれを逆手にとって裏に置くような空中パスなどある気がする。
    ただ、今シーズンのヴィラは強いから、今シーズンのガナの問題が表面化しただけで、そんなに気にすることもなし。
    あと、個人的にサカの守備力の欠如(左ではティアニー頼みすぎ)、ホールディングのディエルをさけて前に出ての守備ができないことが、今回は要因だったかな。あと右でベジェリンとウィリアンの連携パターンが少ないかも。

  15. また時間空いたのでだいぶ抜けちゃいましたが、
    この試合もアルテタ以降の攻撃の課題とか色々要因あると思いますが、
    個人的に気になったのは試合開始直後から選手のパフォーマンスが悪く1人がミスしたりポジショニングがまずかったりすると途端に全体に悪影響を与えてパフォーマンスを落としてしまうというところ。これって前々からあったと思います。アルテタになってからも立ち上がりが悪かったり一貫性がなかったりという言葉でも表現されている部分ではありますが。
    この試合はティアニーすら悪かった。
    1人がミスするとそのミスに付き合わされた選手が次のプレイで集中力を欠いたりおおざっぱにプレイしたり。最初のミスをした選手が挽回しようとプレイを戻しても今度は周りが集中力を欠いて全体のパフォーマンスが下がる。毎試合ではないがそういうこともある。リズムを自分達で潰すような。
    攻撃でも守備でも決まった形、そしてある程度ビルドアップの形や進むルートというのが決まってて、でもそのバリエーションが少なく、1人の小さなズレですべてがストップしてしまうような。というのは大げさかもしれませんが。
    ビルドアップで進むルートの数少ない場所が相変わらずサイドの狭いところというところもきついですね。
    あとは普通に守備でまずい場面ズレている場面があって失点に繋がっていましたね。ベジェリンのところは多かった印象。
    個人のパフォーマンスで言えばオーバやウィリアンは開幕からずっと悪いですね。
    オーバはケガでも抱えているんじゃないかというくらい。そういう素振りを見せる試合もあったくらい。とにかく走れてない。
    ウィリアンも本来のパフォーマンスではない。もちろんチームの悪さが影響している部分もあるし、フィットしてないのか省エネ、要所以外での休む時間が少し多い。
    とまぁそんなパフォーマンスで今のヴィラならこの結果も普通にあり得るって印象の試合でした。

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