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【マッチレビュー】20/21EPL リーズ・ユナイテッド vs アーセナル(22/Nov/2020)ぺぺのフラストレイション

試合が終わったときはほとんど敗けた気分だったけど、実際は今シーズン初めてのドロウでポイント1。劣悪なアウェイレコードのあるわれらなら、それほど悪い結果ではない。

だが、この試合はいろんな意味で、敗者の気分にさせられる試合であった。

悪い結果のときは毎度苦痛な作業ながら、試合をざっくりと振り返っておこう。

Pepe sent off as Arsenal hold Leeds



アルテタの試合後コメント「(ぺぺの行為について)まったく受け入れられない」

試合直後のインタヴュー。オフィシャルサイトより。

(10人で1ポイントならハッピー?……)

アルテタ:イエス。状況を考慮すれば1ポイントで満足すべき。わたしはいつだって1ポイントでは満足しない。だがセカンドハーフの45分を10人で戦ったと思えば。リアクション、レジリエンス、選手たちの努力に相手のアドヴァンテッジを乗り越えたこと。これはすごいこと。1ポイントで満足せねばならないのは、リーズがとてもよかったからでもある。彼らには得点チャンスもあった。

(ぺぺのレッドカード行為……)

明白すぎる。受け入れがたい。まったく受け入れられない。

(サカのケガ……)

彼は痛がっていた。どれくらい悪いのかあとでメディカルスタッフと診なければならない。ひどいチャレンジがあったようで、彼は痛がっていた。なので、われわれはすぐに彼を下げることにした。

(オバメヤンがミドルでプレイしていた件……)

いくつかの時間ではとてもよく効いていた。ファーストハーフにパッチをして、25分のパッチはとてもよかった。効果的で、高くプレスして、いいチャンスもいくつかつくり、相手にとってやっかいになれた。

そこから15分か20分くらいで、われわれはボールを相手に与え始めてしまった。あるスペイスでは彼らをコントロールできず、彼らに窒息死させられそうになった。それが彼らのいつものやり方だ。彼らはPLのどんなチーム相手にもそれをやる。90分あのチームを支配することは不可能だ。そうして望みをつないでセカンドハーフというときに、10人になり、それが登るべき山になってしまった。

(守備の団結の重要性……)

思うにわれわれは守備ではとてもよかった。嗅覚、クリエイティヴィティ、勢いで選手たちはラストアクションを必要としたが、それはフットボールではもっとも難しいものだ。チャンスをつくらなかったということではなく、もっとクリエイトしなければならないし、もっとファイナルサードで一貫性を持たねばならない。自分たちがフィニッシュし、そしてどう相手を終わらせるか。

しかしそれはいずれ来る。いろんな理由から多くの選手たちは継続性を持てていないという現実もある。それは彼らを正しく理解するためにはとても重要なことだ。

(ウィリアンのサブは戦術的な理由?……)

彼は筋肉に違和感があって下げなければならなかった。

(オープンプレイからのゴールがないことを心配している……)

もちろん心配している。なぜならわれわれにはゴールが必要だし、試合に勝つにはたくさんのゴールを取らねばならない。われわれがなりたいトップチームになるためには。ゴールなしではそれは不可能だ。守備でどれだけいいかは問題ではない。

攻撃の選手がいないということでもない。攻撃の選手はいつだってピッチにいる。だがわれわれに必要なのは、早く、ベターな決断をしなければならず、より容赦なしにならねばならない。しかしそれはフットボールではもっとも難しいことだ。

ときにパッチを当ててそれを乗り越えることもあるが、相手に打ち勝たねばならないし、わたしはできるだけ早くそれができるよう選手たちを助けなければならない。

(ぺぺはあなたやチームに謝罪した?……)

わたしは起きたことは説明するが、内部のことはキミたちとはシェアできない。

(ぺぺがAlioskiの振る舞いに反応してしまったことが悔やまれる……)

わからない。だがわれわれはインテンシティのレヴェル、アグレッション、彼らが毎度どうプレイするかを知っていたのだから、それに対処しなければならない。それはあのチームと戦うときのプランの一部でもある。あの状況に対処できなきゃいけない。

(今晩もっともムカついたのは?……)

わたしは怒っている。なぜならわたしは勝ちたいし、勝てないときは腹が立つ。

いろんな理由でかなり難しいところもあった。国際義務で選手をふたり失っているし、スタートできるコンディションじゃなかった選手もいた。今日はケガでふたりを失い、ひとりは退場。そしてこれからもヤバいくらいたくさんの試合があるし、われわれにはもっと得点が必要だということも当然心配している。

でも一方でわたしはとてもハッピーでもある。なぜならこのチームがいろんな部分でどれだけ進化しているかわかるから。最初のひとつは10人で戦うことになったときに見せたレジリエンス、野心、それに信念。それが増していった。それはポジティヴなことである。もっとよくならなきゃならないこともあるけれど。

(つぎの試合で選手が足りなくなっている……)

このあとどうなるか見ることになる。だが、われわれは自分たちがいまやっているように競えるチームを連れて行くし、この大量の試合のなかではどのチームが相手でもチャレンジになる。何人か戻ってこれることを祈ろう。

「一貫性を保てていない選手がたくさんいる。理由はいろいろ。でもダイジョーブ」

なるほどなあ。ある日突然に改善しているといいな。

ヘクタ・ベレリンのコメント「ドロウで満足なぞせぬ」

ライトバックの試合後コメント。オフィシャルサイトより。

HB:この試合についてはいろいろ複雑だと云わざるを得ないね。

フットボールプレイヤーとしてぼくは「ドロウで満足」っていう考えにはまったく共感しない。10人になったとか状況がどうあれ、ぼくはいつだって勝ちたいと思う人間なんだ。とくに勝てる状況もあったときなら。10人になったことを勝てなかったいい訳にはしたくない。

試合のことを思うに、結局勝敗をわけるのは小さなマージンだったんだ。彼らは何度かポストに当てて、ぼくらはいくつかのフリーキックやコーナーがあってもそれをうまくできなかった。こういう試合ではそういうチャンスを活かさないと。

ぼくらは10人になってもリーズのようなチーム相手にバックがソリッドなところを見せた。彼らは95分間も諦めないチームだ。なんとか彼らを抑えたことはポジティヴに捉えるべきだろう。

多くのひとは幸運について話したがらないが、ときにはこういったことが運に影響を及ぼすこともある。トレイニング、練習、インスパイヤされること、試合のなかで正しい決断をすること。

フットボールは白黒ではない。ピッチの上ではとてもたくさんのことが起きる。コンディションや決断など。

ぼくらは正しい判断をするときもあれば、しないときもある。だからこそフットボールは美しいと思うし、同時に予測不可能だと思うんだ。もし毎度ストライカーとキーパーがワンオンワンで得点するならば、つまらないだろう。

自分たちがいまやっていることをこれからも続けていくことだ。ぼくらはクラブに正しいカルチャーがあるし、正しいアプローチがある。結果が出るまでただ続けていく必要があると思う。自信を築いて、マネジャーがぼくらに求めることを信じ続けるんだ。

なにやら非常に重要なことを話しているような。さすがヘッキー。

だがスロウインは少しトレイニングしたほうがよいかもしれない。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

7 Comments on “【マッチレビュー】20/21EPL リーズ・ユナイテッド vs アーセナル(22/Nov/2020)ぺぺのフラストレイション

  1. この出来事が後々、ペペのbreakthroughであったと言えますように…なむなむ

  2. 11人の時も意思疎通が不十分で、単なる危なっかしいボールロストに終わってるケースが多かった。
    このやり方だと一本のパスが通らないことのリスクが大きく、連携やミスの影響を強く受けると思う。

    またカットされた直後も、ウィロックのフィリップスに対するプレスが十分ではなかったと思う。
    WBを削って左ウイングの負担を増やして、その結果トップ下があのゆるさではちょっとマズイ。

    ある日目が覚めたら突然連携が良くなってた、なんてことはないだろうし。
    続けていくしかないんだろう。

    しかしオフもプレシーズンもほぼゼロ、代表では殺人日程。練習を一緒にやる時間すらない。
    「続けていく」ことがこれだけ困難なシーズンも過去にないと思う。
    その中で、ティアニーの姿勢は素晴らしかった。
    途中で試合を投げ出すバカに足を引っ張られながら、何一つ妥協せず10日で4試合半戦い切った。

    ひどいブラックな要求かもしれないけど、僕はあの姿勢を全選手に要求したい。
    やっと守備とトランジションの整備が終わって、アーセナルの攻撃を復活させるのはここからなんだから。
    それ以上の価値ある取り組みがこの世の中にあるだろうか?僕は知らん。

  3. 守備時4231  ラカ 
    オーバ    エジル   サカ      
        ルイス   トーマス
    ティアニー          ベジェ
        ガブ    ホール

    組み立て攻撃時343 ラカ
        オーバー    エジル
    ティアニー トーマス ベジェ   サカ
       ルイス  ガブ    ホール
    が見たい。エジルとサカの同時起用とかめっちゃ良さそう。ルイスは一列あげても良さそだし、オーバーはサカとかエジルとかラカとかいないと前線で孤立しそう。ぺぺを使わなくていい理由があるならアルテタは使いたくないんじゃないかな。

           

  4. 前半あの10番鬱陶しいなあと思っていたけど、ぺぺあの行動はいただけないです。ま、反省しれくれればいいけど。
    ペペもいろいろ上手くいってなくてフラストレーション感じているのだろうけど。ここが堪え時、僕はまだ諦めてないです。

    しかし前からのプレスが前半中盤から剥がされてズルズル最終ラインが下げられきつかったですね。ブロック組んでもジャカ、セバが最終ラインに吸収されて中盤でセカンドボール拾われて、ウィロックも効いてたとも言えず退場者なしでも苦戦したことは必至ですね。

    風当りは強いですがなんとか乗り越えてほしいです。

  5. 見返したくもないけど、リーズはゴールポストに呪われているんじゃないか、と思いました。ファイナルサードに斜めに2~3人が何度も何度も走りこむところとか、あの寄せの速さとか、チーム強度としては格上を感じました。われらに足りないのはなんなんだろう。このSOTは本当に魅力的ではない。でも木曜また応援しますけど。勿論。もっとワンタッチパスをつなげてほしいな~。COYG

  6. ペペはいわずもがなですが、個人的にはウィロックもひどかった印象。
    ボールを持っても誰と連携するわけでもなく、ゴールに向かってドリブルするわけでもなく。
    連携の問題以上に彼が何をしたいのか、他の選手に何を要求しているのかが分かんなかったなぁ。
    あれ見ると、まだまだ壁は高いなぁと実感。

    個人的にはリーズがどんどんプレスに来るとはいえ、レノがパント→オーバが競る→セカンドボール拾われて攻撃される、の無限ループをなんとかしてほしかった。。

    アウェイとはいえ、リスクを取ってプレス回避を狙った方が点取れる確率上がったと思うなぁ。

    ほぼプレシーズンなしの異常なシーズンとはいえ、そろそろ改善の兆しが見たいところ。
    なんだかんだでもうアルテタ就任から1年くらい経つからなぁ

  7. 立ち上がりはセバージョスが高めの位置を取る事もあって少し良かったのですが途中からは相変わらず低い位置。
    ジャカと共になんなら自らCBより低い位置に行くことがあってフラストレーションでしたね。
    攻撃の時にCBみたいな役割が4人いると感じるときすらある。

    あとはここずっと感じる前線の選手の高さが同じ問題。複数人が上がり過ぎる上に高さ的に被るから余計中央に穴が空く状況になってサイドの狭い範囲にしか行き場がなくなる。そうなると結局無理なクロス上げるか後ろに戻すしか選択肢がなくなるんですよね。悪い癖。個人で言うとこの試合は出てないけどエンケティアがCFとして出すとこの癖が酷いからなぁ。誰か指導して欲しい。適切な時もあるんだけど割合でいうと半分ないくらいだと思う。
    ただこういう事するのが他にも目立ったかなこの試合は。

    あとティアニーの上がりが遅い場面も目立った試合。3バックのLCBの時の感覚のままなんじゃないのか?と思わせられました。

    ウィロックは前から言ってるけどトップ下としては色々足りないからCMで頼むとスターティングメンバー見た時点で思いました。。。

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