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【試合前記者会見】20/21EPL アーセナル vs クリスタル・パレス(14/Jan/2021)「この2試合が決定的になる」

アルテタ発言のポインツ

シーズンの今後を決める決定的なホーム2試合

この試合と、つぎのニューカッスルのこと。

以前、このブログの読者さまに「おまえはいつもビッグゲイムビッグゲイムと書いている」と軽く突っ込まれてしまったことがあるが(笑い)、ボスも似たようなことを云うではないか。

たしかアルテタはつい先日も「ここからの○○日が決定的」と云っていたばかり。そしてここからのホーム2試合が決定的だと。

でもやっぱりこれは間違いじゃないのだよね。ホームゲイムという意味で。

いくらビッグ6に強くても、ミッドテイボーチームに敗けてしまっては意味がないのと同じで、ホームという勝つべき場所で勝たねばならない。いま進歩すべきはそこだ。

ちなみに、今シーズンここまでのアーセナルのホーム/アウェイのポインツ取得率は以下のようになっている。

  • ホーム 42%(10/24)
  • アウェイ 48%(13/27)

なんとアウェイのほうがポインツを稼いでいるという事実。

そしてこれは、アウェイフォームが進歩したことを喜ぶべきではなく、ホームでポインツを落としていることを憂うべきなのだ。だって17試合でもう8敗もしているのだから(敗けはホーム・アウェイで4つづつ)。

ゆえに、今回も決定的に今後に大きな影響を与える試合なのである。

エジルの件

ミケルはtwitterアカウントあるはずなんだが。。

エジルは昨日(日本の今朝)、TwitterでQ&Aセッションをやっていた。ファンはうれしかったろうが、クラブ的にはこういうタイミングで非常に戸惑うんじゃなかろうか。

彼は残り契約が半年を切って、もう好きなように海外クラブと交渉ができるようになっている。そこではアーセナルを通す必要もない。なんなら、AFCはそこでエジルについて初めて新たな情報を知るかもみたいな状況なわけだ。それがうれしいことのはずもなく。

彼がここでこうしてファンと公開でやりとりをすることが、ぼくにはなんだかクラブに対して好戦的な態度のように思えてしまった。あるいは嫌味というのか。彼個人というより、彼のPRチームを含めた全体としてこれをいまやろうと企画したことにも。

そもそも契約というものは双方が合意して成立するのだし、AFCがここで選手に不当を訴える権利も正当性もないと「正論」をかますひとをいまだに見かけるが、結果的にそうなったとはいえ、クラブがこれだけ財政でもがき苦しんでいるとき(クラブ史上最悪レヴェルの困苦)、一方の選手側は余裕しゃくしゃく、痛くも痒くもないところを隠そうともしない。それどころか高みから幸せなところをアピールしているようにすら見える。彼は当事者だよ。こうしたいびつな構図をこうして見せつけられるのは、クラブを愛するものとしては不快に感じるし、モヤモヤもする。彼のアーセナルへの愛情というのは、ぼくのと何か違うんだろうか?

ToTに移籍するくらいならリタイヤするとか、そういうリップサーヴィスはもういんですよ。

わしだって彼を素直に拍手で送り出したいのだが、どうにも。

と、まあ個人の感想はいいとして。

一連の質問と回答はもう多くのアーセナルファンが目にしているだろうと思うので、ここでフォロウはしないが、ひとつ彼の今後を占ううえで非常に重要そうに見える回答があった。

リタイヤするまでにプレイしたいふたつの国がありますと。それはターキーとUSAです。もしターキーに行くのならフェネルバチェしかございません。

アーセナルは彼の残りの半年分のサラリーをこのあと3年かけて分割で支払っていくみたいな交渉をしているという一部報道もあるように、エジル側が今月の退団を決めても、財政的に妥協することはあまり期待できなさそうである。知ってたけども。やれやれでありますなあ!

このあとどうなるか。

その他移籍について

エンケティアはウェスト・ハム行きが噂されていた。WHUファンによれば、アーセナルは彼に£30Mを要求したとか。。

ロブホの契約延長は間違いないようだ。いいと思う。

そしてトレイラは今月でアトレチコのローンを切り上げるという話も出ていたが、アルテタの話し方だと、最後まで残りそう。

それとエミ・ブエンディア。彼のことを訊きたいのなら、ディエゴ・コスタの名前など出さなきゃいいのに。各種報道によれば、アーセナルがブエンディアに興味を持っているのはたしかであり、エイジェントにも接触している。彼のことだけを訊いたなら「議論すらしていない」という回答ではなかったんじゃないかと。

ザハはわりと最近もアーセナルが狙っているみたいな記事を見たが、さすがにないだろ。ぺぺと交換というのならわかるが。

ザハはもう28才で(今年29)パレスとの残り契約が2.5年。彼はアーセナルのファンとして知られるが、ここでプレイする夢は残念ながら叶いそうにない。2018年にパレスと結んだ長期契約さえなければなあ。長期契約はほんとうに怖い。

それとGKについては、アルテタは「このウィンドウで異なる解決策を見つける」と述べていて、今月セカンドGKに動いていることを認めたかたちである。

ルナーソンはローンに出すという噂もはっきりとは否定していない。

ところで、ここでアルテタは、GKエリアで「3つのポジション」があると云っているが何のことだろう? よくわからない。セカンドとサードとフォース? シニアとヤングとユース? メイシーが退団して(ハイバーニアン)、ルナーソンもローンで出ていくなら、セカンドとサードが必要だが、4番手?



ということで、アルテタのプレス会見の様子でした。

試合までまだ時間があるということは、どうせまたしゃべりたがりのボスはインタヴューなどを受けるのだろう。それはそれで試合のプレヴューエントリでカヴァしよう。

ではCOYG

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

4 Comments on “【試合前記者会見】20/21EPL アーセナル vs クリスタル・パレス(14/Jan/2021)「この2試合が決定的になる」

  1. はじめまして。いつも楽しく拝読させていただいております。

    一連のエジルの行動への見方、とてもよく分かります。モヤモヤしますよね。チェンさんがいつもモヤモヤを言葉にしてくれるおかげで、少しはすっきりするのですが。。。

    結局行き着く所は、そこに(チームへの)愛はあるんかい?というところです。

  2. お疲れ様です。

    ここ最近は確かに毎試合重要だって感じます笑
    個人的に最近批判されがちなぺぺが、若手の躍動の波に乗れるか注目してます。

    エジルの件は…どうなんでしょうね。
    僕は以前から、クラブのエジルに対する扱いがリスペクトを欠いていて、不信感を持っていたので
    今のエジルの言動を見てもお互い様かなと思います。
    直接的に何か言ってるわけでもないですし、やり方が陰湿というのも憶測の域を出ないですし…。

    ただ、モヤモヤするのは完全同意です。
    これだけ貢献してくれた選手を気持ちよく送り出せないのは悲しいですね…。

  3. エジルの件は同感で「ケンカ売ってんなぁ」と思っちゃいました。
    ただ、どうしても嫌いにはなれず楽しんで拝読しちゃいましたが、、、

    あとボスは「NO」と言っているようですが、このストレスフルなコロナ禍において Arsenal Change Everythingな私にとって、数少ないストレス解消&心の支えです。

    選手とスタッフ(と、もちろんチェン氏)の健康を祈りつつ、COYG。

  4. エジルは今のアーセナルの体制と合わないだけで、アーセナルというクラブ全体を見れば確実に愛してくれてるでしょう。彼を排した中心人物のアルテタエドゥより在籍歴も長いわけで。彼のベンゲル、選手、チーム応援に関するSNS見てもそれは分かる。
    大きく体制転換した会社によって人材整理がされて、皆が皆それをリスペクトして退社できるわけではないしね。

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