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いま明かされるマテオ・ゲンドゥージの真実

昨日このブログで、「アーセナルはアイヴァン・トーニーに行かない」というエントリを書いたら、今朝あらためてAFCがJoshua Zirkzeeへの興味を再燃させているというのニュースを観た。

彼もたぶんゴール以外のサムシングを期待される系の選手だよなあと。そして長身、スキルフル、ヴァーサティリティと、アルテタが好む要素もあり。夏にアーセナルがToneyに行かないというのは実際どれほどの信ぴょう性かわからんわけだけど、総合的に選ばれそうなのは結局Zirkzeeみたいなタイプになりそうな予感はある。

さて、マテッオ・グウェンドゥージ。

アーセナルファンにはもはや懐かしい名前。疑いなく、フットボールの才能には光るものがあったものの、素行の悪さが成長を著しく阻害していたという、フランスのフットボーラーあるあるの一例。

彼のアーセナル時代に、その舞台裏でなにがあったかを語るtwが注目を集めていた。

彼はクラブでもたびたび問題を起こし、最後はアーセナルを干されるかたちで放出された、いわゆる問題児タイプだったことは知っていたが、その舞台裏のこまかいことまでは多くのファンも知らなかったのではないかと思う。

今回はそれを紹介しよう。



いま明かされるマテオ・ゲンドゥージ@アーセナルの真実

紹介するのは、このポスト。スレッド以下も。@MAA_Gunner氏がどなたかは存じ上げない。ごめん。

すでに信頼できるジャーナリストたちからたくさんリポートもされているが、わたしが聞いていることも多少ある。断片をつなぎあわせてみるよ。

これはnon-negotiableをめぐる件であり、なぜアルテタが若い選手たちにあせりたくないかの説明にもなるかもしれない。

 

彼は17才のとき、ロリアンでも問題を抱えていた。

カップ試合の前半、彼は何度もひどいファウルをやりカードを受けていた。ハーフタイムで彼のマネジャーは、これでは退場になってしまうから落ち着くようにと彼に注意を与えたが、彼は聞かなかった。そしてサブで外され、その後はボスとの握手を拒み、癇癪を起こした。

18/19。彼はアーセナルにいてクラブでは問題なかった。まじめに仕事をしようともしていた。だが、外ではいくつかのパーティーに参加することがあり、そのなかにはhippy-crackスキャンダルとして報じられた有名なものもあった。彼は、日常的に亜酸化窒素(バルーン)でハイになっていたグループのひとりで軽い罰も受けたが、それは一回ではなかった。

19/20。アルテタのスリーストライク。

<ストライク1>

アルテタが来た当初、彼は全員を先入観なく見ようとしていたが、悪い面を最初にみることになったのは、ゲンドゥージだった。2月のドゥバイ冬キャンプで、ゲンドゥージはアルテタ、エドゥ、ソクラティス、それにコーチングスタッフと険悪になった。

クラブが招待された音楽や夕食などを楽しむ正式なイヴェントで、ゲンドゥージはシャツを脱ぎ、それを振り回し始めた。エドゥはそれに不満だった。リスペクトフル、クラッシーな価値でクラブをレペゼンするものではないと。

トレイニングセッションの最中、ソクラティスとゲンドゥージはアカデミーの子どもたちやゲストの前で激しく口論になり、それはセッションの時間を浪費することにもなった。アルテタはふたりに対して尋問を行った。

口論はホテルでもつづき、ゲンドゥージはアルテタを「ソクラティスの味方」だと抗議した。

しかし、この件でみんなが知らないのは、ソクラティスもまた口論で罰せられたことだ。事実、彼は残りシーズンでスタートしたのは1試合しかなかったし、そのあとのシーズンは登録すらされなかった。もっとも、彼はその罰を受け入れて責任を取った。それが、彼がベンチに座っていた理由である。

このあと、ゲンドゥージの態度は悪くなっていった。トレイニングには遅れて来たり、アルテタや彼のスタッフに口ごたえしたり、セッション中に暴れたりするようになった。

チームがキャンプから戻ると、彼はホームでのニューカッスルはスクワッドから外された。そのあとアルテタはホームでのエヴァトンでは彼をチームに戻している。

<ストライク2>

ブライトンのアウェイ。ファンのなかには、ゲンドゥージがブライトンの選手に「おまえはどれだけの金を稼いでいる」と暴言を吐いたことが、彼が罰せられた理由だと考えているものもいるだろうが、驚くのはアルテタがあまり大騒ぎしなかったこと。罰は、ゲンドゥージがMaupayののどを掴んだことが理由だった。

その週チームは、ジャカ、マリー、マルティネリをケガで欠いていた。レノがケガで交代し、ルイズがサスペンションでもあった。アルテタもさらなるサスペンションは避けたかった。にもかかわらず、彼はゲンドゥージが闘志を観せたのは試合中よりもむしろそのあとだと感じた。これは、リストに加えるさらなる事案である。

<ストライク3>

アルテタとエドゥは問題を解決するために、ゲンドゥージを呼んでミーティングを行った。Maupayに行ったことについてFAは動かなかったが、アルテタは、彼にははっきりとそれは幸運だったと伝えた。今後のために謝罪するようにと。

だが、彼は1ミリも後悔の念を示さず。謝罪もしなかったし責任も取らなかった。

幸運にもジャカがケガから復帰したことで、アルテタはゲンドゥージをチームから外すことができるようになった。しかし、それにも関わらず、アルテタはゲンドゥージの若さに理解があった。マテオはいずれ自分の行動を後悔する日がきっと来るが、まだそれを理解できていないと。彼は、まだゲンドゥージのクラブでの未来を観ていたのだ。

それから数週間がたち、アルテタはゲンドゥージがクールダウンして、チームに戻ってくることを期待していた。彼は、ゲンドゥージと話すためにルイスまで連れて行ったこともある(ルイスはチーム全体からリスペクトされていた)。だが、ゲンドゥージは頑なでありつづけ、その後もよくない行動をつづけた。

最終的に、アルテタはゲンドゥージが変わらないことを受け入れ、移籍リストに彼を加えることになった。FAカップの勝利のあと、チームメイツが勝利についてポストするなかで、ゲンドゥージはInstagramに休暇の写真をポスト。それが、アルテタには最後のダメ押しとなったのであった。

以上

*****あわせて読みたい*****

ちょうど、ドゥバイキャンプのあとニューカッスルで外されたあたりで書いたエントリ。

マテオ・ゲンドゥージのアティチュード問題と将来。アルテタのマンマネジメント | ARSENAL CHANGE EVERYTHING

問題児の対応がアルテタの大きな経験に

さて、この一連のアーセナルのつらかった時期のことをこうして思い返すに、彼のような問題児の対応は、まったくのビギナーマネジャー(当時はヘッドコーチ)だったアルテタにとっては、とても大きな経験で、むしろそれを経験できたことは彼のキャリアにはよかったんじゃないかと思える。

ビッグクラブになればなるほど、マネジャーとしてはビッグプレイヤーのビッグエゴに対処していかねばならないわけで、いまは幸運にもチームのなかにトラブルはないが、いずれそういうこともあるだろう。Mbappeはきっと難しい。

ちなみに、今朝みかけたベン・ホワイトのインタビュー映像で「全員仲が良くてチームのなかにグループはない」と述べていて、それもいいことだなと。ゲンドゥージの時代は、オーバ&ラカが中心のフレンチ派閥が大きかった。それが彼を甘やかし増長させた側面もあるかもしれない。

そして、スレッドの冒頭にもあるように、アルテタが一時期から会見コメントなどで“non-negotiable”をとても強調するようになったことについても考える。その舞台裏にはこうした状況があったとすると、それはメディアでの対外的な発言でありながら、むしろチームの内部に向けた強いメッセージだったと思える。甘えは許さんという断固たる態度。

それと、アルテタの若い選手に対する考えかたについても興味深い。

アルテタは、こんなにひどい子どもじみた20才でも、最後までマテオをあきらめなかった。それは彼をまだ未成熟で、教育でなんとかなると考えたから。もちろん、彼の類まれな才能だって信じていた。

アルテタは若い選手をシニアにまじってプレイさせることについては、とても慎重になっているとしばしば感じるが、彼らをあまり増長させないという意図もあったりするのだろうか。大差で勝っていたり、重要度の低い試合なら、すこしでも経験を積ませるために出したほうがいいと、ファンとしては軽く思ってしまうけど。

いずれにせよ、アルテタもエドゥもマネジメントのよい経験になったという意味で、ゲンドゥージには感謝しておこう。

おっと、こんなエントリなのにマテオに愛情ない感じで終わるところだった。あたしは彼のことはずっと好きだったんだ。アーセナルでの輝く将来を期待してた。

いま彼はマルセイユでプレイしている?(ラツィオからのローン) TMをみたら現在のMVは€20mで、残念ながらアーセナル後は最高のキャリアを歩んでいるという感じもない。2022ワールドカップ(プレイは1試合のみ)を最後にナショナルチームにも呼ばれていないようだ。一時は€50mまで評価されたプロスペクトだったのに。

まだ24才なので、フットボーラーとしてはこれからブレイクするチャンスだっていくらでもあるだろうが、そのためにも子どもじみたメンタリティのほうを変えていかないと。

がんばれマテオ。

 

おわり



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