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【試合前記者会見】20/21EPL アーセナル vs クリスタル・パレス(14/Jan/2021)「この2試合が決定的になる」

アルテタのプレス会見が昨日行われていた。

試合をやる3日も前に試合前プレスカンファレンスをやるというのは、けっこう珍しいことのように思えるが、なにか理由があるのかもしれない。

さすがに2-3日もたつと、鮮度が落ちてしまうので、いつものように試合前日になるまで待たずに今回はすぐにこれをフォロウアップしておこう。

Arteta on Martinelli, Smith Rowe, Palace and more



アルテタのプリマッチプレスカンファレンス「この2試合が決定的」

オフィシャルサイトのトランスクリプトより。

クリスタル・パレス戦について

(またPLの試合に戻れることをどれだけ楽しみにしている?……)

アルテタ:イエス。これからもたくさんの試合があり、なかには重要なものもある。われわれはホームでのフォームを確立する必要がある。ホームではいくらか問題があるが、ここからは勝っていくべき時間だ。

いまホームでの2試合があり、今シーズンのPLでのわれわれの将来にはキーになる。チームはグレイトなスピリッツがあるよ。もちろん4つの勝利ですべてがよく見えてきているし、試合には期待している。

(クリスタル・パレス戦はどのような試合になる?……)

彼らはとても危険なチームで、ビッグチームス相手にそれを見せてきた。とてもコンパクトでオーガナイズされたチームであり、どういう試合になるか予想もできる。

彼らにはビッグタレントな個人もいて、試合に勝ったり試合をアンバランスにさせるようなアクションをつくるには、ただそういうときがあればいい。だからわれわれはそこにかなり注意せねばならない。

そういうことがあるので、試合はまた支配的にプレイする必要がある。最初の瞬間から試合に勝つつもりで行くし、攻撃して、彼らの持つ強みには注意深く、できるだけ試合をコントロールしていくつもりだ。

(テーブルを上がっていく重要性……)

イエス。繰り返すが、われわれはこの安定を継続したいし、どの試合にも勝てるんだというフィーリングをもって試合に入れるような信念を持ちたい。試合で勝てば勝つほど、このフィーリングは育っていく。

もちろんテーブルを今度は上がっていくことも考え始める。もし3試合で勝つことができるならば、気持ちはよりポジティヴに見えていくものだ。

(クリスタル・パレスは6試合で1勝のみ。彼らは昨シーズンのように危険だと思う?……)

すでに述べたように、彼らは多くを必要としない。複数のポジションにとてもはっきりした選手がいて、彼らのやり方で力を増している。ロイ(ホジソン)は、いつも難しくしてくるし、何試合かは敗けているが、いくつかはふさわしいものではなかった。リヴァプール戦のように大きなマージンで敗けた試合もあるが(7-0)。しかしわたしには、それは彼らのチームとしての本来の結果ではないね。

聞いてほしい。PLではどの試合もタフだ。彼らとの試合も、彼らの時間になればタフになる。われわれだって数週間前から大して時間はたっていない。

わたしにはドレッシングルームのスピリットも正しく行おうという意志があることもわかっている。だからわれわれはそこに行かねばならない。準備万端にしていなければならない。また試合に勝つんだ。

(トップ6がまた現実的な目標になった?……)

わたしはこの2試合が決定的だと思っている。われわれが向かう方向、すべてのことについての補強、われわれが進歩しているすべてのこと、そしてわれわれの最近の結果。この2試合の試合のあとには、われわれはもっともっと知ることができると思う。

(ロイ・ホジソンのように長くマネジャーをやりたい?……)

もしそれができるのなら、ふつうのことではないね(exceptional)。ロイがやってきたこと、彼のやり方について述べるなら、わたしはそのことばを使うよ。彼のカリスマ、パーソナリティ、ひとびととの接し方、ひととなり、そしてコーチとして達成してきたこと。ただもうexceptionalだ。

わたしはまだ短い期間しかそれをやっていない。だが長くやることを想像できるし、それは脱帽するようなすごいアチーヴメント。なぜならとても特別なものが持てるだろうし、すごく特別なひとたちが周囲にいることになる。

(この要求がとても多いモダンゲイムのなかで、それをやることは不可能……)

おそらくはこれからどうなるか見ていくことになるのだろう。

わたしがたくさんのコーチたちに聞いているところでは、彼らは始めるときに最大でも5-6年しかやらないつもりだと云う。そしていま、15か20年たっても彼らはまだそこにいる。身体のなかからそれを取り除くのはもう難しいんだ。

(中毒になる仕事……)

そう。イエスだ。

チームニュース

(ガブリエル・マルティネリについて……)

どれだけ悪いのかまだわからないんだ。彼は今朝スキャンを受けていた。試合のあとには見なかったんだ。なぜなら彼はすごく痛そうにしていたが、昨日の検査では少し良くなっていたから。だから祈ろう。

今日彼はスキャンするので、思ったほどシリアスじゃなく、ガビがすぐ戻ってこられるよう祈ろう。間違いなく、明日にはより詳しいことがわかるだろう。

(マルティネリはケガがちな選手になってしまうのか……)

てかあれは不運だろう。3つのケガしかしていないし、どれもかなり違っている。ひとつは接触で、もうひとつは誰にでも起きることだ。だから、ほんとにアンラッキーだったのさ。われわれは今日彼をスキャンするが、そこまで悪くなく、ガビをがっかりさせないことを祈るよ。それにしてもわたしは悔しいよ。だって彼は痛そうにしていたし、彼も悔しがっていた。

(ガブリエルとトマス・パーティ……)

ガブリエルはトレイニングセッションに参加している。彼は陽性だったが、症状はとても穏やかだった。彼が2週間トレイニングをしなかったのは、隔離のためだ。いまはよくなって、ここから数日は一緒にトレイニングをすることになるはず。木曜に使えるかどうかはその後に評価する。

トーマスはこの4-5日はフルトレイニングに参加している。身体のほうはまったく問題ない。ニューカッスルでプレイさせるのは少し急だったが、木曜には準備ができているだろうと思う。

選手について

(ロブ・ホールディングが新契約にサインするというのはほんとう?……)

できるだけ早くアナウンスしようとしている件だね。そうなりそうだよ。

(エミール・スミフ・ロウについて……)

彼のパフォーマンスにはずっと感心している。それと連戦で見せているキャパシティも。ふつうは若い選手なら、あまりそういうのはないものだ。先日も試合のなかで違うエナジーがほしいときに彼が入ってきてボックスで脅威になったのは、われわれが完全に望んでいたことだった。得点もしたが、それもわれわれが彼に話していたことだった。

(彼の活躍が)ほかのシニア選手たちにメッセージになるということはない。われわれはいろいろなプロファイルを持つ選手たちの一団であり、全員がお互いをプッシュし、お互いをよくしようとしていかねばならない。みんなが違ったかたちで貢献するんだ。どの選手も違うのだから。

(エミール・スミフ・ロウの’the Croydon De Bruyne’というニックネイム……)※ESRはCroydon出身

彼はエミルと呼ぼうよ。シンプルにしよ。まだ始まったばかりでまだやることはたくさんあるし。

エジルについて

(メスト・エジルの状況……)

わたしが知るかぎりでは、前回のプレスカンファレンスから何も変わっていない。エドゥとクラブが近い未来のことを話していて、長期の未来については何かわかれば、お伝えしよう。

(TwitterでのエジルのQ&Aセッションは見る?……)

悪いけど、わたしはtwitterは使ってないんだ。

(そこで何が語られるか知っている?……)

ノー。彼は以前にもやっているし。それはファンとつながろうということなんだろう。だから別に驚かないよ。

(エジルはこの9ヶ月でどれだけのものを手にしたと思う?……)

スクワッドから外れているとき状況に対処するのはつねに難しいものさ。スクワッドに入っていない選手がいることは、誰にとっても難しい。彼だけじゃない。彼らをモチヴェイテッドすることが必要だから。よくトレイニングさせ、自分たちがやろうとしていることの一部として扱うこと。そして彼らは自分たちがそれに貢献できると感じなかったり。いつでもトリッキーだ。だからもっともいいやり方でなんとかトライしようとしているよ。

(メスト・エジルのこれからについてはっきりさせたい……)

われわれはこの状況をなんとか解決できる。何をやろうとしているか、何が起きるかを知ることはいつでもよいことだ。わたしが知っていたのは、決断をしたとき、それと得られたかもしれない結果。われわれはいまもトライをせねばならない。選手にとっての正しい解決方法を。そしてクラブもわれわれも努力をしている。何が得られるのか見てみよう。

(エジルがもつ若い選手たちへのインパクト……)

思うに、選手の貢献というのはとてもいろいろなかたちで現れるものだ。すべてを勝ち取った選手を見れば、彼らはどうしてそういうことが起きたのか、経験を話すことができる。フットボーラーにもたらされるステイタスや自信、若いタレントにとってこういう人間が周囲にいるのはグレイトなことだ。

後には自分自身でそれを経験しなければならないし、自分のキャリアに何かをもたらしてくれる選手を見なければならない。そういう選手がいることはいつでも助けになる。

移籍のうわさ……

(このウィンドウでエディ・エンケティアが退団する……)

ノー。

(ルーカス・トレイラについて……)

ルーカスとは少し話したんだ。彼はとてもいい感じにローンを始めたが、いまはゲイムタイムを欠いている。そういうことは起きるものだ。チームがすごくうまくいっているときはね。彼らはラ・リーガで1位であり、チームは勝っている。そこでスターティングラインアップに入るのは簡単ではない。

長いシーズンだ。わたしはルーカスのキャラクターを知っている。彼は最高をキープしつづけようとするだろうし、プッシュしつづけるだろう。何が起きるか見てみよう。

(エミ・ブエンディアやディエゴ・コスタとのリンクス……)

われわれは議論すらしていない選手たちとリンクされている。だからいちいち名前に反応しない。

(ウィルフレッド・ザハについて……)

間違いなく彼はPLでヤバいくらいうまくやってる選手だ。彼は自分でビッグネイムをつくったんだ。彼ができること、個人技で自分でやれてしまったり。それはいつもみんながハイライトするものだ。

彼はいまパレスの選手であり。以上。

ゴールキーパー問題

(マット・メイシーの退団と、あらたにゴールキーパーを取るのかについて……)

われわれはこの状況を見ている。ゴールキーピングエリアでは3つのポジションズがある。そしておそらくはこのウィンドウで、異なる解決策を見つけることになるだろう。

(アレックス・ルナーソンはローンへ行く?……)

まだ何もない。

(彼のローンの可能性について議論はある?……)

3つのポジションズで何が起きるのか、見ているところだ。クラブでは夏に議論はあって、それは実際に起きたこととは少し違っていた。移籍ウィンドウのせいであり、エミ(マルティネス)の件もあった。ほんとうにやりたいことをやる時間もなかったが、われわれは自分たちがやろうとしているこのウィンドウで状況を見ることに決めた。その3つのポジションズでどう前進していきたいのかも。

その他

(セレブレイションに新しく制限が……)

まず、試合のなか時速200マイルでプレイしているときに、感情をコントロールすることは非常に困難だ。われわれはコーナーのとき、選手たちに相手をマンマーキングさせていて、彼らは選手を押しまくっている。そこから「こんにちは」なんて云えるようにはならない。だからそれはいくらか議論が必要なことでもあるし、理解に苦しむものでもある。

道徳的には、この国がこんな状況で、世界中がこんな状況で、われわれがやっていることを続けていることは、少しおかしな感じもある。

われわれは、これを安全に実施することができるのならば、われわれが社会に何をもたらせるかもわかっている。そうして、そこからたくさんのポジティヴなものを受け取れる。これはバランスなんだ。

これが始まってダメッジや懸念が大きくなり始め、人間が搾取され始める。そして、われわれにそれができて、それが安全であれば、われわれはポジティヴなものを与えられる。難しいコンテキストだ。

※訳注:FAカップのあと、集団でのセレブレイションがCovidプロトコルに反している(ソーシャルディスタンシングしてない)ということで、あらためて各所で問題になっているという。

(ロックダウンのなかでフットボールがひとびとのストレス解消になる……)

ノー。でも、だからすべての手続きやガイダンスや、われわれがこの業界を守るために実施するよう云われているなんやかやが、とても助けになるのだろう。

わたしが先週くらいまでに思っていたのは、われわれはとてもうまくやってきたし、それをコントロールすることもできていた。もしそういうことがあっても、政府もひとびとも喜んでまたそれをやる。なぜなら彼らは信じているから。それがポジティヴなものであり、見るべきものであり、ひとびとを楽しませ続けるものだと。そしてグレイトなことはわれわれがそれを助けられるということ。そうでないのなら、それは決定を下すものたちがやるということになるのだろうが、それを続けられるはずもない。

以上。

あー最近はわれながら翻訳がどんどん雑になってきた(悩んでもあまり深く考えずに先に進む)。でもこの長さじゃしょうがないよー。よく吟味していたらいくら時間があっても足りない。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

4 Comments on “【試合前記者会見】20/21EPL アーセナル vs クリスタル・パレス(14/Jan/2021)「この2試合が決定的になる」

  1. はじめまして。いつも楽しく拝読させていただいております。

    一連のエジルの行動への見方、とてもよく分かります。モヤモヤしますよね。チェンさんがいつもモヤモヤを言葉にしてくれるおかげで、少しはすっきりするのですが。。。

    結局行き着く所は、そこに(チームへの)愛はあるんかい?というところです。

  2. お疲れ様です。

    ここ最近は確かに毎試合重要だって感じます笑
    個人的に最近批判されがちなぺぺが、若手の躍動の波に乗れるか注目してます。

    エジルの件は…どうなんでしょうね。
    僕は以前から、クラブのエジルに対する扱いがリスペクトを欠いていて、不信感を持っていたので
    今のエジルの言動を見てもお互い様かなと思います。
    直接的に何か言ってるわけでもないですし、やり方が陰湿というのも憶測の域を出ないですし…。

    ただ、モヤモヤするのは完全同意です。
    これだけ貢献してくれた選手を気持ちよく送り出せないのは悲しいですね…。

  3. エジルの件は同感で「ケンカ売ってんなぁ」と思っちゃいました。
    ただ、どうしても嫌いにはなれず楽しんで拝読しちゃいましたが、、、

    あとボスは「NO」と言っているようですが、このストレスフルなコロナ禍において Arsenal Change Everythingな私にとって、数少ないストレス解消&心の支えです。

    選手とスタッフ(と、もちろんチェン氏)の健康を祈りつつ、COYG。

  4. エジルは今のアーセナルの体制と合わないだけで、アーセナルというクラブ全体を見れば確実に愛してくれてるでしょう。彼を排した中心人物のアルテタエドゥより在籍歴も長いわけで。彼のベンゲル、選手、チーム応援に関するSNS見てもそれは分かる。
    大きく体制転換した会社によって人材整理がされて、皆が皆それをリスペクトして退社できるわけではないしね。

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