試合について
アーセナルのファースト11
SofaScoreより。
4-2-3-1
ラカゼット
ぺぺ、ESR、サカ
ジャカ、パーティ
セドリック、ルイス、ホールディング、ベレリン
レノ
左はマルティネリではなくぺぺだった。左足専の彼の左サイド起用は議論を呼ぶものだったが、今回はむしろうまくいったと云うべきだろう。彼はこれまでも何度か左でプレイしているが、意外に右より左のほうが合っているのかもしれない。アルテタが云うように、彼だからこそつけ入ることができるスペイスがあらかじめ予想されていたのか。
それとKTがケガだったということで、LBはひきつづきセドリック。右足のLBは試合前には不評の声も見られたが、彼も結局大活躍だった。
サウサンプトンはこの試合で両FBのレギュラーを欠いていて、ひとりはアカデミー、ひとりはPLで初スタートという選手だったそうで、プラン外で放出したフルバックの選手にやられるという、非常に皮肉なめぐり合わせもあった。
サブは、ウィリアン(72 ESR)、エルネニー(78 パーティ)、ウィロック(90 ぺぺ)。
この試合でネガティヴポイントがあるとすれば、ESRとパーティのふたりのメインメンが負傷交代したことだろう。負傷交代というよりも、それよりひどくならぬよう大事を取ったということならよいのだが。いまのチームは彼らがいるのといないのとではだいぶクオリティが違ってしまう。土曜のマンUで彼らがプレイできるかどうか。祈るよりない。
マッチスタッツ
『BBC Sports』より。
アーセナルがポゼッションで負けているのは少し珍しい。90分で6割近くボールを持たれている(後半がホームチームの67%とかなり多い)。
Understat.comによるxGは、1.00 v 2.43 大きな差が開いている。
こうグラフを見ると、アーセナルはxGが高いところ(ハイクオリティのチャンス)でゴールしており、いちおう決めるべきところでちゃんと決めていることがわかる。こうじゃないといけませんな。
今回のパスマップやタッチーズで興味深いのは、ジャカのタッチがかなり少ないこと。
もちろん彼は基本的にはアーセナルのなかでは、どんな試合でもつねにもっともタッチが多い選手のひとりであり、今回のようにトップのセドリックの半分程度しかボールに触っていないというのは、やや珍しいように思える。
かといって、試合中に存在感がなかったといえばそんなこともなく。試合開始直後のラカゼットへのチャンスクリエイションやぺぺのゴールアシストも含めて、インプレッシヴなパスを何度も出していた。
悪いときは試合から消え気味のぺぺのタッチが多いのもポジティヴポイントか。もっとも、彼は今回も観ていて心配になるくらいポゼッションロストがハンパなかったが。。。23回(ちなみにサカは16)。
ぺぺが左で機能する理由は分からないだけど、今のぺぺなら右でも機能するだろうとは思う。
FAカップもぺぺにボールが入ってなかっただけで、ここ数試合ぺぺはずっといいプレーをしてる。
ポジション修正をサボらなくなったから相手のパスミスをカットできるのだし、毎回身体を当てて競ってるからたまに目の前にボールがこぼれるんだと思う。
ぺぺは決して寄せが速くもなければ強くもないが、このリーグではそこをサボると全部相手に持っていかれる。
結果が出たのもそうだけど、ぺぺがこういうプレーを続けてるのが嬉しい。
(ほんの4ヶ月はこんな選手じゃなかった!)
こういうプレーを怠らないなら、僕はぺぺのボールロストが多いのはある程度許容すべきだと思う。
サカにしても高確率で攻撃が完結してるのは得意のプレーに持ち込んでるからで、ぺぺもそうすればいいと思う。ボールがない時にサボりさえしなければ。
いい試合でしたねー!サカ本当に恐ろしい子・・・。もう好調時のアレクと肩を並べるくらい。セドリック→サカは明らかに、弱点をつく意思がはっきり感じられて胸がすかっとしました。パーテイがいると本当に周りがいかされますね。ああ、あとは怪我だけが心配・・・マンU戦、お互いがいいフォームで対戦するのは久しぶりな感じがしますが、無論2タテしたいですね。ESR→オーデゴール、あるかもしれませんね。週末楽しみです!COYG
3ゴールとも素晴らしかったですね!
それにしても、キーパーと一対一になる場面がこんなに見れるとは…いつもは静かな前半が嘘みたいでした!
ディフェンスに関してはレノの奮闘振りには頭が上がりません!
あとセドリックのサイドチェンジ?はFAカップのときもぺぺに通してましたし、今後も有効活用してほしいです!
早起きして見た甲斐がありました笑
良い勝利でしたね。
ペペはどうでしょうね。ボール持っていない時の前へのランの意識がより強く出てたのと、中央寄りにポジションを取る頻度が多かった印象ですね。走りながらボールを受ける意識は前から少し出てきてましたけどペナルティーエリアの中にそういう動きをするのが得点シーンでは印象的でしたね。
得点シーン以外でもランの意識や中央寄りのポジションというのは割と多くサイドに追い込まれるというシーンが少なかった。サイドで受けたときも常にESRがサポートですぐそばにフォローに来ていたのも大きい。
ペペが中央寄りの時はESRがサイド、ペペがサイドにいる時はESRがすぐ内側でフォロー。セドリックのフォローもあったり。でもESRのフォローはすごく大きかったと思います。他の選手だったら遅れることがありそうな場面でもそこにいるというくらい。
あとは相手の守備の傾向も影響したかな。中央にそれなりにスペースが出来ることもあったし、ボールがあるサイドに全体のブロックが寄る傾向も(まぁこれはペペへの影響は微妙かもですが)。
ペペが中央寄りにいる頻度が多かった(サカと似ていた印象も)、もしくは適切だったのは指示なのかどうか。もしくはシュートコース確保の為の癖なのかもしれない(妄想レベルですが)。
右サイドにいるとカットインからシュートという選択肢があるので外よりからプレイを始めてもシュートを狙う選択肢がある。
けど左サイドからだとカットインからのシュートを狙うという選択肢が取りにくいので最初からシュートの角度がある位置に位置取りたくなるのかもしれない。
またカットインからのシュートの選択肢がないのでサイドからのプレイに無理なプレイの選択肢が減ったというのもあるかもしれない。サイドからプレイをスタートするときは必然的にパスが選択肢となる。
単純に左利きなのでサイドから内側のフォローに来たESRやセドリックにパスを出しやすいというのもあったでしょうね。
リール時代のゴールシーンの動画見たことありますが、彼のプレイスタート位置がほぼ中央か左サイドなんですよね。だから元々そっちの方がプレイしやすいのかもしれない。
以前から何度かトップ下とかインサイドハーフでの起用を試して欲しいという主旨のコメントしていたのはそういうところからでもあったりも。まぁそれもこの試合はESRのフォローがあって成り立っていたのかもしれない。現段階では。そんな印象を受けました。