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【マッチレビュー】20/21EPL アーセナル vs エヴァトン(23/Apr/2021)不公平なVARと平凡パフォーマンス

金曜の試合ってなんか調子狂いませんでしたか。

早朝の試合が終わったあとにはそのまま平日とか、あるいは日曜というのが当たり前の感覚が身体に染み込んでいたから、試合が終わってすぐ土曜日が始まり、そのつぎの日は日曜というのがどうもヘンな感じだった。1日得したような。得してないけど。

さて、エヴァトン(H)。えらく久しぶりにエヴァトンにホームで敗け&ダブルをくらい。つくづくレコードブレイキングなチームだなあと思いましたね。今シーズンはほんとうにそんなのばっかだ。

なんでも、今シーズンのアーセナルはエヴァトンにホーム・アウェイでSoTを「3」しか与えていないそうな。それでL2。これはアンラッキー? それとも??

いまPLの試合は、自分でもますますどうでもよくなってる気がする。無関心。いや、3:30みたいな真夜中に起きて試合をライヴで観るくらいの関心はあった。でも、あんなふうに敗けたって大してショックも受けなかった。そんなもんかと思った。もしドロウだったとしても感情に変化はなかったろう。そんなものだと。期待もしていなかった。

この週はESLのゴタゴタもあって、もはやこの日のメインイヴェントはエミレーツの外でのKroenkeOutのプロテスト行動のほうみたいだった。あんなにいっぱい集まるとは。

それにしてもアーセナルのファンにはほんとうにひどい週だった。お疲れさまです。

もうすっかりタイミングを逸してしまった。記録のために試合を振り返ろう。

Leno own goal gives Everton key win



アルテタの試合後コメント「(VARの判定)もうたくさんだ」

試合直後のインタヴュー。オフィシャルサイトより。

アルテタ:彼(レノ)には誰だってエラーズはやらかすものと伝えるつもりだ。それはフットボールの一部であり、落ち込まずにいられるよう備えておかねばならない。つぎのチャレンジに集中するんだ。

わたしはわれわれがこの試合の敗けにふさわしかったとは思わない。もっとうまくやれたことはあったし、もっとコントロールもできた。だが残念ことにわれわれの関与できない部分が試合に影響した。

われわれは透明性がない。いくつかの状況を解決するクオリティがない。われわれはチャンスをつくったし、明らかに相手よりも多かった。われわれのほうが試合をコントロールした。

しかしわれわれはオウンゴールで失点した。こちらが必要なもの、勝ち取ったものは(VARによって)奪われてしまった。

試合後プレスカンファレンスでのコメント。オフィシャルサイトより。

(ペナルティがVARで覆ったことに不満……)

アルテタ:つまりあれはビルディングアップだからだ。もうたくさんだ。今日のことは、フェアに云っても、もうたくさんだよ。われわれにはああいうことが多い。そして誰も説明しない。彼らが説明するときは「すまん、あれはミステイクだった」。だが、不幸にもあれはたくさんの人たちに影響する。われわれの仕事にも影響するし、もっとも重要なことはこのクラブに影響することだ。

(今夜のことは誰かから謝罪されたい?……)

イェア。でも彼らがやることは電話でだ。

(エヴァトンにはなくわれわれにだけVARで覆されることに不満……)

そこが理解できないところだ。わたしはもう長いことフットボールの世界にいる。わたしは10回それを観ることもできる。どうしてそうなるのか理解できない。

(この敗けは今週起きたことに関係ある?……)

ない。何が起きていたか知っているし、ファンが感情を表したいことも知っている。そういったことを気にしつつ準備をしてきた。いい訳ではない。われわれが試合に敗けたのは、決定的な場面で試合を決めなければならなかったから。オープニングもしたしチャンスもあった。だが望んだようなクリアチャンスはなかった。

われわれがそれをできずにいたあいだに、オウンゴールで失点した。われわれが得点チャンスをつかんだのは明白だが、それの決断は奪われた。

(ヴィヤレアルとの試合は、予想していたよりも運命の分かれ道になってしまった……)

われわれのシーズンにとり、それが決定的なものになるということはわかっている。どうやってわれわれが5ポインツを失ったか、この2試合でどうパフォームしたか、相手が勝ち取ったもの、それを説明することはことばにできないほどだ。いくつかの議論のポインツを示したが、察してほしい。

(PLからヨーロッパに出場することはまだ可能?……)

いまマスマチカリーにはとても難しくなった。

(ファンとの信頼関係を再構築する……)

思うに、お互いのパーティーズが歩み寄る必要のある関係性だ。一方が機会を与え、一方は歩み寄りたいと示すこと。わたしが話すのは、自分の経験がどういうものかであり、わたしにあった彼らとの関係、それとどう関わっていったかについて。

そして、いまわたしの最大のチャレンジは彼らをできるだけ早くステディアムのなかに入れること。パッションを示し、チームとの一体感と団結を示すこと。なぜならチームは彼らが近くにいてくれることを切望しているから。

(ベルント・レノとは話したので?……)

いいや。われわれにはふたりのとてもよいGKsがいる。マットがチャンスを得たのは彼がそれにふさわしかったから。試合前にも云ったように彼はトレイニングでずっとよくやってきた。ベルントはNo.1のキーパーで、彼もずっとよくやっている。エラーはフットボールの一部だ。

(今夜のプロテストに選手をさらすことを許す?……)

ノー。われわれはステディアムのなかにいないと。もちろん彼らも外で何が起きているか知っている。彼らはみなソーシャルメディアでつながっているし、情報にアクセスできる。われわれも彼らになぜファンたちが外に集まるのか理由を知らせた。選手たちに準備に影響ができないようにするために。

(選手たちはプロテストを観ていた?……)

知らない。彼らは上にいたから。わたしは下にいた。だからわからない。

(PLでVARの使用をやめさせたい?……)

わたしはテクノロジーを使えることはとても好きだよ。ただ一貫性や透明性が必要というだけ。われわれは彼らの顔や反応が観たいんだ。われわれはいつもメディアの前で何が起きたのか、何をやったのか何をやらなかったのかを説明をしようとする。思うに、クリアであり説明ができなければならないんだ。

(つまり、レフェリーが決断したときにその説明をしてほしい?……)

イェア。そしてどうやってその決断を下したのかについても。彼らはわれわれのそばでホイッスルを吹いて試合をレフェリーする。どんな状況だったとしても。

(ベルント・レノの自信……)

わたしが云っているのは、われわれはいろいろな理由で試合に敗けているということ。自分たちがもっとうまくやるべきだったという理由もあるし、自分たちがコントロールできないこともある。繰り返すが、わたしもたくさんのミステイクをやらかしたし、どんなスポーツでもやらかすことはる。それはそれの一部なのだ。

(プロテスターズはまだチームをサポートしている件……)

わかっている。わたしも選手として彼らとステディアムでともに生き、感じてきた。マネジャーとしてはたった1ヶ月と半分だけ。それがわたしがキミたちにこう云う理由だ。わたしは彼らにはどうしても戻ってもらいたい。なぜならチームは彼らがほんとうに必要だから。このチームはほんとうに彼らを必要としている。われわれはとても若いチームであり、エモウションとセキュリティと信頼を経験せねばならない。うしろには自分たちの仲間がいるという感じ。それが、誰もいないホームでプレイするのと比べて、違いになるのだということを理解する必要がある。

(選手たちは気持ちをアゲる必要がある……)

そう。なぜなら今夜の彼らもまたとても大きな努力をしたから。フラムでそうだったようにもっといいチームであろうとしたし、6ポインツ中1ポイントしか取れていないということは、心理的にキツい。

(プロテスツは試合のムードに影響を与えた?……)

わたしが怒っているのは、つまりもうたくさんだということだ。これがいくつかの試合に影響して、シーズン中のたくさんのポインツが代償になった。もっともっと違うものであるべきだった。試合の結果ではなく、未来の試合の結果。わたしはそれについて話したことはなかった。だが、結局わたしは自分のクラブと利益を守らねばならないし、今日わたしは、もう十分だというよ。

今回アルテタはいつになくレフェリングをつよく批判していて、PLから罰金の対象になるのではないかという憶測もあったが、その後とくにそういったことは報告されていない様子。

後述するように、アーセナルではしばしばこういった議論になりそうな判定で不利な決断をくだされており、その不満が積もり積もって、表出したのかもしれない。

まあ個人的にはそれだけが結果に影響したとは思っていないが、フェアに云っても、その一部であることはたしかだろうとは思う。

レノのあれも、たしかにポイントを失った直接の原因ではあるのだが、もしあれがなかったらこの日のアーセナルにはなんの問題もなかったのかと云えば、そんなことはないだろう。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

6 Comments on “【マッチレビュー】20/21EPL アーセナル vs エヴァトン(23/Apr/2021)不公平なVARと平凡パフォーマンス

  1. ペナルティの笛をもらってから数分後にさっきのなしって、やってる選手はモチベーション的にかなりしんどいでしょうね、実力がきっこうしてる相手ならなおさら。
    いい結果が続いていたら違うパフォーマンスドールになってそうですけど。

  2. お疲れ様です。
    若干疲れた(呆れた?)空気が漂っている気もしますが、
    この流れからのハイパフォーマンスもありえるのが今のアーセナルと思いますので
    ELを信じて夢を見ましょう!COYG!

    #トーマスのミドルは「ボールを受ける動きをしないなら俺がこんなシュート打っちゃうぞ!」という脅しかもしれませんね。笑

  3. エンケティアは少し中央に張りすぎ・単純にゴール前に入りすぎという感じがする。
    ハリー・ケインのような大型CFならコンタクトプレーに余裕があるからあれでいいんだろうけど。。。

    もう少しサイドに流れてリンクプレーを増やしたほうがいいんじゃないだろうか。
    まずウイングの突破力を引き出すことに専念して、一度消えた所からもう一度ゴール前に入っていったほうが、相手CBがマークしにくいと思う。

    今アルテタはパスで相手マークを広げるサッカーをしていて、小柄なCFがこのリーグで生き残るチャンスはそういうチームにしかないと思う。頑張ってほしい。

    あとジャカのタックルは確かに軽かったけど、並走して身体を当てに行ったとしてもあの位置関係になった時点で追いつかないと思う。(w)
    でもあれだけ足が遅いのに、ボロはあれだけだ。僕はよくやってると思う。

  4. 〉何秒まで遡って調査するとかルールあるのかな?

    DAZNの解説者は2つ前のプレーまで遡って確認するルールがあるようなことを言ってましたよ。

  5. エンケティアはボール持った時にやれることが少し増えているというか増やそうとしている取り組みが見て取れたのは少し嬉しかったです。
    その反面ポジショニングの悪い癖(フィニッシュ以外の場面)の改善が見えなかったのが残念というか不安になりました。CFとして使うと中央の高い位置に留まる時間が長かったり、ゆっくり動いてるところから突然動き出すというのは駆け引きの長所でもあるんだけどそれをトライするシチュエーションがあまり良くない。1年以上この辺りはあまり変わってなくて…
    良いポジショニングを取ることもあるんだけどその時の半分くらいは味方からボールが来ない事もあって噛み合わず、いるのかどうかわからないような印象になってしまうかも。
    改善が見られるのは嬉しいんだけど重要な部分が見逃されているのではという懸念が拭えないですね。
    まぁそれでもこの試合はそれなりには良かったと思います。
    いつかエンケティアの良い部分が試合を通して見られる日が来るといいんだけど。

    チェンバース重宝も少し懸念というかセドリックはどうしたんだという気持ちと、ジャカLBはあくまでローテーションの為の一時的なものであるべきだと思っていたのでLBにもセドリック使われないし個人的にはなんでだろう、って感じます。
    ウィリアンもここ最近使われてなかったのが絶対悪いとまでは言わないですけどローテーション的な部分でももう少し使われててもよかったんじゃとは思ったりでちょっと最近の選手起用で気になる部分も。

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