おはようございます。ちょっとご無沙汰。
ちょうどいまから一週間前に、怒涛のようにアーセナル移籍ニュースが押し寄せてから、アーセナル界隈は若干落ち着いている様子である。
クラブに30年も仕えたスティーヴ・ボウルドが退職したり、ブカヨ・サカがEUROで大活躍して世間を騒がせているくらいで、毎日の小さな移籍関連ニュースのほかには、決定的な情報はまだない。
そうこうしているうちに、AFCから公式に7月初旬から始まる夏のプリシーズンについてスケジュールのお知らせがあった。
Arsenal’s key dates: summer 2021
これを見ると、ふたつの遠征を含めて、この夏のアーセナルのみなさんは非常にいそがしい。このようないそがしさであれだけたくさんある移籍案件は処理できるのか心配になるくらい。
今回はこのプリシーズンの内容を確認してゆこう。
アーセナルの2021夏プリシーズン予定
アーセナルから発表されている、この夏のキーデイツは以下のとおり。
Wednesday, July 7 – Men’s first team return to London Colney(ファーストチームがコルニーに復帰:プリシーズンの開始)
Saturday, July 10 – Copa America final(コパ・アメリカのファイナル)
Sunday, July 11 – Euro 2020 final(EURO2020のファイナル)
Monday, July 12 – We travel to Scotland for our training camp(トレイニングキャンプのためにスコットランドへ遠征)
Tuesday, July 13 – Hibernian v Arsenal (friendly match)(ハイバーニアンとフレンドリー)
Saturday, July 17 – Rangers v Arsenal (friendly match)(レンジャーズとフレンドリー)
Saturday, July 17 – We return to London(ロンドン帰還)
Wednesday, July 21 – We fly to Orlando, USA(USAフロリダ・オーランドへ)
Friday, July 23 – Olympic Games begin(東京オリンピック開始)
Sunday, July 25 – Arsenal v Inter Milan (Florida Cup)(インテル・ミランとフロリダカップ)
Wednesday, July 28 – Arsenal v Everton/Millonarios (Florida Cup)(エヴァトン/Millonariosとフロリダカップ)
Wednesday, July 28 – We return to London(ロンドン帰還)
Sunday, August 1 – MIND Series, Arsenal v Chelsea(チェルシーとMINDシリーズ)
Sunday, August 8 – MIND Series, Tottenham v Arsenal(トッナムとMINDシリーズ)
Sunday, August 8 – Olympic Games end(東京オリンピック終了)
Friday, August 13 – New Premier League season begins(PL21-22シーズン開始)
これはいそがしい。。
日にちについては当然イングランド基準なので、日本時間ではまた別の日にちになる可能性がある。
ぼくがGoogleカレンダーに突っ込んでいるArsenal Fixturesでは、プリシーズンの試合についてもすでにカレンダーに入力されている。便利。
また例年のように、これにくわえて、トレイニングマッチのような小さな試合がいくつか入ってくるのかもしれない。Arsenal Playerで配信とかしてくれると助かりますね。
プリシーズンに遅れる選手
この夏の大きなコンペティションに参加している選手は当然、プリシーズンには遅れて合流することになる。日程によってはまったく参加できない選手も出てくるのかも。
ちなみに、選手には「最低でも3週間」の休暇を与えるというのがPFA(※英国の選手組合)のルールだそうである。
したがって、7月7日のプリシーズン開始予定日からすでに3週間を切っている現時点で、バリバリ労働している選手は確実に遅れてチームに合流することになる。
EURO2020に参加している選手
昨日(日本の今朝)EUROのラスト16が決まっている。
UEFA EURO 2020 round of 16 ties set
16チームスの試合の組み合わせはこうなった。
1: Wales vs Denmark
2: Italy vs Austria
3: Netherlands vs Czech Republic
4: Belgium vs Portugal
5: Croatia vs Spain
6: France vs Switzerland
7: England vs Germany
8: Sweden vs Ukraine
ここに参加しているアーセナルの選手は、
- ブカヨ・サカ(イングランド)
- ベルント・レノ(ドイツ)
- グラニト・ジャカ(スイス)
3人だけ? これは寂しすぎる。。
彼らはプリシーズンのスタートには間に合わない。
ローマへの移籍が伝えられるジャカは、もうチームには戻らないのかもしれない。レノのほうは、その後移籍のニュースなどはなく、状況はよくわからない。もしかしたら。
それとグループステイジで脱落したスコットランドNTにはキーラン・ティアニーがいたので、彼も遅れることになりそうだ。
KTはサカと同様に20-21シーズンでかなり消耗しているだろうからもっと長く休暇をとるのかもしれない。むしろぜひそうしてもらいたい。
でもそうなるとプリシーズンでLBがひとりもいないという。。コラシナツがいたりして。
コパ・アメリカ2021に参加している選手
現在グループステイジ中。。
EUROとかこれとかCovid感染者を出しまくっていて大丈夫なのか。日本だけじゃなく世界中が狂ってるなあ。
参加しているのはウルグアイNTのルーカス・トレイラのみ。
トレイラもラツィオ移籍が濃厚だということで、アーセナルのプリシーズンには参加しなさげなので、あまり影響なさげ。
東京オリンピックに参加する選手
もう参加国もグループ分けも決まっていた。ぼくは全然知らなかったでござる。
基本的にU-23。だれか有名な若い選手は来るのだろうか。
先日日本代表は発表されていたが、まだスクワッドが決まっていないチームもあるようで、いまアーセナルの選手が関わることが判明しているのは、ブラジルNTのガブリエルだけ。
<ガビ・マルティネリがオリンピックスクワッドに復帰する可能性>
ブラジルの最新ニュースとしては、ストライカーのペドロという選手が、所属のフラメンゴにセレソン招集を拒否されているということで(ブラジルはいまコパ・アメリカだけでなく、国内リーグ&リベルタドーレスカップの最中で選手を出す義務もないとかなんとか)、現在彼のリプレイス3人候補に最終スクワッドから漏れたガビ・マルティネリが含まれているということ。
なので、ガビだけでなくガビも日本にやってくる可能性があるようだ。それはそれで。
それにしてもアーセナルで国を代表する選手がこんなに少ないとはあまり記憶にない。
結局、選手は自分のチームで活躍していなければ、あるいはチーム自体がよくなければ、選手もNTからなかなか評価してもらえないということなのでしょうな。
ヨーロッパがなくなったり、NTデューティがなくなったり、選手が消耗しないということはチームにとってはよいことであるが、いざそうなってみるとさびしさを禁じえない。
プリシーズンの6試合について
スコットランドキャンプ
ハイバーニアンとレンジャーズとの2試合。
スコットランドには5日間滞在、トレイニングキャンプというくらいだから鬼のように汗を流すのだろう。その間の試合ということで、フィットネスはあまり期待できない。
スコットランドといえば、KTダービーといきたいところであるが、タイミング的にKTがスコットランド遠征にくわわるかは微妙かもしれない。
みどころは、ハイバーニアンはもちろんアーセナルとリンクされているLBのJosh Doig。KTに憧れるスコティッシュボーイ19才。彼はトップターゲットではないという説もあるが、いずれにせよ楽しみ。
それとハイバーニアンには、1月に移籍した元ガナーのマット・メイシーもいる。サードGK?
レンジャーズはもちろんスティーヴン・ジェラードがいるところ。ジャーメイン・デフォー(38)のようなヴェテランも。
以前、元ガナーのグレン・カマラについて、アーセナルが再獲得に興味を示しているという報道もあった。注目しよう。
フロリダカップ
Arsenal to compete in Florida Cup in July
今回のプリシーズンで唯一ビジネス目的っぽい海外ツアーがこれ。アメリカもたくさん観客を入れるのかもしれない。
アーセナル、エヴァトン、インテル、Millonarios(コロンビア)の4チームスで争うカップ。どういうセレクションなのだろう。。
試合はともかく、フロリダといえば、MLSインテル・マイアミに移籍が噂されるウィリアン。
ちょうど昨日、このフロリダカップで訪れるオーランドのクラブの試合を観に行っていたようである。
A special visit tonight at @exploriastadium by @willianborges88
We’re pretty sure he’s enjoying the show 🎇 pic.twitter.com/luEGJiFyds
— Orlando City SC (@OrlandoCitySC) June 23, 2021
オーランド・シティとインテル・マイアミって位置的に地元のライヴァルクラブではないのかな。
The Mind Series(メンタルヘルスのチャリティ)
We’ll take part in The Mind Series this summer
MINDという慈善活動のためのいわゆるチャリティマッチ?
この3試合が行われる予定。アーセナルはエミレーツでチェルシーと。ToTステディアムでToTと。
• Arsenal v Chelsea: Sunday, August 1, Emirates Stadium, 3pm (UK time)
• Chelsea v Tottenham: Wednesday, August 4, Stamford Bridge, 7.45pm (UK)
• Tottenham v Arsenal: Sunday, August 8, Tottenham Hotspur Stadium, 2pm (UK)
シーズン開始の一週間前のタイミングで、チェルシーとToTと試合をやるって非常に消耗しそうである。
おわり
チャリティーマッチあったんですね!
しかもこんな大物と。
新監督(?)のお隣りさんとシーズン前にやるとは、なかなか、、面白い。
情報ありがとうございます。
次は移籍市場からいいニュースきけるといいですねーー
プレシーズンの初日から参加してる選手ってある意味アンダードッグだけど、この1年に限ってはオフが滅茶苦茶なので大きなアドバンテージかも。
個人的にはホールディングに期待したい。
ベンホワイトの話が出て一番発奮しなきゃいけないのはサリバよりもむしろホールディングだと思う。何で俺ではいかんのかと。
守備は申し分ないし、セットプレーの得点力ももう少しのところまでは来てる。問題は足元だと思う。
スペースを狙うパスを出せるCBなのに、今一つ気弱だったり、自己主張を欠いたりする。イヤ君、そこ狙ってる時点でものすごいリスキーな事やってるのに、今さら何をビビってんの!?っていつも思う。
一度ゲームキャプテンやってたけど、そのくらい責任背負わせたほうがいい仕事しそうな気もする。実際ハーフタイムにレフリーと話したり、勤勉なキャプテンではあったと思うし。