hotいま読まれているエントリ

Arsenal, Arteta, EPL, Match

【マッチプレビュー】21/22EPL ブレントフォード vs アーセナル(13/Aug/2021)新シーズンのスタート

こんにちは。ついにこの日が来てしまいましたな。2021-22シーズンEPLのスタート。

アーセナルは当初の試合予定日が1日繰り上がって、フライデイナイトに。ちなみにPL的にもこの試合がシーズンオープナーとなる。

夏の補強も道半ばということで、ファンとしては期待と不安が入り混じった複雑な心境ながら、アーセナルがどんなふうにシーズンを始めてゆくのか。楽しみだ。

では、この試合をプレヴューしてまいろう。



アルテタの試合前コメント「この移籍市場はもっとも難しい」

昨日の試合前プレスカンファレンス。シーズンスタートということで、その様子がサイトで生中継されていた。オフィシャルサイトのトランスクリプトより。

新シーズンのスタート

(アーセナルにとってどうなったら成功したリーグキャンペインになるのでしょう?……)

アルテタ:われわれの目的は、試合に勝てるようなベストヴァージョンの一貫性を持つこと。それがわたしがチームに求めるものだ。もし毎試合で安定してそれをやるなら、われわれはいい場所にいるだろう。しかし、それこそがわれわれがやれていなかったことだ。それこそがわれわれがコントロールして、実行せねばならないこと。わたしが思うに、もしわれわれがそれができるのなら、結果はついてくるだろう。

(リーグで何位フィニッシュするといった具体的な目標はある?……)

金曜日は、ブレントフォードに勝つこと。そうすれば、われわれはリーグで力強いポジションにいられる。それがわれわれがやらねばならないことであり、ほかのことはそのあとだ。

(いまこそ、あなたは実力を発揮するとき?……)

それはいつもだ。このクラブでは要求も期待もとても高い。そのレヴェルにあるか、そのクオリティにあるか、現在の能力、それは異なる問題だ。われわれはそれに対処せねばならない。

(シーズンを前にしてオバメヤンはいかがでしょう?……)

彼は復帰してから、正しいマインドセットがあると思うし、昨シーズンを払拭しようとしている。あれは、いろいろな理由があって、みんなにとって難しかったし、彼だけではないが。彼は彼が到達できるレヴェルにまで戻っていくはず。なぜなら彼は自分のレヴェルをわかっているし、このチームならもっといいものを達成できるとわかっているから。

(ベン・ホワイトはかなりよいっすか……)

とてもワクワクしているね。彼はわれわれが長期間チェックしていた選手だ。彼はわれわれがほしかったプロファイルにフィットしていた。彼もとてもよく馴染んでいるよ。

ブレントフォードについて

(ブレントフォードは注意深くプレイしてくる?……)

ノー。彼らがこの数年でやってきたことを観れば、そこには明白な方向性がある。思うに、彼らはクラブのトップからボトムまで、自分たちがやりたいことを理解しているし、それをとてもうまく実行してきた。PLのどのチームにとっても、彼らはとてもタフな相手になると思う。

(ブレントフォードのプレイのスタイルでもっとも好ましいところ?……)

彼らがやっていることの透明性。彼らは長い間一緒にそれをやっていて、流動性とケミストリが観られる。それと自分たちがつくったプランを信じている。そのことはどのチームでも大きな強みになるだろう。

(Ivan Toneyについて……)※ブレントフォードのストライカー

イェア。彼はクオリティを見せているね。間違いない。しかし、彼らがこの何年にも渡りやってきたあのポジションのリクルートメントはどれも、非常に成功している。それはシステムや彼らが選手をどう扱うかもあると思うが。

(トーマス・フランクについて)※ブレントフォードのマネジャー

マネジャーになるにはいろいろなやり方がある。彼がやってきたことは際立っていると思う。彼らがとてもエキサイティンなチームだという意見には賛成だ。そして彼らがここ数シーズンの失望を乗り越えてきたことも。最終日、彼らのリアクションが彼らのことを物語っている。トーマスがあそこでやってきたことはファンタスティック。

移籍について

(ここまでの移籍ウィンドウについて……)

まず移籍ウィンドウの始まりの時期では、いくつかやりたかったことをやったと思う。それがスクワッドをもっとよくしてくれるだろう。ウィンドウは終わるまでまだ時間がある。だからいずれにせよ、まだ必ず動きはある。

(あと何人の選手とサインしたいので?……)

いまは既存の選手たちとの取り組みに集中している。彼らのベストを引き出すこと。そこからわれわれに何ができるか観てゆこう。

(ここまでのビジネスについてと、今後もっと動くつもりなのか……)

われわれはやりたかったことを明確にはしている。どうやったら短期・中期・長期でチームを強化できるか。それを達成するには何が必要か。われわれの現在のモデルに合う、あるいはクラブが持続できる財政に合う選手のプロファイルを定義している。そしてそういうやり方で3人を獲得した。

(ゴールキーパーとのサインには近づいているので?……)

云えない。それには無回答で。

(何人取れればハッピーでしょう?……)

われわれが取り組んできたことをチームが実践していて、そして彼らが持っているスピリットやエナジーは、トレイニングや試合でより安定して発揮されている。なぜならスパーズやチェルシーとの試合でもとてもいいパッチがあったから。それがわれわれが試合に勝つための競いかたである。それがもっとも重要なことだ。

(ジョー・ウィロックについて……)

いまの状況は、彼はわれわれの選手ということ。彼とはいくらか話もしている。なぜならそれはわれわれがやりたいことだけではないからだ。選手の利益もあるし、クラブのなか、スクワッドのなかで果たす役割もある。彼はいま自分の将来を選べるオプションズがあり、とても強い立場にいる。そしてそれが、われわれがいま解決しようとしていることだ。

(あなたはかつてウィロックはプランに入っていると云いましたが、彼は9月にもここにいるのでしょうか?……)

わからない。フットボールでは何が起きるかわからない。もしそうでなくても、キミは昨シーズンの終わりに云っていたことを持ち出してくる。だから、わたしはそれに答えないほうがよさそうだ。

(この移籍ウィンドウはここまでがっかり?……)

ここまでとても忙しく、キミはいま何人かの名前を挙たが、それはウィンドウを始めたときの状態から、どれだけのことをわれわれがしなければならなかったかを物語っている。この移籍市場は、おそらくこの数年でももっとも難しいものであるのは間違いなく、われわれはそれに適応しようとしている。

クラブ、オーナーズ、わたし自身、われわれはみな同じ関心を持っている。それはこのチームをもっと強くすること。そしてわれわれが望むものを得るにはまだやるべきことがあるということ。

(補強する時間はまだある?……)

あるが、ものごとには時間がかかるし、いつでも異なるパーティーがあり、取引完了にはそれぞれの利害がある。間違いなく、われわれはやれることをやろうとしているし、同じように重要なことはスクワッドが健全で、スクワッドのなかに安定性があること。そこは、われわれが去年12月以降になかったことを悔やんだもので、だからそれも重要なのだ。

(新しい選手が来るには、その前に選手が去らねばならない?……)

現時点では、どのクラブでも資金がタイトだ。われわれにはチームに投資しようとしてくれているオーナーシップがあり、彼らは大志をもってチームに強くなってもらいたがっている。そしてわれわれはバランスを見つけようとしている。なぜなら同時にわれわれはとても注意深くしていなければならないから。われわれには100%維持可能なポジションが必要であり、それがクラブを助けることになる。

(リオネル・メッシやジャック・グリーリッシュの移籍について……)

エンタテインメントにはとてもいいことだ。ああいうチームがああいうクオリティの選手たちとプレイするところはみんな観たいだろう。PSGの歴史でも前例のないものだったかもしれない。それが彼らであり、彼らが買えるものであり、彼らはきっと楽しむはずさ。

(サポーターはライヴァルたちに比べてわれわれの移籍活動を心配しています……)

まったくだ。ファンにはワクワクしてもらわないといけないし、ライヴァルチームスと競えるチームを観る必要がある。われわれの歴史からしてそうなんだ。それは誰も否定できない。それが目標であり、目的であるべきだ。

(移籍で不確実がありつつ新シーズンに入ってしまうことのフラストレイション……)

ほかがどうなるかだ。8月12日のいまは可能でないことでも、最終日には可能になったりする。補強でハッピーになるかどうかがより重要で、トマス・パーティはウィンドウ最終日にようやく取れた。しかし、彼の困難は長期のケガでチーム関与が限られたこと。彼がチームに与えるインパクトを考えれば。それはがっかりだった。

(この忙しさはデッドラインまでつづくと予想?……)

何でもが可能であり、やるべきことがまだたくさんあるし、たくさんのクラブも関わっている。ものごとがそれぞれ違うスピードで動き出していたのがわかるだろう。今回はほんとうに難しい移籍ウィンドウで、おそらくたくさんのことが最終週などに起きるはず。

(エミ・マルティネスについてとクラブのGKポジションについて……)

エミについて起きたことは、繰り返しになるが、異なるパーティーズがいくつかのステイジで決断に関わっていた。そして自分たちが望むものではない意志決定をせねばならなかった。それと選手の目標があり、彼がここに10年いたという歴史があり、彼がチームのなかで求めた役割があり。

そうして何かをやろうとして、それはやりたいことをやれないかもしれない。ときに財政であり、ときに選手が売却対象になっていないとか。それに適応せねばならない。わたしだって、いつもプランの通りとかやりたいことをしたい。

(デッドラインまでに埋めるポジションをひとつ選ばなければいけないとすれば?……)

それは云わない。われわれは、やらねばならないことをやろうとしているが、それは選手やポジションではなく、スクワッドをどこでフィニッシングさせるべきかだ。それがわたしがスクワッドのために選ぶもので、そのスクワッドは移籍ウィンドウの終わりにあるものだ。それがわたしがやることだ。

(夏に退団する選手たちについて……)

すべては、誰が来るか、誰が去るか、スクワッドのなかに外国人選手をどれだけ持てるかに関わってくると思う。まだ解決すべきたくさんの疑問符がある。まだかなりオープンだよ。

以上。長い。そしてやはり質問は移籍のことに集中していた。

ところで、アルテタはあまりうれしくない質問のときに、ワンセンテンスが長くなる傾向があるように感じているのだけど(イライラして早口で必要以上にことばを使う的な)、今回は質問と解答のボリュームがあるだけでなく、ふだんよりもワンセンテンスが長い解答が多くて、訳すのが面倒だった。

ここまでは移籍活動が思い通りにいっていないだろうし、新しいシーズンへのプレッシャーもあるしで、ぼくもいちおう生中継の動画も途中から観たけれど、いつもどおり淡々と答えているようで、いくらかフラストレイションがあったのかもしれない。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

9 Comments on “【マッチプレビュー】21/22EPL ブレントフォード vs アーセナル(13/Aug/2021)新シーズンのスタート

  1. ブログ更新ありがとうございます。まい節楽しみに拝読させて頂いております。新シーズンもよろしくお願いします。3-0勝利でプレミアの洗礼を!!!

  2. ブログ更新ありがとうございます。毎節楽しみに拝読させて頂いております。今シーズンもよろしくお願いします。3-0勝利でプレミアの洗礼を!!!

  3. 更新ありがとうございます!

    開幕戦、不安要素多々ありますが、またフットボールが帰ってくることに興奮しています!
    また1年間よろしくお願いいたします!

    All or Nothingについてですが、17/18シーズンのシティへの密着は観る価値あるかなと思いオススメしたいです。
    (TOT以外は基本的にどのシーズンもオススメです。)
    勝つチームには何があり、負けにはどんな原因があるのか。
    プロフットボールチームのあらゆる要素に密着していてとても充実しています。
    勝っても負けてもまた自分のチームを応援したくなるような気持ちが湧き起こる、そんなドキュメンタリーです。
    お時間ある時にぜひ!

    ※正直アーセナルのシーズンは結果次第では心が痛くて観れない可能性大ですが・・・

  4. また始まりますね。
    このブログから試合、試合後にまたここ、ってのがここ何年もルーティン化させてもらってます。
    評論家の方々は手厳しいですね、変化がないとか。
    ただ、前のシーズンの開幕にはスミスローやホワイトはいませんでした。おれたちの10番も間違いなく気持ち入ってるはず。
    とにかく、おもしろい試合がみたいですね。
    今シーズンもよろしくお願いいたしますm(__)m
    COYG

  5. チェンさんのプレビューを待ってました!これみないと、もはやこれから試合がある感が出ない!

    ということで、今シーズンもよろしくお願いします。みんなそうかなと思いますが、究極的には、良いシーズンにさえなれば、誰が活躍しようがなんでもいいです笑

    COYG!!

  6. 他のどのグーナー系ブログよりも視線がフェアで、かつ温かいのが気に入って、隅から隅まで読ませて頂いてますよ、いつも!
    今日はいきなりバロガンがデビュー?ですかね。災い転じて福となす、となって欲しいです。

  7. 開幕3連敗しそうで不安ですが、何があっても試合は見ますし試合の前後はチェンさんのブログですねやっぱり。

    結局開幕戦もサカ頼みになる気がします。

    COYG⚽️

  8. 僕も全試合ここベースですナ。一貫して見続けてる人がいるって有り難いです。

    しかしLWGオーバ。
    たぶんCFラカよりも高い位置に張らせたほうが効果的だとは思うんだけども、このメンツでLWGオーバが高く張って、タッチライン際がKT、ESRがライン間に走ったら、後ろをカバーするのはジャカとマリ。どっちも足は速くないのが痛い。

    マリのところはスピードを補完すべきガブリエウがケガしてるという事情もあるけど、ジャカに関してはアワーを取ろうがウーデゴーアを取ろうが結局「ボールプレーで勝つしかない」ポジションであり、ジャカの真価が問われるところだと思う。

    この5年間のジャカが不運だったのは、たぶん間違いないと思う。でもそう思ってる僕のようなファンでも、ジャカがボールプレーで相手を牛耳ってる所を見たことはない(代表戦は除く)。。。the moment of truthってやつ?正直ちょっと不安だw

  9. 全試合のプレビューレビュー楽しみにしています。よろしくお願いします。

    僕はベンゲル後期の世界各国No.10博覧会的サッカーが好きだったので、左ウイングにオーバメヤンは少し物足りないです。ジャカの鈍足よりも気になります。

Leave a Reply to おじさんてぃ Cancel reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *