試合について
ファースト11
SofaScoreより。
4-2-3-1
マルティネリ
サカ、ESR、ぺぺ
ジャカ、ロコンガ
KT、マリ、ホワイト、セドリック
レノ
サブは、オバメヤン(61 サカ)、タヴァーレス(66 KT)、バロガン(79 マルティネリ)。
この試合の直前になって、ホワイト(Covid)とベレリン(ケガ)が発覚。なんとキーマンと思われていたホワイトが不在という。どうなってんの。。
そして、チェルシーのセットアップに合わせたバック3ではなく、結局バック4だった。
オバメヤンがスタートできず、マルティネリがCFでスタート。
やや予想外だったのは、セドリックのRB。アルテタはこれまでRBにはチェンバースを重用してきたので、意外な人選だった。バック4とそれがアルテタの対チェルシー用のプランだった?
マッチスタッツ
『BBC Sports』より。
ブレントフォードではアウェイで22本のショッツを打って2-0敗け。そして今回はホームで22本打たれ2-0敗け。
本来はこの試合のようなスタッツと結果が順当だろう。あとからスタッツを確認したくなるような試合ではなかった。
Understat.comによるxGは、0.63 v 3.64。およそ6倍の差。xGが3以上で2失点で済んだのはラッキーとしかいいようがない。
チェルシーが試合開始15分前後から終始チャンスをつくりつづけていたことがわかるチャート。試合を観ていた印象のとおり。
今回のチェルシーのxGは「3」以上とかなり高い値で、これで、アルテタのアーセナルは、xGディファレンスは、ついにマイナスになってしまったという。。
Scott Willisのパッシングネットワーク。(※パスを出した平均位置)
ブレントフォードと同様、ジャカの位置は高い。もはやLBでもLCBでもない。またKTの位置ももちろん高く、スペイスの空いたアーセナルの左サイド深いエリアがチェルシーの狙い所になった。
ESRがピッチ中央で試合に深く関与(タッチ51)。これはいい傾向。
このパスマップのなかで、マルティネリの位置がロコンガとホールディングのあいだくらいとかなり低いのは、それだけ彼がボールに触っていなかったということか。79分のプレイでタッチが12、パスはわずか4(成功2)。ボールが自分のところに来ず、彼は自分でもほとんど試合に関与していないと感じていたかもしれない。
アーセナルとチェルシーの全体を比べると、アーセナルはより天地が圧縮されているのに対し、チェルシーはより深く、注意深く、バランスが取れたポジショニングがある。そのなかで個人が多くボールに触れ、正確なパスを出している(パス数はほぼ2倍で成功率はアーセナルの79%に対し89%)。
アーセナルはこのような戦いかたを選択するなら、プレッシングを成功させなければならなかっただろうが、チェルシーのプレス耐性はかなり高かった。
不名誉な記録の数々
なにかとアーセナルで記録を塗り替えているアルテタだが、今回もいろいろな記録。
0 – In what is their 118th campaign in England’s top four tiers, Arsenal have opened a league season with two defeats and no goals after two matches for the first time in their history. Damaged. pic.twitter.com/mlXMGzPLvt
— OptaJoe (@OptaJoe) August 22, 2021
アーセナルの118年の歴史のなかで、リーグでのスタート2連敗&無得点は史上初。
20 – Mikel Arteta suffered his 20th defeat as Arsenal manager in the Premier League, in what was his 60th game – while Arsène Wenger didn’t register his 20th defeat with the Gunners in the competition until his 116th game. Gulf. pic.twitter.com/NRgTaGKFSW
— OptaJoe (@OptaJoe) August 22, 2021
ミケル・アルテタのPL20敗めは60試合で達成。いっぽう、アーセン・ヴェンゲルの20敗は、116試合めだった。
1992 – Arsenal will end a day in the relegation zone with more than one game of the season played for the first time since August 1992. Reset. pic.twitter.com/6PNSCAmaNm
— OptaJoe (@OptaJoe) August 22, 2021
アーセナルが1試合以上プレイして降格圏にいるのは、1992年以来初めて。
-0.7 – Since Mikel Arteta’s first game in charge on Boxing Day in 2019, Arsenal’s Premier League opponents now have a higher expected goals return (78.9) than Arsenal do themselves (78.2). Negative. pic.twitter.com/nQX60Gh4Mi
— OptaJoe (@OptaJoe) August 22, 2021
アルテタが2019年12月にアーセナルに来てから、PLではxGディファレンス(xGと被xGの差)がマイナスになった。
もはやOptaJoeがノリノリに見えてきた。その他。
Arsenal have now scored in just 11 of the last 20 home games…
— Aaron Catterson-Reid (@ReidTheGame) August 22, 2021
アーセナルは直近のホーム試合20試合のうち11試合でしか得点できず。
#Arsenal have lost more London derby matches this season than they did in the whole of 2020-21
— Tom Ede (@TomEde1) August 22, 2021
アーセナルは2020-21シーズン全体よりも今シーズン多くロンドンダービーに敗けている。
List of home games under Arteta (all comps):
L 0-1 Leicester
L 0-3 Aston Villa
L 1-2 Wolves
L 0-1 Burnley
L 0-1 Man City
L 0-1 Olympiacos
L 0-3 Liverpool
D 0-0 Man United
D 0-0 Palace
D 1-1 Southampton
D 1-1 Slavia Prague
D 1-1 Fulham
L 0-1 Everton
D 0-0 Villareal
L 0-1 Chelsea— Ahmed (@Ahmed91Gooner) August 22, 2021
アルテタ(20ヶ月)は、アーセン・ヴェンゲルのエミレーツでの6年よりも多くPLのホーム試合に敗けている。
ミケル・ザ・ヒストリー・メイカー。
正直、今回のスタメンを見たとき、チェルシーが自爆しない限り、万一にも勝てないなと思いました。監督が、グアルディオラだろうがトゥヘルだろうがアレグッリだろうが、もしかしたらより良い策を思いついたかもしれないけど、個の力もサブの選択肢も差がありすぎた。だから、どんな酷いことになるだろうと見ていたけれど、結局は実りあるいい試合だったのではないでしょうか。
アルテタは、引いてカウンターもできたんでしょうが──もしかしたら一点取ってドン引きしようとしたのかもしれないけれど──、そうせずに前からプレスをかけて、消極的にではなく積極的に勝ちにいこうとした。多くの人が指摘するように、左が空いたのは、そこを捨てでも前で取ろうという姿勢であり、前線でボールを持たれるよりはいいとと賭けに出た結果。理想と現実のギャップは大きかったけれど、その判断は決して間違ったものではなく、守備連動性と強度がPLでもピカイチなパーティ、ガブリエル、ホワイト、ラカゼットの四人が中央にいれば、五分五分までは持ってけたものだと考えます。無策とか言っているOBがいたけれど、アルテタのその姿勢は評価されるべきだし、批判するにしても、そのことを理解したうえですべきことだと思いました。彼らの言葉は影響があるわけですから。
結果の世界だから、このままいけばアルテタもいつかは解任されるかもしれないけれど、でもサッカーの結果だけじゃないところに魅力を感じているからこそ、人はアーセナルファンになるはずで、コンテが監督になれば結果はつくし、それはそれで魅力的だけれど(とはいえウーデゴールの居場所が多分なくなる)、ヴェンゲルイズムをアップデートさせたようなサッカーとはまた違ったものになると思います。アルテタの戦術が浸透し、スカッドも分厚くなれば、ボールを支配して勝つチームになれると信じれるような兆候がこの試合にはあったと思います。監督選びがうまいフロントなら解任してもいいですが、一度エメリを選んでいるので信頼できません。アルテタはベターだと思います。
完全同意です!
お疲れ様でございます。
圧倒的実力差。
この2チーム、実は一年前は同じような境遇だったんだぜ!しかもどっちかというとアーセナルの方が上向いてた!
監督をスパッと変えたチェルシーに忍耐がないとか偉そうに言ってたけど、自分が恥ずかしいっす。
試合後にメンタル面ばかり誉めてた所を見て、ああいよいよダメかなと思いました。
根性論ほど信用できないものはないので。
若手中心のスカッドは自分も賛成ですが、1人くらいはピッチで試合を変えられるリーダーが必要だと。それは決して根性論ではなく、プレーの質で試合を変えられるリーダーが。
200億近く使ってリーグ中位を争うレベルだったらそりゃ叩かれて当然。アルテタ変えるときは是非ともフロントごと変えて欲しい。
あっぱれなほどの完敗。
センターフォワードってああいうのを言うんでしょうね。まずパスがくる、そしてとおる、とられない、チャンスメイク、そしてゴール。
うちのCF へはいつだってパスが通らず、孤立させるだけとゆう、何が違うのでしょう。
あのときランパードに負けてたら、違う展開になっていたのでしょうか。
お金使った割にその選手が使えないとゆう、ツラすぎですね。
シティはなんとしてもハリーケインをとってほしいっす。
悔しいですが完敗。
ただ私も同感でそこまで深く悲観的なワケではなく。
それはやはりアルテタの運のなさですかね。
私は今シーズンいっぱいくらいは見守りたい意向ですが、サポーター達のフラストレーションはクリスマスがリミットかな、とも。
あと、私もESRとサンビとタバレスに未来を見ました。
ただ、逆に大好きなKTとサカは少しEURO疲れが見えたような、、、
パーティ⇔ESR⇔Øの夢の中盤が観たい。
私もそれほど悲観的じゃないです。
mediocracyとか言われていますが、2,3人を入れ替えて成熟させれば結構戦えそうだと思いました。
まさに苦行。このブログでなんとか前を向くことができそうです・・・。4失点よりも、2試合終えて得点ゼロ、って、、、。あと、9人いないとか、90分戦える準備がなんたら、っていい訳がやめてほしい。勝ったら選手をほめ、負けたら監督が全責任をおう、ですよ。それにしても、ガビ―とティアニー、あんだけ懸命に走って実らないってやっぱり戦略がおかしいです。ペペがドフリーなところにパスがでていなかったり、サカのあれも、気落ちせずドリブル突入を何度も繰り返して欲しかったし、オーバの空気感も半端なかったし。チームとしての意思統一がない?まだフレッシュな、AMNもリースもチャンバースもいたじゃないか!微妙なプレイヤーではなく、もう20~23歳を育てるシーズンとして、プレータイムをちゃんと与えなさい。ああ、フロもまだいいところなしだなあ。。。もっとホームゲームなりの、執念みせてほしかった。。。
チェルシーサポーターはアルテタ続投のチャントを歌っていたそうですね。
フットボールジーニアス・モイーズさんがイジられていた頃はニヤニヤが止まらなかったものですが、アーセナルがイジられる時代になってしまいました……
モイーズチルドレン・アルテタは言い訳の内容も不当だし、試合の内容もつまらないし、改善の兆しもはっきり見えないし、視てて辛いですよ。
プティのようにアーセナルに興味が無くなることは無いですが、応援する楽しみが少なくて辛いです。もっと希望が欲しい。
苦行お疲れ様です!
私にとっても、悲しいけれど失望するほどでもないゲームでした。
とりあえずまだ選手の気持ちは離れてないようにと思えたので良しとします。
いいところ探しは良いですね!元気出ます!
あんなセーブを見せるレノの将来が不透明なのは悲しい限りですが
ルカクのリアクションだけでも観戦の価値はあったと思います!笑
戦術面はともかく選手起用に関してはまだまだ希望があるので、これからのリバウンドを期待しましょう!
COYG!
自分もチャンさんと同じ心境で割と落ち着いて見ることが出来て驚いています。
それは多分新戦力とユース上がりの選手の新鮮味があったからでもありますし、今季初の観客有でのホーム戦で正々堂々と攻めの姿勢で挑んだアルテタの男気を感じたからだとも思ってます。
正直自分がスタジアムに足を運んで応援してる状況だったら違った感情もあったかもしれませんがww
ただ強いだけのどっかのオイルクラブよりかはアーセナルはセンスのあるクラブだと信じていますし、まだ移籍期間も終わってません。土曜のシティ戦含めウデゴやスミスロウ、サンビなど自分はこれからもこのクラブには多いに期待しているので楽しみでしょうがないです。
COYG!!
失点シーンだけ見ても、守備の戦術が徹底していなかったのが明らかで、こんな体たらくを見せられるとガックリしてしまう。9名が欠場していたとか、そういう次元の問題じゃないと思う。
1点目は、まず、ESRのコバチッチに対するプレスの甘さ…リース・ジェイムスへのパスをなぜ身体を張って防ぎに行かない?…が大問題。
さらに、やっぱりお前か!のジャカ。DAZN解説の戸田氏が言う通り「マウントはジャカが見てますから…」だったはずなのに、なぜか持ち場を離れてボールウォッチャーになってる。仕方なくティアニーがマウントをマークしてるうちに、リース・ジェイムスがフリーになってしまう。
ルカクをチェックにいって吹き飛ばされたマリのひ弱さに至っては、もう何をかいわんや。
2点目も、致命傷になったのはやはりジャカで、1点目と同じくマウントのことを忘れ、フラフラと真ん中に出て来てしまう。ティアニーが最終ラインに入らざるを得なくなり、ボックス前のマウントがフリー、リース・ジェイムスもフリーにしてしまう大失敗。その前のESRの緩い守備も遠因にはなっているが。
この辺り中盤の守備についての約束事が無いように見えるのはなぜですか?ということ。監督が指示していないのか、指示していたのに選手が応えていないのか。その辺りはよく分からないが、徹底できないのであれば、徹底できる人(監督なり、選手なり)に代わって下さいということかと。
3バックにできなかったのが問題だったと思う。
全ての要素で、話にならないくらいの実力差があった。今のルカクがどういう選手かは分析してたはずだし、リアリストのアルテタならあの配置だと誰もルカクを潰せないことくらいは分かってたと思う。ボールを支配できないチームにおいて、2CBが前に出て強く当たるのはすごく難しい。
しかしホワイトの病気は言い訳にはならないと思う。何しろガブリエウは最初からケガしてたのだし、サリバはキャンプの初日に追い出してしまった。目一杯ポゼッションに振ったメンバー以外誰も残さなかった結果、3バックという選択肢がなくなってる。ガチガチに守るべき状況は、現に目の前にあるのに。
あれだけリアリストだったアルテタが、今季は妙に攻撃にイキってるのが心配だ。目一杯ポゼッションに振ったサッカーを志向するのも、3バックでガチガチに固めるのも、勝つチャンスを最大化するための手段であるはず。普通にやったら負ける試合を意地汚く勝とうとするからアルテタなんであって、そうでないならアルテタに何の取り柄がある?
この試合をみて、むしろ安心しました。そもそも、チェルシーは強い。ヨーロッパ王者というのはまぐれではない。今のチェルシーは世界一のクラブです。この敗けは、アーセナルが弱かったのではなく、チェルシーが強かったゆえの敗けです。
それよりも、アルテタが弱者のサッカーを選ばなかったことが嬉しいですね。戸田さんの動画にもありますが、アーセナルは「理論上は」うまくいく戦術を用意して、ポジティブに振る舞った。アーセナルはこうあるべきという理想を追いかけていたと思います。
もし5バックでドン引き、受けて受けてカウンター一発で勝利、そんなサッカーで勝ったとしても、そこにアーセナルを応援する理由はないと思います。それならスパーズを応援するほうがましですね
最強ではなく、最高のクラブがアーセナルです。アルテタはアーセナルをそこへ戻してくれる可能性のある監督だと思います。たしかに時間はかかるだろうし、ベストな選択肢だとは言いきれないかとは思いますが…
ただただ草。
てかトーマスが復帰したら、三列目のレギュラーはトーマスとサンビが濃厚ですよね…?
あれ?ジャカ延長した意味は?