試合について
ファースト11
SofaScoreより。
4-2-3-1
ラカゼット
マルティネリ、オーデガード、サカ
ジャカ、パーティ
KT、ガブリエル、ホワイト、トミヤス
ラムズデイル
サブは、セドリック(63 トミヤス)、ESR(78 サカ)、NT(85 オーデガード)。
これで4試合連続で同じスターティング11。
この日程なら、ぼくはこの試合で、多少ロテイションがあってもおかしくないと思ったが、アルテタはウィニングチームはネヴァチェインジの法則を尊重した。
それにしても、アルテタにはずっとあまり起用されていなかったガビ・マルティネリというニュースターも現れて、すっかりポストオバメヤン時代になってしまった。
この試合は、60分くらいを堺に勢いがだいぶホームチームに移ってしまったのは、やはりアーセナルの選手たちの疲労がおもな理由だったんじゃないかと思う。だんだん動きが鈍くなり、走り負けるようになった。3-0リードで攻撃の意欲が減退してしまったのもあるかもしれないし(3点差もあればそれはしょうがない)、単純な身体的疲労もあったろう。とくに連戦であれだけのインテンシティでプレイをつづけているフロントの選手たちはキツかったはず。
だから、この過密日程で同じチームをつかいつづけるというのはそれだけ難しいわけで、だとすると、なおさら、アルテタはそのリスクをかけてでも、いまのレギュラーチームの勢いやバランスを崩したくなかったのだろうと思う。
マッチスタッツ
『BBC Sports』より。
ポゼッションが互角。というかやや負けてる。へえ。ちょっと意外。前後半でも同じくらい。
しかし。ショッツ9 v 21。SoT 2 v 12と攻撃のスタッツは圧倒。
SoTについては、アーセナルは前半11はわりとえらい記録だった模様(後半はわずか1)。2003-04にOptaがその記録を開始してから、PLのアーセナルでは前半最多SoT。
Arsenal have mustered 11 shots on target in the first half, more than in any other single first half Opta have on record in the database for the Gunners in the Premier League.
— Orbinho (@Orbinho) December 18, 2021
Understat.comによるxGは、3.69 v 1.31。
アーセナルは全体で3.69 xGのうち、前半に3.0以上のチャンス。
3得点した前半でほとんど決めた試合だった。アルテタに云わせればちゃんと試合を殺した。後半は殺した相手が蘇りそうな気配になったが、ESRのゴールでゲイムオーヴァ。二度殺した。
リーズのxGは大部分がペナルティ。結局彼らはSoTが2で、そのうちひとつがペナルティなので、いずれにせよ、ここまでチャンスを量産したアーセナルに勝つのはほとんど無理だった。
パスマップ
“It is because Ben White is a good player,” Tomiyasu said.
“Often, passes from the central defender to the fullbacks become ‘pressure passes’.”#AFC pic.twitter.com/xHpuJr72Sl
— Between The Posts (@BetweenThePosts) December 19, 2021
BWからTT(笑い)。
しかし、ガビからKTへのパスもないので、トミヤスが述べていたCBからFBへのパスが「プレッシャーパス」になって危険というのは、いまのチームで共有されているかもしれない。
Scott Willisより。
リーズは珍しいパスマップ(パスネットワーク)だな。。
というか、半分ポゼッションして単純なパス数もリーズが勝ってる(405 v 392)。パス成功率も云うほど差はない(77% v 78%)。なんかグラフの間違いかも? よくわからない。
注目は、オーデガードの試合への関与。xG Chainがチーム最高値。ピッチ中央のメインマンであり、攻撃をリード。
今回の彼はESRへのアシスト1で、ひとりで3つもBCをつくっている。それにしてもあのアシストはをしびれた。OTT(over the top)ならぬ、OTL(over the leg)という感じ。
マルティネリにアレクシス・サンチェスの魂が乗り移ったなら、オーデガードにはセスク・ファブレガスの魂が乗り移ったようだった。随所で危険なスルーボールを連発。クリエイティヴだった。
この試合で最近のアーセナルとやや異なったのは、トミヤスの関与の少なさ(63分のプレイで28タッチーズ)か。後半は見せ場がいくつかあったものの、とくに前半は彼を含め右サイドが静かだった。
これは21分ごろにSky Sportsの中継に出てきたグラフィック。18のポジションは低い。CBsよりも低い。ピッチ上左のKT、ジャカ、マルティネリの混雑ぶりに比べると、右はサカとトミヤスがかなり離れていて、右サイドエリアの過疎ぶりが目立つ。
これはパスマップではなく、平均ポジションということだが、いずれにせよこの試合のトミヤスはアルテタが云うようにフィットネスに問題があったのか、とくに攻撃ではいささか消極的だった。
富安を戦術的に低くすることでマルティンが下りるスペース、連動してラカが下りるスペース、そのスペースをガビが使う、サカの1-1スペースをつくるなど、ラインを下げて構えることをしないLeedsを完全に攻略した印象。
富安は意図的に人を引き連れてスペース空けてましたね
ベンジャミンがパス通せてウーデゴールがイキイキして前半で勝負ありですね
遂にスタッフだけじゃなくサンビとマリが感染と。。英国全体として不透明になってきた感じで、アーセナル好調のなか、どうなるか。。
富安も軽症な感じですが、ホント怪我だけわ!
ジャカだって復帰したばっかですよ!
シティが抜けてきたなかあとは混戦模様な感じで、是非トップ4へ!
お疲れ様です!
内容もさることながら、あの一度落ち着いた状況で1点返されてから、また点を取り返した展開に進歩を感じました。
これまでは、リードしてても勢いを失うと途端にナーバスになるのがいつもの光景でしたが、今回といいハマーズ戦といい、いよいよ信じて良いのかもとの思いを強くしています。
リーグの開催の状況が心配ではありますが、継続なら好調の維持、中断ならレギュラー陣の回復とどっちにしろポジティブに捉えて更なる夢を楽しみます!COYG!
トミが静かだった理由はリーズは戦術的にもマンマークだし、ピエルサはトミをかなり警戒していたのだと思います。今までの試合でもビルドアップにおいて大きな役割持っていましたから。トミはそれを利用してわざと低い位置をとりスペースを作り、ウーデが下がったりホワイトが持ち上がれるようにしてたのだと思います。
お疲れ様です。
ラカがSB付近まで降りてきたりと、リーズ対策が随所に見られた試合だったと思います。
久しぶりに楽しく見れました。
結果もついて来たのでなおよし。
ジャカの危険プレーはもう慣れっこだけど、アルテタにはきちんと指摘して欲しい。
勝ってる場面でアレは絶対に不要なプレー。
レッド出されてたら試合展開ももっとキツくなってたと思う。
ガビへのパスとか良いプレーも多かっただけに。
セドリックにも頑張ってほしいんですけどね。トミヤスいなくなるとまじやばいな。CM含めたバックラインはティアニー以外(彼が悪いというわけではなく大好きです)替えが効かない。それくらいいい。前線も層は薄いが。CMが最優先だとしても、補強がどうなるか。
シティに関するコメントを見ると、どうもアルテタは本気でこの攻撃を90分間続ける事を目指してるように見える。実際ウエストハムとリーズは明らかに調子を落としてて、あの状態の相手に90分間続かないようではシティには200%勝てないと思う。こっちは60分くらいでガス欠だったのに、シティは95分間ずっと攻撃もハイプレスも機能させ続けてる。
チームに攻撃意識が出てきたのは素晴らしい。ただハイプレスの連動性は相変わらず良くないと思う。DMFの出足が悪くて、ウーデゴーアとの間が常に20m近く空いてる。怪我人続出のリーズがあんなにイージーなミスを連発してくれなかったら、自由自在にサイドチェンジされてボロカスにされてたと思う。この試合だってあれだけミスしてれてるのにかなりの距離のムダ走りを強いられてる。
穴だらけのハイプレスを根性で支えたマルティネリはいくら絶賛しても足りないくらい。でもチームとしてこれで満足してたら望む所になんて行けっこないと思う。特にジャカ。どういう事情があろうとあんなプレーで満足してちゃいかん。
一方的な試合の中でのジャカの危険なプレー。
レッドが出るべき事案であり、公平性が欠けたジャッジだと思う。
相手がすでに瀕死なのに、余計な反則で試合が荒れ、味方を危険にさらす。
今回だけのことでは無く私は、ジャカを信頼する事は出来ない。
後釜を早急に探すべきだと思う。