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【マッチプレビュー】21/22 FAカップ ノッティンガム・フォレスト vs アーセナル(9/Jan/2022)おれたちのFAカップはじまる

ミドウィークのカラバオカップが延期になったため、すこし時間の空いたアーセナル。

この週末は、FAカップのサードラウンドでノッティンガム・フォレスト(A)と対戦。ここ数年はなんどかカップ戦で対戦している相手であり、17/18にはFAカップの同じラウンドで敗けている(4-2)。

ただ、先週末にシティに敗けたとはいえ、いまのアーセナルの勢いでここでチャンピオンシップクラブにかなり苦戦するとは考えにくい。ある程度想定されるロテイションの影響がどれほどあるか。

いっぽう、いまは冬の移籍ウィンドウが開催中ということもあり、昨日のアルテタの試合前プレス会見は、興味深い発言がてんこ盛りだった。

日曜の試合をプレヴューしてゆこう。



アルテタの試合前コメンツ「われわれには選手が足りていない」

昨日行われたアルテタのプレスコンファレンス。すでに隔離期間は終了し現場復帰。オフィシャルサイトより。

(“No More Redキャンペイン”について……)

アルテタ:われわれもクラブとして、ナイフ犯罪には何年も真剣に取り組んできている。われわれには、ロンドンにおけるその問題を広く知らしめるキャパシティがあり、クラブの全員がとてもサポートしている。とくに選手たちと、われわれのスポンサーであるアディダス。とくに彼らがそれをサポートするためのグレイトなアイディアを持ってきてくれて、それがとても役に立っていると思う。

(キャンペインに対する選手たちのリアクション……)

彼らも、このキャンペインがこの問題に対して長期間行ってきたことにはずっと気づいていた。しかし、Covidのおかげもあってそれはずっとやれていなかった。日曜の試合に向けてそれをやることになり、選手たちもとてもサポートしている。

(日曜の試合のあとにはどのようなサポートが?……)

光のあたらない部分でもたくさんの仕事がある。そしてたくさんの人々が、いろいろなやり方でデザインしようとたくさんの努力をしている。一夜にして解決するようなことではない。しかし、それを明るみに出すことで、必要な注意をもたらす。そうなれば、たくさんの人たちがそれに関わることができるし、解決しようとしてくれる。ロンドンでは深刻な問題だからね。

(日曜には若い選手たちにチャンスがある?……)

われわれは若いスクワッドだ。彼らの多くはすでにとても若い。スクワッドを評価していくことになる。毎試合で起きているように、まだいくつか問題がある。明日と最後のトレイニングセッション、それと毎回のテストで、誰が準備できているかわかるはず。難しくなるだろう試合に勝つためにそこへ行く。相手もチームを変えているから。タフな試合になると予想する。

(Covidからの復帰……)

わたしは大丈夫。何日かタフな日もあったが、いまは絶好調だと感じる。7-8日自宅にいたから、家から出たときはすごくうれしかったよ。とてもいいよ。

(マンシティのウィナーについて……)

想像できるだろうが、わたしは完全に困惑した。最後にあのように敗けたのだから。しかし、同時にわたしはパフォーマンスが誇らしかった。選手がどう試合をプレイしたか、TVを通してすら感じることができたアトモスフィア、それはタッチラインで感じられるようなものではなかったにせよ、ファンのサポートや、彼らがつくりだしたアトモスフィアは信じられなかった。

それはわたしが絶賛するものだ。しかしいっぽうで、わたしはひどく失望した。試合には結局敗けたのだから。進歩しなければならない。

(マンシティでの審判の決定……)

もしわたしがあの試合で下された決断を評価しなければならないのなら、わたしはひどく失望しなければならない。まったく一貫性に欠いていたし、結果にもかなり影響した。だから、わたしはそれについてあまり話さないほうがよさそうだ。

(リヴァプール戦の延期……)

われわれは試合をやりたかったが、たくさんのクラブスが問題を抱えていることも理解せねばならない。試合を行うのか行わないのか、最終的な決断をする人たちがいて、わたしは彼らが試合を行わないための十分な議論をしていたと信じるよ。彼らが試合を延期させるならば。しかしもちろんわれわれはプレイしたかった。

(チームニュースと新しいCovid感染……)

すべて明日観ることになる。いくつか問題はあるが、それも明日わかることだ。

(FAカップが自分たちのトロフィのように感じる?……)

もちろんそれがほしいし、このコンペティションにはわれわれのすごい歴史もある。しかし、試合づつだ。このコンペティションではどの試合もかなり難しい。われわれはフォレストへ行き、どのような雰囲気、チームに直面するかも知っている。だから、前進したいのならステップバイステップでなければならない。

(マンシティ戦を自宅で観たのはどう感じた?……)

とてもおかしな感じだった。コンピュータを通して選手とコミュニケイトしなければならなかった。そういうことに慣れていないんだ。

今週のベストモウメントは、タッチラインに立てたことさ。そしてものごとが動き始め、自分もそのアトモスフィアの一部になる。エナジーの一部になる。自宅にいたのでは、ほとんどが失われる。

しかし、同時にわたしはとても落ち着いていた。予想以上だった。おそらくは、そこからならどうせ何も伝えられないだろうと思っていたからだろう!

(FAカップでのフォレストとの戦績……)

相手との戦績があれば、選手に試合の難しさをわからせることができる。それがとても役立つときもある。

(FAカップがプライオリティーズ……)

いまわたしにはとても計画が難しい。プライオリティがどうとかじゃない。コンペティションに関係なく、試合づついかねばならないということ。

この2-3試合で何が起きるか計画をしたい。ほかの試合でプレイさせたいからと、キープレイヤーズをプレイさせない。そんなふうにうまくいかないんだ。なぜなら、彼らだって翌日にCovidにかかったり、なにか問題が起きて、使えなくなったりするから! だから試合づつだ。毎試合で勝ちに行く。そうなれば、あとはよくなっていく。

(つぎの試合のあとは計画するのが不可能だと?……)

できないのだ。なぜなら、つぎに何が起きるのか予想しているから。わたしが思うに、これから直面するだろう問題を事前に想定しておくほうがいい。どういうチャンスがあるのかも。そして、プランB、プランCを用意する。そうでなければ、いつでも起きたことにただ直面するだけで、それはわたしのやりたいやりかたではない。

(エディ・エンケティアは今月移籍する可能性もある……)

エディとはすでに話はしている。わたしが彼についてどう思っているのか、クラブの意図、そして自分たちの立ち位置。彼はチームの一員だ。毎日彼はわたしとクラブに、チームに残りたいと示しているし、わたしは彼と議論もつづけている。彼はわれわれが残ってもらいたがっていることを知っている。

(彼はオバメヤンに対する決断を待っている?……)

わたしには、選手がいないときに判断するのは難しい。それができるのかできないのかもわからない。わたしが下した決断は当然クラブにとって利益になるもので、正しいことをしようとした結果だ。

(スクワッドにCovid感染可能性がある人数……)

Covidもケガも同じように、わたしは何も云えない。ご想像どおりで、わたしは何も話したくない。明日はもっとよくわかるだろう。

われわれは人数がかなり足りていない。しかし、われわれはプレイしたいし、毎試合でどうアプローチしていくか。試合に対しては計画したすべてを行い、日曜も選手たちにはプレイしてもらいたい。

(チャーリー・パティーノは日曜にスタートする?……)

ファーストチームのすべての選手にチャンスがある。彼らも自分がプレイするチャンスがあると感じていなければならない。チャーリーも例外ではない。

(AMNがローマにローン……)

エインズリーはわたしのところに来て、なぜ彼がいま退団するすることがキャリアにとって最良のことだと思うか、理由を説明したよ。彼はローマに移籍して、ジョゼの下で仕事をすることがいいことだと信じている。

われわれはこの件をすでに夏にも話し、われわれは彼をキープすることに決め、12月に状況を評価することにした。しかし、彼のプレイした時間で、彼は機会を求め、選手の感じ方や強い意見があり、それは退けるのが難しかった。だから、われわれは彼を行かせることにした。彼の健闘を祈る。

(このウィンドウでストライカーを獲得する?……)

われわれは、そのポジションではとても特別な状況になっている。なぜなら、キミが云うように現時点では3人の選手たちにそれぞれの問題がある。しかし、われわれはそれに付き合っていかねばならないし、いまのところは、ここにいる選手たちも完全にコミットしている。

フロ(バロガン)については、翌週にどうなるか観ていくことになる。あるいは最終決断がどうなるか。それ以外では、新しいことはなにもないし、シーズン終了まで付き合っていくことになる。

(Alexander Isakに興味がある?……)

自分たちの選手以外について、わたしが決して話せないことは知っているだろう。たくさんの名前や憶測があるが、残念ながらわたしはそのことを説明するためにここにいるのではない。

(選手たちの食事制限や栄養についての考え……)

それに関係するたくさんのことがある。もちろん、休養とダイエットはどんなスポーツアスリートにとっても大変に重要なことだ。当然、文化があり、出身はどこか、習慣はどうか、それらがやり方によっては壊されるかもしれない。

もちろん、われわれも自分たちのプロフェッショナルな選手たちにはダイエットへの高い要求はあるし、食事をいつ取るか正しいタイミング、何を食べるかもある。それはコンスタントリーに観ている。

(AMNがローンで退団したあとはスクワッドのなかにヴァーサティリティが足りない?……)

われわれは一時的にとてもとても人数が足りていない。しかし、選手にフェアになれば、それは選手をキープしようとか、われわれのアカデミーを通して育成されてきた選手を、夢をかなえるためにいつでも我慢を強いられるとか、そういう議論ではありえない。

彼はわたしにとても率直だった。わたしも状況は理解していたし、彼にとってもいいオプションだったと思う。

われわれは動いていくし、オプションズを探していく。それはわれわれが人数がかなり足りていないからだ。

(最近はサブからのインパクトになっているESRのリアクション……)

それについてのおもな理由は、彼はプレイするのに完全にフィットしていないからだ。彼はずっと問題を抱えていて、そのせいでつねにトレインできていない。レギュラーでプレイできていないのも、それがおもな理由だ。

彼のパフォーマンス、彼がIB前にやっていたことからも、彼がチームのもっとも重要な選手のひとりであること、もっとも安定した選手のひとりだったことは疑いない。そのダイナミックさが変わった唯一の理由は、いまチームはとてもよくやっているし、ほかの選手たちがとてもよくやっているから。それが状況に変化をもたらした。しかし、わたしは彼にはとても満足しているよ。

(マルティネリやオーデガードがかなりよくやっているチームに、エミールはどうやって戻れる?……)

それがわれわれが求めた理由。われわれはレヴェルを上げている。どの選手もとなりにいる選手のレヴェルを上げ、それがチームとしての進化のしかた。どうチームに文化をつくるか。機会を得たら、それをつかまねばならない。

それはピッチ上で実行すべき宣言だ。会話やコメンツではなく、機会を得たら、それをつかむ。自分がどれだけよいのか示す。それができれば、プレイをつづけられる。

(ブカヨ・サカに対して、彼が「ワールドクラス」になる可能性があるというコメンツに賛成?……)

そういったラベルを貼りたくない。わたしはブカヨにはとても満足している。彼がやっていること、彼がどう成長しているか、チームにもたらす重要性も。もっとも重要なことは、彼が毎試合でもたらすことができるインパクトだ。それこそ、われわれが毎試合で進歩をつづけたいものだ。彼にはそれをやるキャパシティがある。

(そろそろほかのクラブがあなたに惹かれ始めています。新契約の議論にはそれも影響する?……)

わたしは、自分たちの選手について、たくさんの憶測や興味がニュースになるのはとてもよいことだと思う。とてもいい兆候だ。彼らも誇るべきだろうね。それは彼ら自身がとてもいい仕事をしているという意味なんだから。

(新契約は議題になっているので?……)

このビジネスについて話す時間はある。

以上。長い。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

5 Comments on “【マッチプレビュー】21/22 FAカップ ノッティンガム・フォレスト vs アーセナル(9/Jan/2022)おれたちのFAカップはじまる

  1. お疲れ様です!

    メンバーは大半がローテーションされるとして、レギュラー陣の好調が控えにも波及してて欲しいですね。

    最近の内容あるゲームを見せられたら、今後少々調子が落ちて結果が出なかったとしても
    アルテタとの再契約は前向きに考えるべきと思っています。
    それより、アルテタ自身がステップアップみたいなことを考えてないかが戦々恐々です。。
    そんなキャラクターではないと信じたいですが。。

    冬の補強の噂も含めて、クロエンケはだいぶお金を注入してくれてるようですが、
    その分フロントに口を出してる気がしてまして(エジルの件とか)
    もしそうならアルテタがその点に嫌気がさしてないかなと妄想的心配をしています。。

    今の好調に水を差すような話で恐縮ですが、結果が出てるうちは悪い様にはならないと思いますので
    まずは夢を見続けたいと思います!COYG!

  2. しかしコレ本当に一試合ごとにベストメンバー出す感じになる気もするなあ。試合が延期になって控えがチャンスを失ってる一方で、誰がいつ休むか分からない。温存しても次の試合で感染アウトって事もある。

    AMNを送り出すタイミングも交渉が必要だと思う。AMNが即答で行きます!って言う気持ちも分かるけど、ローマを1月末まで待たせる事ができるならウチも助かる。またローマにもカルスドルプがいるからまずはベンチなはずで、アーセナルに残っても1人休んだら試合に出れる状況は同じ。

    アーセナルが今やってるサッカーを経験することは、もし今後WBに専念するとしてもAMNの芸の肥やしになると思う。モウリーニョはガチガチにフィックスされたプレーをさせるんだろうけど、局面でのプレーの幅は選手個人に依存することが多い。アーセナルでプレーの幅を広げておけば、この後きっと役に立つ。まあそう急がずもう少しやってけ。

  3. ナイルズの公式発表がありましたね。モウリーニョはどんな指導するのでしょうか。カルスドルプの控えを探してたことはモウリーニョも明言してるので出番自体はそこまで多くないとしてもトレーニングでモウリーニョから始動されるのはナイルズのプロ意識にも影響がありそうなので帰ってきた時が楽しみですね。
    買取オプションを付けなかったのはまたアルテタはナイルズを諦めてないのでしょう。というか彼まだ24なんですね

  4. ポーツマスで武者修行中のミゲル・アズィーズは場合によっては半年でレンタルバックできる契約でしたっけ?
    シーズン序盤はほとんど試合に出してもらえなかったようですが最近はぼちぼち出場してるみたいですね。パフォーマンスの程はわからず。。
    アーセナルのベンチに居てほしくもあるけど彼個人の成長も大事だから悩ましいところです。

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