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カラム・チェンバースが驚きの移籍

今朝twitterを見てびっくり。

アーセナルのDF、カラム・チェインバースがアストン・ヴィラへ移籍したのだという。まさに寝耳に水。

この動きは、アーセナル系のジャーナリストたちも事前にはほとんどつかめていなかったようで、移籍の事実にいっせいに驚きの声を挙げていた。

チェンバースの残り契約はあと半年で、夏までにクラブが決断することになるのは周知の事実だったが、まさか選手不足が叫ばれているこのタイミングで退団を許可するとは、おそらく誰も予想していなかった。

冬のウィンドウが閉まるまで、あと3日しかないのに、アーセナルのスクワッドは補強されるどころかますます縮小しているという現実。

いったいなぜこの移籍は起きた??

アルテタ・エドゥ・ガーリック& Co.のプランとは、果たしてなんなのか。謎が謎を呼ぶカラム・チェンバース移籍について、すこし書こう。

Calum Chambers joins Aston Villa



アーセナル系ジャーナリスツも驚いた、突然のチェンバース移籍

Chris Wheatley:ぶっちゃけ、すべてがかなり早く決まったようだ。何日か前に、この関心には気づいてはいた。でもそれ以降、すごく早く実現したと感じる。

Charles Watts:個人的には、この取り引きは奇妙に見える。完全に藪から棒だった。最近はシーズン途中にも関わらず、アーセナルはかなりスクワッドを弱体化させている(そして財政の利益はわずか)。月曜のデッドラインまでに誰も来なければ、大きな大きなリスク。

たしかにチェンバースはあまり出番はなかったかもしれない。しかし、AMNのようにシーズン終了まで、もし必要があれば価値あるカヴァができた。これはたしかに興味深い動きだ。チェンバースにとっては、すばらしい移籍になったね。この18ヶ月における、アーセナルの守備オプションズのオーヴァホウルは、すごい。めっさ変えてきている。

Sam Dean(Telegraph):クラブ側の視点でもチェンバースの取り引きは理解しがたい。アーセナルは彼の契約を1年延長するオプションを持っていたし、それで彼の市場価値をすこしでも上げられたはず。ヴァーサタイルな選手で、プロフェッショナルな姿勢、アルテタの下でもまずまずのプレイをしたし、セドリックよりも信頼できた。

公には公表されていない移籍金については。

Sam Dean:チェンバースのアストン・ヴィラ移籍。現時点でのわたしの理解では、移籍金はないし、すべてがかなり迅速に実現した。チェンバースは夏にはフリーで退団すると思われていた。

James Benge:チェンバースの売却益は、アドオンを含めて£2Mまで上がる可能性あり。アーセナルにとっては選手のサラリー節約にもなる。

わずかでも移籍金のようなものがあるにせよ、ほとんどタダ同然?

彼がアーセナルで受け取っていたサラリーは一説には£50kpwであり、たしかに夏にフリー退団するまで半年間の節約にはなるが、スクワッドデプスからしても、彼が半年間チームに在籍することはあきらかにそれ以上の価値があったように思える。

現在のアーセナルの事情を考慮すれば、かなり謎めいた案件だと云えよう。

RBのバックアップとしてはセドリックよりも信頼できたのに、とユースエキスパートのJeorge Birdも驚いている。

アーセナルのDFプラン?

この移籍は、ゲイムタイムの限定されていた選手サイドからすれば理解できる。だが、あえてリスクを取る必要のないクラブサイドからすると理解不能。世間的には、おおむね、そのように捉えられていると思われる。

しかも、目ざといジャーナリストたちにほとんど気づかれることなくこの移籍が実現したということは、クラブとしても案件が浮上してから、急いで決めた可能性がある。それも不可解。仮に選手が移籍を望んでも、契約があればクラブはそれを拒否する権利だってある。

とくに、今シーズンはトミヤスが来てからは、優秀すぎる彼の不在でRBのカヴァの重要さがあらためて認識されているところであり、もし今後シーズン終了までトミヤスになにかあれば、あるいはマリーやコラシナツをすでに放出した状況でCBになにかあれば、チェンバースはかなり重要なオプションになったはず。

CBは、ガブリエル、ホワイト、ホールディング、トミヤスといて、2CBでプレイするアーセナルでは最低限のデプスは確保されていると見ているのかもしれないが、問題はやはりRBだろう。セドリックの信頼度がますます下がっている現状で、AMNも不在となれば、信頼できるトミヤスのバックアップがいない。彼がシーズン終了まで、ケガや病気なくプレイをつづけられる保証はどこにもない。

したがって、考えられるのは、クラブはデッドラインデイまでにRBのバックアップ補強に自信を持っている。それしかない。

RBの補強で、いま噂されているのは、昨日のエントリでもすこし触れたRBライプツィグの、Tyler Adams。彼はRBもカヴァできるCMということで、今回の動きでこの数日は彼に注目が集まるのではないだろうか。

CMはジャカとパーティがレギュラーで、エルネニーとサンビ・ロコンガのカヴァもあるため、ここでCM/RBが加わるのは、たいへんに都合がよい。もしCMでプレイできずとも、RBではチャンスがある。

また、ピュアRBの補強もひそかに動いている可能性もある。

今回のチェンバースの移籍があまりにも唐突だったため、クラブはほかにもメディアに悟られずに動いている案件があるのではないかという憶測もされている。逆にそうでないと困るし。

アーセナルはこの冬に、

  • AMN(ローン)
  • パブロ・マリー(ローン)
  • セアド・コラシナツ
  • カラム・チェンバース
  • フォラリン・バロガン(ローン)

を放出している。このなかで来シーズン以降もアルテタのプランに入っているのはバロガンのみ。この人数が減ったにも関わらず、ここまでメジャーな補強はひとつとしてない。

デッドラインデイまでに、何人の補強が発表されるのだろうか。かなりバタバタしそうだ。

ウィリアム・サリバ続報

そういえば、このニュースで騒がしかったときにウィリアム・サリバの件もすこし話題になっていた。

アーセナルに戻りたいだの戻りたくないだのと伝えられていて、ファンの関心も高かった件について。『GFFN』がRMC Sportによる彼のインタヴューを紹介していた。

サリバ:アーセナルについて? いまぼくに云えるのはマルセイユでハッピーだということだけだ。ポジティヴだよ。街もクラブもサポーターもチームも気に入っているし、すべてがうまくいってる。

この6ヶ月で何が起きるかはわからない。去年のいまごろはニースにいて、そのときもいまマルセイユでプレイしているなんてわからなかったのだから。

フットボールではなんでも早い。将来のことなんて考えたくないね。いまは全力を尽くす。そして夏に議論することになるだろう。

ロマーノもこの件をフォロウしていて、twitterで彼がファンのコメントに反応していた

ロマーノ:(サリバはアーセナルに戻りたがってない)それは真実ではないね。サリバはいまOMに集中しているというだけで、夏にはアーセナルと一緒に決めることになる。彼は(アルテタの)プロジェクトに入っていると聞いているよ。あとは、彼がどうしたいかで決めるだろう。

彼がどうしたいか。それが心配なんですけどね。

アストン・ヴィラのダグラス・ルイスへの影響はあるか

さて、チェンバースが移籍したヴィラといえば、当然いま話題になっているダグラス・ルイスのことが想起される。

選手には、アーセナルからの関心が伝えられているところで、ジェラードの信頼度も高くなく、夏に残り契約が1年になるのに、まだ契約延長交渉もしていないというのが最近の報道だった。

もし、今回チェンバース(+キャッシュ)とルイスのスワップみたいな取り引きだったら、すべてメイクスセンスだったのだが。

またまたロマーノ。ダグラス・ルイスについてアーセナルとヴィラはまだ交渉も始めていないということながら、ユヴェントスのアーサーの案件が頓挫しているため、注視する必要アリという。

また、ダグラス・ルイスには、名前不明のPLクラブからすでに£32M+3Mのオファーがあったものの、ヴィラはこれを拒否したそうな。つまり、アーセナルが彼を望んでもそれ以上の金額要求されるということ。

チェンバースの取り引きがこの案件に影響を及ぼすのかはわからない。もしそうなら、先にチェンバースだけ行ってしまうのも意味がわからないし。

それと、またユーヴェがらみで、いい加減うんざりしているが、昨日またDejan Kulusevskiのニュースがあった。アーセナル界隈で、彼の名前はしばらく前から出てはいた。

選手はアレグリのプラン外となっているが、ユーヴェは買取義務つきのローン以外は認めるつもりなしで、アーセナルはローン希望でも買取義務は受け入れたくないという。

彼がCMのオプションなら、そちらの進捗もダグラス・ルイスとの取り引きに影響を及ぼす可能性があるのかもしれない。

ユーヴェが関わってくると、なかなかうまくいかない。

最後の最後にアーロン・ラムジーみたいなことになったりしてな。もちろんアーセナルにめちゃくちゃ不利な条件で。

 

ということで、チェンバースの移籍が謎でなくなるのは、十分な補強が実現したらということになりそうだ。

大丈夫だろうか。月曜まであと3日。ひきつづき移籍ウィンドウをチェックしてゆこう。

 

おわる

 

PS

カラム・チェンバースへの感謝を書いとかないと。

アーセナルには8年いて、大きなケガにも苦しまされ、結局最後までレギュラーポジションを勝ち取ることはできなかったが、プレイできずとも文句も云わず(それはしらんけど)。いつでもクラブに忠実な選手だった。ほんとうにおつかれさまだ。

彼の退団でアーセナルでCLをプレイしたことがある選手は、エルネニーだけになったとか。

近年のアーセナルではそれだけ長く在籍する選手がいなくなっているということで、さびしさもある。でも、今後はヘイルエンダーズの子どもたちがアーセナルFCに骨を埋めてくれることだろう。そのための基礎をいまつくっているのだし。

グッドラックCC。彼のフットボール人生に幸あらんことを。



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5 Comments on “カラム・チェンバースが驚きの移籍

  1. 改めてチャンバースに焦点を絞ると、神童レベルで若くしてトップに上がったが器用貧乏で〜ってのは他でも散見される話ですが、チャンバースの場合、右サイドでレギュラーレベル、ローン時にはセントラルMFとしてレギュラーレベルであり、正直かなり高い水準でやれる選手ですよね
    移籍先で右サイドのレギュラーで是非活躍して欲しいですね。

    アルテタ式右サイドとしてあまりにも富安がハマり、サブもその方向で、かつホワイトがオプションとして◎ってことでまあアーセナルでの出番はないと。。
    理想を言えば夏に売却してそれなりの売却益を得たかった人材。
    このタイミングで富安怪我の中、放出したんだから代役決まってて欲しいです!

    ドバイに若手のCB連れて行ったという話は不安要素でしかありませんが。。
    とにかくチャンバースに幸あれ!

  2. カップ戦もないし、冨安不在時はホワイトを右に回せばいいみたいな感じなんですかね?タヴァレスも右できそうだし。そう考えてみれば、後ろの選手の放出は納得できなくはないけど、、今のご時世一気に何人か抜ける可能性があるわけだし、結構な賭けですね。まぁ4人感染すれば延期にはできるのか。とにかくCMはトーマス抜けたら変わりがいないに等しいのでそこだけはお願いしたいです。まぁラムジーも前線のスカッドに厚みを加えるのにはいいかもしれない

  3. 選手売却が下手すぎ…冬に出した選手夏ならもう少し値がついたのでは。構想外の選手ばかりだし
    クロエンキに金を無心にしにいったらしいがオーナーにねだる前にやれる事やって欲しい

  4. ありがとうだし、活躍してほしいと思う。なるべくアーセナル戦以外でw

    僕も驚いたけど、すでにAMNとマリを手放してたんでアルテタらしいという感じもした。チェンバースは高い位置のRBとか引き気味のDMFはできるけど、どちらもスタメンとは違うサッカーになってしまう。AMNやマリにしても「やりたいサッカーをやる選手としては支障があるから」じゃないだろうか。それが正しいって言ってるんじゃなく、そう考えないと説明がつかないという話。

    先日のロコンガの1ボランチにしても、普通の監督だったら急造DMFを仕立てて2ボランチにしたと思う。一番不安のあるロコンガにとってより簡単なのはそっちだったはず。しかしそれよりもロコンガの両側にスペースを作ることを選んだ(ロコンガはまるでそれを使えなかったが、多少とも両CBが使ってた)ということは、戦術起因の選択だと思う。

    戦術面で妥協を嫌う監督は多いけど、アルテタのは理想が高いだけに頑固がいっそう際立つ。しかしこれで正しいのかどうかはともかく、ここまで来たら今季はアルテタ式で貫くしかないと思う。今さらやり直しも効かないし。

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