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22-23プリシーズンフレンドリー初戦ニュルンベルクに快勝&ジェズースがデビュー

ファースト11

こんな試合もカヴァするSofaScoreさんマジえらい。さすがにスタッツはないか。

3-4-3

ネルソン、エンケティア、ぺぺ

AMN、ESR、サンビ・ロコンガ、ベレリン

KT、マリー、ウォルターズ

ターナー

 

ウォルターズとターナーもデビュー(ファーストチーム)。

ここでは3-4-3表記ながら、どうだろう。ベレリンがRBの4-3-3で、ロコンガがアンカー、左8にESR、右8にAMNみたいな感じにも見えた。

ポゼッション時は、きれいに2-3-5のシェイプにもなっていた。

後半は、

バロガン、ジェズース、マルキーニョス、マルティネリ、パティーノ、エルネニー、サラー・エディン、セドリック、ガブリエル、オコンコがプレイ。

ここでマルキーニョスもデビューした。

後半のフォーメイションは正直、よくわからなかった。。後半スタートを観ると、ビッグガビ・マリー・セドリックのバック3で3-5-2かな?

90分プレイしたのは、パブロ・マリーのみ。

試合の論点

ガブリエル・ジェズースがアーセナルデビュー。早くもインパクトを見せる

後半から登場のガブリエル・ジェズース。2ゴールズで勝利に貢献。

最初のゴールが後半が始まって85秒とは。いきなりすぎる。フェイクの入ったでかい1-2パスからの、GKの上を抜くファインゴール。

また、57分、63分の相手OGsは、ジェズースが入れていてもおかしくなかっただろう。2点めは相手が足で触らなければジェズースが頭で押し込んでいただろうし、3点めはオフサイドを気にして彼はあえてボールに触らなかったが、もし触ってもオフサイドではなかった。つまりハットトリックどころか、G4の可能性もあった。ヤヤ・サノゴかな?

またボールを持っていないときは、ハイプレスのトーンをリードし、うしろからボールが来ればターンで相手DFを交わして自分で裏へ抜け出すなど、随所に気の利いたプレイを披露。アルテタが云うようにまさにレヴェルの違いを観せていた。あの4点めのゴールの技術にも舌を巻いたものだ。

なんというか、どのプレイも効果的・効率的で、やることなすこと成功みたいな。

本人もいい感触を得ていたように、エンケティアとのショートパスの連携も非常によかった。ジェズースがゴール前で媒介になって周囲の選手がもっとよくなっていく。PLでいっしょにプレイする機会は多くないかもしれないが、エンケティアは、彼とプレイすることがあれば、その恩恵をかなり受けそうに思える。

しかし正直、彼がいきなり、ここまでのプレイを見せてくれるとはぼくも思っていなかったので、もう試合を観ていてニヤけてしまった。クオリティを見せるにしても、もっとゆっくりチームにフィットしていくものかと思っていた。うれしいサプライズ。

この試合のジェズースに、アーセナル時代のアレクシス・サンチェスを想起するひとも多かったみたいだ。パフォーマンスはもちろん、アーセナルに来た経緯、境遇含め、まさに。

もちろん、これはただのフレンドリーマッチにすぎない。だが、新シーズンに非常に期待が持てるパフォーマンスだったと思う。

このチームに、全盛期のアレクシス・サンチェスが加わると思えば、これはもう興奮せずにはいられない。

パティーノとウォルターズが輝く

神童のパティーノは、いいとして。

前半の「97」は誰??とおもったら、グナブリに激似のReuell Walters。CBが足りていないとはいえ、17才をここで抜擢するとは。

しかし、ほかのチームメイツにもまったく見劣りしない存在感。云われなければ、あれが17才の少年なんて誰も思わないのではないか。

しかも、彼は基本的にはライトバックの選手なんだそうで。U-23で何度かCBでプレイしているらしいが、レギュラーでないポジションで、あの堂々としたプレイ。スピードもあり、フィジカルな強さもあり。プレスにも落ち着いて対処できて、前方へのパスも印象的だった。

彼は、今年2月にAFCとプロ契約を結んだばかり。もしかすると、われらはニュースターの誕生を目の当たりにしたのかも。。NEWサリバ?

いっぽう、アカデミー選手では、この試合でプレイしたサラー・エディン(Salah Oulad M’Hand)は、そこまでインパクトは残せなかったのが残念。でも、あの年代がシニアのなかに混じってプレイすれば、あっちのほうがふつうだろう。

近年のアーセナルのアカデミーからディフェンスのタレントがなかなか出てこない感じはあったので、ブルック・ノートン・カフィにも彼にも大いに期待したい。

 

試合については以上。この感じだと、ひきつづきプリシーズンフレンドリーはおもしろい試合が観られそうでうれしい。つぎは来週のエヴァトン。

アーセナルミニニュース

ジャック・ウィルシャーがリタイヤ

おれたちのスーパージャック。ほんとうにおつかれさまだ。

『The Athletic』のリポートによれば、彼はAFC U-18のヘッドコーチに内定している。それは、よかった。これからもアーセナルファミリーの一員。

ジャック。思い返せば、彼は典型的なケガでキャリアを棒に振った選手だったなあと。

彼がアーセナルで表舞台に出てきたときは(CLバルサ戦はもはや伝説的)、アーセナルのチーフクリエイターはしばらく彼で安泰だと思っていたのに、その後ほんとうの意味でチームの絶対的エースになることはついぞなかったろう。No.10かCMか、適性ポジションの議論もずっとありながら、それ以前にケガが多すぎて判断が難しかった。

アーセナル後の彼は云わずもがな。その類まれな才能に対して、あまりにもふさわしくないフットボーラー人生だった。

その件では、昨日のr/Gunnersに興味深いサブがあった。「われらはこのことを議論する必要がある」として、ジャック・ウィルシャーは彼が19になったシーズンに、AFCとNTで合わせて54試合もプレイしたのだという。要するに、彼の早熟な才能ゆえに、身体的に未成熟であるにも関わらずひどく酷使され、その後のキャリアを度重なるケガで台無しにするという、悪い選手マネジメントの犠牲になった代表的事例のひとつだと。アーセナルにはほかにも悪い例がいくつもある。

ジャックのおわかれメッセージのなかにも、しっかりコリン・ルウィン(※ブレイキング・バッドのひと)らフィジオへの感謝が述べられていたのは印象的だった。

おそらく、その当時は(といってもせいぜい10年前の程度だが)、いまほどそのことが重要視されていなかったのかもしれない。もちろん、若いときに酷使されてもそのまま成功するアスリートだっている。

アルテタなんかは、彼のコメントを観ていると、若い選手のマネジメントについてはとても気を使っているように思える。いまだと、若年で身体を酷使することがリスキーだという認識が共有されているからだろう。

だから、時代が違えばジャックも、もっと大事に身体をケアされて、もっと長く充実したアスリート人生を送っていたかもしれない。それはなんとも気の毒な話だ。

彼は、自分の経験を活かした、選手を大事にするコーチになってもらいたい。

ユースチームとはいえ、コーチを仕事にするということは、彼もいずれシニアチームを率いることになるのだろう。いつか、トップレヴェルで彼のチームが観られるのかどうか。楽しみにしていよう。

ジャック・ウィルシャーの第二の人生に幸あれ。

 

おわり



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お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

4 Comments on “22-23プリシーズンフレンドリー初戦ニュルンベルクに快勝&ジェズースがデビュー

  1. ウィルシャー、、お疲れ様!
    メルテザッカーがすぐリクルートに動いたそうで、既にコーチングスタッフにとして一時的に働いてたし、ホントいい巡り方かなと思います。
    煌めいた素晴らしいプレーの数々はふとしたタイミングで今でも思い出しちゃいますね~

    そして素敵な笑顔のカソルラ、、
    いつでも戻って来て欲しいよー

  2. あのころのNo.10、ジャックウィルシャー。
    ベンゲル自慢のブリティッシュコアの絶対的コア。
    あのデビューシーズンは、これがアーセナル最大の魅力とゆう最高のシーズンでしたね。これがあと10年以上続くのだと。

    スポーツは違いますが、ロッテの佐々木ロウキ投手の使い方に代表されるように、からだが出来上がる前の若い選手には必要以上の負荷をかけないような時代になりました。
    そんな時代を逆行するかのようなオレたちのB 。ジャックのようなキャリアにならないよう、大事に使ってほしいですね。
    そうゆうあたしんちの愛犬の名はジャック。
    今日も元気に散歩してました。
    ちなみに長女はあのNo.14からいただきました。
    あたしはきっと生涯グーナー。
    いつかジャック率いるアーセナルの試合が観たいですね。
    COYG

  3. サンティはボスと親友だから、絶対中東のキャリア終えたら戻ってきてくれるはず!
    ジャック本当にお疲れさまでした・・・またコーチの姿で彼が見れるのが嬉しいですね。メルティグッジョブ!

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