ジンチェンコが来て補強が一段落したアーセナルは、先日エドゥが云っていたように、先週から今週にかけてスクワッドの大掃除のほうにフォーカスしていたようだ。
今年からPLに昇格するフラムへの移籍が発表されたベルント・レノだけでなく、ルーカス・トレイラやパブロ・マリーも移籍が決まりそうで、懸案だった不要な選手の売却がはかどりを観せはじめている。
このあたりでひとまず情報をまとめておこう。
ベルント・レノが£8Mでフラムへ
AFCも、クラブにロイヤルだったレノに、大いにリスペクトを示していると感じられるtweet。
A model professional. A credit to The Arsenal.
Thank you for everything and good luck, Bernd ❤️
— Arsenal (@Arsenal) August 2, 2022
フラムは #SPLENDID のタグでレノを歓迎。彼らのファンも喜んでいるみたいでなにより。
Switching up to West London. 😏#SPLENDID | #FFC pic.twitter.com/KQRXfEPWFP
— Fulham Football Club (@FulhamFC) August 2, 2022
本人のメッセージも。
Hey @Arsenal fans,
it’s time to move on for me. It’s been a pleasure to be part of this great football club for 4 amazing years.
Thank you very much for your support. Also a big thank you to my team mates and the staff behind the team.
I‘m looking forward to see you soon! ♥️ 💪🏽😊 pic.twitter.com/7cBPE2UlvV— Bernd Leno (@Bernd_Leno) August 2, 2022
この4年といえば、アーセナルの歴史のなかではかなりの停滞期だった。そんな時代を文句もいわず支えてくれたレノに幸あれ。
移籍の条件は、発表の直前にオーンステインがわりと詳細に伝えている。
🚨 Bernd Leno medical at Fulham almost complete. Permanent move from Arsenal worth £3m + £1m based on PL apps + £2m if stay in PL once + £2m if twice. Totals £8m after add-ons. Contract 3yrs + #FFC have option of 4th. With @peterrutzler @TheAthleticUK #AFC https://t.co/XqDfZntu78
— David Ornstein (@David_Ornstein) August 2, 2022
契約期間は3年に1年の延長オプション。移籍金の総額£8Mの内訳は、£3Mに加えて、アドオンの
- PL出場時間による1M
- PL残留成功で2M
- もう一年PL残留成功で2M
の合計で£8M。今年かぎりでフラムがまた降格すれば、たった£4Mである。
フラムは、PL経験のあるドイツNTのGKを格安で手に入れたと云えるだろうし、アーセナルの観点からは不利な条件で買い叩かれたと云えそうだ。アーセナルは、すでに去年ラムズデイルというNo.1を取っていたので、レノはこの夏にかならず手放さねばならず。それもやむをえなかったか。
レノは、フラムとは個人条件ではすでに合意していたと伝えられていて、この移籍は、おそらくレノ本人の強い意向もあったのだろう。
彼は、家族理由でロンドンで仕事をつづけることを希望していたとされ、一時はカスパー・シュマイケルが退団するレスターが興味を持っていたらしいが、通勤時間的にロンドンから通うには少々遠かった。ロンドンからレスターは車で2時間ほどだとか。
クラブは、そのような彼の意向も尊重して、譲歩した取引になったのかもしれない。
新シーズン、レノの活躍で、アーセナルのライヴァルがポインツを落とすような展開があれば最高。がんばってほしい。
ルーカス・トレイラがガラタサライへ?
ここ数日でもりあがっているニュースのひとつがこれ。
トルコ方面からは、すでに契約が済んだというような情報もちらほら出ているが、このエントリを書いている最中にtweetしたロマーノによれば、トレイラの側はガラタサライのオファーを受け入れるつもりだが、まだ取引完了はしてはいない。
Galatasaray are still waiting for final green light from Lucas Torreira, not arrived yet. Full agreement in place with Arsenal but waiting for the player. 🇹🇷🇺🇾 #AFC
Gala want to be fast as other clubs try to hijack the deal.
Arsenal, also negotiating with Monza for Pablo Mari. pic.twitter.com/IQ7if8ohTb
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) August 3, 2022
うわさされている移籍金は、£7.5M。£5Mに2.5Mのアドオン。あるいは、€7M(£5.8M)。どちらにしても、われらが期待していたような金額ではなかった。
しかし、このひとはGFの出身地であるイタリア、あるいはスペインなど、ことばが通じて、天気がよくて、飯がうまいところにこだわっているのかと思っていた。それがトルコ。英国以外ならどこでもよかったのか。
それにしても、イタリアやスペインのクラブは、トレイラにこの程度の金額すら出せないとは、やっぱり財政難が深刻なんですかねえ。
トレイラの件がついに片付くのは、感慨深い。
ちなみに、トレイラが去ると、スヴェン・ミズリンタットがアーセナルで獲得した8人全員がいなくなるということ。これもまた一時代の終わり。
パブロ・マリーがセリエAのACモンザへ?
AC Monzaなんて初めて聞いた。去年はセリエBだったということで、こちらも昇格クラブ。
昨日のDi Marzio。パブロ・マリーがAC Monza移籍に近づいている。両パーティとも48時間以内には完了したい。
Pablo #Mari is getting closer to @ACMonza from @Arsenal. Parties want to close in 48 hours. @SkySport @SkySports #Transfers
— Gianluca Di Marzio (@DiMarzio) August 2, 2022
でたよ48時間。全然進まないやつ。そしてループしていることに気づき始める。。
ロマーノは、以前マリーに興味を持っているイタリアンクラブとして、このモンザとヴェローナの名前を挙げていた。
このニュースは、まだ大きな注目をされていないようなので、真実かどうかも含めて、今後のなりゆきを観ていく必要がありそうだ。本人は、以前フェネルバチェのオファーを断ったと伝えられていたが、セリエAの昇格チームに決めた理由はなんなのか。そのあたりもいずれわかるはず。
いずれにせよ、アーセナルがこの夏に整理したがっていた選手たちが、徐々にこうしてちゃんと移籍先を見つけていっていることは、とてもポジティヴだろう。
残りの懸案は、
- ベレリン
- AMN
- ぺぺ
- ネルソン
- (ルナーソン)
といったところ。給与の高さから優先度が高いのは、間違いなくぺぺとベレリン。
ベレリンは、どうしてもベティスへ行きたいため、サラリーの減額も受け入れる意向だと伝えられていたが、それでも決まらないのは、アーセナルとベティスで選手評価にそれだけギャップがあるということなのか。
まだ特に何も成し遂げてないエディに給料上げ過ぎの契約延長をプレゼントしたのは少し疑問かと思いますけどね。
恐らく1stはジェズスですし
まぁ活躍してくれれば問題無いんですけど
ACモンツァはかの有名な元ミランの黄金タッグであるベルルスコーニとガッリアーニが再度手を組んで、数年で下部リーグからセリエAに昇格させたチームみたいです
相当面白いビジョンでもあるんでしょうね笑