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アーセナル2022夏の移籍ウィンドウまとめ

こんにちは。

週末のPLエヴァトン(H)は、現在のチーム状況を考えれば延期もアリかなーなんて思ってたんだけど、いざそれが決まったらこの週末は退屈このうえなかった。ぎゃふん。

それと、エリザベス女王死去の関連では、さらに木曜のEL PSV(H)も警備問題から延期の疑いがあるようで、さすがにそこまで大きな影響を受けるとは思ってなかった。

そういうわけで、突然にブランクが空いてしまったアーセナル世界なので、レギュラーのエントリを書くかわりに、すっかり忘れていた夏ウィンドウのまとめをここで書いておこう。



2022アーセナルの夏ウィンドウ総論

この夏のアーセナルの移籍ウィンドウでの動きは、いつになく早いのが印象的だった。

夏の最初のサインがマルキーニョスで6月14日。絶対的No.1ターゲットだったガビ・ジェズースが7月3日。そして、それが結果的に最後の夏補強となるアレックス・ジンチェンコ獲得をクラブ発表したのが、7月22日。それはPLシーズンが始まる2週間以上もまえだった。

もちろん、その時点でもまだ補強エリアを残していて、理想のチームが完成したわけでもなくその後もクラブは補強に意欲的ではあった。が、シーズンが始まるまでに重要なエリアの穴をきっちり埋めて、強化していけたことは、去年のシーズン3連敗スタートの反省がかなりあったものと思われる。去年はシーズンスタートにスクワッドがまったく間に合っていなかった。

シーズンの目標達成は、結局数ポインツの差で決まるなんてことは毎年のように起きているのだから、シーズン序盤だからと手を抜いていいはずがない。そして、みごとにチームは記録的な5連勝スタートをやった。

そういう意味では、今シーズンのロケットスタートはチームの強化=移籍プランの遂行なくしては達成しなかっただろう。いかに正しい計画とその速やかな実行が重要なことか、クラブも再認識しているに違いない。

とはいえ、この夏は移籍市場が終わる直前に事件が起きたことで後味は悪かった。

パーティがケガで離脱しているうえにエルネニーが重症を負うというMFの危機的状況があって、土壇場でアーセナルの移籍プランはだいぶ狂ってしまった。とくにエルネニーは長期離脱がわかっていたので、いずれにせよCMの数は足らず、計画の変更を余儀なくされた。

そして、残り48時間はそれまでのプライオリティだったRWとMF(8)を捨てて?ターゲットをCM一本に絞ることに。

おかげで、アーセナルのデッドラインデイは、ほとんどアストン・ヴィラのダグラス・ルイスを取れるかどうかだけが問題の一日になってしまった。そして、結局それも実現ならず。3度めとなった最後のオファーはウィンドウが閉じる数時間前だったということで、まさに時間切れだった。

今回アーセナルが残した補強課題エリアは、RW(サカのバックアップ)、CM(No.8)、CM(No.6)。これで、少なくとも冬ウィンドウ(来年1月)がオープンするまでは、既存のスクワッドでしのがねばならなくなった。

オバメヤン退団にも関わらず実質ゼロ補強だった2022冬のような、またしてもギャンブル的状況でありながら、これを内部で解決ができるのかどうか。あるいは1月にあらためてターゲットに向かうのか。今後を観ていくよりない。

ただ、内部的な解決では、先日のELでのマルキーニョスやヴィエラら新加入選手の活躍ぶりはよいきざしに思える。これはその場しのぎ以上のことができるんじゃないかといった、そんな楽観的な気持ちにもなってしまう。サンビ・ロコンガもふくめ、彼らがチームのピンチをチャンスにしてくれるかもしれない。期待感はある。彼らには、ELだけでなく、PLのテストにもどうか合格してもらいたい。

スクワッド整理のほうもこの夏は容赦なかった。アルテタのチームにとって現状で不要な選手を、ほぼ全員取り除いたのではないか。

ゲンドゥージやトレイラを売却。またラカゼットやベレリンのようなメジャーな退団もあり、彼らの退団は給与総額の面での貢献も大きい。そのなかでも、ぺぺをローン退団させたことはかなり重要だったろう。

こうして観ると、結局アルテタは3シーズンめにして、ようやく自分の好む選手たちでスクワッドの基礎をつくったという気がする。

先日、このブログでもKTとジンチェンコについてすこし書いたように、アルテタがほんとうに望むやりかたでプレイするには、選手が足りていなかった。あるいは正しくない選手がいた。エメリからチームを引き継いだアルテタがある意味強いられた、オバメヤン・ラカゼット・ぺぺという高級トリオをここでようやく整理できたことは、アルテタのチームビルディングにおいては、非常に画期的なことだった。

ということで、いいことも悪いこともあったこの夏のアーセナルの移籍活動を総括するならば、去年の夏にひきつづき、大いにポジティヴなものだったと評価できるのではなかろうか。重要な課題を残しすくなくない不安もあるものの、明るい未来がちゃんと観えている。

PLで新記録£1.9bn

去年の夏ウィンドウは、アーセナルがリーグでもっとも金をつかったクラブになったが、今年は全然大したことなかった(それでも£118m)。去年と比較しても、リーグ全体でとにかく金をつかいまくりだから。

Netで使った金額ランキングは以下。©The Athletic

PLでこの夏の最大の移籍金はアントニー(アヤックス→マンU)の£82mだそうで、そこは意外だった。世の中、もっと高い移籍金の取り引きはあるし。

PL spending tops £1.9bn in record-breaking summer

この夏の特徴は、やはり多くのクラブが財布のひもを緩めたということだろう。それはミッドテーブルどころか、ボトムテーブルクラブさえ含んでいる。Covidの反動にしてもかなりすごい。

なかでも、今年昇格したばかりのノッティンガム・フォレストがどえらいコストをかけている。彼らは、ローン選手が大半のスクワッドでPL昇格を決めたということで、PLで戦うために選手を買わねばならなかったにせよ。これはひどい。夏の彼らの契約数はPL記録らしい。

この夏は稼いだほうもすごかった。

アーセナルの夏の予算は尽きたのか?

デッドラインデイに、アーセナルはヴィラのダグラス・ルイースに3回オファーをしたと伝えられていて、最後のオファーは£25m相当だったということ。

これは、ヴィラは金で動くとアーセナルは踏んだからこそ行ったオファーだろうし、本気だったのならもうすこし出せなかったのかという疑問はある。

FFP基準では、アーセナルがわりとギリギリな財政状況であることはたしかで、来年から監視対象に入るというのもほんとうなのだろう。

アーセナルとFFP。ネトは買えるのか?【移籍ウィンドウ2022夏】 | ARSENAL CHANGE EVERYTHING

ラフィーニャには£40-50m、リサンドロ・マルティネスに£30-40m程度は覚悟していたのなら、この夏に使った金はもっと多かったはずで、いずれにせよルイスにオファーした25mよりは多く出せたような気もする。それともやはり彼はその程度の評価に過ぎなかったのか。

この夏にアーセナルが出せた限界はどの程度だったのか、気になる。

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