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【マッチプレビュー】22/23EPL マンチェスター・ユナイテッド vs アーセナル(4/Sep/2022)OTで新生アーセナルをみせろ

今年のフィクスチャーズが発表されたとき、「マンU戦を5連勝で迎えられるかも」なんて思っていたら。それが実現してしまった。けっこうびっくりだ。

ただ、このタイミングでマンUとOTでプレイするのが、ただ5連勝中という状態なら云うことはなかったのだが、アーセナルはCM危機といった課題を残しつつ不本意に移籍ウィンドウを終えたところで、ややあとあじの悪い部分は否めない。

いっぽうでマンUは、今回もかなり資金を投入しスクワッドを強化(※この夏に使った金は£227mでリーグ2位)。フォームもPLスタート2連敗のあと3連勝ということで、こちらの空気は上向きだろう。あたらしい選手のお披露目があれば、盛り上がることは必至。

現在のマンUのチームとしての実力が、この5試合のアーセナルの対戦相手のなかで最強かどうかは議論の分かれるところだろうが、そこは腐ってもマンUである。

アーセナルは、ここで勝ってさらに勢いをつけるのか。鬼門で「新生アーセナル」を印象づけるのか。あるいは、やっぱりビッグチームには勝てない、いつものアーセナルで終わるのか。

ここまで予想外に躍進しているアーセナルにとって、この試合は間違いなく今シーズン最初のビッグテスト。どうしてもどうしても勝ちたい試合だ。

日曜の試合をプレヴューしてゆこう。



アルテタの試合前コメント「パーティの離脱は数週間・エルネニーは数ヶ月」

昨日行われた、アルテタの試合前プレス会見。試合前日だと思ってたから意外なタイミングだった。AFCオフィシャルサイトより。

チームニュース

(ラムズデイルとオーデガードのフィットネス?……)

アルテタ:そのふたりはチェックされる。明日にはもっとわかるだろう。チームといっしょにトレインできたらいい。残念ながら、アレックス(ジンチェンコ)はまだダメだ。彼は2試合欠場し、まだチームとトレインできていない。

(エルネニーとパーティがどれだけアウトか判明しているので?……)

いいや。モーのほうはわかりやすくて、われわれは数ヶ月(months)と話している。トーマスについては、数週間(weeks)か、あるいはそれより短いといいのだが。

(パーティがプレイできた時間を考慮すると、今後はトレイニングも違う観方をする必要がある?……)

われわれは彼をどうにかしようとはしている。彼が加入してからたくさんのことが起きたし、なぜそうしたことが起きるのか理由を探ろうとはしている。しかし、不幸にもこころと身体はふたつの違うグループに属している。だからそれを理解するために、なにかを未然に防ごうとして、あるひとつのことだけを指摘することはできない。

選手のアティチュードはある。だから、彼もまた離脱したことにかなり失望している。想像どおりさ。チームには彼が必要だ。

(ジンチェンコのフィットネス……)

繰り返すが、2試合を欠場して、まだチームとトレインできないでいる。残念ながら、それがいまの状況だ。

(このスクワッドは、いない選手のカヴァがよりできるようになっている?……)

それができていればよい。ほかの選手たちとも、とてもいいプレイができることを望む。試合に敗けてもなにかを指摘する必要はない。それは、わたしがパフォーマンスを分析するのとは、関係ないから。

マンU戦について

(マンU vs アーセナルのおもいで……)

ある。わたしがまだ若かったころはTVで観ていた。ふたつのチームのライヴァリー、特別な試合を観てきた。もちろん、選手として勝つことはうつくしいフィーリングだ。あそこはすばらしいステディアムだ。チームとして試合を楽しむよ。

(まだフィクスチャで有利がある?……)

わからない。思うに、歴史やメディアが語りつぐようなときがずっとある。そして、ある選手たち同士にある特別なライヴァリーが、ある勢いをつくっていく。イングランドでは、それ以上のものはない。

(マンUのフォームについて……)

彼らのスクワッドを観れば、あるいは彼らが市場で使った金で連れてきた選手たちの量を観れば、驚きはない。彼らはたくさんの試合に勝つだろう。

マンUの歴史ではそうしたことは起きる。彼らはビッグライヴァルだ。われわれはそれを理解しているし、彼らと競うことになる。

(オールド・トラフォードはわれわれの今シーズン最初で最大のテスト……)

PLでテストは毎週さ。どんな相手もそう。それはどんな試合でも観られるものであり、そこから何も違わないと思う。

(オールド・トラフォードで勝つ意味?……)

べつに目新しいことじゃない。かつてもやったことだ。それをもう一度やらねばならないし、今日から、昨日から、信じていくことだ。その試合で、いかにやりたいようにプレイするか。

(オールド・トラフォードでは、いまだに心理的なバリアがあるのが問題?……)

そうは思わない。われわれは、20年かそこらスタンフォード・ブリッジで勝っていないみたいなときも乗り越えてきた。自分たちがやることを信じることだ。もしやりたいようにプレイできるなら、試合には勝つ。われわれはそれをやってきた。それが信念だ。

アーセナルのファインフォーム

(この5試合でもっとも誇らしいことは?……)

クラブをめぐるフィーリングとエナジー。チームのプレイとパフォーマンス。結局、試合で勝つというのは飾りにすぎないんだ。

それが、われわれがそこにいる唯一の理由であり、われわれはそれを継続せねばならない。もし、われわれがシンプルに正しく継続し、エナジーレヴェルを維持し、信念と熱意を保てば、いいプレイをつづけるだろう。

(若いスクワッドでそれを行っている……)

とても充実がある。なぜなら、半年前の選手を観て、一年前からのかわり具合をレヴューすれば、彼らの一年での成長ぶりは信じられないものがある。大きな才能があり、ハングリーなパーソナリティがあり、彼らが行っていることを愛すひとびとが周囲にいるなら、アメイズィングなことが起きる。

移籍ウィンドウを終えて

(ミドフィールダーとサインできず失望している?……)

ノー。われわれはいまのスクワッドのなかで、まだやることがたくさんある。リクルートした数に比べてたくさんの退団も観ただろう。クラブはそれはもうすごい仕事をしたよ。そして、われわれが必要としたプロファイルを持つ選手を連れてこようと全力をつくした。

われわれはかなり早期にビジネスを行った。だが、残念なことに残り72時間というところで、トーマスが以前と同じ場所をケガして、さらにモーが長期のケガをやった。そして、マーケットのなかでなんとかしようとトライしたが、結局はチームとクラブにとって正しい選手でなければならなかったということだ。そこは、なんとかならなかった。

(スクワッドにPLとELの両方で競えるデプスはある?……)

いまのチームはわたしにとっては、ベストなスクワッドでありベストな選手がいる。ほかにできることもないし、われわれには使えるアカデミーだってある。だから、われわれはいちばんいいやりかたで選手を使えるようトライするさ。

(移籍ウィンドウについて……)

われわれもチームを強化しようとプッシュした。このクラブに最高の人材と選手を連れてこようとプッシュした。それもある程度はできた。そして、われわれには限界があった。最後の72時間でミドフィールドで起きたことを考えれば、時間が大きな限界だった。

なんとかしたかったが、正しい選手を見つけることはできなかった。

(パニックにはならなかった……)

われわれは大いに学んだのだと思うよ。放出せねばならない選手がいたのだし。

われわれはトップタレントだけ連れてこなければならない。トップクオリティ、とても規律ある人間だけに門戸を開かねばならない。大きなミステイクをやらかせば、クラブにもチームにもかなり打撃になるかもしれない。近い将来というだけでなく、それより先においても。だから、われわれはそうしたことはできるだけ避けたかった。

(ロコンガとヴィエラのチャンスが増える……)

いまいる選手たちを信じることだ。彼らの面倒をよく見て、彼らにそれができるという自信を与えること。

(デッドラインデイであまりアクティヴじゃなかったのは、早期にビジネスを行ったせい?……)

いいえ。昨日だって、もし正しい選手がいれば、正しい取り引きがあれば実行できていたかもしれない。買えたかもしれない。なにかが起きれば、それに対応せねばならないのだし、それはやっていただろう。

昨日は実現可能性があり、それに取り組んだ。しかし、それがチームにもクラブにも正しい選手である必要があるので、われわれはとどまることに決めたのだ。

(補強資金の重要性について……)

わたしがいつも云っているのは、市場はウソをつかないということ。

選手がここに来て「ぼくは退団しないといけません」と云うなら、それはとてもシンプルだ。われわれはマーケットに行かねばならないし、ほかのチームやコーチたちが、キミはすばらしい、キミの価値はいくらいくらだ、キミがなにをやってきたかを伝える。

われわれが、やれることをすべてやろうとしたのは明白だ。そして、ときには正しいバランスが必要になることもある。

できれば、われわれも今後すぐにでもまったく違うポジションにいることを願うよ。

その他

(ヘクター・ベレリンについて……)

彼は昨日の夜遅くにわたしに電話してきた。それは、われわれがかつてチームメイツだったときや、いい友人としての会話だったよ。コーチとか選手の立場を越えて、昔の関係に戻った。

わたしは、彼が大好きだよ(I love the kid)。彼がこのクラブにしてきてくれたことも。彼は、わたしがとくに思い入れがあるひとりで、今後の活躍を祈らずにいられない。

あそこでプレイするのは、彼の夢のひとつだとわたしも知っているし。彼が夢を叶えられて、彼がキャリアを取り戻してくれることを願っている。彼はまだとても若いし、たくさんやれることがあるから。

(オバメヤンのチェルシー移籍について……)

彼が下した決断だと思う。彼はまた環境を変えたかったし、自分の将来でなにがベストか見つけたかった。われわれは彼の幸運を祈っているよ。

(リサンドロ・マルティネスとのサインにはどれほど近づいていたので?……)

わたしは自分たちの選手について話す。

(マルティネスが受けている批判には驚いた?……)

どの選手だって批評は受けるものだと思う。ときにそれはポジティヴであり、ときにネガティヴである。

以上

リサンドロ・マルティネスって批判されてるんだ。むしろマンUで称賛されてるのかと思ってた。

さて今回の会見は、移籍ウィンドウがクローズした直後ということで、さすがにその質問も多い。アルテタとしては、やるだけやったけどしょうがないという感じか。しょうがないね。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

4 Comments on “【マッチプレビュー】22/23EPL マンチェスター・ユナイテッド vs アーセナル(4/Sep/2022)OTで新生アーセナルをみせろ

  1. 5連勝はすごすぎですが、レギュラーをうしないはじめるの早すぎませんかね。
    なんだかんだありますが、やっぱり1番いい選手とゆうのはいつだって試合に出る選手になるんですかね。ビッグマッチに必ずいないとゆうのはどうのか。そうして見ると、サカとジャカはかなりすごい。サリバやジェズスもそうゆう雰囲気がありますね。
    この試合にはホントに勝ってほしい。なんならコテンパにしてほろぼしてほしい。期待したいのはスミスロウ。サカと2人で試合をきめて、ぜひあの歌をみんなで歌いたい。COYG

  2. twitterであったデ・ヨングが電話無視しまくるアニメーションは面白かったです!
    コイツらの真骨頂は移籍金と並んで、恐ろしく高額な給与体系ですからね。金満の極み。
    リクルーティングも属人的な感じだし、選手買って属人的てなパフォーマンスの向上のみで改善しようとする感じとか、いやあ~僕も是非そろそろ降格して欲しいですが、そこまでチームとして悪そうには見えないのが残念です。
    ファールトラブルを誘うのはいいですが、是非これ以上ケガなく。
    出番ありそうな匂いがプンプンする、ESR、富安に期待ですね!
    あとティアニー。頑張ってジンチェンコのやり方もやろうとしてるのはわかるけど、本人得意のプレーも見たいな!
    ヴィラ戦で縦突破のクロス、相手DFに引っかかりまくって残念だったので!

  3. 審判がポール・ティアニーだからな。
    レッドカードやPK判定がないことを願いますよ。

  4. テン・ハグの状況がアルテタと比べられるけど、そもそもメンバーがほとんど離脱していた去年のアーセナルと分厚いスカッドでベスメン揃って負ける今年のユナイテッドとは全然状況が違うというか、アーセナルの方が頑張ったと言いたい。テン・ハグの戦術が馴染んでない段階で叩いておきたいところ。

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