昨日の夜、ようやくフルマッチを観た。Arsenal Playerだと、もっと早くアップされていたみたい。
ぼくは、もしライヴで試合を観られなくても、あとからそれを楽しむために、絶対に事前に結果を知りたくないタイプのファンである。だから昨日の日中はけっこうたいへんだった。コンピュータや携帯電話でなにかをしようとするたびに、アーセナル情報にぶつかりそうになる。twitterもredditもfeedlyも無理。あらためて、毎日自分がどれだけアーセナル情報を浴びながら過ごしているか、実感してしまった。
最大のうっかりは、BBC Sportsのニュース見出しがちらりと目に入ってしまったことで、一瞬で気づいてすぐに目をそらしたのだが青白ストライプのサムネイルが観えちゃった。これは悪い予感。
そして悪い予感は当たったのだった。アーセナルは今シーズンふたつめの敗け。ホームでは初めて。この試合をフルで観てないひともいるかもしれないが(※大丈夫。観なくてよし)、内容的にもわりと敗けて当然という感じ。アーセナルのプレイにみどころがまったくなかったとは云わないまでも、試合に勝つには足りない、やっぱりフラストレイションのたまる内容だった。
いまさらながら、試合をざっと振り返ろう。
Brighton knock Arsenal out of EFL Cup
アルテタの試合後コメント「パフォーマンスには満足している」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。
アルテタ:この結果がピッチで起きたことの反映だとは思わない。今日はボックスでの守備がなかった。われわれは試合に勝つに十分なチャンスをつくったと思うが、結局苦痛な結果になった。
セカンドハーフの最初の20分はとてもとてもよかった。かなり支配したし、2-3点はゴールしているべきだった。そのときに2点めを失点し、試合が変わってしまった。
(ロテイションの難しさ)われわれはスクワッドの全員にチャンスを与えたかったし、これはそのためのコンペティションだと考えている。わたしは、彼らのパフォーマンスには満足している。結果は残念だったが。
フットボールでは、ふさわしい結果が得られないことはある。今日はそういうことだと思う。しかし、われわれが残念に思うのは、違う結果を求めていたから。だが、このあとは日曜の大きなやつがある。
試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプト。1.5倍速で訳したいので、ひさびさの箇条書きにて。
- (パフォーマンスと結果について……)結果は内容を反映していない。ボックスが違いになった。相手のほうが効率的。こちらは勝てるチャンスを逃した。
- (カップ敗退について……)失望。だが選手たちはがんばった。チャンスを与えるためたくさん選手も変えた。彼らを守らないと。
- (なぜターナーではなくカール・ハイン?……)彼がチャンスに値したから。彼はNTではファーストGK(※エストニア)であの年齢(※20)ではふつうじゃない。明日またプレイするなら彼を選ぶ。カールのエラーはあれもフットボールの一部。(ハインに試合後にかけたことば)ない。みんなが彼をサポートしていた。みんながミステイクをやる。その最初はわたし。それはゲイムの一部。ミスをやったときにどうリアクトするか。
- (この敗けがスクワッド補強の必要性を示す……)あれがいまのスクワッド。今日は試合に勝つためには足りなかった。その代償を払った。
- (勢いを保つには深いスクワッドデプスが必要?……)けが人がいたときはスクワッドはかなり足りなかった。だがなんとかやりくりしていた。だが試合に勝っているときも同じ。いい訳はできない。
- (スクワッドのなかに築くユニットについて……)ピッチで関係とケミストリ、相互理解を築くことはとても重要。どのトレイニングセッション、その他もそれに関係する。
- (何人かの選手は複数のユニッツに関わる……)違う役割にもフィットできる選手はいる。それはポジティヴ。
- (ファビオ・ヴィエラについて……)ゴール前のあれはちょっとアンラッキー。この2試合で彼はいくつかゴールできたはず。すべての新加入選手は適応する時間が必要。ブライトンとのアウェイ試合ではもっと慣れた選手たちと一緒だったのでやりやすかった。われわれは彼にいろいろなポジションでのプレイを求めている。まったく心配してない。
- (ヴィエラの最初の半年の適応……)その大部分を彼は失っていた。2.5ヶ月ケガ。プリシーズン全体も。ワールドカップブレイクは彼にはいい期間だと思う。
- (ブラジルスクワッドの発表とガブリエルがそれにどう対処するか……)チーム全体が彼にとてもサポーティヴ。ガビはそのことも念頭にあったはずで、あのスクワッドに入るのは簡単じゃないと本人もわかっていた。彼もとても期待していたが、いい感じに受け入れている。
- (1月の補強……)われわれは同じスクワッドでも勝っている。わたしは最初から言っている。われわれのスクワッドは少なくても、みんながプレイできるなら問題ない。だが現時点では何人かケガがある。どうすればいいのかわかっている。目新しいことはない。ウィンドウが開いたら、オプションについて話す。キャパシティや機会もある。なにが起きるかわからない。すべてのオプションがオープン。
以上。
アルテタについてペップ・グアルディオラ「ミケルはずっとモンスターだった」
🗣️ @rioferdy5 “Pep you’ve created a monster.”
🗣️ Guardiola “Mikel already was one.”
Pep Guardiola knew Mikel Arteta was destined for great things when he took charge of Arsenal back in 2019 🔴
🚨 Join us for the latest #RioMeets with the City boss from 6pm this evening! pic.twitter.com/ZmlAWYFkTr
— Football on BT Sport (@btsportfootball) November 10, 2022
この試合と関係ないが、師匠が弟子について語ったBT Sportsでのコメントが話題になっていた。聞き手はリオ・ファーディナンド。
ファーディナンド:あなたが怪物を生み出した(ミケル・アルテタ)。
グアルディオラ:違う。完全に違う。彼はすでにそうだったんだ。それは、(クラブがマネジャーを支持すべき)完璧な定義だよ。なぜかわかるかい? よくない結果があったとき、みんなが彼は解任されるべきだと云ったのを覚えているよ。「アルテタアウト」と。
わたしはミケルを知っている。スポーティングダイレクターのエドゥもクラブも、彼を知っている。彼がどうワークするか。ドキュメンタリでみんなも観ただろう。みんなが知っている。「よし、彼を頼ろう。それがプロセスだ」と。みんながミケルならそこまで行けると思っているし、半年でCLも勝てる。彼には時間が必要なんだ!
師弟愛。師匠は弟子ヴァージョンの“All or Nothing”もちゃんと観てた。
ウィリアム・サリバの試合後コメント「ピレス、ヴィエラ、アンリの足跡をたどりたい」
この試合のサリバもすごかったな。わかりやすい見せ場があるアタッカーならまだしも、CBであれだけ印象的なプレイができるというのもすごい。『Evening Standard』より。フランスNTに選出が発表されたばかり。
サリバ:(アーセナルとNTで成功したフランス人たちと同じ道)イェア。もちろんぼくもあんなふうにできるつぎのフレンチメンになりたい。ピレス、ヴィエラ、アンリとか。
すばらしいこと。いまはどんなワールドカップになるか想像もできないが、それはあとでわかるだろう。もしぼくがワールドカップへ行くなら、それはアーセナルといいシーズンスタートができたということ。これを続けないと。
(今回の試合中にNT選出が判明)1時間くらい前に何人かから聞いたけど、コーチから聞かされるまで待っていた。だからコーチがメディアで発表したときはうれしかった。試合の直前だった。彼(デシャン)がTVで話しているとき、ぼくらはウォームアップの最中だった。だから、戻ってそれを少しだけ観て、自分の名前も確認した。
ぼくもスクワッドに入りたいと思っていた。でも、フランスはたくさんのいいDFがいるから。だからとてもうれしい。
(カラバオカップでブライトンに敗け)重要なことはまだ1試合残っているということ。ホリデイに行ける選手もいるし、ぼくらはいいメンタリティでワールドカップへ行く。アーセナルの最後の試合に集中しないと。勝ったら、そのあとはナショナルチームに100%集中する。
モンレアルがスタジアムに来てたみたい。