今日は大晦日。試合は日本時間の深夜。除夜の鐘を聞きながら観るPL。
アーセナルの16試合めは、今シーズンも好調のブライトン。ニューカッスルとともにPLのビッグ6に肉薄していると云えるチームで、マネジャーをぶっこ抜かれても大丈夫というのがすごい。
日本人としては、もちろんミトマ。ブライトンでも目立ったパフォーマンスで徐々に存在感を増していて、自分のちからでレギュラーポジションを勝ち取りつつあり、この試合でもスタートが予想されていたりする。
もちろんアーセナルのトミヤスも。ちょうど対面でプレイするLWとRBということで、ふたりが同時にプレイすればそれも見ものだったが。トミヤスのフィットネスにも注目。
アーセナルとブライトンといえば、ちょっと話それるけど、ABEMAの藤田社長。あのひとすごいよね。ワールドカップを無料放映するという大博打で大勝してるだけでなく、安くないだろうPLの放映権も買って、ミトマとトミヤスがちゃんと活躍してるんだから。これまでのPLの日本人選手を観れば、そうじゃない未来だって十分ありえたのに。アーセナルなんてこの時期にタイトルを争ってるなんて、シーズン前には誰も想像できなかったわけで。藤田氏は恐ろしく強運と思いました。
2022最後の試合をプレヴューしてゆこう。
アルテタの試合前コメント「明日もアウェイのビッグゲイムになる」
昨日行われた試合前記者会見。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。
(ペレから受けた影響について……)
アルテタ:わたしが映像を通してや、彼を個人的に知っているひとから得たものすべてに。彼はワールドフットボールの次元を変えたひとであり、彼にはすべてができた。おそらく彼は、フットボール界が初めて観た、もっとも完成された選手でもあり。大きな損失だ。ここ数年ではマラドーナと彼とふたつの大きな損失があった。
(スクワッドのブラジル人たちはぺぺの遺産について話している?……)
この前それについて話していた。もちろん彼らはとても感情的になっている。なぜならペレはブラジルでもっとも人気のひとでもあるから。
(ブライトン戦のチームニュース……)
ここまではすべて順調。すでにアウトの選手以外は。みんなよくトレイニングしている。
(トミヤスは復帰に近づいている?……)
イェア。彼はどんどん近づいている。彼はチームとトレイニングもしているので、彼は起用できるよ。
(リーグカップ敗退となったブライトン戦からなにを学んだ?……)
彼らはとてもいいチーム。とても高いレヴェルでプレイしている。彼らはどのプレイのフェイズでも支配するチームであり、それは試合を支配するということ。チームには自信があり、自分たちのパーソナリティでプレイしている。わたしはコーチもよく知っている。彼はわたしがしばらくフォロウしていたコーチで、彼はとてもよくやっている。
(エンケティアのステップアップにどれだけ満足している?……)
あれこそ選手たちに求めるものだ。ガビーは大きな打撃だった。彼がいないことはチームに大きなインパクトになったが、われわれがつねに云っているのは、エディにはクオリティがあるということ。彼にはそれを見せる機会が必要で、彼はボクシングデイにまたしてもやってくれた。
(トップで新年に入っていくのはどんな気分?……)
とてもいい。しかし、わたしのフィーリングは明日に向かっている。いいプレイとパフォーミングをして、とてもいいチームとの試合に勝つ必要がある。そこが集中だ。われわれは、自分たちのいる場所にはとても満足している。だが、わたしがつねに云っているように、われわれにはまだまだたくさんできるし、進歩の余地がある。だから、それをこれからの試合で示していかねばならない。
(この試合はどれほどチャレンジングになると考える?……)
つねにとても難しくトリッキーな試合だ。彼らにはたくさんの個人クオリティがあるし、ボールを持ってもかなり落ち着きがある。彼らはとてもアグレッシヴなチームでもあり、彼らは大きな疑問を投げてくるだろう。試合に勝つには、われわれもかなり高いレヴェルにいる必要がある。
(ブライトンにおけるDe Zerbiのインパクトについて。ポッターが去ったあとの変化には気づいている?……)
イェア。どのマネジャーにも自分のアイディアはあるし、違うもの。彼がサッスオーロやシャフタールでやっていたことと多くの共通点が観られる。彼には、彼のゲイムへの理解があり、つねにそのような試合のタイプになる。
(スミス・ロウはどれほど復帰に近づいている?……)
とても。彼は先週くらいからビッグステップを踏んでいる。最近はいくつのトレイニングセッションにも加わっているし、良さそうに観える。われわれも彼の復帰を楽しみにしているよ。
(ボクシングデイにはフロント3がみんなゴール。ジェズース不在でも、どれほど自信がある?……)
あれはただの一試合にすぎない。われわれに必要なのは一貫性であり、それを3日ごとにやれるキャパシティ。それをブライトンであらためてやる機会がある。
(ボクシングデイに訪れたアーセン・ヴェンゲルについて……)
グレイトな日だった。とても感傷的な。それはついに実現して、自然な流れで実現した。彼は彼にふさわしいものを得ていると思うし、それは、観客からの大きな歓迎であり、彼がステディアムにいたときはとてもいい歓迎のフィーリングがあった。わたしもとても喜ばしいと思った。なぜなら、それは彼にふさわしいものだから。
(シャフタール・ドネツクのMykhailo Mudrykの移籍は起きそう?……)
わたしは自分たち以外の選手については話せない。
(ウェストハムでもペナルティを与えてから立ち直ったウィリアム・サリバについて。彼の将来を確保するのはどれほど重要?……)
われわれには何人かそういう選手がいる。契約延長を目指している選手が。ウィリアムもそのひとり。いま彼はチームといて、彼は自分が観せねばならない、チームからの要求でもある、クオリティとパーソナリティを観せている。われわれがそれをやろうとしているのは、彼がわれわれの計画のなかの重要なひとりになりうることがわかっているから。
(契約交渉はうまくいっている?……)
そうだといいが。それはどちらかというとエドゥやボードの担当。しかし、わたしが知るかぎり、選手はとても満足しているし、ここにいたがっている。それが重要なことだ。
(ホームではサポーターがエナジーを生み出していて、アウェイフォームがいいのも彼らのおかげ?……)
アウェイでも彼らはホームサポーターより大きな声だったりする。われわれは、いまも大きなサポートがあり、たくさんの人たちがチームといっしょに遠征してくる。アウェイでのサポーターは並じゃない。違う雰囲気になる。今シーズン、われわれはすでにアウェイでのビッグゲイムをプレイしているが、明日もそのひとつになる。
(今年は、選手たちもビッグゲイムのムードを理解しはじめた……)
イェア。そこも進歩できる。だが、どの試合もチャレンジだ。どの状況も異なるし、明日は特別な日になる。ニューイヤーズイヴだ。きっとステディアムは騒がしくなるだろうし、われわれもそれに備えていてほしいと思う。
(ほかのスポーツを研究したら、どのようなテーマを応用できる?……)
わたしはスポーツが大好きだ。ひとに会うのも興味深いし、われわれがラッキーなのは、それができるから。それはいつでもやろうとしていることで、意見の交換や、経験、考え方などほかのコーチたちとやりとりする。
以上。最後の質問は、最近アルテタがなにかそういうほかのスポーツのコーチと会ったりとかそういう話題があったのかな。その話は、知らなかった。
AFCがサリバの契約延長オプションを行使
サリバの契約についても質問が出ているが、ちょうどこの日、アーセナルがサリバの契約延長オプションを行使したとニュースになっていた。
🚨 Arsenal have activated option to extend William Saliba contract until June 2024. Existing terms were due to end June 2023 & deadline to trigger extra 12 months was Dec 31. Arsenal did so in recent days. Talks continue over fresh deal @TheAthleticFC #AFC https://t.co/c2qfetlxJd
— David Ornstein (@David_Ornstein) December 30, 2022
もともとアーセナルは彼の契約を1年延長できるオプションを持っていて、それを発動できるタイミングが今日12月31日だったということ。
これでサリバの契約は2024年6月までとなった。
いずれにせよ新契約が必要なのは変わらない。交渉はつづいているという。
選手たちのインタヴュー
WHUのあとに、オフィシャルサイトに選手たちのインタヴューが掲載されていた。訳したいところだが、今日は時間がないので割愛しよう。
Zinchenko reveals which Arsenal icons inspired him
Gabriel: Why I’m loving life at Arsenal
トニー・アダムスは、最近ダンサー業が忙しそうである。Mr. Arsenal
オレたちのB、ネクストレベル。
はげしく同意です。
われわれジャパニーズからすれば新年一発目。
景気よくいきましょー
COYG