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【マッチプレビュー】22/23EPL アーセナル vs マンチェスター・ユナイテッド(22/Jan/2023)帰ってきたビッグ2?

試合結果予想

BBC Sports (Chris Sutton’s prediction)  3-1

Sky Sports (Jones Knows)  2-1

WhoScored.com  2-1

3者がホームチームの勝ち予想。ただし失点も予想されている。

アーセナルの失点予想がやむを得ないのは、今シーズンのアーセナルがホーム試合でクリンシートを全然キープできていないから。

PLホーム8試合でW7 D1 L0と素晴らしい結果にもかかわらず、クリンシートがたったの2しかない。強いのに、なぜか毎回のように失点する。今回も失点を覚悟するなら、試合に勝つためにはそれ以上ゴールする必要がある。

ところで、前回NLDのクリス・サットンの予想(0-3でアーセナルの勝ち)は、前半終了時にはけっこう現実味があって、すげえと思った。今回もアーセナルの勝ち予想で助かる。

サットン:わたしは、いつもこういうマンUの試合には、こそこそした(sneaky)気持ちを抱いてしまう。マーカス・ラシュフォードはカウンターアタックが優秀だし、ブルーノ・フェルナンデスとクリスチャン・エリクセンは彼にパスを通す眼がある。

反面、水曜のパレス戦でのドロウは、わたしはつい彼らのチームからどれほどのものが奪われたかと思ってしまう。カゼミーロの不在についても。

わたしがRadio5Liveの「Monday Night Club」で述べたように、いまのユナイテッドの最大の問題は、期待のマネジなのだ。なぜなら9連勝をしたあと、ファンのなかには自分たちがふたたびタイトル候補になったと思い始めたものもいたから。

イエス。彼らはパフォーマンスレヴェルにおいて、いくらか一貫性を見出してはいる。だが、アーセナルは今シーズンのスタンダードをセットしている。リーグ18試合に15勝し、敗けはたったのひとつ。

これは観てすごく楽しめる試合になるだろう。ユナイテッドはブレイクで脅威にもなるから。しかし、アーセナルはホームであり、いまの彼らはどんな相手でも勝てると信じているようにプレイしている。

ノウズ:彼らはPLでいまもっともインフォームなチームであり、お互いに直近6試合で16ポインツを稼いでいる。どちらも攻撃が爆発していて、守ることが難しいようなプレイのパターンも生み出している。

ガナーズは、PLのホーム直近11試合で32ゴール。11試合中10試合で、2点かそれ以上ゴールしている。

いっぽうのユナイテッドは、PLの直近17試合中16試合でゴールしていて、残念ながらドロウで終わったパレスでは、Wout Weghorstがラインをリードし、ファイナルサードでより進歩しているように観えた。彼のほかのアタッカーたちを使う能力は、ユナイテッドの武器になっている。

試合のみどころ

月並みな予想をすれば、この試合はホームでポゼッションするアーセナルと、アウェイでカウンターに活路を見出すマンUの戦いになりそうである。

もちろん調子のいいチーム同士として、お互いハイプレスでハメようとするような拮抗したやりとりはあるとも思うけど、わかりやすい構図として。

彼らの今シーズンここまでの平均ポゼッションは52.4%で、アーセナルとブライトンに次ぐリーグ6位ながら、チームとしてカウンターアタックを武器にしていることは明白で、アーセナルのようなボールを持ちたがる相手なら、むしろオウンハーフに誘い込んで裏のスペイスを空けたほうが攻撃の効率がいいと考えるのは、まったくおかしいことではない。ハイプレスを突破されるようなら、そのときは喜んでシットバックするみたいな。

そういう展開になると考えると、試合を決めるのは、前回のようにミドフィールドになると思える。アーセナルはミドルサードをできるかぎりコントロールしたいし、マンUはボールを奪ったらすぐにMFからDF裏か、スペイスのあるワイドの急所へランをやるFWに配球したい。

アーセナルは前回のOTでやられたような、トランジションでハイラインを悪用されるようなことは絶対に避けねばならない。相手の意図はわかっているのだから、あの試合を教訓に、ハイプレス+オフサイドトラップの進歩を観せてもらいたい。

アーセナルのキープレイヤーは、相手のクリエイターであるブルーノ・フェルナンデスに対して、キャプテン・オーデガードを挙げておこう。もちろん、この試合の注目ポイントを挙げるなら誰だってこのふたりに注目するだろう。

両者の今シーズンのアウトプットは、それぞれG4 A3、G8 A5と現状ではやや差はあるが、お互いのチームへの影響力の大きさでは、そこまで違いはなさそう。彼らの活躍が試合結果にとり決定的になりうる。

もちろんミドフィールドでは、彼らはカゼミーロ不在の影響も大きいはず。その点、こちらはパーティ含めレギュラーの3MFがフィットしているのが心強い。

 

今シーズンは、タイトル候補だったリヴァプールがダメダメで、シティすらここ数年の勢いを失っている印象がある。

現時点で明らかに勢いがあるのは、アーセナル、マンU、ニューカッスルの3チーム。こうしてはっきりと趨勢が見えると、時代がめぐっていくのを目の当たりにしているような気分になる。つぎのトップチームになるかもしれないもの同士、この試合の内容と結果はとても重要になる。

とくに前回は、アーセナルはアウェイでとても悔しい敗けかたをした。今回はホームなので、アーセナルは絶対にポインツは落とせない。かならず勝たないと。ぎゃふんと云わせないと。

これまでの歴史のなかのお互いのライヴァル関係もあるが、とにかくいまだ。いまアーセナルが、PLでもっとも勢いのあるもうひとつのチームに勝つ意味は、極めて重い。

 

最後にお約束の動画も貼っておこう。このブログでも何度貼ったか忘れた。

03/04のインヴィンシブルシーズン、アーセナルの49試合無敗を強制終了させた八百長試合の相手はもちろんユナイテッド。いまの基準やVARでレヴューしたら、15ポインツくらい剥奪されそうな(笑)ラフなプレイの数々。いや、この当時の基準だってルールを逸脱したひどいプレイだと思われたはず。WC2002の韓国を全然笑えない。

 

キックオフは、日本時間で1月23日(月)1:30。日曜の夜。

勝って、イングランドでもっとも強いチームに。

COYG!



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お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

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