試合結果予想
BBC Sport (Chris Sutton’s prediction) 3-0
Sky Sports (Jones Knows) 4-0
WhoScored.com 3-0
予想スコアが、この試合が世間からどういう試合と思われているかをよく示している。ホームチームが大差で勝って当然。
Chris Sutton:SophiaとHetty(※今回の予想ゲスト)は、競った試合になると考えているのかもしれないが、わたしには全然そうは見えない。
シェフィールド・ユナイテッドは最初の9試合で1ポイントで、もうシーズンは1/4も過ぎてしまった。彼らはもう降格してしまったようなものではないか? ブレイズにとってはもう必死な状況であるが、どうやってアーセナルを止めることができるだろう。
われわれは、彼らがやるだろうことはもうわかっている。そこにしがみついて、反発して、できればなにかやりたい。だが、彼らがエミレーツでそれをやりとげるようには思えない。
アーセナルのこの試合に対する懸念は、スケジュールとスクワッドだ。なぜなら、いま彼らは試合が過密している。それでも彼らはこの試合は楽にやるだろうと思う。
わたしは、ガナーズのボス、アルテタがGKでラムズデイルよりもラヤに固執するかどうかはわからない。しかし、そのことがこの試合に影響を与えることはないだろう。
Jones Knows:Anel Ahmedhodzic、John Egan、Chris Bashamの3人ともアウトということは、つまりブレイズには守備の中央にフィジカリティ不足があるということ。PLにおける彼らの失点24のうち9は、Odsonne Edouard、Chris Wood、Taiwo Awoniyi、Erling Haaland、Callum Wilson、Richarlison、Jarrod Bowen、Bobby Decordova-Reidが中央エリアを経由したクロスで決めている。
ジェズースのかわりに出てくる可能性が高いエンケティアがヘッダーで決めるかもしれない。
Skyのひとは、選手名を羅列して必要な文字数を稼いでいる(笑い)。
試合のみどころ
試合前会見でアルテタが<慢心>について問われているように、この試合はホームのアーセナルが下馬評でも圧倒的有利だからこそ、油断や慢心に気をつけねばならない試合になりそうに思える。
アーセナルは、自分たちの本来の実力を発揮すれば勝てる試合で、そこに苦戦する要素があるとすると、やはりいつもどおりにプレイすることに苦しむこと。チェルシーはまさにそんな感じだった(あれは相手の戦術もほめるべきかもしれないけど)。ホームサポーターの大声援のなかで、なかなかゴールが決まらないなか、あせってプレッシャーを感じて、ますますいいプレイができないみたいな悪循環。典型的な「最大の敵は自分」みたいな試合。
そういう試合にならないためにも、早い時間帯でのゴールで楽になりたいところだ。
その点で気になるデータがある。
Last year Arsenal scored 14 goals in the opening 15 minutes of Premier League matches, this year it has been 0.
In the opening 30 minutes last year, it was 29 goals scored, this year just 4.
— Scott Willis (@scottjwillis) October 25, 2023
昨年のアーセナルはPLの開始15分までに14ゴール。今年はまだゼロ。去年30分までに29ゴール。今年はたったの4。
今シーズンはまだ1/4しか消化していないし、クラブ史上最多ゴールだった昨シーズンの攻撃の優秀さと比較するのは適切ではないかもだが、それでもやはり今シーズン早い時間のゴールが減っているのはたしかで、あまりよい兆候には見えない。
この試合は、早い時間のゴールをひとつのみどころにしよう。
それと、早い時間にかぎらず複数ゴールはほしい。1点差で終盤を迎えれば、彼らのダイレクトプレイに鬼プッシュされる展開は想像に難くない。ミケルがいつも口を酸っぱくして述べているように、試合を殺すことだ。
戦術的には、おなじみのエイドリアン・クラークによると、この試合のシェフUは、いつもの3-5-2から4-5-1フォーメイションにシフトすることが予想され、アーセナルのホームでやっぱりロウブロックをやりそうだ。
なので、この試合の最大のみどころは、そうしたアーセナルがいつも苦しまされているロウブロックをどう崩すか。クリエイションが問われる。ちょうどオーデガードが不調なので、彼のプレイは注目されるだろう。ぜひ復調のきっかけにしてもらいたい。
それと、守備では、彼らのトランジション(カウンター)、あるいはロングスロウなどのダイレクトプレイへの対応がカギになりそうだ。
アーセナルのキープレイヤーは、ビッグガビを挙げよう。
攻撃のセットピースでは、ニコラス・ヨヴァーの下、アーセナルは毎試合で特徴的な動きをやっているが、このような相手がゴール前に分厚いブロックをつくる試合だとやはりコーナーキックなどのチャンスを活かしたい。
守備では、ロングスロウでボックスにボールが放り込まれる機会も少なくないだろうし、ガブリエルが活躍する場面はかなりありそうだ。彼のようなCBがいてくれて、こういうとき非常に心強い。
キックオフは、日本時間で今晩10月28日(土)23:00。ありがたい時間なり。
昨日ToTが勝ったようで、アーセナルは当然ここでポインツを落とすわけにはいかない。
勝ちましょう。美しく。
COYG!