ヤッフー。
昨日のランチタイム、MCILIVというトップチームの直接対戦がなんとドロウで決着。われらには大きなチャンス到来で迎えたこの試合ながら、相手のとてもオーガナイズされた守備にはかなり苦戦。そして、もうだめぽ……と思いながら観ていたあの試合最終盤で、まさかのアレである。しぶとい。
これでアーセナルは、なんと3位から2強をかわして一気にリーグ単独トップに。まさに、躍り出るという表現がぴったりな。
試合を振り返ろうぜ!
Arsenal go top with late Havertz goal at Brentford
アルテタの試合後コメント「(ハヴァーツ)ビッグプレイヤーの勝利」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFCオフィシャルサイトのトランスクリプトより。
アルテタ:今日はわたしにとっては特別な日だった。素晴らしいクラブでの200試合。わたしは、この日をいろんな意味で思い出すことになるだろうと思うが、とくにチームが見せたケミストリだ。彼らひとりひとりの感情で、チームがいかにセンシティヴだったかわかったはず。サポーターとの関係があり、われわれが試合に勝ったという事実があり、そしていまやリーグのトップだ。
わたしは非常にうれしい。家族と美しい夕食をとるよ。CLの試合は明日から考えはじめる。
(試合には苦戦した)そうなることもわかっていた。わたしは、チームの渇望と準備にとても満足だ。トップに行ける機会があるとわかったあとでは、ここはほんとうにタフな場所だということはわかっていた。そして、チームは素晴らしいメンタリティを見せた。彼らの競いかた、プレイ、われわれが試合に勝つには完全にふさわしかった。
試合後のプレスコンファレンス。AFCオフィシャルサイトより。
(パフォーマンスについて……)
アルテタ:わたしはとてもうれしい。トップへ行ける機会があるとき、冬のはじまりで、寒く、ブレントフォードへ来ること、それはとても居心地の悪い場所である。そして、チームは競う意志、やる気、勝つためのプレイを示したと思う。われわれが試合に勝つにふさわしかった。うれしい。
(今夜のカイ・ハヴァーツのゴールはボーンマスのゴールよりも意義深かった?……)
イエス。だが、それこそが美しさだと思う。ものごとが楽にいっているとき、彼らは高く評価されない。もし、今日も楽にいっていたら、彼もあのように歓待はされなかったかもしれない。みんなが彼をハグし、いかに彼を愛しているかを伝えた。そこには理由がある。
それは、困難なときの彼の振る舞いがあったからなのだ。彼はチーム全員の模範であり、困難なときになにをすべきか、素晴らしい模範になっている。そしてこの上なくうれしいのは、彼のようなビッグプレイヤーがチームのためにこのゲイムに勝ったことだ。
(守備と攻撃のバランスはいまだに取組中?……)
わたしもそうだし、チームももっともっとよくなれるし、適応できると思う。なぜなら、われわれには多くの選手を失っているという現実もあるし、リーグの序盤では多くの攻撃の選手を欠いていて、それでもチームは勝ちつづけている。勝つ道を見つけている。今日は、なにができるかを観たいがために、もうひとりの攻撃の選手を入れた。それは必要だったのだ。みんなとてもよかったと思う。
(ハヴァーツのフィニッシュはアーセナルが彼とサインした理由のひとつ?……)
イエス。まったくもってイエス。ブロックに対し、ああいうふうにボックスを守るチームに対し、あのようなプロファイルが必要になる。彼はその点で際立つものがある。今日の彼は、あのアクションでゲイムに勝ったのである。
(レイトゴールはチームのレジリエンスのきざし?……)
わたしはファーストハーフに3点取るほうがよかったけどね。いくつかビッグチャンスもあったし、認められなかったゴールもある。だが、ゴールしなくても、チームはレジリエンスが必要であり、勝つ道を見つけることが必要。
それが示すのは、フィニッシャーのインパクトと重要性でもある。今日はまた決定的だった。
(アーロン・ラムズデイルのパフォーマンス……)
これがフットボール。わたしは、チームのパフォーマンスにたいへんに満足。クリンシートもキープした。うれしい。
(彼は試合のなかでよくなっていった……)
勇気。彼はとても勇敢で、大きなパーソナリティがある。だから、みんな彼のことが好きなのだ。
(ファイナルホイッスルでアーロンを称えた選手たち……)
あのリアクションを観るのはマネジャーとして喜びだ。お互いに見守り、お互いに励まし合う選手たちがいる。愛情を示しあう。それよりよいものはない。
今日はわたしの200試合めで、チームがあのように振る舞うのを観て、スタッフたちの笑顔を観て、わたしはとてもうれしい。このうえなく誇らしいし、みんなの毎日の仕事に感謝したい。わたしはすごく楽しく仕事をさせてもらっている。
(ハヴァーツのヴァーサティリティ……)
まずなにより、あれは彼のクオリティのひとつだ。いろいろなポジションでプレイできる選手というのは、それをやるために多くのクオリティが必要になる。彼は頭を垂れてチームにもたらす。そして、彼はわたしの要求するどんなポジションでもそれをやる必要がある。
それは彼だけではないけれど。わたしはジョルジーニョに3分プレイすることを求めた。わたしが「ジョルジ」と声をかけたとき、彼はもう準備万端で、行ける用意が整っていた。ともに働くのが楽しいチームだ。
(カイをサポーターたちのところに連れていきましたね……)
彼は称賛に値するから。あそこにいれば、それに直面することがあり、彼はそれを成し遂げた。彼は直面し、隠れなかった。だから、いまはうつくしいときに直面しよう。それにふさわしいのだから。
彼はそうしないだろうなとわかっていたから、わたしが彼を連れて行くしかなかった!
以上
アルテタの200試合
AFCの歴代マネジャーと比較しても最高の成績という。いまのリーグの未曾有の競争力をおもえば、なおすごいのでは。バケモノか。
カイ・ハヴァーツの試合後コメント「ずっとサポートしてきてくれたファンに感謝」
0-0でむかえた89分の劇的ゴール。アーセナルで初めてのオープンプレイからのゴールで、またひとつプレッシャーを軽くすることに成功した。試合後コメント。AFCオフィシャルサイトより。
ハヴァーツ:ぼくは、いちばん重要なのはつねにチームだと思っている。そして3ポインツを取れたのは、ぼくにもとてもよいことだった。個人的にね。ぼくはこの3ヶ月ハードにワークしてきて、今日はついに決めた。とてもとてもうれしい。
ぼくらは勝つためにここに来た。3ポインツを持ってホームに帰れるのはとてもいい気分さ。
(ゴール)ボールが完璧だった。あれは、ぼくらがトレイニングでかなりトレインしていたことでもあり、ぼくもあそこへ行くことになるかもしれないと思っていた。だから、ボールが完璧にぼくのところに来てくれて、うれしいことにゴールできた。
(トップオブザリーグ)てっぺんにいるのはいつだっていいものだ。長いシーズンで、まだたくさんの試合があるし、試合ごとに観ていく必要がある。自分たち自身に集中して、試合に勝ち、そのあと最後にどうなっているかだ。
TNT Sportsのインタビューでのコメント。
今日はゴールできたし、お返しもできた。チームのために決められてうれしい。あれはブリリアントなゴールで、ブリリアントなパスだった。あれはチームでよくトレインしていて、ブカヨ・サカとマーティン・オーデガードは、ああいうボールを出すのが好きなんだ。
ハードワークだ。黙っていても出てくるものはない。自分でワークして信じる。ぼくは自分のエゴは出さないようにしているし、チームのことが重要。
(ファン)彼らにも感謝したい。新規の獲得に大金をかけたらキツいものだ。ずっとぼくをサポートしてくれた彼らに感謝する。
少なくないファンからずっと懐疑的に見られていたことは知っているだろうに。なんというBFG。
ところで、トロサール(幻ゴール)といい、ハヴァーツといい、ふたりはナショナルチームでもゴールを決めたふたりだった。やっぱり勢いというものはあるんだろうか。
トーマス・フランクの試合後コメント「完全にイーヴンな試合」
ビーズボスの試合後コメント。『Sky Sports』より。
TF:われわれは、多くの正しいことをした。とてもイーヴンな試合だった。彼らが多くボールを持つのは驚きでもない。だが、完全にイーヴンだったよ。
お互いにふたつのチャンスがあり、残念ながら彼らはそのひとつを決めて、われわれは決めなかった。ドロウであるべき試合だろうね。試合は、たったひとつのマージン、あるいはひとつのクオリティあるアクションで決まるほどタイトだった。
これはけっこう同意。彼らは、基本ロウブロックでも、ずっと引きこもっていたわけでもない。トップレヴェルではなくても、トップレヴェルを苦しめられるクオリティがあった。攻撃も悪くなかった。たしかに、どっちに転んでもおかしくはない試合ではあった。