試合について
ファースト11
SofaScoreより。
4-3-3
マルティネリ、ジェズース、サカ
トロサール、ライス、オーデガード
ジンチェンコ、ガブリエル、サリバ、トミヤス
ラムズデイル
サブは、エンケティア(66 ジェズース)、ハヴァーツ(79 マルティネリ)、ジョルジーニョ(90 サカ)、ホワイト(90 オーデガード)
ジェズースとマルティネリとビッグガビのセレソン3人がスタート。これは意外だった。が、ジェズースもマルティネリも最初に交代になっているのは、やっぱりフィットネス理由か。
あとは、ぼくはオーデガードがいるなら、あとのMFはハヴァーツかジョルジーニョの二択だと思っていたら、なんとトロサールがL8へ。
このセレクションには、高さとかフィジカリティで相手に対抗するというよりは、ふだんどおりの自分たちのやりかたで勝とうという意志が感じられた。もっとも、身体をぶつけ合うようなデュエルではけっこうやられるシーンも少なくなかったので、そこは裏目に出たような部分はあるっちゃある。トレイドオフ。
GKはもちろんラムズデイルがスタート。そして、あんなことに……
サブではハヴァーツが結果を出したことで、またアルテタのサブが当たる試合になった。ちなみにPLでは、アーセナルがBHAと並びサブのゴールがもっとも多いチームに(※全コンペティションで10)。
10 – Following Kai Havertz’s 89th minute winner, Arsenal have now had 10 goals scored by substitutes in all competitions this season, the joint most of any Premier League side (Brighton also 10). Impact. pic.twitter.com/T1Tqpy8KBA
— OptaJoe (@OptaJoe) November 25, 2023
サブでやや残念だったのは、エディ・エンケティア。
84分のショートカウンターで、相手DFと3 v 2になった絶好のチャンスをGK正面へのショットでふいにしてしまった。あそこはサカからもらったパスをもう一度サカに戻したほうが可能性がありそうではあった。ああいう決定的な局面で選択を誤ってしまうのは、やっぱり残念だった。
今回は、ストライカーなら自分で行くのはしょうがない、みたいに擁護する気にはなれなかったなあ。いつでも最良の選択をするのが優秀なフットボーラーであり、結局そういう選手がトップチームで生き残っていく。
マッチスタッツ
『BBC Sport』より。
だいたい試合を観ていた印象とおりの基本スタッツ。ブレントフォードのショッツやSoTが多いのは、こちらのエラーがらみもあるだろう。ライスやジンチェンコには、ゴールラインでのクリアもあった。
もちろん、xGもその影響を受けている。Understat.comによるxGは、1.66 v 1.83。アウェイチームがやや多いが、拮抗している。
13分と77分のチャンスだけで、彼らのxGは0.9ほどあるらしい。グラフの青が突出している部分。
ハヴァーツのショットが0.44。
アーセナルのエラーによる大きなチャンスを除けば、ブレントフォードにめぼしいチャンスは多くなく、いっぽうでアーセナルもボールを持って試合をコントロールしようとはしていたが、リアルにゴールを脅かしたことは数えるほどしかなく、多くの時間をブロック守備の外側でのボール回しに費やした。
まあ、仮にあのハヴァーツのゴールが決まらなければ、アーセナルのファンにとってはとてもつまらない試合のひとつになっただろう。