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【マッチレビュー】23/24 EPL アーセナル vs ボーンマス(5/May/2024)モヤる快勝

もちろん、勝ったのはいいのだが。これはちょっと気まずい勝ちかたであった。

いつもなら、アーセナルがよければそれでヨシと考えるわしですが、今回は試合後もすっきりせず。いろいろ考えさせられてしまった。フットボールというスポーツについて。

タイトルを競うアーセナルは、今回もエミレーツでボーンマスに3-0勝利。スコアだけ見れば快勝、今回もタフな試合を制しタイトル争いにも生き残った。最高。だがしかし。後味はあまりよろしくなく。

われらのパフォーマンス自体は、ちゃんとそのスコアラインに反映されているのが、またモヤッとさせる。

試合を振り返ってみるか。

Arsenal beat Bournemouth to move four points clear



アルテタの試合後コメント「カイはダイヴをするような人間ではない」

試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。

アルテタ:かかっていたものや現在のシーズンのステイジ、今日のわれわれのパフォーマンスからすれば、とくに前半、全シーズンでベストのプレイのひとつだったと思う。

とてもポジティヴだった。エナジーがみなぎり、選手が試合にインパクトをもたらす決断をし、ことを起こした。大好きだね。

4-5点入らなかったのはアンラッキーであり、そして、それをやらなければ難しい時間をやりくりせねばならなくなる。そして、今回はそれをやった。

あのたくさんのチャンスや状況を思えば、もちろん、われわれはゴール前でより冷酷にならねばならない。スコアラインに関しては、まったくまったく違うものであるべきだった。

試合を終わらせられないときもあるが、そのときは試合の勢いが変化することがある。だから、それに備えておかねばならないし、チームはとてもよく対処したと思う。

そのときは、エナジーや熱意、この旅で楽しみを見つけることによって駆動されていると思う。それと、シーズンのこのステイジでまだタイトル争いにいることによって。われわれは、同じようにやることを継続する必要がある。

(ラヤのゴールデングローブ。30試合で15CS)信じられない。チームにはとても優秀なGKが必要であり、理解とコミットメント、それを達成する守備への愛情のレヴェルが選手個人としてもなければならない。それは、チームにとり、大きな大きな数字だ。

試合後の記者会見。AFC公式サイトより。

(楽な試合ではなかった……)

アルテタ:楽になるなんて考えてもいなかった。われわれの試合の始めかたは、おそらく全シーズンで最高の前半だった。チームは信じられないものだったと思う。ボールを持っては超落ち着いていて、ボールがないときもかなりアグレッシヴだった。多くのチャンスをつくり、3、4、5点くらいは簡単に決められた。

しかし、それをしなかった。こちらが1点を取ってからは、ボーンマスを称賛すべき。彼らはいくつかの変更を行って、われわれに問題を起こした。すこしオープンになった。それこそ、こちらが避けたいものだった。

しかし、そうした試合のなかでも、われわれは正しくそれらの状況を解決し、ゴール前でもとても効率的だった。さらなるクリンシートも維持した。

(後半の緊張について……)

相手のクオリティのおかげだ。そうしたときもやり過ごさねばならない。そのことはわれわれもわかっていた。もし前半に2-3点が入っていれば、違う試合だっただろう。

われわれはそうしなかったので、そうした時間にうまく対処しなければならなくなった。

(ダヴィド・ラヤのGolden Gloveアウォード……)

わたしもとても満足している。これはチームにとっても大きな成功であり、このリーグでまだ残り試合がありながらそれを達成した。チームには大きな基礎をもたらすものだ。タイトルやトロフィに近づく。

全員の貢献があり、もちろんダヴィドもそこに含まれる。とても素晴らしい。

(夏に契約した選手たちが上げたレヴェル……)

イエス。たくさんある。それがわれわれも求めていたものであり、もし金を使うなら、それを賢く効率的にやらねばならない。

われわれは、いまの状況に非常に満足している。それがチームに大きなインパクトをもたらしている。

彼らはチームのレヴェルを上げただけでなく、残りチームのレヴェルもまた上げた。今日観られたように、個人のビッグパフォーマンスもあった。そのステイジにいたいのなら、それは必要なのだ。

(ハヴァーツのパフォーマンスについて……)

彼は今日も信じられなかった。正直。彼が行うことのすべて、知性、タイミング、動き、どうボールをキープするか、プレスのやりかた、プレイのリンク、試合の読み。彼は今日も信じられなかった。

(VARの判定について……)

正直、わたしはその事案を観ていないんだ。だって、どうせ訊かれると思ったから! アナリストからそれを観たいか訊かれても、わたしは断る。なぜなら、そうなればわたしは真実がわかってしまうし、だから観ないんだ!

わたしにも印象はある。ひとつはダヴィドへのもので、ファウルだった。わたしには遠すぎて観えなかったけどね。

もうひとつはブカヨ。あれが意図的であったのか、そうでなかったのかはわからない。わたしに判断は難しい。

(チームは去年からだいぶ成熟した?……)

それをやるのに1年で十分だったかって? でも、ひとによっては5年も10年もかかるんだよ。だがイエスだ。結局われわれは正しいことを行おうとしている。

選手たちがやるすべてのことへのエナジーとコミットメントは、信じられないものだ。だから、それが報われてほしいと思う。

(サカは進歩したのはどこだと思う?……)

去年にくらべて一貫性のレヴェルは、とても似ている。おそらくは、試合のなかで彼がより影響力を発揮するエリアがあるのだろう。

わたしは、彼には違うエッジを観ている。彼の競うやりかた。彼のプレイのやりかたではなく、彼の競いかたであり、彼は3ヶ月、6ヶ月前、1年前よりももっと勝ちたくなっている。

これからは、それが彼のシステムのなかにあるべきものだ。

(シティの試合は観ますか?……)

イエス。子どもたちと家族と観る。パジャマでな!

(ハヴァーツのペナルティは喜べる?……)

その判定を観たときは喜んだよ。とてもうれしかった。それに、ブカヨがゴールを決めたときもうれしかった。

カイは、ダイヴをするような人間じゃない。だが、わたしは映像を観てないんだ。

(ライスのゴール貢献……)

それは、彼がいるピッチ上の場所ととても関係していくるだろうと、われわれは考えていた。彼が占領するであろうスペイスと。

あとは、このリーグでやることは他のことであり、それは彼の功績だ。ときどき、われわれは彼のポジションを変更してきており、選手がそれに適応するのはそれほど簡単なことじゃない。だから、彼がそれをやっているのは大いに称賛すべきことだと思う。

(彼のベストポジションを見つけるのは難しい?……)

イエス。しかし、だからわれわれは考えるときもある。ユニットのなかでの関係性、そこから何を引き出し、ほかのことを利用するよりもうまくやれるか。

そして、それはシーズンのなかで選手がいる時期とも関係している。当然相手もいて、どんな試合になるか想像し、より脅威になれるよう努力する。

(最後の2試合をどのように感じている?……)

とても興奮している。われわれは、すでに9ヶ月半これをやってきて、ここからはあと2週間だ。それを成し遂げたい。

われわれは、自分たちが昨日いた場所に近づいている。ここにタイトルをもたらしたい。

以上

カイ・ハヴァーツの試合後コメント「楽しくて休みなんていらない」

直接のゴール貢献こそなかったものの、今回も9として大活躍。AFC公式サイトより。

ハヴァーツ:(タイトル争い)とても楽しんでいる。個人的にはとてもブリリアント。ほかの選手たちにはとてもやりやすくしてもらってる。だから、自分の役割を楽しんでいる。トレイニングでもハードワークして、チームを助けようとしている。

ほんとうにずっと楽しんでいるね。ときどき休みなんていらないと思うくらい。週末が楽しみでしかたがなくて、チームといっしょにワークしたい。チームからすべてのポテンシャルを引き出したいし、それを毎日欠かさずやっている。

残りはタフな2試合だ。ぼくらにはたくさんのものがかかっているし、その試合にも勝たねばならない。そして、どこまで行けるかだ。

いまは、ムードはいい。でも、今週はマンUとのビッグゲイムの準備をしていく。そこでも勝てるといいね。

(前半15ショッツでゼロゴール)前半のぼくらはとくに素晴らしかったと思う。たくさんのチャンスをつくり、3-0か4-0でもおかしくなかった。

後半はちょっとトリッキーになった。彼らがとてもいいプレイをしたと思う。でも最後にはぼくらが3-0で勝った。とてもうれしい。

こうした試合では、小さなディーテイルだ。これらの試合では、ぼくらは勝つ必要があるからプレッシャーを感じている。そして、もしゴールができなければ、ハーフタイムに近づいていけば、当然緊張はしてくる。

しかし、ぼくらはそれをなんとかしないようにした。そしてブカヨのおかげでゴールできて、ちょっとやりやすくなった。

こちらはTNT Sportsのインタヴュー。マーティン・キーオンと。

デクラン・ライスの試合後コメント「前半に4-5点は取れた」

G1 A1でMOTM。ライスのTNT Sportsの試合後インタビュー。

Andoni Iraolaの試合後コメント「アーセナルが勝ちにふさわしかったがレフリーには同意できない」

フルタイムでミケルと笑顔でハグしていたのが印象的だった。チェリーズボスの試合後コメント。

Iraola:まず、わたしが云いたいのは、今日はアーセナルが勝利にふさわしかったということ。

彼らはわれわれよりも強かったと思う。とくに前半。彼らにかなりプッシュされた。だが、試合はああいうふうになるべきではなかったと思う。なぜなら、レフリーの判定には、わたしは同意できないからだ。

わたしはペナルティの判定に同意しないし、それにとくに認められなかったゴールの判定に同意しない。

だが繰り返すように、わたしは彼らのほうがこちらよりもよかったと思っているし、彼らが試合に勝つべきだと思う。

(VARについて)わたしもそれはちょっと再考する必要があると思う。もしすべてのアングルからチェックするのに、5-6分も失うようなら。

おそらくは、ファウルが与えられなかったこと、あるいは(Philip Billingへの)非常にはっきりしたペナルティだったことだ。

もしあのファウルが与えられていれば、あれは彼の1メーター前でのもっとはっきりしたペナルティだった。だが、おそらくはclear and obviousじゃなかったということなんだろう。接触はあったのだから。

われわれがVARに権限を与えるか、あるいはチェックに毎回5-6分もかけないかだ。わたしは、どちらかにするべきだと思う。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

2 Comments on “【マッチレビュー】23/24 EPL アーセナル vs ボーンマス(5/May/2024)モヤる快勝

  1. 来シーズンはシティに制裁があるかもしれない事を考えると、ガチンコで勝てるのは今シーズンが最後の可能性もある。

    なので気持ち的に何としても今シーズン優勝してほしい。

  2. ジェズス放出の噂があり、
    サカのバックアップ獲得の必要性がずっと叫ばれている。

    スーパーサブとして、ジェズスで良いのでは?
    前線ならどこでも高いレベルでこなせるし、彼の上位互換での選手なんて、そう簡単に獲得できない。
    マルティネッリやスミスロウの信頼性が上がらないなら、ジェズス!
    今夏のお金は、2ndキーパー等の違うところで。

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