ウォルヴズについて
ウォルヴズは、今シーズンここまで13試合で12位とまずまずのポジションながら、このあたりのミッドテーブルもトップ争いと同様に僅差で競われていて、毎試合の結果で順位が大きく動いてしまう位置。ポインツ的に勝てば3つ↑、敗ければ4つ↓ポジションが動くみたいな。3ポインツ差のなかに6チームがひしめく。
ウォルヴズはトップチームに強い?
アルテタが繰り返し述べていたように、彼らはトップチームに強いのかどうか。
今シーズンのトップチームとの試合結果を観ると、たしかにそういう傾向は観られる。
マンU(A)、リヴァプール(H)には敗けているが、ヴィラ(H)、ニューカッスル(H)ではドロウ、シティ(H)とToT(H)には勝っているという。
ただ、今回の試合であまりそこを憂える必要がなさそうなのは、彼らがトップチームにポインツを奪ったのは、すべてホームの試合。アウェイでそれが再現できるかどうかは、またべつの話である。
VARの犠牲者?
ウォルヴズのボスは、マンU、ルートン、ニューカッスル、シェフUとの試合で合計7ポインツをVARで失ったと主張していたそうな。そして、前回のフラム。たしかにゼロポインツより1ポイントが妥当に観えた。
もし彼が主張するように、いまウォルヴズにあと8ポインツあったら、ニューカッスルと同ポインツである。
意外にあなどれない。のか?
フォーム
PLの直近6試合は、DWDLWL。
PLのアウェイは2連敗中(シェフUとフラム)。
もっとも先週のフラム(A)は3-2で敗けていても、例の議論なVAR判定もあったのは考慮すべき。
チームニュース
Joe Hodgeがアウト。Mario LeminaとJoao Gomesは、カード5枚のサスペンションでアウト。
Pedro Neto、Rayan Aït-Nouriがダウト。
スーパーマリオ、ネトなど、わりとキープレイヤーがいない。
Head to head
PLの6試合で、アーセナルのW4 D0 L2。
Gary O’Neilの試合前コメント「現実的なアプローチが必要になる」
O’Neil:わたしはこの試合だって自信満々であるが、同時にどういったアプローチが必要になるかについては現実的だ。あそこでは、われわれはやや結果は出ていないが、今回はなんという機会なのか。わたしは、選手たちをマジでタフな場所に連れて行くことをとても楽しみにしている。自分たちがどこまで行けるか。
アーセナルは、非常にいいときを過ごしていると感じているだろう。だから、これはPLにおけるわれわれの究極のテストになる。とくに、われわれのスクワッドは若干弱体化している。ほかの試合で使えた人数がいない。これはマジなテストになる。
ウォルヴズの戦術について by エイドリアン・クラーク
AC:O’Neilはウォルヴズのアプローチに大きな変革をもたらしている。リーグでも守備的なチームから、もっともポジティヴなチームのひとつに変化させた。
戦術では、彼は非常に柔軟であり、ウォルヴズに来てから5つの異なるフォーメイションを使っている。3メンDFから4メンDFにスウィッチすることもしょっちゅうである。
ウォルヴズにはバランスの取れたスタイルがあるが、ターンオーヴァをつくることで得る利益に、彼らのやりたいことのコアがある。彼らの相手への近づきかたはアグレッシヴで、PLチームとして彼らよりデュエル勝利、ポゼッションリゲインで上回るチームはない。
ターンオーヴァからのペイスを活かしたカウンターもウォルヴズは素晴らしい。FWエリアには速いワイドプレイヤーがいて、リーグでもファストブレイクからのショッツは最多。ドリブルも彼らより多いチームはない。そこはMatheus Cunhaが際立つ。彼が相手ハーフに入れば、とてもダイレクトでディフェンダー相手にランをしかける。
ウォルヴズのゴールはかなり向上しているが、その冒険的な性分で逆にゴールを与えすぎてしまうこともある。ときどき自分たちをオープンにしてしまい、被ショッツについては、彼らより多いクラブはリーグでも数えるほどしかない。