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【マッチプレビュー】23/24 EPL アストン・ヴィラ vs アーセナル(9/Dec/2023)絶好調のヴィラと。アルテタ不在

試合結果予想

BBC Sport (Chris Sutton’s prediction)  1-1

Sky Sports (Jones Knows) 1-1

WhoScored.com  2-1

アーセナルの勝ち予想なしはひさしぶり。これは燃える。

Chris Sutton:アストン・ヴィラは、マンシティ相手にブリリアントだったし、彼らの14連勝中というホーム記録はとんでもない。彼らが最後のヴィラパークで敗れたのが今年2月のアーセナル。アーセナルには2回追いつかれ、ふたつのストッペイジタイムのゴールでドラマティックに4-2で敗けた。

わたしは、この試合はあれほどオープンになるとは思えない。もっと接戦になるだろう。

アーセナルは、ここしばらくはレジリエンスを見せているし、彼らのいまのプレイなら、彼らがここで敗けるようには思えない。

Jones Knows:わたしがオフサイドに関する賭けをやるアストン・ヴィラの試合の多くでも、ハイインテンシティとなる試合は、予想が難しい。

エメリのヴィラでは、オフサイドが特徴になっている。彼らはエメリのPL40試合で173回もオフサイドで捕まえている。これは、ほかのチームより78回も多い。

つまり、ヴィラのオフサイドラインを破るのは非常に難しく、機会があったとき、相手は3人めの選手の深い場所からのランが戦術になる。そこで、攻撃マインドのフルバックが、ウィンガーの後ろに入っていくことが奨励される。173回のオフサイドのうち、17回がフルバックのものだった。つまり、試合ごとに2.3回フルバックにフラッグが上がる。

そして、興味深いことに、このフラッグのなかには、アーセナルが4-2で勝った昨シーズンのヴィラパークでのホワイトも含まれていること。

彼は、インテリジェントなフットボーラーでブカヨ・サカとの素晴らしい相互理解もある。ルートンでのジェズースのゴールにも観られたもの。ヴィラパークでやったようにそれが可能になるとき、彼は同じランをやるだろう。そして、アグレッシヴなオフサイドラインに対し、オフサイドのタイトロープを歩いていく。

試合のみどころ

正直、難しい試合だと思う。相手の勢いは本物っぽいし、いっぽうでアーセナルも同じく悪くないフォームとはいえ、勢いという点ではちょっと根拠が乏しいところもある。

昨日、YouTubeチャンネル「Tifo」のある動画を観ていて笑ってしまったのだけど、今シーズンのアーセナルのPLでの総ゴールは32(リーグ2位タイ)と、まったく悪い数字ではないが、その内訳はセットピース(9)とペナルティ(6)がそれなりに占めていて、オープンプレイからのゴールが18しかないという。つまりアーセナルは「トニー・ピューリスのストークのマシなヴァージョン」だと。ちなみにこの動画はr/Gunnersでは散々けなされていたけども。。

それはともかく、アーセナルのNPxG(non penalty expected goals)が、リーグ10位というのはまぎれもない事実であり、ヴィラがそれで4位というのも事実。

セットピースでゴールできることにネガティヴなことはまったくない。しかし、オープンプレイからチャンスをあまりつくれていない(いなかった)ことは、大いに憂えるべきところ。

もっとも、オーデガードが復調してきてからは、以前のアーセナルの姿に戻りつつあるようにも観えるので、このスタットはこれから大幅な改善があるかもしれないが。

ということで、アーセナルはここ数試合の攻撃の勢いを維持し、オープンプレイからもチャンスをつくり、ゴールを決め、勢いを本物にしていく必要がある。誰もが認めるような本物の強さ。このヴィラパークでそのようなパフォーマンスができれば、多くのチームが今後もわれらを恐れるようになるだろう。このあとすぐ、BHAやリヴァプールのようなタフな試合が控えているので、重要なことだ。

それと今回は、アルテタがベンチにいないことがチームパフォーマンスにどう影響するか。いつもあれだけタッチラインで指示を出しているアルテタだから、まったく影響がないということはないはず。

アシスタントコーチの“Airpods Albert”ことAlbert Stuivenbergが、アルテタの代役を務めることは決まっているようで、スタジアムのどこかにいるアルテタとは連携を取りながら試合を進めるのだろうから、概ね心配はなさそうだが。ちなみに、彼のAirpodsは、試合中いつも高い場所から試合をリアルタイムで分析しているコーチングスタッフとつながっているらしい。今回は、別のコーチがAirpods guyになるんだろうか。

アルテタが云うように、彼の不在が、むしろ選手にいい影響を及ぼしてくれたらと思わずにいられない。自分がやることにより集中できるみたいな、ポジティヴ効果もあるかもしれない。

アーセナルのキープレイヤーは、GKを挙げたい。ラヤあるいはラムズデイル。どちらでも。

ラヤのルートンでの衝撃的パフォーマンスがあったあと、ぼくもPLのいくつかのトップチームの試合をハイライトで観て、あらためてGKの重要さを思い知らされた。どんなに強いチームでも、試合中、何度かは決定的なセイヴを強いられる。ルートンは、致命的エラーをやっても挽回する余地がある対戦相手だったが、今回のような試合では1点がほんとうに命とりになりかねない。

トップチーム同士の接戦であればあるほど、ゴールキーパーが試合を決めるみたいな試合になる。アーセナルのゴールキーパーには注目しよう。不安定とか云ってられない。いくらプレッシャーがあるからといって、このような試合でパフォームできないなら、ビッグチームでNo.1をつとめる資格はない。だから、ラヤあるいはラムズデイルは、この試合を使って自分を取り戻すチャンスととらえるべき。それにちょうどいい試合である。

 

キックオフは、日本時間で12月10日(日)2:30。今晩。寝てる場合じゃねえ。

勝ちましょう。

COYG!



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