チームニュース
ティンバー、パーティ、ヴィエラ、エルネニー、トミヤスがアウト。
エルネニーとトミヤスは、それぞれAFCON、Asia Cupへ。
トミヤスはてっきりこの試合でプレイしてから行くのかと思っていた。Asia Cupは来週末のスタートなら、ちょっとくらい譲ってもらえなかったんだろうか。この試合に彼がいればだいぶ状況は違った。
ジンチェンコはダウト。フィットするかもしれない。
予想ファースト11
当ブログの予想スターティング。
4-3-3
ジェズース、エンケティア、サカ
ライス、ジョルジーニョ、オーデガード
キヴィオール、ガブリエル、サリバ、ホワイト
ラヤ
FAカップは、アルテタにとってロテイションすべきコンペティションなのか。過去数年を確認してみたが、毎年ホールディングがプレイしていたり、そういう傾向はたしかにある。
だが、今年はそうは思わない。下部リーグのチームなどならまだしも、相手はリヴァプール。今回ここで悪い結果なら、来月のPL@エミレーツだって影響がでかねない。基本的に信頼するチームで行くとみる。今年は、フィクスチャの都合上、前後に試合がないということもあるし。
なので、レギュラーからちょっとだけ変更してみた。
まず、もっともありそうな変更はジョルジーニョ。L8のライスがいつもやるように6とダブルピヴォットっぽくプレイして、守備を担保する。
それと、LWはマルティネリとトロサールはちょっと休ませてジェズース。空いた9はエディ。アルテタが云う「ある選手にはチャンスを与える」はエディに違いない。これまでを見ていれば、それがESRやネルソンのわけがない。
そしてLBは、キヴィオール。相手にSalahがいないとはいえ、ジンチェンコを無理して出すよりは守備の信頼度は高い。というか現状彼しかいない。ジンチェンコがフィットネス半分で出てきたら、キヴィオールの将来はますますお察しである。
GKはなんとラヤを予想した。まさか。だが、アルテタならやりそうに思える。なんと無慈悲な……と思うことも平気でやるひとですから。むしろ、そうじゃないことを願いたい。
アーセナルはアタッカーのオプションがないと云われがちななか、マルティネリやハヴァーツがベンチにいるのは悪くない。
リヴァプールについて
前回PLでアーセナルとドロウをやったあとの2試合は、バーンリー、ニューカッスルに2連勝。われらゼロポインツで彼ら6ポインツ。そりゃ、ちゃぶ台(テーブル)もひっくり返るわ。
前回のニューカッスル(H)はとくにすごかったみたいで(わしはアーセナルに傷心だったので観てない)、ゴール4が少なすぎるほどのxGで新記録をつくったとかなんとか。
それと、彼らもまたAFCONとAsia Cupの影響を受けているチーム。SalahとEndoの2名が不在。Salahは、今シーズン彼がスタートしない試合は初らしい。そのおかげもあり、メディアではHarvey Elliott(20)が注目されている。
このふたりの不在が、彼らのパフォーマンスにどう影響するか。
フォーム
すべてのコンペティション直近6試合は、LDWDWW。
彼らとて、盤石というわけではない。
チームニュース
Joël Matip、Stefan Bajcetic、Andy Robertson、Thiago Alcântara、Kostas Tsimikasがケガでアウト。
Mohamed Salah、Wataru Endoはナショナルチームへ。
今回のチームに関して昨日のKloppコメント。
Klopp:(チームをロテイトする?)それをやる機会があるか100%はわからない。われわれのスクワッドも大きいというわけでもなし。使えるチームはいいチームだし、それをどうするかだ。
(Dominik Szoboszlaiが起用できない?)ケガだ。筋肉、ハムストリング。Domはとてもポジティヴであまり痛みもないが、ちょっと待たねばならない。だから、日曜はノーチャンス。
Dominik Szoboszlaiもアウト。
前回の試合について
このときは、まだとても楽観的な気分だったのだが。
【マッチレビュー】23/24 EPL リヴァプール vs アーセナル(23/Dec/2023)ハイパーインテンス | ARSENAL CHANGE EVERYTHING
追記:リヴァプールの戦術について by エイドリアン・クラーク
AFCオフィシャルサイトの試合プレヴューより。
AC:リヴァプールは、ほとんど4-3-3のラインナップだが、ポゼッションではしばしばそれが3-2-2-3のようになる。
RBのTrent Alexander-ArnoldがCMに入りオーヴァーロードしようとする。それによって彼のフランクが空いてしまうことになり、CBはそのためにシフトを強いられる。そしてバック4は脆弱になることがある。
アウェイでのレッズは、ややポゼッションベイスではなくなる。彼らのポゼッションは、リーグトップであるアンフィールドでの64.8%から、アウェイでは55.5%に落ちる。これは、彼らのコントロールが減少することを示唆するが、とても危険なカウンターアタックをやるチームとしては、トランジションでフロントラインにスペイスがもたらされることにもなる。
Kloppの下、リヴァプールはつねにプレッシングするチームでありライン間でプレイするのは難しい。彼らは、相手を彼らのオウンハーフに釘付けにして苦しめることができるチームで、TAAとVVDの際立つパスレンジを使ってダイレクトアタックをやることを好む。
今シーズン前半のPLで、彼らのシュート数はどのチームよりも多く、デインジャーゾーンの内外からシュートを放っている。FWエリアでのペイスはつねに彼らのストロングポイントであり、素早く、軽快にポジションを入れ替えられるFWが揃っている。
試合結果予想
BBC Sport (Chris Sutton’s prediction) 1-1
Sky Sports (Jones Knows) N/A
WhoScored.com 2-2
いや、再試合はぜひやめてほしい。アンフィールドではこのような予想すらしてもらえないだろうし。3ヶ月で4回対戦とか狂ってる。
Chris Sutton:ほかの試合と同じように、わたしはアーセナルもリヴァプールもどんなチームを出してくるかほんとにわからない。アルテタもKloppもFAカップではここ数年はヘヴィにロテイトされたスクワッドを出してきているが。
わたしは、この試合がふたりのマネジャーが望まない結果になるような気がしている。ドロウだ。
試合のみどころ
FAカップは、もちろんアーセナルにとっては特別なコンペティション。FAカップを史上もっとも多く取っているクラブがアーセナル。だから、当然勝ちたい。
それと、現在アーセナルは4位に転落したとはいえ、リーグテーブルがあのような状況である以上、今後も波乱が待っていないとは云えない。
したがって、われらがまだタイトルをあきらめていないのなら、来月のPL試合は恐ろしく重要。6ポインツの価値がある。そのためにも、ここでいい感触をつかんでおきたい。すくなくとも、選手には先月アンフィールドに足を踏み入れたときのようなメンタリティが必要だろう。
アーセナルは、PLで2連敗した試合を振り返ると、どちらも似たようなやられかただった。
相手はロウブロックをやり、中央を閉め、ふたりのウィンガーにはつねに基本ダブルチームで仕事をさせない。そういう典型的アーセナル対策があった。
このミニスランプの5試合でも、アーセナルがいいプレイをした試合がBHAとリヴァプール。どちらも、アーセナル対策に専念するよりも、自分たちのプレイをしようと積極的だった相手。
だから、この試合は連敗したときのバッドパフォーマンスは引きずらないような気がする。もっと盛大に5点づつぶっこむみたいな(2019リーグ・カップ)オープンな試合になるんじゃないか。というか、それを期待したい。このフィクスチャはそうあるべき。
戦術的には、リヴァプールは、Salahがいなくてもダイレクトプレイは変えないだろうし、アーセナルはロングボールの守備は気をつけたい。ジンチェンコがSalahにやったみたいな守備は繰り返してはいけない。あまりにも、わかり切っているやりかた。
攻撃のほうは、相手がディープブロックで引きこもらないなら、われらにもそれなりにチャンスはあるんじゃないだろうか。そこはなんとなく楽観的な気がしている。むしろ、この試合で攻撃パフォーマンスを上向かせるきっかけにしてほしい。
アルテタが望もうが望むまいが、試合のテンポが速くなればなるほど予測不可能性がうまれて、ゴールが入りやすくなりそう。彼が目指すコントロールやドミナンスとは方向が違うが、それで結局いい結果が出たりするのも、またフットボール。
キックオフは、日本時間で1月8日(月)深夜1:30。
勝ちましょう。
COYG!