試合について
ファースト11
SofaScoreより。
4-3-3
ネルソン、ハヴァーツ、サカ
ライス、ジョルジーニョ、オーデガード
キヴィオール、ガブリエル、サリバ、ホワイト
ラムズデイル
サブは、マルティネリ(62 ネルソン)、エンケティア(81 ジョルジーニョ)、トロサール(88 キヴィオール)、ESR(88 ハヴァーツ)
レギュラーチームとの違いは、まずLWのネルソン。ここでネルソンがスタートするとは思わなかった。だが、彼は非常にいいパフォーマンスだっただろう。交代時にはスタンドからも大きな拍手が起きていた。
そして9にハヴァーツ。試合前にジェズースのケガが発覚。彼はこの試合を休んだ。大きなケガではないらしいけど。これで、アーセナルは3試合とも違うCFでスタートして3連敗。
ビッグチーム相手の試合でこの発想はあるにはあったが、ここでエディより優先されるとは意外だった。試合後のプレス会見でも質問が出ているように、多くのひとはハヴァーツはともかく、エンケティアのスタートを予想したと思う。彼の退団のうわさとなにか関係があるのかどうか邪推してしまう。
それとMFでは6にジョルジでL8にライス。彼らは予想通りダブルピヴォットで、そのおかげでLBのキヴィオールはインヴァートしていなかった。これは、アルテタが彼のジンチェンコロールにあまり納得がいっていない証拠のように思える。

そして、GKはラムズデイル。順当である。ラヤが選ばれなくてホッとした。彼のパフォーマンスもよかった。パスも安定していて、ちゃんと自信を取り戻した感じあり。ビッグセイヴもやった。試合開始早々には、ネルソンへの正確なロングボールでチャンスすらつくっている。
サブについては、1-0になったときのサブがエディひとりだけ。トロサールとESRが入ったのは、ほとんど試合も終わりかけのスクランブルをやっていた時間帯。どちて。
マッチスタッツ
『BBC Sport』より。
前半はほとんどホームチームが優勢だった。ハイプレスから何度も決定的なチャンスもつくった。試合後のKloppも「彼らのダブル10(MØとKH)にどう対応すればいいのかわからなかった」と称賛するほどの。前半のBC(ビッグチャンス:3)は、どれもハイプレスで高い位置でボールを奪ったときのチャンスだろう。
前半のショッツが13 v 2、SoTが5 v 0と数字でも圧倒。しかし後半は、開始後から徐々にオープンになり、リヴァプールの攻撃の厚みが増していき、それが、5 v 10、0 v 3と立場が逆転した。
アタッキングモメンタムのチャートを観ると、リヴァプールがフリーキックからキヴィオールのOGで1点を奪ったタイミングは、この試合中で彼らがもっともインテンスに攻撃していた時間帯で、その時間の短さを見れば、効率のよいことこのうえなかった。
The xG PhilosophyによるxGは、1.89 vs 0.85。アーセナルがリヴァプールの2倍以上のチャンスをつくったことに。
Arsenal (1.89) 0-2 (0.85) Liverpool
— The xG Philosophy (@xGPhilosophy) January 7, 2024
ところで、アーセナルはこの3試合合計で6.47xGからたった1ゴールしか取っていないというこのデータ。
Arsenal have scored 1 goal from 6.47(xG) over the last three games.
— The xG Philosophy (@xGPhilosophy) January 7, 2024
いくらチャンスをつくってもゴールできないという最近のアーセナルのトレンドをひとことで説明するようなスタットで、各所で引用されている人気ポストであるが、これをもって「6-7点くらい決めているのが妥当」と思ってしまうのは、まずいという指摘が興味深かった。
Common misconceptions around how xG works
byu/potatofamine-carbomb inGunners
まあ、これは単純なxGというメトリックについての話なので、アーセナルはあまり関係ないけど。
こういう時期だからこそ、こういうセンセイショナルな見出しに飛びついてしまいそうになるのを自戒している。
CF
ESR
如何でしょうか?
アルテタは、絶対に選ばないでしょうが、ハヴァーツよりはいいと思います。