マンシティについて
前代未聞のチートクラブ。強烈に罰せられろ。
さて、今シーズンのマンシティはもちろん、去年秋から年末にかけてのおよそ二ヶ月間で突然の凋落があり、いまはやや調子を取り戻しているところ。あれは、彼らにとっていったいどういう期間だったのだろう。グアルディオラは「相手チームがシティを恐れなくなった」と述べていた。
彼らの中心選手であるRodriを長期離脱で失ったことも直接的原因のひとつではあるだろうが、ほかにもあれだけの優秀な選手たちを揃えているのだから、もちろん理由はそれだけじゃないはず。この間に、彼らになにが起きていたのか。
そういったこともあり、彼らはこの冬にかなり積極的に補強をしている。TMによればこの冬だけで補強に費やした移籍金は、すでに€150mを超える。FWひとりに、若いCBが3人。なかでもフランクファートから€75mの巨額で買ったOmar Marmoushは、すでにPLデビューも果たしている即戦力。
それと、いまシティはタフな連戦の真っ只中にいるということもおぼえておこう。
- (UCL) Paris Saint-Germain 4 : 2 Manchester City
- Manchester City 3 : 1 Chelsea
- (UCL) Manchester City 3 : 1 Club Bruges
- Arsenal vs Manchester City
- (FAC) Leyton Orient vs Manchester City
- (UCL) Manchester City vs Real Madrid
- Manchester City vs Newcastle
- (UCL) Real Madrid vs Manchester City
- Manchester City vs Liverpool
- Tottenham vs Manchester City
- Nottingham Forest vs Manchester City
このあとCLのレアルとの2レグ、PLではニューカッスルやリヴァプールなどなど。CLでレアル・マドリッドを引かなければ、これほどタフな連戦じゃなかったかもしれない。
フォーム
シーズンの始まりは例年どおりの勝ちつづける彼らに観えたものの、10月30日のリーグカップのToTを境にして、13試合無敗から(W10 D3 L0)、今度は13試合で9敗とまるで正反対のフォームに(W1 D3 L9)。※すべてのコンペティション
そして、年末からはまた勝ちはじめ、直近8試合のフォームはW6 D1 L1と悪くない。
PLに限定すれば、直近6試合ではDWWDWWといちおう敗けなしである。
それと興味深いのは、先日ぎりぎりでラスト16のプレイオフに進出して、レアル・マドリッドを引いてしまった彼らのCLフォーム。
リーグフェイズの8試合でたった3勝しかしていないのも予想外ながら、その劇的なポインツの落とし方。11月のフェイエノールト(H)では、3-0から追いつかれて3-3ドロウ。1月のPSG(A)では2-0のリードから、最終的に4-2にひっくり返されるという、いくらPSGが相手でもありえないような試合をやっている。
守備の不安定さはかなりある。
それとホーム・アウェイのフォームもかなり差がある。今シーズンここまでホームでポインツ落としたPL試合は4試合しかないが(D2 L2)、アウェイでは7試合とその半分以上でポインツを落としている(D3 L4)。
チームニュース
Ruben Dias、Nathan Ake、Jeremy Doku、Rodriがアウト。
Oscar Bobbがダウト。
ACLをやったRodriは、シーズン終了までに戻れる見込みらしい。
Head to head
アーセナルは、マンシティとのPL直近6試合で、W1 D2 L3。
このアーセナルの1勝は、昨シーズンのエミレーツ。
この間、FAカップとコミュニティ・シールドでも対戦しており、それぞれ敗け、勝ち(ペナルティ戦)。
2017から2023のあいだに、アーセナルはシティに対しPLで12連敗してきたが、直近3試合では敗けていない。もう潮目は変わったとみるべき。
前回の対戦について
去年9月のPL。エティハドでドロウ。“Stay humble”発言の試合。
この試合のあと、10人になったアーセナルのあまりに消極的な戦いかたがモウリーニョ呼ばわりされたりと、各所で議論になったりしていた。
マンシティの戦術について by エイドリアン・クラーク
AFC公式サイトより。
AC:シティは、4-1-4-1と4-2-3-1を使い分けていて、どちらのセットアップでもKDBが決定的になる。もし彼がポゼッションを軸にした攻撃的アプローチに傾くのなら、No.10としてプレイする。そうでないときは、彼はB2BのMFとしてプレイする。その場合はトランジションで彼のスピードを使いブレイクする。
リーグ最多の試合平均61%ポゼッションで、シティはボールを独占したがる。アーセナルのプレスを回避し、Erling Haalandへロングボールを送りマーカーとの1 v 1を目論む。だが、LBのJosko GvardiolもまたDFラインの裏への危険なランがある。彼はGKやCBからのロングボールを受けるのがかなり上手である。
シティは、リーグ最多のショッツがあり、ボックス外からのゴール9もリーグ最多。Omar Marmoushは、シティに移籍する前のフランクファートでは17試合のスタートで15ゴール決めている。
しかしながら、Rodri不在でシティは中央からのカウンターアタックに対し怪しくなっている。ファストブレイクから受けたショッツは、リーグワースト4位で、23試合でたった5しかクリンシートがない守備も彼ららしくない。
やったりましょう!!極東からも、North London Foreverだこのやろー!!!