こりゃフレンドリーだね。親善試合。お互いこの試合のあとにUCL、FAカップのビッグマッチを控えて心ここにあらず。勝負へのこだわりの薄い大味な様子が、とてもそう感じた。
結果は、ホームで2-2の引き分け。これにはアーセナルファンもがっくり。省エネでも、せめて勝ってほしかった。いや、てっきり最後には勝つものだと思って最後まで試合を観ていたから、終わったときの脱力感がすごかった。
べつにもうPLは重要じゃないし、CLに集中するというならそれでもいい。だが、レギュラーを温存するにも中途半端な起用法に見えたり、この試合はテーマもいまいちはっきりしないように見えた。
まあ、PLで中途半端な試合をやったあと本番のCLで超挽回している昨今のわれらなので、これでよかったのかもしれないが。
結果的には収穫のあまりない、モヤモヤが残る試合ではあった。
Arsenal 2-2 Crystal Palace: Jean-Philippe Mateta scores sublime late equaliser but Liverpool made to wait for Premier League title
アルテタの試合後コメント「(PSGを)いい訳にできない」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。
アルテタ:(PSGに向けてファンへ)どのボールもチームといっしょにプレイしてほしいというのが、メッセージ。ブーツ、シンパッド、ショーツ、Tシャツ持参で来てもらいたい。火曜の夜はこのエミレーツでみんないっしょに最高の夜のひとつを過ごそう。
(今日のパフォーマンスについて)わたしはそれをいい訳にはしたくない。マドリッドのあと、われわれはイプスウィッチととてもタフな試合をして、非常によかった。そして今日、単純にわれわれは自分たちが要求されるスタンダードになかった。試合はつねに宙ぶらりんだった。自分たちが先行したら、試合を殺して3ポインツを取らなきゃいけない。
結果にはとても失望している。パフォーマンスの一部にも失望している。タフな試合だったし、相手のセットアップを褒めるべきでもあるが。彼らには困難を強いられた。
しかし、われわれは二度先行した。ベストでプレイしなかったのは、自分たちのプレイや試合を完全に支配するフェイズに、最後まで一貫性を見出すことがなかったから。試合をつかみ、自分たちの望むものを得ることがなかった。
これからは、われわれは精神的、肉体的に回復する必要がある。何人かの選手には戻ってもらう必要がある。問題を抱えている最中だったり、フィットしていなかったりで、多くの選手はいっしょにトレインしていなかったから。
今後はベストフィーリングを得るために、とてもよいワークのブロックが必要だ。最高の準備と最高のエナジーを取り戻し、火曜の夜を素晴らしいものにする。
試合後の記者会見。AFC公式サイトより。
(結果について……)
アルテタ:結果にもパフォーマンスにも不満がある。多くのエリアで試合を完全に支配するための一貫性がなかったと思う。つねにボールを持っている、ポゼッションしているという感覚はあったし、2度リードもした。しかし、試合をつかむことはなかった。それは、われわれがふだんやる支配でもなければコントロールでもない。いくつかのエリアで、スタンダードを下回ったからだ。
もし自分たちのベストでないなら、しかしそれでも二度先行したなら、試合を終わらせなければならないし、それができなかった。とくに後半。
(PSGの試合が選手たちの頭にあった……)
そうじゃないと願う。だが、イプスウィッチの前にもわれわれは話していたし、それは今回はなかった。今日の時点でその試合まで準備の時間は6日間もある。だから、わたしはそれをいい訳に使いたくはない。
もちろん、われわれは多くの選手を欠いている。多くの選手はまったくトレインしていない。彼らは今日プレイできず、だから人数は足りていなかった。
パレスの功績だ。彼らはとてもよく組織されていて、とても強いチームだ。彼らが試合を難しくした。今日のわれわれはベストではなかった。
(この引き分けの多さの理由は?……)
多くの理由で、われわれは試合を終わらせることができていない。そして、差が僅少だということ。そういうこともあるし、また相手が強いときもある。
われわれは5試合を10人でプレイしているのは事実だ。たくさんの要素がある。しかし、もっとうまくやるべきだったこともある。とくに、試合のなかで先行しているときは。
今日はあまり多くのことは起きなかった。とくに後半。われわれは試合を終わらせる必要があった。
(認められなかったマルティネリのゴール……)
長い時間がかかったが、わたしもまだリプレイを観ていないので、その判定にいたった理由はわからない。
(来シーズン、引き分けを少なくするには……)
そうだね。あるいは敗け。つまり、一定量は勝つ必要があるということであり、一定量のポインツが必要ということ。われわれは、3試合しか敗けていない。そのふたつは10人になったとき。だから、もっとたくさん勝たなきゃいけない。
(前より後ろを観ている……)
われわれはつねに観ている。なぜなら、PLで試合に勝つことがいかにタフか知っているから。そして、数字の多さ、試合の多さがあり、自分たちの最終的な目標のためには、どちらのコンペティションでとてもいいチームでいなければならない。
(2位フィニッシュはあなたにとり大きな意味がある?……)
どこでフィニッシュするか観てみよう。できることはなんでもやらないと。試合づつだ。
(メリーノとホワイトの不在……)
様子を見てみないと。彼らは今日のスクワッドに入ることはできなかった。
(トロサールのフォーム……)
とてもよい。彼はチームにとってとても安定した選手だと思う。9、ウィンガー、サブでプレイしようとも。それこそがわれわれが選手に望むものだ。
彼はつねに準備ができていて、つねにフィットしている。そしていつでも違いをつくれる。それが最高だ。
(PSG戦をどうセットアップする?……)
まだ誰が起用できるかわからないから、いまそれを答えるのは難しい。
(トーマス・パーティの今後……)
この前、その件については伝えたはず。その件に関しては、わたしの担当ではない。
レオ・トロサールの試合後コメント「リードは守らないと」
またゴール。DFの股を抜くシュートがたいへんに上手。試合後のインタビュー。AFC公式サイト。
LT:今日は全体的にぼくらは素晴らしいパフォーマンスではなかったと思う。もっとうまくやるべきだった。とくに2回リードしているなら、それを守らないと。ぼくらがやったのはそれと違う。しかし、これからはつぎの試合に集中するだけだ。
最初のゴールのあと、もっといいリスタートをすべきだった。単純なことに集中して。ぼくらはチームとして、安易にやりすぎたんじゃないか。そして、その後には相手がぼくらを罰してクオリティを示した。それがここで起きたこと。
もっとよくならないといけない。とくにビッグゲイムがこれからやってくる。休んで、その準備をしよう。
スコアシートに名前が載るのはいつもナイスだよ。このまえも云ったよね。チームの前進を助けられる。そのことには満足しているんだ。でも結果が伴わないと。
(PSG)みんなそれに備えていると思う。その試合までには6日間あり、ぼくらはよく休んでよく準備する必要がある。ホームの観客がいるし、電撃的な雰囲気も必要。彼らがぼくらをプッシュしてくれるはず。
前回と同じものがほしい。彼らはマドリッドとのホーム試合でやばかった。あれをもう一度できれば、素晴らしい。