スタンフォード・ブリッジでの衝撃ゴールで、もはやアーセナルだけでなくワールドフットボールでも旬の存在となりつつあるガビ・マルティネリ。
Catch him if you can 🏃♂️
Anyone else still watching Gabi’s goal? 🤩 pic.twitter.com/K1P3toMJ4o
— Arsenal (@Arsenal) January 22, 2020
イングランドでのファースト・シーズンでもう二桁得点。しかも18才というのだからニュースヴァリュも上がろうというものだ。
今回は先日このブログでも少し触れたが、チェルシー戦後のブラジルメディアによるガビ・マルティネリのインタヴューを紹介したい。
4部リーグからいきなりヨーロッパのトップチームへ。そしてまさかの大活躍。これにはさすがのブラジル人もびっくり。外国で成功しつつある少年についてブラジルメディアも興味津々という感じで、なかなかおもしろいインタヴューとなっている。
ではHere we go。
ガブリエル・マルティネリのインタヴュー「ブラジルかイタリアかまだ決めてない」
(キミはコリンチャンスでプレイしていて、そしてイチュアーノに行き、いま世界中で知られる存在となった。こんなふうになってどんな気分?)
マルティネリ:6才になったとき、父さんがぼくをコリンチャンスに連れて行ってくれたんだ。それからはノンストップだね。ギヴアップなんて考えたこともない。ここに来たとき、起きたことのすべてを思い出し始めた。
コリンチャンスではバスでトレイニングに向かい、何をやるにも家族と一緒だった。結局ぼくはより価値あるものをもたらせるようになったし、起きたすべてのことに感謝もしてる。人生が教えてくれた。そういったすべてが、ぼくにもっと成功していくことをつづける強さをくれたんだ。
(キミはアーセナルにおいて20才以下で単シーズン10得点した初めての選手になった。現状をどう評価する?)※訳注:1998-99のニコラ・アネルカ以来。OptaJoeより
つい最近までイチュアーノにいて今だから、それについて考えるのは難しい。みんながぼくについて噂していることはグレイトだけど、もっとすごいことを成し遂げるために、集中してハードワークしないと。
(いま夢のなかを生きていると感じる?)
はい。これは夢だ。ぼくのだけじゃなく、家族全体の。ぼくのことをいつだって夢見てくれていた。いま生きているこの瞬間には感謝しかない。これからも、ここに来る前までやってきたのと同じようにつづけていかなきゃならないとわかってる。
ぼくの父さん・母さんとはよく話していて、地に足をつけてファイトしつづけられるよう、いつも信頼してくれる。
(ブラジリアンチームのシャツを着た未来を想像している?)
もちろん。でもぼくはまだ若い。ぼくのいまのメインフォーカスはアーセナルだ。もし呼ばれるなら、それはその結果だ。
(イタリアンチームのシャツを着るかも?)
ぼくにはブラジルかイタリーでプレイするオプションがある。まだ何も決めていないよ。いまはアーセナルで自分の仕事をするだけ。こういうのは、いまぼくがやっているすべてのいい取り組みの結果なんだ。
(イングリッシュプレスが、他クラブの勧誘を排除するためにアーセナルはキミのサラリーを3倍にすると報じていた。ほかのクラブからの誘いはある?)
それについては誰もぼくに話してくれないね。ぼくはアーセナルにとても集中しているし、ベストを尽くす。ゴールして勝利してアーセナルを助けたい。
(アーセナルのファンはキミの歌までつくった。彼らの愛情をどう受け止めている?)
ぼくがアーセナルに来てから、彼らがしてきてくれたすべてにとても感謝してる。彼らはいつもたくさんのメッセイジをくれて、試合のときは拍手もしてくれて…… CTのドア(※訳注:?)に来てくれて試合後に一緒に写真を取ったり…… とてもいい関係があるね。
ブラジルではイチュアーノでこういうのもあったけど、ここではまったく違う。
(アーセナルのディレクターであるエドゥ・ガスパールと連絡はしていた?)
ぼくらはたくさんのやりとりがあるよ。彼はとてもいい人だね。ぼくによく話しかけてくれるしアドヴァイスもくれる。いつもぼくが地に足をつけていられるようにしてくれる。
ぼくはこのシャツで自分のストーリーをつくるんだ。ファンがしてくれたすべてに報いたいし、ゴールとタイトルで喜びをもたらしたい。
(アーセナルに到着したときはどんなだった?)
初日に着いたときはとてもおもしろかったな。クラブで写真撮影をして、ランチに行って。とても大きなテーブルなんだ。みんながぼくに話しかけに来てくれて、ぼくはそれにどう答えればいいのすらわからなかった。
それから着替えてジムに行った。選手たちはみんなそこにいて、こう思ったんだ。「なんてこった、フットボールスターたちと一緒なんて夢みたいだぞ」。インスパイヤされることがいくつもあったよ。夢がかなった。
(ことばは習得した?)
チームメイツと話すためにまだ学んでいるところだね。彼らの多くはスパニッシュを話せるし、ぼくは少しのイングリッシュを習うことができる。でもインタヴューは難しいね。
クラブのなかで授業があるからそこで勉強してる。試合でトラヴェルがなければ、そこでいつもがんばってる。
これは間違いなく、一番難しいもののひとつだよ。だってぼくはここに来る前には英語を話したこともなかったのだから。
(習慣はどう? トレイニング、スケジュール、食べ物……)
やりながら慣れていくしかない。たとえば食べ物については、母さんがここにいてぼくの好きなものをつくってくれる。でもほかの家族や友人がいないのがすごく寂しい。
ぼくには3人の姉妹がいて、ふたりはもう結婚していて、もうひとりはまだ小さいんだ。彼女は8才で学校があるからここには来られないんだよね。毎日一緒にいたし勉強も見ていたから、彼女に会えないのが寂しいよ。でもいつだって電話で話しているけれどね。
以上。
私の拙いコメントに、ブログ内でレスを頂き大変に感激です。(怪我云々の件)
「夢を生きている」って翻訳的な表現と思いますが、素敵な言葉ですよね。アーセナルでそう感じてくれるヤングスターがまた(すぐにでも)現れますように。